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オニペディアの検索結果：お寅　…　転送先

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番号	文献名1	文献名2	文献名3	著者	発表年	詳細	本文内のヒット件数	プレビュー（最大 8 件まで表示）	番号
1	霊界物語第17巻如意宝珠辰の巻	第2篇千態万様	第7章枯尾花〔618〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...き便りを菊若や　心頑固な岩高や　　人の爺を寅若の　情容赦も夏彦や　　富彦、常彦諸共に...	1
2	霊界物語第44巻舎身活躍未の巻	第3篇珍聞万怪	第18章一本橋〔1187〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 10 件/お寅=10	...ら三人の奴、此婆はかう見えても浮木ケ原のお寅と云つて若い時には賭場を開張して居つた白......はや娘が命を捨てると覚悟した以上は、このお寅も足手纏ひがなくて力一ぱい活動が出来る。......くて力一ぱい活動が出来る。サア小童共このお寅が河へ投げ込ンで村の人の仇を打つてやらう......幕で睨めつけた。アク、タク、テクの三人はお寅婆の勢に辟易し、後ずさりして頭を掻いて居......と思うてまア見直して呉れ』『何と云つてもお寅婆が死物狂ひ、許すものかい。これや万公と......ア』　松彦は初めて口を開き、『もしもし、お寅さま、お菊さま、先づお静まりなさい、決し......。タク、テクの両人は辛うじて向ふへ渡る。お寅とお菊は両手を上げて、ウワイ　ウワイとぞ......善を助けるがなア』とほざいて居る。後からお寅は万公の首筋をグツと引き、お菊は足を浚へ...	2
3	霊界物語第44巻舎身活躍未の巻	第3篇珍聞万怪	第19章婆口露〔1188〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/お寅=4	...や話の糸口を解かむとしてゐる所へ、以前のお寅、お菊はスタスタとやつて来た。『モシモシ......此男には一つの秘密があるさうですなア』『お寅さま、殺生な、コレお菊、どうぞお前仲裁し......が一杯頂きたいと云ふので、私も浮木の村のお寅と云つて仇名を取つた女侠客だから人を助け......だぞ』と焼糞になつて怒鳴り立ててゐる。　お寅は言を次いで、『それから此万の恩知らず奴...	3
4	霊界物語第44巻舎身活躍未の巻	第3篇珍聞万怪	第20章脱線歌〔1189〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 7 件/お寅=7	...　松彦はお寅、お菊の後を見送つて、『万公が......お寅婆さまに巡り会ひ　　恨みの数々お菊さま哉......て　　婆さンとはまつた万公の破目』万公『お寅さま、お菊をつれて河の辺に　　万公来ると......』五三『恥をかき頭をかきてベソをかき　　お寅婆さまにかき毬られる。　アハヽヽヽ開いた......首と胴と別れる』万公『三年の先になつたらお寅さま　　冥途の旅に行つたあとだよ。　何事......もうボツボツと山に登ろか』万公『宜しかろお寅婆さまはさておいて　　お菊の奴が待つてゐ......ぬが五三公は　　一寸も気乗がせないぞや　お寅のよな皺苦茶の　　婆さまばかりがウヨウヨ...	4
5	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第1篇小北の特使	第1章松風〔1191〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 35 件/お寅=35	...あと振返り眺むれば　橋の袂で出会した　　お寅婆さまがスタスタと　矢を射る如く坂路を　......つ事とした。慌だしく走つて来たのは以前のお寅婆さまであつた。......お寅婆さまはハーハースースーと息を喘ませ乍ら......さまはハーハースースーと息を喘ませ乍ら、お寅『モシ一寸待つて下さい。お尋ね致したい事......思ひ、ここで一寸お待ち申して居りました』お寅『誠にお呼止め申して済みませぬ。実は蠑螈......ナイ教の教理を一通り聞いて貰ひたいから、お寅、お前御苦労だが、モ一度此方へ来て下さる......て居りますから、これで御免を蒙りませう』お寅『そんな事仰有らずに、何卒一足、御苦労で......立の様な感じが致しますが、違ひますかな』お寅『流石は貴方は偉いお方だ、実は私の霊はき...	5
6	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第1篇小北の特使	第2章神木〔1192〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 33 件/お寅=33	...　お寅婆アさまは松彦に向ひ河鹿川の川岸に枝振り......広げ川の上にヌツと突き出て居るのを指し、お寅『もし、末代日の王天の大神の生宮様、あの......めですな。随分鶴が巣籠りをするでせうな』お寅『ハイハイ、鶴どころか、あの松には日の大......あの松は私の御霊の変化ではあるまいかな』お寅『滅相な、変化どころか、あれが貴方の本守......がち責る訳にも行きますまい。エヘヽヽヽ』お寅『これこれブラリ彦、又口八釜しい。左兵衛......まだ。余り見損ひをして貰ひますまいかい』お寅『オホヽヽヽ何と頭の悪い男だな。左兵衛治......だ。あんまり安う買うて貰ひますまいかい』お寅『エーエ、何から何まで教育してやらねば訳......其言葉の起源を説明して貰ひたいものだな』お寅『エーエ、合点の悪い代物だ、ライオン川の...	6
7	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第1篇小北の特使	第3章大根蕪〔1193〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 6 件/お寅=6	...細い階段スタスタと　刻んで上る門の前　　お寅婆さまは立ち止まり　これこれ申し受付の　......らないと　　正宗さまの肉宮が　焦れ遊ばしお寅さまを　　もつて態々貴方をば　引き留めな......のをとて松彦『忙しき身をば顧みず　万公『お寅婆さまの後につき松彦『来りて見れば文助が......れば文助が　万公『置物然と坐り居る松彦『お寅婆さまは声をかけ　万公『教主の宮に逸早く......した　万公『いざいざさらばいざさらば』　お寅婆は両手を拡げて、『これこれもうし肉の宮......いぞ　日の出の神も駄目ぢやぞえ』魔我彦『お寅婆さまの云ふ通り　　これから奥へ踏み込ん...	7
8	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第1篇小北の特使	第4章霊の淫念〔1194〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 45 件/お寅=45	...すまし　　酒の機嫌でドラ声を　張上げ唸るお寅さま　　小皺のよつた手を出して　燗徳利を......のタンクの正宗は　　御機嫌斜ならずして　お寅よお前は偉い奴　　年はとつても姥桜　まだ......らば如何様な　ナイスも嬶も要るものか　　お寅のさした盃は　高姫さまの口元に　　どこと......コリヤ正宗大広木　　蠑螈別よバカにすな　お寅の腕には骨がある　　モウ此儘ですまさぬぞ......ツタ　ウンウンウン　苦しいわいの、コラヤお寅　　許してくれよと手を合はし　剛情我慢の......小さく数多く　変化したるぞ可笑しけれ　　お寅は尚も承知せず　コリヤコリヤ正宗大広木　......ひましませよ　涙と共に手を合せ　　願へばお寅はつけ上り　今日はどしても許しやせぬ　　......さよ　　魔我彦漸く口をあけ　コリヤコリヤお寅婆アさまよ　　正宗さまの肉宮を　なぜ其様...	8
9	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第2篇恵の松露	第5章肱鉄〔1195〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 10 件/お寅=10	...後も知らず喋り立て　つひ脱線の其挙句　　お寅の前でうつかりと　高姫恋しい恋しいと　　......いと　　云つた言葉を聞咎め　酒つぎ居たるお寅さまは　　烈火の如く憤り　胸倉とつて抑へ......に入りて座につけば　隣に聞ゆる呻り声　　お寅婆さまはひどい奴　高姫殿が恋しいと　　囈......ばかり並べ立て　夢中になつて呻り居る　　お寅は眥つり上げて　面を膨らす折柄に　　万公......　此方は耕し大神だ　　潮時狙つて囁けば　お寅は吃驚仰天し　　万公さまの肉宮は　矢張り......ば魔我彦立ち上り　　皆さま失礼致します　お寅婆さまやお菊さま　　末代様や皆様を　大切......れど実力は此松姫にあつた。それ故蠑螈別もお寅婆さまも一目を置いて内部では全部其頤使に......酒にでも酔ひ潰して片づけてやらうか」と、お寅婆アさまと私と三人の処でソツと相談をなさ...	9
10	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第2篇恵の松露	第6章唖忿〔1196〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 32 件/お寅=32	...れ上義姫の館へ往つた後には、松彦一行と、お寅婆アさま、お菊の八人が茶を汲み果物なぞを......が、ノソリノソリとやつて来て、文助『もしお寅さま、お広前の方から貴女に来て頂き度いと......さいな。私がそれ迄お相手して居ますから』お寅『又狂人の信者が、暴れ出したのだらう、あ......居るのだよ。それに違ひないわ。そして彼のお寅婆アさまと痴話喧嘩をやつたのだ。キツトそ......やなア』　蠑螈別は次の間に酒に酔ひ潰れ、お寅に擲られた頭の痛さをこらへ乍ら、高姫の話......あて、一言も漏らさじと聞いて居た。そこへお寅婆アさまがスタスタと帰つて来て、......お寅『皆さま、えらう待たせましたなア』文助『......さま、えらう待たせましたなア』文助『これお寅さま、お前さま怒つてはいけませぬよ。此方...	10
11	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第2篇恵の松露	第7章相生の松〔1197〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/お寅=9	...たりけり　浮木の村に名も高き　　白浪女のお寅さま　どうした機みか何時となく　　小北の......　飛出し来り高姫の　　色香を慕ひ口走り　お寅の心を痛めたる　　其醜態は幾度か　数へ尽......　　其醜態は幾度か　数へ尽せぬ計り也　　お寅は無念を抑へつつ　勘忍袋をキツと締め　　......金切声は屋外に　　聞え来るぞ是非なけれ　お寅婆さまが此山に　　来つて御用を始めてゆ　......の司となりすまし　　思ひも寄らぬ此山に　お寅婆さまに導かれ　　登り来りし其姿　居間の......てぞなりければ　神勅なりと言ひくろめ　　お寅婆さまを招きよせ　今来た人はユラリ彦　　......イの　　神の教の目的を　立たさにやならぬお寅さま　　これの使命を果しなば　お前はこれ......山の　　最大一の殊勲者と　おだてあぐればお寅さま　　俄に元気を放り出して　十曜の紋の...	11
12	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第2篇恵の松露	第8章小蝶〔1198〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 6 件/お寅=6	...泣いたがよからうぞ　　之から俺は蠑螈別　お寅婆さまの前に出て　　一伍一什を物語り　二......夫婦ぢやと　　云つた処で何悪い　蠑螈別もお寅さまも　　とつくに承知の上ぢやないか　何......如何云ふ機でお前は会うたのだ』松姫『あのお寅さまが連れて来たのですよ。同じ侠客同志で......名を遠近に轟かすのが人生第一の望ですわ。お寅婆アさまを見なさい。侠客だつたお蔭で蠑螈......やありませぬか』松姫『これお千代、お前はお寅婆アさまの様になりたいのかい』千代『あた......さまの様になりたいのかい』千代『あたい、お寅婆アさまの様な中途半の女侠客は嫌ひよ。波...	12
13	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第2篇恵の松露	第9章賞詞〔1199〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...らは吾々は　　蠑螈別の神柱　魔我彦さまやお寅さま　　其外百の司等に　天地の道理を説き...	13
14	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第3篇裏名異審判	第10章棚卸志〔1200〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 13 件/お寅=13	...これおこれと教唆する　此仲裁は中々に　　お寅婆アさまの侠客も　一寸容易に治まらぬ　　......へおく　私は之から降壇し　　次のお先生はお寅さま　尊き話をトツクリと　　聞いてドツサ......内事の司と選まれし　艮婆サンの御登壇　　お寅は悠々壇上に　つつ立ち眼下の群集を　　隅......と一口呑みほして　今度はエヘンと咳払　　お寅は口をあけて云ふ　皆さま能うこそ御参詣　......おかれた説教日　欠席するのも如何なり　　お寅よお前は御苦労だが　私に代つて一席の　　......すよ　　ウラナイ教の神様に　お参りなさるお寅さま　　いと親切に私を　これの聖場に導い......づらだ　蠑螈別は云ふも更　　魔我彦さまやお寅さま　口の先ではエラ相に　　立派なことを......面持で、ガヤガヤとぞよめき渡り、蠑螈別、お寅婆アさま、魔我彦、お千代などの人物比較論...	14
15	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第3篇裏名異審判	第11章仲裁〔1201〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 36 件/お寅=36	...　教主の間には蠑螈別、魔我彦、お寅、熊公の四人は胡坐をかき、無礼講の体でグ......リグビリと酒汲み交はして居る。無性矢鱈にお寅は熊公にきつい酒をすすめる。下地は好きな......に、よい茶は茶屋に　　若いナイスは此館　お寅婆さまぢや一寸古い　　それでも蠑螈別さま......神の教は其方除けにして肝腎の教祖さまからお寅婆アさまと意茶つき喧嘩をしたり、抓つたり......り叩いたりするのだからな、呆れたものだ』お寅『これ熊さま、お前は悪酒だから本当に困つ......天上、日出神様の御入来だ。エーン、こりやお寅、貴様も大分に老耄たねえ、浮木の森の女侠......ヤフニヤになつて了つたぢやないか。こりやお寅、昔の事をまだ忘れては居めえな。エーン、......行くだらう。此熊公が信者の中へ紛れ込み、お寅の行衛をつきとめむと腕に撚をかけ待つて居...	15
16	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第3篇裏名異審判	第12章喜苔歌〔1202〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 12 件/お寅=12	...べ終り　意気揚々と下りゆく　　後へ登つたお寅さま　懸河の弁舌滔々と　　矢玉の如くまく......一応詳しく述べ終り　蠑螈別や魔我彦や　　お寅の行状悪くとも　決して神の大道を　　捨て......つ　其声高く教祖殿　　蠑螈別の耳に入り　お寅も驚きかけ来り　　猛り狂へる荒男　ためつ......そろそろと　白浪言葉の巻舌で　　これこれお寅此方を　どなたと思うて居やがるか　　音に......して　　羽振りを利かして居やがつた　白浪お寅であらうがな　　余り馬鹿に致しよると　貴......　蠑螈別は仰天し　慄ひ戦き居たりける　　お寅は柳眉を逆立てて　こりやこりや熊さま何を......か　さもなくば　　俺の女房になるがよい　お寅返答は如何にぞと　　喚く折しも万公や　五......五三公は澄まし顔　　白浪言葉を並べ立て　お寅婆さまの隠しもつ　　小判千両取り出して　...	16
17	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第3篇裏名異審判	第13章五三の月〔1203〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/お寅=4	...　お寅はお菊の後について皺枯声を張り上げながら......やつて来て　四つ足同様な行ひを　　致してお寅を苦しめた　虎狼や熊のやつ　　三つ巴にな......後にぬつけりと　平気な顔で居られよか　　お寅の腕には骨がある　これから熊公の後追うて......道　　根底の国へ落ち行かむ　魔我彦さまやお寅さま　　貴方も確りするがよい　名もなき神...	17
18	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第4篇虎風獣雨	第14章三昧経〔1204〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 5 件/お寅=5	...　蠑螈別はお寅婆アさまに抓められ、鼻をねぢられ気絶した......ない悋気喧嘩をケロリと忘れて、奥の一間でお寅婆アの酌で再び般若湯に舌鼓を打始めた。......お寅は神より大切に思うて居つた千両の小判を悪......々々に脱出して、小北山の蠑螈別、魔我彦、お寅婆さまの肉体に全部宿替をして了つたのであ......ぞよ。艮婆アに間違ないぞよ、蠑螈別の女房お寅が気をつけるぞよ、アハヽヽヽ』（大正一一...	18
19	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第4篇虎風獣雨	第15章曲角狸止〔1205〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 30 件/お寅=30	...モシ先生、小北山の神の因縁に付いては最前お寅婆アさまの前でお歌ひになりましたが、如何......ンと燗徳利や盃のかち合ふ音が聞えてゐる。お寅は五人の立話を一伍一什聞いて了つた。　......お寅は蠑螈別に酒の用意をなし、何くはぬ顔で、......は蠑螈別に酒の用意をなし、何くはぬ顔で、お寅『サア蠑螈別さま、ドツサリおあがりなさい......様にして下さい、あたえ心配でならないワ』お寅『私がお給仕をしてゐると又あんなランチキ......れなくても、私の鼻が独りでねぢ曲るのよ』お寅『エヽ口の悪い娘だな、そんな失礼なことを......は高姫さまかお母アさまだよ、オホヽヽヽ』お寅『コレコレ何を言ふのだ。併し乍らお前の云......も持合せがないのよ。ホツホヽヽヽ』蠑螈『お寅さまは腋臭の代りにトベラだから、マアそれ...	19
20	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第4篇虎風獣雨	第16章雨露月〔1206〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 7 件/お寅=7	...国の　　園に遊べるよい機嫌　潮時見すましお寅さま　　大広前に現はれて　夕の御礼を申さ......　終つて互に高姫や　　黒姫司を初めとし　お寅婆さまの身の上や　　蠑螈別のローマンス　......クキクと　　聞えて来さうなものぢやなあ　お寅の港に寄り来たる　　老朽船や新造船　何の......天から下るとも　鼬が最後屁放るとても　　お寅婆さまが万公を　耕し大神の生宮ぢや　　娘......とよりウラナイの　神は信用せぬけれど　　お寅婆さまの言ひ草が　万公さまの気に入つた　......ひて　悪魔の征途に上らうか　　我慢の強いお寅さまも　可愛い娘が三五の　　道に信仰した......御霊幸倍ましまして　　蠑螈別や魔我彦や　お寅婆さまが目を醒まし　　誠一つの三五の　道...	20
21	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第4篇虎風獣雨	第17章万公月〔1207〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/お寅=3	...つたら万公さまぢやないか。それが違ふならお寅さまに聞いて見ろよ』お菊『ホヽヽヽヽ......お寅さまに聞いたつて何が分るものか。みんな此......だ。実の所は俺も、それや知つてるのだ。只お寅さまの前で、一寸テンゴに神懸の真似をして...	21
22	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第4篇虎風獣雨	第18章玉則姫〔1208〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 30 件/お寅=30	...他愛もなく徳利と共に横たはつて仕舞つた。お寅はソツと上から夜具を着せ足音を忍ばせなが......四畳半の間に角火鉢を置いて坐り込み独言、お寅『ほんとに蠑螈別さまも困つた男だなア、是......高くやつて来たのは魔我彦であつた。魔我『お寅さま、まだ起きてゐらつしやるの』......お寅『寝ようと思つたつて寝られないぢやないか......悲観したものぢやありませぬわ、それよりもお寅さま、いつも貴女が、上義姫と義理天上と夫......せぬか、貴女の御託宣でも時々違ひますな』お寅『どうせ、一つや二つや違つたて仕様が無い......るのに理屈を云つてお呉れでないよ』魔我『お寅さま、一つや二つ違つたて何ぢやと仰有いま......変な苦痛ですよ、否殆ど破滅も同様ですよ』お寅『仕方がないぢやないか、神様は「其時の都...	22
23	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第4篇虎風獣雨	第19章吹雪〔1209〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 29 件/お寅=29	...し　　居間に魔我彦残しつつ　粋に気の利くお寅さま　　炊事場さして進み入り　お民の居間......民は切りに経典を　繙き初め居たりける　　お寅は外から声をかけ　これこれ申しお民さま　......を　　二つに畳んで傍におき　貴女は内事のお寅さま　　この真夜中に何として　態々訪ねて......て来なさつた　　合点がゆかぬと怪しめば　お寅は眼をむき出し　　花の盛りのお民さま　お......胸打たれ　　暫し言葉もなかりける。お民『お寅さま、貴女は今私が蠑螈別さまに○○して居......なれと仰有いましたが、それや本気ですか』お寅『本気でなくてこの眠たいのに、誰が態々来......すれば否とか、応とか御返事致しますから』お寅『さてもさても歯切れのせぬお方ぢやな、な......家になつては困りますからな。ホヽヽヽヽ』お寅『随分悪思想に染つたものだねえ。それだか...	23
24	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第4篇虎風獣雨	第20章蛙行列〔1210〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 38 件/お寅=38	...いか。大変とは何事だ。グヅグヅしてゐるとお寅に見つかつたら、俺もお前も大変だから、早......『大変と申すのは外でもありませぬ、最前もお寅さまが私の居間へ出て来て、是非共魔我彦の......森まで行つて待つとつてくれ。俺はこれからお寅の松姫館へ行つた留守を幸ひ、......お寅の隠しとつた金の所在も略分つたから九千両......出来て居るとは神ならぬ身の知る由もなく、お寅は頻に蠑螈別、お民の密約成立の妨害運動に......松姫と膝を交へてヒソヒソ話に耽つてゐる。お寅『コレお菊、モウお休みと云ふのに、夜更ま......上り遊ばすから、月見でもした方が好いわ』お寅『馬鹿な事お言ひでないよ。外は凩が吹いて......こんなよい機会は滅多に有りはしませぬわ』お寅『コマシヤクレた子だな。早く休ましてお貰...	24
25	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第1篇仕組の縺糸	第1章榛並樹〔1211〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 32 件/お寅=32	...場を建並べ　　蠑螈別を教主とし　魔我彦、お寅に文助や　　其外百の幹部たち　神の御為世......第々々に逃げ去りて　蠑螈別や魔我彦や　　お寅婆さまを飾りたる　金箔忽ち剥脱し　　思ひ......るお民をば　此上なきナイスと思ひつめ　　お寅婆さまの目を忍び　互に秋波の交換を　　開......然ここに現はれて　身の置所なきままに　　お寅の隙を窺ひて　命より大事と貯へし　　金を......に紛れて随徳寺　あと白浪と消えてゆく　　お寅婆さまは腹を立て　髪ふり乱し阿修羅王が　......片方の木の幹に　綱をしばりて追ひ来る　　お寅婆さまの足さらへ　こかして泡を吹かせむと......したるぞ是非なけれ　後に残りし松彦は　　お寅婆さまや蠑螈別　逃げ行く後を打眺め　　五......ぎまつる。　五三公の一行はお民、蠑螈別、お寅、魔我彦の遁走した後を追つかけ、漸く一本...	25
26	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第1篇仕組の縺糸	第2章慰労会〔1212〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 16 件/お寅=16	...　松彦、松姫はお寅婆アさま、魔我彦、蠑螈別などの早く帰り来......、先づ発見祝にお神酒でもあがつて下さい』お寅『どうぞ蠑螈別が貴方の鎮魂で、今夜の中に......の障壁を取つてくだらぬことを喋り始めた。お寅も魔我彦も迷信家の事とて、ユラリ彦、上義......の口述者だつて筆記者だつて苦しいものだ。お寅婆アさまの後を追つかけ、息切れするやうな......お日様を拝むことにしようぢやないか。なアお寅さま、魔我さま、一つやりませうか、どうぞ......やりませうか、どうぞ一杯注いで下さいな』お寅『婆アでお気に入りますまいが、御免を蒙り......火にならないものと見えるな、エヽン、現にお寅婆アさまだつてさうぢやないか、俺やどうも......、ハアそこから起つたのだな。さう聞けば、お寅婆アさまの鈴野姫様が御活躍遊ばしたのも、...	26
27	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第1篇仕組の縺糸	第3章噛言〔1213〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/お寅=9	...太鼓が七五三に聞えて来た。五三公、万公、お寅、魔我彦其他アク、タク、テクは数十人の信......、魔我彦先づ天津祝詞を奏上した。つづいてお寅は又もや神言を奏上した。　小北の山に神言......られ、血を吐く思ひの、吾身の果、剰へ、此お寅姫を置去りにして、剰へ元のお民を連立ち、......ひてむ、かく牛馬泣いては、ウツソリした、お寅の身にも、心にも、恋と云ふ恋はあらまし、......あゝ叶はぬから、目玉飛び出しましませよ』お寅『さあ、皆さま、御苦労で厶りました。これ......俺の前につん出して下さらなくちや、もう此お寅もお給仕致しませぬぞや。お給仕どころか、......よいか、ここは一つ思案のし所ぢやぞや。此お寅に対しても素知らぬ顔をして居られる義理ぢ......すすつて太祝詞　　唱へ居るこそ殊勝なれ　お寅婆さまは中啓を　　右手にキチンと握りしめ...	27
28	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第1篇仕組の縺糸	第4章沸騰〔1214〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/お寅=9	...乱痴気騒ぎの最中に慌しくやつて来たのは、お寅にお菊、お千代の三人であつた。　......お寅はこの有様を見て、一寸ばかり吃驚したが遉......でも蠑螈別さまは　　正直一途の人だから　お寅は決して厭やせぬ　　神さまだとて其通り　......のお宮を逸早く　ここへ帰して貰はねば　　お寅の胸がをさまらぬ　これこれ魔我彦、義理天......詫をした上で　　神の御為め人の為め　殊更お寅の身のために　　一心不乱に祈つとくれ　義......立つばかりか気が揉める　あゝ惟神々々　　お寅が神の御前に　赤心こめて頼みます』と一生......、をかしい目や、面白い目に遇はされ、今又お寅さまの婆勇を拝見して、実に爽快の念に打た......だけあつて元気旺盛なものぢやな、いやもうお寅さまの精力家には舌を巻きましたよ。唖然が...	28
29	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第1篇仕組の縺糸	第5章菊の薫〔1215〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/お寅=4	...所へ出張し　唯一無二なる聖場と　　讃へてお寅の鈴野姫　人には云はぬ隠し妻　　夫婦の水......石造いろいろの　沢山な宮が立つてゐる　　お寅婆さまに随ひて　大門神社の受付を　　たづ......を立てながら　夜叉の如くに追つかける　　お寅婆さまを眺むれば　牛にもあらず虎ならず　......神にしたがへ百の人々。　蠑螈別、魔我彦、お寅婆アさまの　　迷ふ心を照らす今日かな。　...	29
30	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第1篇仕組の縺糸	第6章千代心〔1216〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/お寅=4	...で暮すだけ　物質的の財産が　　あつた所へお寅さま　朝も早うから飛んで来て　　ウラナイ......よい故だ　　コリヤ斯うしては居られぬと　お寅婆さまのお言葉を　　一も二もなく承諾し　......に違ひない　思へば思へば恥しや　　騙したお寅さまは憎けれど　これもヤツパリ昔から　　......　御用をつとめて参りました　タク、テク、お寅さまの言ふ事を　　真とすれば吾夫婦　話に...	30
31	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第1篇仕組の縺糸	第7章妻難〔1217〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/お寅=4	...の肉宮と　　鈴野の姫をかね給ふ　内事司のお寅さま　　吾家に現はれ来りまし　ウラナイ教......もないやうな　苦しい思ひを致しました　　お寅さまが吾家へ来るや否　不思議な事が出来た......る上は夫婦とも　　疑ふ余地もあらざれば　お寅婆さまの云ふままに　　屋財家財を抛つて　......す、こんな事が違うてなりますものか。私はお寅婆アさまにタク、テク、お菊さまの云ふ事が...	31
32	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第2篇狐運怪会	第8章黒狐〔1218〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 23 件/お寅=23	...　お寅は昼過になつても蠑螈別が帰つて来ないので......神の神力を疑ひ出し、松姫館に駆け込んだ。お寅『ご免なさいませ、お邪魔にはなりませぬか......な。ソリヤ無理も厶いませぬワ』松姫『あゝお寅さま、よう来て下さいました、何か急用でも......うなつたのでせうかな』松彦『さうだなア、お寅さまの改心次第だ。二つ目にはつねられたり......しられちや、誰だつてコリコリするからな』お寅『コレ、贋の末代様、お前さまは私に何と仰......居られませぬぞや』松姫『ホヽヽヽヽ、あのお寅さまの六かしいお顔わいの。私は松姫だと云......ちやしたら何うです』松彦『ウツフヽヽヽ』お寅『コレ、末代さま、何が可笑しい、私がこれ......喜びなさい。正しき信仰上の目から見れば、お寅さま、あなたは随分よい御かげを頂きました...	32
33	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第2篇狐運怪会	第9章文明〔1219〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 5 件/お寅=5	...がら　奥の一間へ進み入り『これこれもうしお寅さま　　目出度い事が出来ました　蠑螈別の......とて　　口が塞がる筈がない　蠑螈別さま、お寅さま　　あまり私をじらさずに　早くお話し......下さんせ　　気がせきます』と呼ばはれば　お寅は呆れて倒れたる　　身体ムツと引き起し　......　　これからお暇申します　これこれもうしお寅さま　　娘御寮のお菊さま　これから御免蒙......ひませう　何れもサラバ』と立上る　　此時お寅は声をかけ　『文助さまよ今私が　　結構な...	33
34	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第2篇狐運怪会	第10章唖狐外れ〔1220〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 7 件/お寅=7	...がしに大勢の　　中をドシドシ行きませう　お寅婆さまもさぞやさぞ　　お前と私の肝玉に　......り　サアサアこれから奥へ行て　　内事司のお寅さまに　羨りがらしてやりませう　　これこ......彦後につき　　トツトとお入りなされませ　お寅婆さまが嘸や嘸　　驚き喜ぶ事でせう　私は......　あゝ惟神々々　　御霊幸はひましませよ』お寅は何だか妙な声がするなと思ひ門口をガラリ......し「アーアー」と何か分らぬ事を喋つてる。お寅『これ魔我彦さま、何だい、みつともない、......ヽヽ』と足拍子をとり同じ処を踏んでゐる。お寅婆アさまはポーンと魔我彦の顎を叩いた。そ......ア、お民と夫婦になつたのが羨りいのだな』お寅『これ魔我さま、お民も何も居やせぬぢやな...	34
35	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第2篇狐運怪会	第11章変化神〔1221〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...で念が入らなくては恋愛の趣味がない、併しお寅さまが承知せなかつたらどうする心算だ』『...	35
36	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第2篇狐運怪会	第12章怪段〔1222〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/お寅=2	...一本橋の袂にて　　恋しきお菊に廻り会ひ　お寅婆さまにいろいろと　　苦い意見を聞かされ......落を　　してる覚悟で同じとこゆく』五三『お寅さま魔我彦さまをたばかりし　　醜の狐の仕...	36
37	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第2篇狐運怪会	第13章通夜話〔1223〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/お寅=4	...神の神罰めぐりきて　　蠑螈別は酒に酔ひ　お寅と喧嘩をおつ始め　　土崩瓦解の運命を　自......のお民と諸共に　此場を遠く逃げ去りぬ　　お寅は後に地団駄を　ふんで無情を怒りつつ　　......ンとうなり居る　　そこへ又もや魔我彦が　お寅の後を追ひかけて　　力限りにかけ来り　......お寅の体につまづいて　　ウンとばかりに転倒し...	37
38	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第3篇神明照赫	第14章打合せ〔1224〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 5 件/お寅=5	...うものなら、又狐につままれて駄目ですよ。お寅さまに魔我彦、万公の欺され三幅対です。が......りかへをする事に致しませう、それに就てはお寅さま、魔我彦さまの承諾をうけておく必要は......それが第一です。テクさま、すまないが一つお寅さまと魔我彦さまを此処へ来て頂くやうに頼......悪魔の栄ゆ術なし』松姫『蠑螈別、魔我彦、お寅婆さまの　　心は猫の眼なりけり。　夜も昼......　　恋にこがれしお民とられて』　これよりお寅、魔我彦、お菊、文助などを加へ、松姫館の...	38
39	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第3篇神明照赫	第15章黎明〔1225〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/お寅=9	...瓶の蓋が湯気に煽られて鳴る声が、何となくお寅婆アさまの胸に響いて、浮木の村の侠客時代......な目に会つたのだろ。世の中に不幸な人は此お寅ばかりではあるまい。さりながら又妾の様な......と、何処ともなく燦然たる光明が輝き来り、お寅の全身を押し包むやうな気分がした。......お寅は何時とはなしに夢路を辿つてゐた。ヂツと......るやうな、えも言はれぬ気持になつて来た。お寅はフと目をさまして独言、『あゝ仁慈深き五......如の日月輝き渡り、幾十万の星は燦然としてお寅の身を包むが如き高尚な優美な清浄な崇大な......優美な清浄な崇大な気分に活かされて来た。お寅は俄に法悦の涙にむせ返り、褥をけつて起上......き司となさしめよ　　今まで暗に迷ひたる　お寅が御前に慎みて　　懺悔し感謝し畏みて　恩...	39
40	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第3篇神明照赫	第16章想曖〔1226〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 12 件/お寅=12	...　お寅婆さまは小北山開設以来の打つて変つた活々......はれぬ淋しい容貌を曝け出して入つて来た。お寅『魔我彦さま、一寸鏡を見て御覧、お前の顔......をおく所もない様な思ひが致します。それにお寅さま、貴女は今日に限つて、大変水々しい愉......ませぬか』『何処迄も私は信じられませぬ。お寅さま、よく考へてごらん、素盞嗚尊を信ずる......う。チツと胸に手を当てて御考へなさい』『お寅さま、貴女はさう生々として元気さうに言つ......ら此通り若やいで活々としてゐるのだよ』『お寅さま、世の中に阿呆と気違位幸福な者はあり......に見直し聞直し、省みたら何うだい』『あゝお寅さまは、たうとう地獄の底へ落ちて了つたの......人民も救うてやらねばならないが、肝腎要のお寅さまから救ひ助けておかねば、到底万民を助...	40
41	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第3篇神明照赫	第17章惟神の道〔1227〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/お寅=4	...　お寅婆アさまと魔我彦は互に顔を見合せ、友の一......情欲に捉はれ、且黄金に眼をくらましてゐたお寅婆アさまは、神の仁慈に照されて、恰も無碍......恰も峠の上に降つた雨であつた。如何してもお寅婆アさまの雨は旭に向つて流れねばならなく......と悟らざるとの区別がついて来るのである。お寅婆アさまは恵の雨は天より降るものだといふ...	41
42	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第3篇神明照赫	第18章エンゼル〔1228〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 18 件/お寅=18	...　お寅、魔我彦両人が、犬と猫とが互に隙を窺ひ、......中に飛上り、キチンと二人の前に端坐した。お寅も魔我彦も、威厳備はり何となく優美なる乙......とす、謹聴あれよ』とおごそかに宣示した。お寅は意外の感に打たれ、実否如何と、神勅の裁......を待つてゐる。魔我彦は心の中にて……それお寅さま、御覧なさい、ヤツパリ私の信仰するユ......様、よくマア御降臨下さいました。実の所はお寅さまと、神様の御事や信仰上の点に就て衝突......小北山にお祀りしてある神様は有名無実だとお寅さまが申しますが、実際は如何で厶いませう......明しておくぞよ』　魔我彦は狂喜しながら、お寅の方を打見やり、したり顔にて、『コレ......お寅さま、如何でげす、ヤツパリ私の考へは違ひ...	42
43	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第4篇謎の黄板	第19章怪しの森〔1229〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 5 件/お寅=5	...はれ苦しむ枉人も　　漸く眠りの夢覚めて　お寅婆さまを始めとし　　魔我彦、文助其他の　......　館を後に宣伝歌　　歌ひ歌ひて進み行く　お寅婆さまは松彦の　　後に従ひ吾は今　誠の神......お民『何も太くも細くも、ありやせないよ。お寅さまと喧嘩して此処まで来たのだ』コー『何......さまの眷属と云つて居やがるのだ。さうしてお寅婆さまと云ふ、酢でも菎弱でも行かぬ悪垂婆......弱でも行かぬ悪垂婆が居るさうだから、そのお寅婆に苛められて逃げて来よつたに相違ない。...	43
44	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第4篇謎の黄板	第20章金の力〔1230〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...太い方が得だからな』蠑螈『実の処は、俺もお寅婆さまが貯へて居つたのを泥棒して来たのだ...	44
45	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第4篇謎の黄板	第21章民の虎声〔1231〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...て　　漸く此処に来て見れば　思ひもよらぬお寅さま　　お菊にまでも廻り会ひ　切るに切ら...	45
46	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第4篇謎の黄板	第22章五三嵐〔1232〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 5 件/お寅=5	...見れば　　ウラナイ教に魂を　曇らせなやむお寅さま　　お菊親子に廻り会ひ　松彦司と諸共......ク、タク、テクの三人連れ　　ウラナイ教のお寅さま　神の光に照らされて　　愛と信とを完......　あゝ惟神々々　　御霊幸倍ましませよ』　お寅は道々歌ひ始めた。『浮木の村に名も高き　......ラナイの　教の射場が開けしと　　聞くよりお寅は雀躍りし　善の仮面を被りつつ　　篤き信......　失恋話や万公が　夜食に外れた不足顔　　お寅婆さまの荒びをば　面白をかしく拝見し　　...	46
47	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第4篇謎の黄板	第23章黄金華〔1233〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 26 件/お寅=26	...　お寅は途中に立止まり、一行を顧みて、『モシ皆......うとも、別に怖れる必要はないぢやないか』お寅『イエ滅相もない、バラモンは三五教の神館......伴は困るのだ。併し仕方がない。オイ一同、お寅さまの提案に賛成して暫くコンパスの休養を......』と路傍の草の上に蓑を布いて腰を下した。お寅婆アさまの坐つた前に湯津爪櫛が一本落ちて......まの坐つた前に湯津爪櫛が一本落ちて居る。お寅は手早く拾ひ上げ、よくよく見れば見覚えの......見れば見覚えのある自分の櫛である。これはお寅が侠客時代に金にあかして拵へた鼈甲の櫛で......代に金にあかして拵へた鼈甲の櫛であつた。お寅はつくづくと打眺め、『ハヽアー、此櫛は永......ひない』といふ結論を立てた。されど只今のお寅は最早昨日のお寅でない。執着心も悋気も綺...	47
48	霊界物語第47巻舎身活躍戌の巻	第1篇浮木の盲亀	第6章美人草〔1239〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...るのだ。常世姫だつてウラナイ教の今通つたお寅婆アさまだつて、俺達より見れば偉いものぢ...	48
49	霊界物語第47巻舎身活躍戌の巻	第2篇中有見聞	第7章酔の八衢〔1240〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 7 件/お寅=7	...ひ酔うて、社会的勤めを致さないによつて、お寅といふ女房に逃げられた事があらうがな』『......ぬ』『それから浮木の村で其方の女房だつたお寅が侠客をして居つた時、幾度も酒に酔うてグ......其方は小北山のウラナイ教の本山に行つて、お寅と蠑螈別を脅迫し、一千両の金をフンだくり......ヽついグヅつてやる気になりました。どうせお寅婆アの事だから、一文生中も出す気遣はひな......て、賄賂を提供するとは以ての外だ。其方がお寅から奪ひとつた一千両の罪は実に重いけれど......とつた一千両の罪は実に重いけれど、其為にお寅婆アと魔我彦とに改心の動機を与へた功徳に......太は煙となつて消えて了つた。権太の熊公はお寅から奪ひ取つた金で酒を呑み歩き、衣笠村の...	49
50	霊界物語第48巻舎身活躍亥の巻	第1篇変現乱痴	第3章観音経〔1257〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...あの金だつて俺が働いて造つた金ぢやなし、お寅婆が信者をチヨロまかして貯めた金を何々し...	50
51	霊界物語第48巻舎身活躍亥の巻	第2篇幽冥摸索	第8章亡者苦雑〔1262〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 24 件/お寅=24	...成程、イヤ感心だ、其心が所謂無垢だ、随分お寅婆アさまに気を揉ましたり、魔我彦に恋の焔......が余程理想的だと思つて心をよせたのです。お寅さまが怒るのはチツト無理解でせう、......お寅さまは六十の尻を作つて、元より愛のない虚......て、私を大変にお憎み遊ばすのですが、私はお寅さまの方が無理だと思ひますワ、どうでせう......とエキスの両人であつた。遥向ふの方から、お寅婆アさまが白髪を振り乱し、『オーイ　オー......へスタスタやつて来たのは、小北山に居つたお寅婆アさまである。之は......お寅婆アさまの副守護神が本人の改心によつて遁......まの副守護神が本人の改心によつて遁走し、お寅の容貌を其儘備へて此処へ迷うて来たのであ...	51
52	霊界物語第48巻舎身活躍亥の巻	第4篇福音輝陣	第15章金玉の辻〔1269〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/お寅=3	...ふものぢやない。お民の事を聞くと、すぐにお寅婆を聯想する。あんな鬼婆が又もや、やつて......何うしよつた。早く此場へ出さぬか、……ヤお寅が来よつたな、痛いわい痛いわい……睾丸を......して捻ぢた。『イヽヽヽ痛い痛い、又してもお寅の奴、俺の鼻を摘みやがつて……許せ許せ』...	52
53	霊界物語第48巻舎身活躍亥の巻	第4篇福音輝陣	第16章途上の変〔1270〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/お寅=3	...三公さまを初めとし　　万代祝ふ万公さま　お寅婆さまの女武者　　アク、タク、テクと諸共......、テクも亦矢張り　　バラモン教の残党よ　お寅婆さまはウラナイの　　教の道で覇を利かし......は知らねども　　一寸苦言を呈します　序にお寅婆アさまよ　　お前も確りなさいませ　蠑螈...	53
54	霊界物語第48巻舎身活躍亥の巻	第4篇福音輝陣	第17章甦生〔1271〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/お寅=2	...多の人々に介抱されて居た。さうしてお民はお寅に救はれて居た。ランチ将軍、片彦は枕許を......枕許には蠑螈別、エキス、アーク、タール、お寅婆アさまの面々が親切に介抱をして居た。是...	54
55	霊界物語第48巻舎身活躍亥の巻	第4篇福音輝陣	第18章冥歌〔1272〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 10 件/お寅=10	...、アーク、タール、エキス、蠑螈別、お民、お寅、竜公、万公、松彦、アク、タク、テク、ガ......ラリの彦の神殿に　　進みて蠑螈別さまや　お寅婆さまに出会し　　妻と娘に巡り会ひ　漸く......　あゝ惟神々々　　御霊幸はへましませよ』お寅『小北の山に現はれし　　其名も高きウラナ......娘を唆し　　臍繰金をまき上げて　おまけにお寅の頭まで　　叩いて逃げる強の者　憎き奴と......　天地を造り給ひたる　　皇大神よ大神よ　お寅が微衷を愍みて　　此大業を詳細に　遂げさ......アこんな男とは　　私は夢にも知らなんだ　お寅婆さまはさぞやさぞ　　これ程沢山曲鬼の　......気味の悪い、首筋がゾクゾクし出した。コレお寅さま、一杯ついでくれ、そしてお民さまを暫......私ぢやもの　　お前の首を抜かにや離れぬ』お寅『万公さま、コレお民さま、お互に　　心得...	55
56	霊界物語第48巻舎身活躍亥の巻	第4篇福音輝陣	第20章心の鬼〔1274〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/お寅=3	...と致しはせぬでもないワイ』　かかる所へ、お寅は小便に出で、人声がするので不思議と思ひ......軍と二人の夜警が幽霊の出た話をして居る。お寅はこれを聞くより気丈な女とて、夜警を促し......蟷螂のやうな手つきで互交に苦しめて居る。お寅は傍に走り寄り、泰然自若として天津祝詞を...	56
57	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第3篇暁山の妖雲	第10章添書〔1284〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 60 件/お寅=60	...し乍らクルスの森迄進んで行つた。さうしてお寅に向ひ、治国『......お寅さま、お前さまはウラナイ教の熱心な肝煎で......つて行くよりも余程便宜かも知れませぬよ』お寅『はい、有難う厶ります。私の様な婆でも宣......なされ。それが何よりの後生の為めですよ』お寅『私の様な悪たれ婆でも改心さへすれば貴方......牛耳を執つて居た、もとは浮木の村の女侠客お寅と云ふ婦人で厶ります。治国別が出征の途中......のウラナイ教の本山に参り蠑螈別、魔我彦及お寅を漸くにして御神徳のもとに帰順せしめたる......者で厶ります。就いては此手紙の持参人即ちお寅さまを宜しく願ひます。稍迷信深く脱線の気......らうかと存じます。左様ならば』と書き記しお寅に渡した。お寅は得意の色を満面に泛べ肩を...	57
58	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第3篇暁山の妖雲	第11章水呑同志〔1285〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 16 件/お寅=16	...り、ランチ、片彦、ガリヤ、ケース、万公、お寅、蠑螈別、お民、竜公、松彦などと、一百日......三五教の教理の大体を吹き込み、漸くにしてお寅を、先づ第一着に宣伝使の候補者となし、添......なし、添書を認めてイソの館に向はしめた。お寅は前述の如く、小北山に立ち寄り、魔我彦を......　尊き神の御教を　授け給ひし嬉しさよ　　お寅は茲に撰まれて　三五教の宣伝使　　其候補......けれ　浮木の森の侠客と　　四辺に聞えし此お寅　今は全く三五の　　神の教へに鍛えられ　......らせ居たる愚さよ　　魔我彦汝も今よりは　お寅と共に皇神の　　清き尊き御教を　心に刻み......神々々　御霊幸倍ましませよ』と歌ひ乍ら、お寅は魔我彦を従へ漸く河鹿峠の上り口についた......詞を奏上し、暫し渓流の絶景を眺めながら、お寅『岩走る此谷水のいさぎよさ　　瑞の御霊も...	58
59	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第3篇暁山の妖雲	第13章胸の轟〔1287〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 10 件/お寅=10	...控えてゐる。そこへスタスタやつて来たのはお寅、魔我彦の両人であつた。......お寅『何でも此処に御普請が出来てると聞いて居......が居つたら、さぞ喜ぶことだらうに……コレお寅さま、蠑螈別さまのレコですよ。腹を立てち......のレコですよ。腹を立てちや可けませぬよ』お寅『オツホヽヽヽ、コレ魔我ヤン、いつ迄も何......コレ魔我ヤン、いつ迄も何を言ふのだい。此お寅は最早そんな恋着心は露程も有りませぬぞや......だ』魔我『イエイエ滅相もない、六十許りのお寅といふお婆アさまですよ、元は浮木の村の女......宣伝使にならうといふとこです。此魔我彦もお寅さまのお伴してウブスナ山の聖場へ修行に参......りです』高姫『それは誠に結構だ。併し乍らお寅さまとやらにも、お前にも、トツクリと義理...	59
60	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第3篇暁山の妖雲	第14章大妨言〔1288〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 27 件/お寅=27	...　高姫の居間には高姫、お寅、魔我彦の三人が三角形に座を占め、高姫の......嘘をついた事になりますから、兎も角明日はお寅さまと参拝して来ます』高姫『仮令百日かか......つてもイソの館へはやりませぬぞや』魔我『お寅さま、如何しませうかな。高姫さまがあんな......かな。高姫さまがあんな事云ひますがなア』お寅『高姫さまが何と仰有つても私は治国別様か......ぬ。お前は此処に修行に来たのではない。此お寅の付添だから如何しても来て貰はねばなりま......ても連れて行かねばなりませぬ』高姫『これお寅さまとやら、お前さまは治国別とやらに添書......出神の申す様になさつたが宜しからうぞや』お寅『治国別様は立派な宣伝使ぢや厶りませぬか......、悦子姫等の女達の家来になつた男ですよ。お寅さま、そんな男の手紙を貰つて何になります...	60
61	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第3篇暁山の妖雲	第15章彗星〔1289〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 13 件/お寅=13	...　お寅、魔我彦、ヨルの三人は高姫と散々争ひ、祠......はれて居る。ヨルは空打ち仰ぎ、ヨル『もしお寅さま、魔我彦さま、あれ御覧なさい、あの彗......やありませぬか。屹度何かの変事でせうよ』お寅『ほんに　ほんに不思議な彗星ですこと。あ......うだなア。併し事実とあれば仕方がないわ』お寅『魔我彦さま、ヨルさまの言霊を一つ宣り直......一つ此辺で暗くなつた序に休息しませうか』お寅『宜敷からう、夜途に日は暮れませぬからな......の岩に腰打ちかけ、三人は暫し息を休めた。お寅『打ち仰ぐ天津御空に彗星　　世の塵払ふ仕......現はれ出でし彗星　　空高姫の曲を払ひつ』お寅『八十年に一度出づる彗星　　再び見せよ吾......に歌ひ、又もや足を早めて急坂を攀ぢながらお寅は歌ひ出した。『治国別の取りなしで　　イ...	61
62	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第4篇鷹魅糞倒	第16章魔法使〔1290〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 20 件/お寅=20	...　高姫はお寅、魔我彦、ヨルの三人が数千言を尽しての、......高姫『お前は一体何処へ行つてゐらしたの。お寅といふ婆アや、魔我彦、それに受付のヨル迄......、これから蓑笠を出してくれんかい。丁度、お寅に魔我彦、ヨルの、俺達三人がなつて此処を......ハル『ウン、よしよし、貴様も一杯呑んで、お寅婆や外二人を喰へて来るのだぞ』腹の中『ハ......うお目にかかりませぬ、今日は御恩報じに、お寅、魔我彦、ヨルの三人を喰へてイソの館へ行......わい、併し乍らかういふヤンチヤでないと、お寅婆引戻しの芸当は出来ませぬからな』高姫『......しの芸当は出来ませぬからな』高姫『サ早くお寅外三人を引戻して見せて下さい』　ハルは何......座太鼓をポンポンポンと打つた。さうするとお寅婆に扮したイルが、首をプリンプリン振り、...	62
63	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第4篇鷹魅糞倒	第17章五身玉〔1291〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/お寅=3	...知らないが　　目出度い事が出来たさうだ　お寅婆さまや魔我彦や　　ヨルの兄貴に扮装して......程は御苦労で厶りました。お蔭さまで此通りお寅婆さまも、魔我彦さまもヨルも、夜中も、昼......かろ　ア、デツカンシヨ　デツカンシヨ　　お寅婆さまや魔我彦や　ヨルの三人今頃は　　河...	63
64	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第4篇鷹魅糞倒	第18章毒酸〔1292〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...心配でならないわ』杢助『ハヽヽヽ、ヨルやお寅、魔我彦が本当に珍の館へ行つたのが苦にな...	64
65	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第4篇鷹魅糞倒	第20章山彦〔1294〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...を宣伝歌を歌ひ乍ら降つて来る。途中に於てお寅、魔我彦、ヨルの一行に出会ひ祠の森に高姫...	65
66	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第1篇霊光照魔	第1章春の菊〔1316〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/お寅=2	...五六間より隔つてゐない庭を跨げ、蠑螈別、お寅の住まつてゐた教主館へ案内した。　お菊は......ま、何卒気にさへて下さいますな。あの子はお寅さまの娘で、どうにもかうにも仕方のない、...	66
67	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第1篇霊光照魔	第2章怪獣策〔1317〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...が、高姫さまの唇に似てると仰有つたので、お寅さまと云ふ内証のレコが、悋気して皆破つて...	67
68	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第1篇霊光照魔	第3章犬馬の労〔1318〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...えても相手になつちやいけませぬよ。此間もお寅さまが魔我彦を連れて行かれてから、もう四...	68
69	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第2篇文明盲者	第7章玉返志〔1343〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 0 件/お寅=0		69
70	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第2篇文明盲者	第8章巡拝〔1344〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/お寅=3	...りしと云ふ館の前に立つて、サール『蠑螈別お寅婆さまの古戦場　　見るにつけても可笑しく......　　盃われし古戦場なり』サール『魔我彦やお寅婆さまが改心を　　なしたる場所も此館なり......ひみむ』　斯く歌を以て姫に答へ、蠑螈別、お寅の住居せし元の教主館に退きて、二人は茶を...	70
71	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第2篇文明盲者	第11章千代の菊〔1347〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...人々を迷はせし　蠑螈別や魔我彦や　　母のお寅に至るまで　日に夜に深き罪重ね　　此世を...	71
72	霊界物語第64巻上山河草木卯の巻上	前付	総説	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...所へ、ユラリ教の教主自称日の出神の生宮のお寅婆アさまが三人の弟子を伴ひ、その跡を追ひ...	72
73	霊界物語第64巻上山河草木卯の巻上	第4篇遠近不二	第20章福命〔1649〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/お寅=2	...廻つて、そろそろ唄ひ出した。菖蒲のお花もお寅も曲彦も車座となつて「ヤートコセイ、ヨー......トコサのウントコシヨ　ウントコ、ドツコイお寅さま　　ヤツトコ、ドツコイお花さま　世界...	73
74	霊界物語第64巻上山河草木卯の巻上	第4篇遠近不二	第21章遍路〔1650〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/お寅=9	...　お寅、お花の両人は溝傍に立つた長屋の窓をあけ......と　すゑの末迄祈るべし』　此歌を聞いて、お寅は大変に御機嫌な顔をしながら、『これ、遍......前はこの高姫の生れ変りの日の出の神の生宮お寅にむかつて、爪揚子の先で重箱の隅をほじく......かい。一家の婦人としてなれば兎に角、このお寅は三千世界の立替立直しの日の出神様の御用......ませぬから、沈黙致しませう』『もう此後はお寅の事に就ては何も云つて下さるな。何程竜宮......うです。守宮別さまも来て居られますよ』　お寅は慌てお花の口に手をあて、『これお花さま......たパンフレツトだよ。ちつと改心なされ』『お寅さま、お前さまの云ふ事は何が何やらちつと......、ヤア都合のよい所でお目にかかつた。これお寅さま、嘘は云へますまい。直この通り後から...	74
75	霊界物語第64巻上山河草木卯の巻上	第4篇遠近不二	第22章妖行〔1651〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 14 件/お寅=14	...居ますが、羽根が生えて飛んで行きますよ。お寅さまのお筆先とは余程効力があるやうですわ......すなア。実の所はこんな古めかしい宣伝法はお寅さまの前だが嫌になつたのですよ。目先の見......時勢におくれるばかりで約りませぬもの』　お寅は面膨らし、かつかになつて声せわしく、『......へて往のうと思つても、いつかないつかな此お寅が離しませぬぞや。お前さまは精出して勝手......まはそんなに移り気だから困るのだ』『これお寅さま、何と云ふ開けない事を云ふのだい。お......自由意志迄束縛して貰つちや困りますよ』『お寅さまも守宮別さまがをられなくなつたので、......役の先走りを勤めて居る横田はり者だから、お寅さまの気に入りさうな事はありませぬわい。......まの気に入りさうな事はありませぬわい。又お寅さまの乾児になつた所で末の見込が無いから...	75
76	霊界物語第64巻上山河草木卯の巻上	第5篇山河異涯	第23章暗着〔1652〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 13 件/お寅=13	...色を見まはして　　胸を躍らせ呆れゐる。　お寅はほつと息をつぎ、『アヽヤレヤレ、ヤツト......かなア』　守宮別は迷惑顔にて、『コレコレお寅さま、さう大きな声で云ふものぢやありませ......つたが、そ知らぬ面して平気を装ふてゐた。お寅はスバール博士の姿が見えなくなつたのを幸......勢で迎へに来るだらう。エヘヽヽヽ』『コレお寅さま、ダメですよ。さう今から喜んで貰ふと......、お花さま、此山を小口から捜すのだよ』『お寅さま、ブラバーサだつて、コンナ山ばかりに......サレム迄一先づ行くことにしませう』『モシお寅さま、日の出神を拝めと云ひなさるが、日の......つた男を連れて来たものだなア』『それでもお寅さまの選によつた水晶魂が来たのだもの、さ......こへ来た上はモウ仕方がない、守宮別さまとお寅さまの仰有る通りにするのだよ。言葉も分ら...	76
77	霊界物語第64巻上山河草木卯の巻上	第5篇山河異涯	第24章妖蝕〔1653〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/お寅=9	...　お寅外三人は漸くにしてカトリックの僧院ホテル......聞を一枚買つて守宮別は読んで見た。『ヤアお寅さま、えらい事が出て居ますよ。救世主の再......読みませう。面倒臭いな』と云ひ乍ら新聞をお寅の前におき、『エー、二号活字で見出しが「......ナ言葉はない筈だ』『エー、仕方がないな。お寅さま、聖劇と云ふのは結構な神さまのお芝居......四人の居所を訪ねらるべし』と読み終り、『お寅さま、何とブラバーサは偉い信用を受けたも......ちや駄目ですよ』　曲彦はそばより、『これお寅さま、天からきまつた救世主なら、さう騒が......涎をくつてビールの喇叭飲みをやつて居る。お寅は今迄喰つた事のない西洋料理を見て顔をし......つたら、チツとも離れはせぬわ』　守宮別はお寅の言葉を耳にもかけず、グイグイと喇叭飲み...	77
78	霊界物語第64巻上山河草木卯の巻上	第5篇山河異涯	第25章地図面〔1654〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 11 件/お寅=11	...忘れ、喋り出したり。『おい、高姫の再来のお寅さま、真黒々姫の再来のお花さま、曲彦の再......を飲んだ時のやうに、一つはしやがぬかい。お寅さまとお花さま、お前さまも日の出島で、玉......悪く俺はその時アよう行かなかつたけれど、お寅さまの話に一寸聞いた。どうだ、一つ此処で......気分になつて、やらうぢやないか』『コレ、お寅さま、どうしませうか。肝腎の通弁が、こん......で大山さへ見ることが出来ぬと云ふ奴だが、お寅さまは何といつても金毛九尾の訓狐さまだか......らどうだ』と悪胴を据ゑて、ぐぜり出した。お寅はいろいろとすかしなだめつ、守宮別の手を......しますと、よほど遠方の方と見えますが』　お寅は肩を聳やかし乍ら、稍反身になり、『妾は......や』　守宮別はヒヨロヒヨロし乍ら、『もうお寅さま、去にませうかい。駄目ですよ。どうも...	78
79	霊界物語第64巻上山河草木卯の巻上	第5篇山河異涯	第26章置去〔1655〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/お寅=9	...漸くにしてヨルダン河の辺につきぬ。『これお寅さま、あのやかましいヨルダン河と云ふのは......と品格が下るからな。もしもし女王様、いやお寅婆アさま、今度は沈黙を守りなさい。お花さ......が十分奮闘するのだな』『これ守宮別さま、お寅婆アさまなどと云ふて貰ふまい。徹頭徹尾日......。何とマア意外のお方で御座いますなア』　お寅は爰ぞと斗りシヤシヤリ出で、『意外でせう......内に入り中から手早く閂をかけて了つた。『お寅さま、もう帰りませうかい。どうしてもこい......るのだよ。そして様子を報告するのだよ』『お寅さま、そいつは殺生です。私だつて一たん宿......高いものだなア。道理で甘いと思つた。サアお寅さま、お金を出して下さい』『二千四百ポン......りませう』とボーイは階下に降り行く。後にお寅は面膨らし、『これ守宮別さま、余りぢやな...	79
80	霊界物語第64巻上山河草木卯の巻上	第5篇山河異涯	第27章再転〔1656〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 7 件/お寅=7	...宮別と云ふ男が来て居ましたか、ソリヤ大方お寅といふ五十格好の婆アさまと一所ぢや厶いま......婆アさまと一所ぢや厶いませぬか』『何でもお寅さまにお花さま、曲彦とか言はれたやうに覚......かく話して居る所へスタスタやつて来たのはお寅、お花、曲彦の三人なりける。『あゝ、どう......をまぜ返しに廻つてる、あの有名な小北山のお寅婆アさまだな。そして一人は曲彦、それから......私をあなたの弟子にして下さいな。実の所はお寅さまがお金をおとし、吾々三人は無一物です......せ』と早くも此場をスタスタと立去つた。　お寅、お花、曲彦の三人は異郷の空に懐空しく何......うお這入りなさい』『あゝ御免なさいませ、お寅さま、あなたはヒドイですな。本当に油断の...	80
81	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	前付	総説	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/お寅=1	...山の後編でありまして、ウラナイ教の神柱、お寅、守宮別、お花のローマンスや、ブラバーサ...	81
82	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第1篇復活転活	第1章復活祭〔1807〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 16 件/お寅=16	...に上つて来た婆アは、日出島からやつて来たお寅であつた。......お寅はブラバーサに向ひ、『コレ、お前はブラバ......必要はありませぬ。誠の救世主日出の神は此お寅で厶いますぞや。第一此ブラバーサなぞは、......マつて、厶いますまい』　聴衆の中より、『お寅婆ア、退却だ退却だ、引ずりおろせ』と叫ぶ......サ聖師、確り頼みます』と叫ぶ者もあつた。お寅はクワツと怒り、聴衆を睨めつけ乍ら、『ヘ......さま方遠国の事で何も知らぬだらうが、今此お寅の救世主が素性をあかし、皆さまのお目をさ......ませぬから、私は一寸控えますから、どうかお寅さまの演説を聞いて上げて下さいませ。匹夫......てるのだらうな。匹夫といへば男のこと。此お寅は、淑女否神女だ。神女と匹夫と混同するや...	82
83	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第1篇復活転活	第2章逆襲〔1808〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/お寅=9	...は無事に済んだが、同じ日出島から出て来たお寅や守宮別が、乱暴極まるアラブに掻攫はれ行......『ヤア、貴女はお花さまぢやありませぬか。お寅さまは、どこに行かれたか御存じではありま......はブラバーサがアラブを予め頼んでおいて、お寅をさらへさしたに違ひない、何れこの二人を......ヤは黙つてお花の後について行くと、ここはお寅が宣伝の巣窟と見えて大きな看板がかかつて......て居るから人が寄ると仰有つたが、日出神のお寅さまは、清浄潔白ですよ。水晶身魂ですから......頭の蜂から払うてかからねばなりますまい。お寅さまだつて国には大将軍と云ふ立派な立派な......界の分らぬ人はそれだから困ると云ふのだ。お寅さまと守宮別さまは切るに切られぬ神界の御......して、ブラバーサとしては焦眉の問題としてお寅さまの所在を探さねばなりますまい。お花さ...	83
84	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第1篇復活転活	第3章草居谷底〔1809〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 20 件/お寅=20	...と云つた限り、三人の顔を睨めつけて居る。お寅は勝気の女とて大地に投げつけられた際、腰......主、底津岩根の大ミロク、日の出の神の太柱お寅さまの肉体を、お神輿さまとして、此処迄つ......い』と猿臂をのばして、胸倉をグツと掴む。お寅はその刹那足を上げてトンクの睾丸を力一ぱ......テクの足をグイと引張り俯向にドンと倒す。お寅はツーロの首筋を鷲掴みにしながら挙骨を固......たらうな、アラブの千匹万匹来るとも、このお寅が、フンと一つ鼻息するや否や、何奴も此奴......得なされ。余り云ふ事を聞かないと小北山のお寅さまぢやないが、鼻を捻ますぞや』『イヤも......ヽヽヽ』　トンクはウンウンと唸き出した。お寅はトンクの髻をグツと握り、『これやトンク......白状したがよからうぞや。かう見えてもこのお寅は、虎でもなければ狼でもない、三千世界の...	84
85	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第1篇復活転活	第4章誤霊城〔1810〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 12 件/お寅=12	...に行かず、未だに一人の信徒も出来ぬ矢先、お寅、守宮別の在所が分らなくなつたので、太い......用が出来たものだと思ひ、昨夜も昨夜とて、お寅さまの危難を救ふべく、会計の金を六十円放......難を救ふべく、会計の金を六十円放り出してお寅さまを助ける工夫をしたのですよ。其六十円......、ヤクは素早く表へ駆け出し、『ヤ、これはお寅様、能くマアお帰り下さいました。乙姫さま......』　お花は泣声を出して、『コレ、モウシ、お寅さま、余りぢや厶いませぬか、私の心が分り......さいませ。私がお前さまの参謀長となつて、お寅さまの向方を張り、立派に一旗挙げて御覧に......花さま、左様なら、又お目にかかりませう、お寅婆アさま左様なら、守宮別と精々意茶つきな......出して了つた。此奴逃がしてなるものかと、お寅は金切声を張上げ、でつかいお尻をプリンプ...	85
86	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第1篇復活転活	第5章横恋慕〔1811〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 24 件/お寅=24	...　ヤクの後をおつかけて夜叉の如くにお寅は霊城をとび出して終つた。トンク、テク、......して終つた。トンク、テク、ツーロの三人はお寅の後をおひ、捜索がてらに三人三方へ手分け......り、漂然として何処かへ行つて了ひ、いつもお寅さまの気をもますが、お花では一向気をもみ......しいと仰有るのか、お安い御用。然し乍ら、お寅さまの留守中にお酒でも、飲まさうものなら......。やがて帰られるでせうから』『イヤ、もうお寅さまの自我心の強いこと、無茶理窟をこねる......疑惑心の深い事には愛憎が尽きました。もうお寅さまは今日限り見限るつもりです』『ヘヽン......ました。あのアーンの欠伸を境界線として、お寅さまの事はフツツリと思ひ切りました。それ......れ守宮別さま、そんな冗談を云はれますと、お寅さまに又鼻を捻られますよ』『もうお寅さま...	86
87	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第2篇鬼薊の花	第6章金酒結婚〔1812〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 15 件/お寅=15	...　守宮別はお花と共に、お寅の霊城を逃げ出し七八町来た横町のカフエー......女房、イヤお花、肝腎の祝言の盃の最中に、お寅の極道が帰つてうせたものだから、恰度百花......せうか。一生一代のお祝ですからなア。併しお寅さまが後追つかけてでも来たら、一寸困りま......から困るよ。さう一々疑つて貰つては困る。お寅だつて其処迄の疑惑は廻さなかつたよ』『さ......惑は廻さなかつたよ』『さうでせう、矢張りお寅さまがお気に入るでせう。私は余程よい間抜......絶えませぬわネエ』『ウン、それやさうだ、お寅が嘸今頃にや死物狂になつて俺の後を探して......して居るだらうが、実に痛快ぢやないか』『お寅の事は一生云はぬといつたぢやありませぬか......トンク、ぼろい事をやつたぢやないか。あのお寅婆アさまを助けに行つて大枚二十円づつ。こ...	87
88	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第2篇鬼薊の花	第7章虎角〔1813〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 22 件/お寅=22	...早くも二人の姿を見てとり、『ヤ、お前は、お寅さまと一所に霊城へやつて来たトンク、テク......り酒代が頂戴致したいので、……』『お前はお寅さまの御家来ぢやないか、妾に些とも関係は......とも関係はありませぬよ、酒代が欲しけら、お寅さまに貰つて来なさい、ノコノコと失礼な、......ものでせう』　お花は之を聞いて、守宮別がお寅以外に女でも拵へて居るのではあるまいか。......からな』『ハイ宜しあす、此守宮別さまは、お寅さまと何時も師匠と弟子のやうな顔をして、......ぢやないか。お花さまだつて、今日迄の俺とお寅さまとの関係は御承知だからなア』『それで......な』『宜しい、お前さまが其了見なら、直様お寅さまへ注進致しますよ』『どうぞ注進して下......別さまと此お花との交情のこまやかな所を、お寅さまにつぶさに報告し、忠勤振を発揮なさい...	88
89	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第2篇鬼薊の花	第8章擬侠心〔1814〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/お寅=4	...別さまだな、そして、そこにゐるのは有名なお寅さまかい』守宮『イヤ、......お寅さまは、一寸様子があつて此頃霊城に神界の......に神界のため立籠もつてゐられますよ。私はお寅さまのお弟子と、……エー……、神界の御用......め命を投げ出してゐるからだ。ブラバーサやお寅さまの様に口ばつかり云つて居つても誠が無...	89
90	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第2篇鬼薊の花	第9章狂怪戦〔1815〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 8 件/お寅=8	...ゝ面白やたのもしや　　コンナ尊き歓楽を　お寅婆アさまにだまされて　　竜宮海の乙姫の　......ぢやないか、万劫末代名が残るぞよ。お前とお寅さまと口癖のやうに、世界の万民を助けたら......添ふたら好いぢやないか、さうすれやお前もお寅さまに取りかへされる心配も要らず、宇宙第......だ事。それ丈の知恵がある癖に今迄どうしてお寅さまのやうな、没分暁漢に食ひついて入らつ......漢に食ひついて入らつしやつたのですか』『お寅さまは変性男子の系統ぢやないか、脱線だら......色は年増が艮め刺す　あゝ何たる幸福ぞや　お寅の如きは物の数ならず　其面貌はアトラスの......の如く　其臀肉は搗臼の如し　アヤメの君とお寅婆を比較すれば　天空に輝く月光菩薩と　地......光菩薩と　地中に潜む泥亀の如し　加ふるにお寅の懐中には　僅かに千金を剰すのみ　黄金万...	90
91	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第2篇鬼薊の花	第10章拘淫〔1816〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/お寅=4	...コテと白粉をぬつて若う見せてゐやがるが、お寅といふ気違婆に違ないよ。一つ腹いせに嬲つ......本舞台だ。モシモシ守宮別さま、此御婦人はお寅さまでせうね。最前も聞いて居れば、神聖に......居れば、神聖にして犯す可らざる此霊山へ、お寅さまと意茶つきもつて、お登りになつたが、......めのお花といつて、日出島切つての別嬪だ。お寅なンか古めかしいワ。今日更めて結婚式をあ...	91
92	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第3篇開花落花	第11章狂擬怪〔1817〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 12 件/お寅=12	...『何だいな、人をビツクリさして、私は又、お寅さまぢやないかと思つたのに、鷹の奴、本当......をデングリかへしよつたわ』『ハヽヽヽヽ、お寅は昔の高姫の身魂の再来だから、鷹が現はれ......ラ虫が好きませぬわね。初めて自転倒島からお寅さまと一緒に来た時、旦那さまと英語でペチ......なかつたぢやありませぬか』『何と云つてもお寅の、あのスタイルでは一寸見た所、威厳が無......見えまい、何と云つても都育ちだからなア、お寅のやうに山のほ寺の荒屋住ひで年を取つた代......』『これ、旦那さま、物も相談ぢやが、一つお寅さまの向ふを張り、ブラバーサの面皮をむく......した、サア帰りませう』『これ、ヤクさま、お寅さまの様子を聞いただらうな』『ハイ、エル......せしかと、人込の中からソツと窺つて見ればお寅さまが目をまかして居る。警察医が飛んで来...	92
93	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第3篇開花落花	第12章開狂式〔1818〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 6 件/お寅=6	...の創立が　　完全無欠に出来たのだ　もしもお寅が居つたなら　　一から百迄蕪から　菜種の......る　エヘヽヽヽヽエヘヽヽヽ　　コンナ所をお寅奴が　一寸覗いた事ならば　　嘸や泣くだろ......は無いからな』『あれ程大切にして居られたお寅さまでさへも、弊履を捨つるが如くに思ひ切......つて素知らぬ顔をして厶るのだもの。第二のお寅さまにしられちや耐りませぬからね』『そこ......メのお花の肉体を　　自由自在に使用して　お寅婆さまやブラバーサ　　訳の分らぬ宣伝使　......世主だなア。ヤク、お前も感心しただらう。お寅さまに比べて、どちらが立派だと思ふか』『...	93
94	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第3篇開花落花	第13章漆別〔1819〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 5 件/お寅=5	...、十日程以前に、あの有名な気違婆アさまのお寅さまとかいふ救世主のお伴をして歩いてゐら......、妾のやうなお多福が相手になつて、もしやお寅さまに嗅付けられては、妾の命がありませぬ......だ』『ヘー、気違婆アさまと仇名を取つた、お寅さまとかいふ方の、玄関番に雇はれてるとい......ませぬ。此間も旦那さまによう似た男ハンとお寅さまと、妾のお父さまと、ここの門に立ち、......有難う厶います。旦那さま、何う考へても、お寅さまと一緒に歩いて居られた、守宮別さまの...	94
95	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第3篇開花落花	第14章花曇〔1820〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/お寅=3	...のは、チト怪しいとは思ひませぬか。もしやお寅さまの所へでも、あの金を握つたのを幸ひ、......て、ソンナバカなことなさいますか。あれ程お寅さまに愛憎をつかして、ゲヂゲヂのやうに云......お花ぢや厶いませぬよ。ソンナゴマかしは、お寅さまには利くかは知れませぬが、此お花には...	95
96	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第4篇清風一過	第16章誤辛折〔1822〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 15 件/お寅=15	...　トルコ亭の細い路地の衝き当りに、お寅が設立しておいた五六七の霊城には、トンク......五六七の霊城には、トンク、テクの両人が、お寅と共に、三人首を鳩めて、ヒソビソと話に耽......せましては……と実は控えてをりました』　お寅は顔色を変へ、『ナニ、二人が結婚した。ソ......いふぢやないか。仮令三日でも養つて貰つたお寅さまを見捨てて帰れるものか。そんな不義理......派に開かうぢやないか。俺ア之から橄欖山へお寅さまの病気祈願の為参つて来るから、お前気......こたア云はないでおいて下さいませ』『時にお寅さまは御壮健にゐらつしやいますかな』『ハ......すかな』『ハイ有難う厶います。実の所は、お寅さまと、お花さま守宮別さまが大喧嘩をせら......ふのが人間の義務ですからな。何程我の強いお寅さまだつて、滅多に私の親切を無になさる道...	96
97	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第4篇清風一過	第17章茶粕〔1823〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 7 件/お寅=7	...の掛軸の前に、オコリが直つたやうな調子でお寅はチョコナンと坐り、天津祝詞を奏上し始め......テクが帰つて来る時間を保とうとして居る。お寅はブラバーサの攻撃らしい事をトンクが云つ......ついで、恭しく手盆に乗せ、おち付き払つてお寅の前につき出す。......お寅は喉が渇いてゐるので、小便とは気が付かず......方が面白いと、匆々に出でて行く。その後でお寅は干瓢に鰹のだしを入れ、グツグツと膨れる......の香だよ』『さうだらうかな』と云ひ乍ら、お寅もトンクも、甘さうに喰つてゐるので、自分......、承知致しました』と先に立ち出でて行く。お寅はダン尻をプリンプリンと中空に、ブかつか...	97
98	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第4篇清風一過	第18章誠と偽〔1824〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 21 件/お寅=21	...だなぞと、よう胡麻化されたものですなア。お寅さまとも深い関係があるなり、お花さまとも......実に困つた事をしたものだよ。あの執念深いお寅だつて、お花だつて、仲々この儘にしておい......旦那さまが恋しうても、あれ程年をとられたお寅さまや、お花さまがいらつしやるのに、若い......私の若い年や美貌で、恋を争ふのなら、何程お寅さまやお花さまが、かにここをこいて気張ら......、そんな我儘勝手は出来ますまい。どうか、お寅さまと、お花さまの仲を和合させ、仲好う暮......知れませぬよ。それを思ふと、お花さまや、お寅さまに気の毒で耐りませぬわねえ』　かく話......面貌で、ツーロの案内につれ登つて来たのはお寅であつた。『ハイ御免なさいませ。憎まれ者......あつた。『ハイ御免なさいませ。憎まれ者のお寅が、お一寸お邪魔を致しましたが、どうか暫...	98
99	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第4篇清風一過	第20章猫鞍干〔1826〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/お寅=4	...　お寅は守宮別、トンク、テク、ツーロと共に自動......花の後を逐ふて、一万円せしめむものと車をお寅にあづけおき、雲を霞と追つかけて行く。......お寅は気が気でならず、うつかりと、ハンドルを......は気絶し、或は悲鳴をあげて苦しみてゐる。お寅も大道の正中へはね飛ばされ、大きなポホラ...	99
100	霊界物語第64巻下山河草木卯の巻下	第4篇清風一過	第21章不意の官命〔1827〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 19 件/お寅=19	...留守をしてゐて下さつたな。私の留守中に、お寅や綾子は来なかつたかな』『ハイ鼠一匹、生......とヤクは頭を掻き乍ら、『奥様の御入院中、お寅さまがおいでになり、何だか嬉しさうにコソ......コソと話をして居られましたよ』『ナーニ、お寅が来た？』と早くも顔に血を上げて逆上しさ......『こりや極道、人を盲にするにも程がある。お寅と自動車に乗り、宣伝歌を歌つてけつかつた......エ、辛気臭い、私やもう之から国許へ帰る。お寅と意茶ついてお暮しなさい』『そら、さうだ......乗つた。然し、之には曰く因縁があるのだ。お寅の奴、失敬千万な、俺とお前が結婚したのを......しよるのだよ。怪しからぬぢやないか。一体お寅の奴、半狂乱になつてゐるのだからなア』『......、一寸自動車に乗りこみ談判してゐたのだ。お寅の奴、挺でも棒でもいく奴ぢやないわ』『挺...	100

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