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文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3大正6年旧8月22日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
年月日1917(大正6)年10月7日(旧8月22日) 神霊界掲載号大正7年10月15日号(第72号) 6頁 神霊界八幡書店復刻版第3巻 257頁 七巻本第4巻 116頁 五巻本未調査 三五神諭なし 東洋文庫天の巻なし 東洋文庫火の巻175頁 連合会水の巻なし 大本史料集成未調査 庶民生活史料集成66頁
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本文  何彼の事が迫りて来て、お筆先で出して居る通りに何事も世界が成りて来るぞよ。従来の事は何も些とも用ゐられん様に成るのが世が変るのであるぞよ。信心を致しても、従来の精神では神徳は無いぞよ。何もお筆先に出すから、お筆出したら、大国常立尊の言葉の代りに、大出口直に書かせるのであるから、温順に致す守護神に使はれて居る肉体でありたら、何事も思ふやうに行くなれど、従来通り、自己一力で、自己の勝手に致さうと思ふても、何も思惑は立たんぞよ。世が変るのはその事であるぞよ。上流から下流まで、些少い取違でないと云ふ事が、何の筆先にも気がつけてあるぞよ。お筆先を読むばかりでは何も分りも致さんぞよ。あれ丈に同一事が未然に書いて知らしてありたら、これは何うであると考へて………。世に出て居れる方の学で出世をして居れる守護神は、いろはの勉強は、阿呆らしうて改心が出来ず、学では間に合はず、此転換期に大変辛い守護神が多数あるから、思ふて居る事が大間違であると申して未然に知らしてあるが、今に気の附く守護神が無いぞよ。直の初発は、親子三人は他人から見ると大発狂者でありたが、世界の事を、何も世の元から何んな事でも説いて聴かせる三千世界の大発狂者であるぞよ。世界の事が何も逆様に成りて了ふて居りた世を、本様に、昔の弥勒様の世にねじ直すのであるから、何につけても大事業なことであるなれど、世界の大本に成る所であるのに、未だこの村、綾部の町は何も解らんが、世界へ恥かしい事の無いやうに致されよ。遠国から解りて来るから、神は困らねど、世界へ面目ないやうに御筆先で気が附けて置くから、お筆戴いたら違はんぞよ。後の後悔は間に合はんぞよ。
 旧九月に成ると世界は最う一つ激しう成るから、日本の国の仕組通りにして立て別て了ふから、従前のやうには行かんから、何事も月も日限も決まりて居るから、其用意を其所へ成る迄に致されよ。日本の規則は従来の様な放縦な事は致さんから、上へあがりて居りて、日本の国を自由に爰までは出来たなれど、爰までは夜の守護でありたから、眼を塞いで居りたなれど、時節参りて日之出の守護と成りて来たから、心で皆揃ふて用意を致さんと、世界中へ面目無い事が出来て来て、潜かに改心を致して、温順に致す方が結構であるぞよ。自己が致さうと思ふても、従来の霊が利かん様に成るが、世が変るのであるから、自己の守護神がこれ迄のやうに、一力では最う些とも行けんやうに成りたぞよ。上へあがりて爰まで日本の国を自由に致したら、これに不足はモー在るまい。根本の先祖は爰迄の苦労、口惜しい事、残念を十分耐りつめて来て、今に残念を耐り詰めて居るなれど、絶命に世が迫りて来て、一度に開く梅の花、御筆先通りの事に世界は成るぞよ。一度の改心は後へ戻るから、気を附けた上にも気が附けてあるから、向后は何時も三四月、八九月といふ事とお筆先に毎度出してあろうがな。何があらうとも最う知らせる事が無いから、末代に一度ほか無い、天地の岩戸が開けるといふやうな、二度目の世の立替であるから、天地の御恩といふ事が今度は分るぞよ。悪に反りて居る身魂が、徹底的一日の日の間に改心を致さんと、爰へ成る迄にすッくり改心致して、善一つの心に成りて居らんと、九月の月に成ると何も一度に成りて来て混雑と成るから、爰へ成る迄には、些と神の間に合ふ人民を造へて、神の御用の出来るやうにと、神は昼夜、暑さ寒さを厭ひなく、人民には見えも分りも致さねど、根本の活神はお筆先に書かしてあるが、お筆先通りがあれ程実地ても、眼前に為て見せんと、眼前に在りても身体が暑う成りて来んと、今の人民に守護して居る守護神が、苦労知らずの守護神ばかりであるから、他人の苦労が眼に附かんから、現今の行方は利己本位の行方であるから、何れ丈実際を書いて見せても、実地の事を申して聞かしても、心が反対であるから、是非なく、何れは厭な事が世界にはあるなれど、今度世の立替を致すには、世に出て居れる守護神に、お手伝いをさせる守護神が些とも無いとは、能うも爰まで曇らしたものであるぞよ。世に出て居れる方の守護神が、霊主体従へ立ちかへりて、日本丈が大和魂の性来が出来て来たら、埒良う立替が出来るなれど、体主霊従の性来に成り切りて居るから、日本の実地の根本の活神は骨が折れるぞよ。
 大本へ来て居る人は、男も女も他人から見て、彼の人は違ふ人と言はれて、眼の着くやうの行状が出来んと、大本は世界の亀鑑の出る所であるから、何事を致して居りても、お筆先肚へよく入れて置かんと、人が出て来出すと、余程の神力を貰ふて居らんと、これから出て来る人は迅う解るから、これ迄の心の持方をさッぱり変へて、言葉の使用法を直さねば、従来の様なことでないぞよ。外国の方が早う解るといふ事もお筆先で知らしてあるぞよ。日本の国は大和魂と口では申して居るが、日本の国に大和魂の性来がありたら神もこれ程には思はねど、日本の国が余り酷い身魂に成りて居るので、直の取次は咽から血を吐かんばかりで苦みて御用を致して居るなれど、輔佐をさせる身魂が無いのであるぞよ。変性男子と変性女子との御役は、他の身魂に佐て貰ふことの出来ん辛い御役、各自に勤め上げて了はねば成らん辛い御用であるぞよ。変性男子の御役は誠一つを貫いて、嘘といふことは一言も申されず、つくらひ事といふ事も出来ず、依まれた事は致さんならず、誠の道は辛いぞよ。さるかはりに貫いたら亦と再びこの世に無い事であるから、綾部の大本の御用を致す人は、一と通りの身魂では、一寸の御用でも、他所の様なことには行かんから、男も女も余程の行が出来んと途中で変ることがあるから、抜刀の中に立ち居るやうの心で、何時に成りても気ゆるしの成らん気遣な世界の大本に成る尊い所であるぞよ。今では化たり化して、大望な御役がさしてあるから、此盲者聾者の世の中へ言ひ切ることは出来んなり、辛い所であるなれど、未然には大事の仕組は申されず、機織る人が何んな模様が出来て居るといふ事の解らん、仕組の言はれん所であるから、爰まで来るのが骨が折れたなれど、何彼の時節が参りて来て明けの烏と成りて来て、この先き日之出の守護に成りて来るから、大事のことも何も一度に開けて来るから、身魂を磨いて居らんと良い御用が出来んぞよ。解りて来たらそれぞれの御用の命令がさがるなれど、向后の行方は従来とは天地に変るぞよ。些とは天地の根本の先祖の初まりの心の思ひやうといふ事が無いと、此世の人民は万物の長と申して、人民を神の次ぎに造へて、神の容器に致してある尊い肉体が造へてあるのぢゃぞよ。今度の二度目の折には人民を使ふて神は人民を助ける也、人民は神の道具と成りて働く也。今度二度目の世の立替は、末代の世の事が決るのであるから、人民の精神を直すのが何より大事業であるぞよ。弥勒様は、余り善の深い、底の分らん御方、天から御守護遊ばしなさるなれど、何の様にでも成るやうに思ふて、表面から敬ふやうに見せて、肚の中は体主霊従で、肚の中に誠が無いから、地の先祖は力量があり過ぎて手に合はんと申して、皆の心が揃ふて、末代この世へは出さん所思で押込めて、これで楽ぢゃ、これからは好きなやうにして世を持つぢゃと申して、皆の心がよく揃ふて、一方も、それは可かんと気の附く神が無かりたとは偉い慢心を致したものであるぞよ………。上へあがりて大将附々に成りて、今に頑張りて居るのを旧九月一パイにはあらはして、三段に分けてある違ふて居る血筋を速やかにあらはすから、あらはせずに立替を致して徹底の改心を致せば、善へ立ちかへらして従ふ心に成りたら、この先きは結構に致してと、爰迄何うぞ何うぞと思ふて、直接の取次致して呉れる変性男子も女子も辛い目に逢はして居るぞよ。この上に聴き入れ無くばこの方も最う勘忍袋が切れるから、この上は何ういふ事が世界にはあらうとも、天地を怨むことはよもやあろまい。世界には人が二三分に成ることが初発から申してあるが、これ丈天地の元の先祖が色々と致して、何でもこの世、人民を善く致してと思ふ程、人民の心が悪るくなりて来るから、爰へ成る事が世の元からよく分りて居るのであるから、助けやうが無いから、成るべく従来の醜しき心を入れかへさして、身魂の洗濯と一同に洗濯を致して、成るべく不遇に致さんやうに、向后はお筆通りに上から致すから、上が致せば、血筋眷属が致さねば致すやうにして改心を致さすぞよ。今往生を致せば、すッくり名を露はせずと、世の立替を致して、大難を小難にまつり替へて、天之弥勒様へ御詫を致して、その悪るい霊魂の性来を、善の道へ立ちかへらしてと、今に何うぞ何うぞと思ふて居るなれど、最う大変迫りて来たから、向后に世界には何う云ふ事がありても、神、取次に不足をよもや言はれまい。
 人民も守護神も従来のやうに自己一力では何も出来んぞよ。大本の御筆通りに何事も、天地の命令の降下らんことを勝手に致したら、向后は大変厳しう成るぞよ。自己が偉いと思ふて勝手に致したら初発は行けるなれど、九分九厘行くと、後戻を致さな成らんぞよ。従来のやうな放縦な行方はさッぱり変へて了ふから、心見ぬいた其上で、地の世界の先祖の大国常立尊から命令降下らんことには、他の命令では何も勝手には為られんやうに厳しう成るぞよ。従来の事は何も用ゐんやうに大変りが致して、日之出の守護と成りて来ると気づかひに成るぞよ。これまでは上が下へ成りて下の身魂が上へあがりて、身魂が上下に引ッくり返りて居るのを、天地が引ッくり返りて居ると申したのであるぞよ。
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