王仁DBβ版 出口王仁三郎と霊界物語の総合検索サイト 文献検索 画像検索 単語検索 メニュー開く
サイトの全面改修に伴いサブスク化します。詳しくはこちらをどうぞ。(2023/12/19)

文献名1出口王仁三郎全集 第8巻 わが半生の記
文献名2【上巻】故郷の弐拾八年よみ(新仮名遣い)
文献名3逆耳よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考『故山の夢』p247-251
タグ データ凡例 データ最終更新日2023-11-05 12:25:02
ページ133 目次メモ
OBC B121808c60
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数565
これ以外の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい 霊界物語ネット
本文 ─二十五六歳の頃─

門口に人の足おときこえつつ彼女の夫かへりきたれり
牛乳屋さん吾が家に入りて一時間たちしと夫は何気なくいふ
あまりにも草臥れ果ててしばしの間やすみましたと言葉の綾織る
何気なく彼女に言葉あらためてこころひかれつ門を出でたり
    ○
朝なさな彼女に逢ふをたのしみに程遠き道を牛乳くばりゆく
牛乳持ちてゆけば彼女のかげもなし逃げ帰りしと家人は言へり
あくる朝牛乳配りゆけば仲人が家人とひそひそ話してをり
吾が顔を睨めつけながら仲人は青瓢箪と他所事にののしる
富豪の当家をいとうてかへる奴先が見えぬとののしる仲人
    ○
あまりにも耳の痛さに駈け出せば牛乳屋待つたと親爺がとめる
牛乳屋さんあわてて去ぬに及ばないやすんで帰れと親爺さんいふ
てれくさいながらも縁に腰かけて仲人の罵り聞かされにけり
牛乳屋さんまあ一杯と言ひながら親爺盃われにさしたり
人言に聞けばお前はあれの恋人と聞いたがどうぢやとなじる仲人
そんなこと夢にも知らぬ知らないと尻に帆かけて逃げ帰りけり
    ○
仲人は吾がゆく後を追ひかけて明日から牛乳買はぬと怒鳴れり
難題をかける家には牛乳を買ふといつても売らぬと逃げゆく
仲人は三町ばかり追ひ来りおぼえてゐろとにらみののしる
仲人のとがりし声とこはき目に足もとたぢたぢ逃げ行く田の畔
この村に得意はあれど翌日は牛乳も配らずさぼりたりけり
霊界物語ネットで読む 霊界物語ネット
オニド関係の更新情報は「オニド関係全サイトの更新情報」を見れば全て分かります!
王仁DB (王仁三郎データベース)は飯塚弘明が運営しています。 /出口王仁三郎の著作物を始め、当サイト内にあるデータは基本的にすべて、著作権保護期間が過ぎていますので、どうぞご自由にお使いください。また保護期間内にあるものは、著作権法に触れない範囲で使用しています。それに関しては自己責任でお使いください。/出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別用語と見なされる言葉もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。/ 本サイトのデータは「霊界物語ネット」掲載のデータと同じものです。著作権凡例 /データに誤り等を発見したら教えてくれると嬉しいです。
連絡先:【メールアドレス(飯塚弘明)
プライバシーポリシー
(C) 2016-2024 Iizuka Hiroaki