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文献名1東京読売新聞
文献名2
文献名3昭和10年12月9日 夕刊(10日付)
著者
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
OBC NPTYc19351209Y2
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本文 白日に曝出された驚くべき不敬の数々
大本教総本山、天恩郷は取毀し

邪教大本教に対して当局が断乎大弾圧を決意した不敬罪に該当する点は教主王仁三郎の言動をはじめ秘密宣伝文書等に掲載されてゐるなど無数にあるが、当局今回の内偵並びに検挙押収によつて白日下に暴露された教主王仁三郎をめぐる恐るべき不敬動向の主なるものは次の通りである
一、王仁三郎は大本教によつて日本が統治され、皇道の大本は自己にあり、従つて日本の統治者たることを自認してゐる
二、不敬にも自ら『尋仁』と僭称し、さらに『聖顔』『玉座』の言辞を用ひ、また『特選出口王仁三郎大元帥』と宣言してゐる
三、信徒の査閲に対しては自ら白馬に跨つて大元帥と称し、妻の出口澄子を参謀長として儀式の際は『国の鎮め』に倣つて『瑞垣の歌』を吹奏させ、また行列には前駆後駆を付し、宿泊の際は近侍を侍らせて警備隊を常置する
四、綾部が高天ケ原であつて近き将来日本の首都になる
なほ内務省では綾部の大本教総本部並びに亀岡天恩郷その他の建物は証拠物件として断乎閉鎖せしめるとともに司法処分の取調べ結果によつて断然棄毀を命ずることに決してゐる

精神異状と認めず
巧妙な大山師
教主に検察当局の見解

大本教の大検挙に当つてその「憑霊作用」問題が第一次検挙の際の上告審におゐて精神異状と見做すべきや否や、大赦の恩典によつて未解決のままとなつてゐるので検察首脳部ではこの点極めて慎重な研究を遂げたのであつた、すなはち京都警察部では大本教から発行される教義その他各種出版物につき巧妙にカムフラージユされた不敬思想の存在を見出すべく苦心を重ね、京都地方検事局思想部でもそれらの証拠物を蒐めてその系統立つた立証に努力したものであつた、その結果検察当局におゐては教主出口王仁三郎に対して精神異状者にあらずして巧妙なる大山師なりとするに意見の一致を見たものであつた、仮りに出口に憑霊作用があつたとしてもいそれは神がかり状態に入つたその瞬間だけのことであつて数十万の教徒を統率し、行政手腕を振つてゐるその行動を見る場合完全に常人の意識を持つものなることは疑ふ余地なく当然刑事上の責任を問ふべきであるとしてゐる、また一歩譲つて仮りに同人が精神異状者なりとして出口個人の刑責問題の如何に拘らずかくの如き不敬教団は断じてそのままに放置すべきにあらず
憑霊問題とは別個に今回の検挙は極めて至当の処置なりと認めてゐる、さらに出口が然らばその他に「何を目的とし、何を企図したか」の具体的問題は目下のところ尚ほ当局にも判然と掴み得てゐないが、この点は八日の一斉家宅捜査によつて得た多数の証拠物を京都地方検事局思想部におゐて検討し且つ事実の取調べと相まつて明かにする筈で、その結果単なる宗教団体以外の目的意図が明かにされる場合は不敬罪、尊厳冒涜(出版法並に新聞紙法)以外に治安維持法を適用すべしとの強硬なる意見を持してゐる

証拠品押収

【亀岡電話】天恩郷大検索は八日徹夜で続行、天声舎のみを残して十五棟の厳重な家宅捜査をほぼ終了、押収品は天恩郷の事務所瑞生閣に堆高く積まれてゐるがこれらの中には
日本刀、ピストルなどのほか王仁三郎が百廿巻を発刊すると意気込んですでに七十五巻まで出版してゐる霊界物語の残部六、七百冊をはじめ王仁文庫教書その他パンフレツト等夥だしい印刷物、十六ミリ、九ミリのフイルム多数エロ本などがありまた大金庫から債券多額を発見、珍らしい各種小判なども出たがこれらは押収されてゐない、九日は早朝から天恩郷の文書宣伝機関の心臓である天声舎の検索を行つたが神ノ国、昭和青年、神聖、明光、真如光の五月刊誌、人類愛善新聞をはじめ謂ゆる皇道宣明運動に要する文書は悉くここで製作されてゐるだけに四百四十坪の広大な建坪に和、欧文の活字鋳造機から印刷、製本までの一切の機構完備してをりその大掛かりなのには捜索隊もい一驚したほどである
なほ大体の捜査は九日中に一応終るので押収品は目下亀岡署に留置中の幹部約廿名の身柄とともに一両日中に京都に送られる筈である

八名を護送

八日早朝警視庁特高課に検挙された
教主王仁三郎次男昭和神聖会副統監出口宇知麿、小石川区原町一五一大宣伝使三級御田村竜吉、荏原区小山町一九七正宣伝使従二級高川邸次、四谷愛住町七六昭和神聖会本部正宣伝使十級予備陸軍工兵少尉広瀬義邦、同品川区上大崎二ノ五九正宣伝使十級木村貞次、杉並区方南町三一二紫雲郷正宣伝使八級土居靖都、淀橋区戸塚三ノ三一九皇道大本教総本部秘書米倉嘉兵衛、深町霊陽
の八名は九日朝上京した京都府警察部の片岡警部補以下十二名の警官に厳重に護られ多数の押収物件、書類とともに午後一時半東京駅発「桜」で京都へ護送された

徹底的に処分
内務省の方針

後藤内相は九日朝官邸に相川保安課長を招致して大本教検挙事件につき種々報告を聴取するとともに応急的警察処分のほか更に今後内務当局として同教に対する処分方策につき協議を重ねた結果
一、検挙範囲は幹部中枢分子に限定しこれに対しては徹底的検挙を行ふとともに地方無知乃至善意の信者大衆に対しては啓蒙と自覚に俟つこととし不穏な行動に出ない限り検挙しないこと
二、大本教本部其の他の建造物、諸施設の処分に就ゐては事件の司法処分進捗と併行して行ふ
三、教義内容の不敬につゐては適当の方法に依つて之を暴露批判して妄信者の蒙を啓くこと
等の根本方針を決した
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