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文献名1伊都能売神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3大正8年1月5日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
年月日1919(大正8)年1月5日(旧12月4日) 神霊界掲載号大正8年1月15日号(第78号) 17頁 神霊界八幡書店復刻版第4巻 71頁 八幡書店版伊都能売神諭なし(八幡書店版伊都能売神諭に掲載なし)
OBC is11
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本文の文字数1907
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本文  大正八年一月五日 旧七年十二月四日
 艮の金神国常立尊が、三千世界を五六七の神代に立直すに就て、変性男子の御魂が世界の一切を調査いたして見れば、余り大きな間違いと誤解で、神も呆れるより外は無いぞよ。今の政治と云ひ、教育と云ひ、宗教と云ひ、実業と云ひ、軍事と云ひ、何から何まで日本の精神が皆抜けて居るから、逆様ばかりで神も手の付け様が無いから、矢張り元の神世からの経綸どほりに、埒能く致して立替て了はねば、到底この間々にして立直すと云ふ訳には行かぬから、世界に何事が出来いたしてもモウ神に不足は申されまいぞよ。今に国の大難が突発て来たら今の外国魂の守護神は、皆我の故郷の外国の行り方に着いて了ふもの斗りで、誠のものは千人に一人より有りは致さん、惨い事に成りて居るぞよ。
 世の立替に就ては昔の元の生神の神力つくしの世の限りしまい、火の手上りて天地は一度に震り動くぞよ。一度に開く梅の莟みも桜しま。何時破裂いたすやら人民には判るまいが、モウ時節が迫りて来たから、チツトの油断も出来ぬぞよ。人民の改心が一日遅れても、天地は大変な違ひであるぞよ。夫れで一日も早く此の大本の中から早く立直さぬと、世界から先に成りて、綾部の大本は永らくの間阿房が何を為て居りたのじやと、世界から笑はれて面目ない事が出来るから、神がクドウ申すので在れども、今の人民は何程神が言い聞かしても、シブトウて一つも耳へ這入らず、行状も直らず、神も助けかけが出来んなり、助けて与らねば又た神に不足を申すなり、誠に困り果てたもので在るぞよ。何時初まるか知れんが、初まりたら何彼の事が引き続いて湧起てくるから其覚悟をなされよ。日本は神国と申して昔から至精至浄を専一と致して神に仕へ、政治を行ふた国であるから、血に穢れたり死穢に踏合ふたり、身体の不具なもの、肉食をしたものは神の御前に出仕事は許さぬ国であるから、日本人は何処までも五穀野菜と鮮魚より外のものは口に入れる事は許して無いので在れども、今の日本の人民は皆外国人の真似を致して、牛馬の肉を喰い、猪鹿犬猫何でも構はず、四ツ足と見たら共喰い致すやうになり、たまたま謹みて四足獣を喰はぬ人民があれば、時勢後れの馬鹿と申して嘲笑ふやうに成りて了ふて、此の神州清潔の国土も、神聖至浄の神民も皆汚れて了ふて、今日の国家の状態、神の住居を致すべき場所が、地の上には錐一本立つ場も無き所まで曇りて了ふて居るぞよ。夫れで元の神代の神政に致すに付ては、一旦世界の大掃除大洗濯が初まるから、日本の人民なら一日も早く大洗濯のあるまでに身魂を清めて置かぬと、ツツボに落されて苦しま
社の空たかく飛回りては、墜落いたして生命を失ふのは誠に可愛相であれども、今の人民は智慧と学とで編み出した機械より、大丈夫なものは無きやうに迷信て居るから、鳥船の首に神霊を鎮め祭り、身を清浄に致して空を飛ぶ事を致さぬが、何程堅固な機械でも、神の上を通りたら、日本の人民は大抵生命が無くなろうがな。外国人は日本の空を飛び回りても、元来の身魂が畜生に近い体主霊従の性来であるから、余り神界の御咎め無いのであるぞよ。鳥や猫や鼠は何程尊とき神社の上へ昇りて糞や尿を放りかけても、神罰がチツトも当らぬではないか。畜生の霊魂は初めからそれだけの身魂に致してあるからで在るが、日本の人民は神の直々の分霊、礼儀も知らねばならず、敬神尊皇の至誠をも発揮すべく、天から選まれた神の大御宝であるから、神社の多い日本の空を飛ぶ事は出来ぬ人民であるぞよ。然れど御国の為に止むを得ぬと申すなれば、第一に其鳥船に天照皇大神宮の御尊霊を奉斎申し上げ、身魂を水晶に清めてから、神の御許を受けて飛行致せば大丈夫なれど、夫れが判らぬやうな事でありたら、何程立派な飛行機でも終に墜落いたす道理であるぞよ。斯んな見安い道理が日本の守護神に判らぬやうに成りたのは、薩張外国魂に肝心の日本魂を曇らされて了ふて居るからであるぞよ。大本では出口教祖の奥津城を築づく折には、役員信者を御用に使ふて御苦労になりたなれど、皆神霊の頭上で働くのであるから一々烏と化りて土や石を運ばして在るぞよ。神が本宮山と申して在るのも都合のある事、肝心の経綸は今の人民欲に眼が眩みて了ふて居るから、出来上るまでは申さんから、大分思いが違ふて、ヂリヂリ舞を致す人民が綾部にも沢山出来るから、出口直に御苦労になりて、永らくの間知らして気を付けてあれど、今に隣知らずで、身欲斗り申して、神の仕組の邪魔斗り致して居るが、今に脚下から鳥がたちて、止むを得ずの事になるぞよ。神に不足は後で申して下さるなよ。神は充分に気を付けてあるぞよ。
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