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文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3大正6年旧9月5日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
年月日1917(大正6)年10月20日(旧9月5日) 神霊界掲載号大正6年12月1日号(第54号) 3頁 神霊界八幡書店復刻版第1巻 507頁 七巻本第3巻 70頁 五巻本未調査 三五神諭なし 東洋文庫天の巻なし 東洋文庫火の巻181頁 連合会水の巻なし 大本史料集成未調査 庶民生活史料集成68頁
OBC os104
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本文  『日本は別として』王、天下は永うは続かんと云ふ事が、是迄の筆先に書いて知らして在ろうがな、何彼の時節が参りて、何事も一度に出て来るぞよ。善い事も悪い事も皆一度に現れて、外国には惨酷ことが頻々在ると申して知らした事が、実地に成りて来るぞよ。外国は余り精神が悪いから、良い事は一寸も出来んぞよ。天竺が彼の通りエライ見せしめに遇い、その次ぎが外国であると申て知らしてありたが、一つも違いは致さんぞよ。日本の国にも人気の悪い処には、在ると知らして在るぞよ。日本も余り外国の真似を致して、全部外国の性来に成りて了ふて居るので、上の守護神と人民に、一日も早く改心致せと申しても、改心致すやうな優しい守護神が無いから、モウ神は一切りに致すより仕様が無いぞよ。外国の性来は前後構はずに、行り放第の行り方で在るから、トンと行き当りた所で、何う仕様方法もない、無茶九茶の暗雲で在るぞよ。悪が強いと一寸先きが目が届かむぞよ。外国の守護神がエライ経綸は為て居るが、悪の世は九分九厘行った所で、世が無くなると申して、明治二十五年から茲まで知らした事の、実地の現はれる時節が来たから、此の先きで是までのやうに思ふて居ると、大間違いが出来るぞよ。大きな誤解や慢心致して居りた守護神が、キリキリ舞を致して苦しむ事が、先繰り出て来るから、其苦しむのを見るのが厭であるから、変性男子は辛い役であるぞよ。変性男子が一度申した事は、何時になりても皆出て来るから、神の申した言を反いて致したら、取返しの成らん心配が出来て来て、ヂリヂリ舞いを致さな成らんやうに成るぞよ。三千世界の大立替であるから、今迄の一切の事を、根本から変えて了ふので在るから、今迄の事申して、エラソウに覇張りて居ると、肝腎の神に見放されて、矢張り仏の方が結構じゃと申して、悪魔の容器にしられて、斯世の中の役に立たぬ、蛆虫に成りて了ふぞよ。慢心ほど恐いものは無いぞよ。今までは、心の中に何程悪が在りても、学さえありて上に立ちて居りたら、立派に人民からは見えたなれど、世の立替に就いて、昔の生神が現はれて、審神者を致すから、我と我手に身魂の性来が現はれて来て、耻かしうて世間へ顔出しが出来んやうに成るから、何時までもクドウ気を附けるなれど、根本から外国御魂に成り変りて居るから、神が可愛想でも助けやうが無いぞよ。奥山の紅葉の在る中にと思へども、それは心で取るが良いぞよと申して、今迄の筆先に書して在ろうがな。改心出来ねばモウ何事が在りても、神と出口を恨める所は無いぞよ。表面ばかり立派な事を申して居りても、心の中に塵埃ありては、神国の御用には使はむぞよ。悪神が守護致すと自分がエラウ見えて、誠の人が阿房に見えたり、悪魔により見えは致さんから、取返しの附かぬ大間違が出来るので在るぞよ。気の毒なものじゃぞよ。外国の悪の仕組は、九分九厘で世が無くなると申して、明治廿五年から続いて知らしたが、チトは耳へ這入る守護神が在りても、悪の方の味方が多いから、心の弱い守護神人民は、直ぐに悪魔に頭を押えられて腰を折るから、何時までも世の立替が後れるから、世界の難渋が日に増しに激しく成る斗りで在るぞよ。日本は神国、霊主肉従の尊い国であるから、チトは日本魂の研けた人民が在りさうなものなれど、今の日本の国は、上から下まで外国の魂に化けて了ふて、我れさえ良くば、元の根本を無いやうに致して、我が苦労も致さずに他の苦労で行ろうと為ても、末代の世は続きは致さんぞよ。天地の大神も良し、守護神も人民も良しといふ様に成らねば、誠の日本魂とは申さんぞよ。世に落ちて居りた元の神が、神国の世に立帰りて、善一つの世に致すので在るから、是までの心を全部入れ替を致して、心を持ち直せば、神国の世に成れば誠に結構であるぞよ。玉水の龍宮館へ、御上りに成りて御出ます、乙姫様の御心を、今度は皆揃ふて上へ上りて居れる守護神が、茲で速かに是までの心の入れ代が出来んと、誠に此先きで気の毒が出来るから、今が一か八かの処であるぞよ。上の守護神に気が附いて来たら、世界中が善く成るなり、上に気が附かな、此先きは世界中の大きな難渋と成るが、モウ此先は悪では世が立ては行かんぞよ。斯の暗黒の世に、何んな事を為て見せても、書いて見せても、言ひ聞しても、気の附く守護神人民が無いが、悪の仕組ではジリジリと身魂が減って了ふから、向ふの国の云ふやうに為て居りたなら、モウ遠からん内に、日本との大戦争に成りて来るが、日本の国も外国と同じ事になりて、屈強盛りの人民が無く成る斗り、金の費るのは程が知れんぞよ。段々人が減る斗りで、何程人民がありたとて、人民力では到底行きは致さんぞよ。上から下まで、余り大きな誤解を致して居るから、悪の頭の仕組はモウ一足も、日本の国の御地の上では出来ん仕組が、日本の国には今に知った事で無いぞよ。茲へ成りて来ることは、天の大神様と、地の先祖の大国常立尊とは、元から日本の国に、一輪の経綸が為てありたのじゃぞよ。日本の人民が、日本魂の本の性来に成りて来んと、向ふの国には科学で、エライ仕組を致して居るから、何方へ附て良いと云ふ事が解らんやうな人民が、沢山に出て来るぞよ………。大きな取違いを致して居りたと云ふ事が、日本の上の守護神や、下たの人民に解りて来るのは、何れは向ふの国から攻めて来るから、昔の世の本から、日本の国には、斯んな大望な経綸が為て在りた事が、何方の国にも解りて来て、世界の人民がアフンと致して、手も足も能う出さずに、途方に呉れる事が出来するぞよ。斯の状態で神が構はずに見て居りたら、何方の国も後へ引くと云ふ事は致さんから、此処へ為りて来るから、明治廿五年から筆先で、何彼の事が知らしてありた通りの、時節が廻りて来て居るのに、人民といふものは実地の正末が出て来んと、誠に致さんから、俄かにヂリヂリ舞な成らん事に成るのじゃぞよ。人民は少とも先の見えんもので在るから、常に何彼の心得を致して置んと、マサカの時に狼狽へるぞよ。信心は常に在るぞよ。日々神に縋りて、身魂を綺麗に研いて居る人民と、斯世に神は無きものと申して居る人民とは立分るから、夫れで常から信神を致せと申すので在るぞよ。俄信神は間に合はんぞよ。何彼の事が迫りて、色々と是だけ大本の内と、御屋敷には真正の御神様が、彼方此方に御守護があるのに、厭な事を目の前に為て見せて遣らんと、承知が行かん浅間敷もので在るから、俄かにヂリヂリ舞はな成らん事が出て来るぞよ。そう成りてから走り込んで来て、何卒助けて呉れと申しても、ソンナ事には掛りて居れんやうに忙しくなりて、何んところで無いぞよ………。龍宮の乙姫殿が御守護あり出たら、世界はモ一つ何彼の事が騒がしく成るぞよ。向ふの国には悪の経綸で、何処までも行り抜こうとの企みであるなれど、日本の国にも神が蔭から動かん仕組が致して在るから、何方の行り方で末代の世が続いて行くものじゃ、善の道で続くか、悪の道で続くか、善と悪との力比べの大戦であるから、勝ちた方の道で、此の先の末代の世を、持ちて行くやうに成るので在るぞよ。今の日本の上に立ちて居る守護神は、九分九厘までは外国の行り方を、結構なやうに思ふて居るが、今に大きな了見違いで在りたと申す事が判りて来て、頭を掻いてヂリヂリ悶えを致すぞよと申して、明治廿五年から変性男子の手で書して在りたが、一分一厘の違いも無いぞよ。旧九月五日の朝の間に、出口直が神に御礼拝を致して居りた折に、明日から乙姫殿の御守護になると申して知らしたが、猶ほ筆でも知らしてあるぞよ。今迄に申して在る通りに、何も成りて来るぞよ。九分九厘に成ると手の掌が覆りて、綾部の此村と、綾部の町を動かして遣ると申して在ろうがな。世界と一同に動かすと申して、筆先に出して在ろうがな、皆出て来るぞよ。大きな目醒しが天地から在るぞよ。世界の事は何も彼も、筆先通りに成りて来るぞよ。十分に知らして在るから、チトは遅く成る事も在るなれど、人民の改心さえ出来たなら、余りイヤな事の無いやうに、良い方へ立替て、夫れ夫れの御用の命令を下げて、良い霊を入れ替て与ると、皆が勇みて良い御用が出来るから、一日の日の間にでも手の平を覆して、良く為て興るなれど、外国の悪い性来が移りて居るから、日本の国の守護神が、矢張り外国に化りて了ふて居るから、今の心では霊魂にして、国替でもさして洗濯を致さねば、到底言い聞かした位で聞くやうな、優しい身魂が無いぞよ。世に出て居れる方の守護神が、気が附いて来たら、元は日本で湧いたので在るから、日本の中にをいて守護さして与りたいなれど、外国に化りて了ふて居るから、八九分の身魂を出直しに致さねば、斯処へ成りてからは、モウ日の間が無いから、早く日本の身魂に立帰れば、此の先きは大国常立尊の、斯世は自由であるから、善の心に立帰りたら、善の身魂に致して、此の先は良く致してやりて、上へ上りて、日本の国を茲までに外国の性来に為て了ふた、其悪の名を表はさずに許して与るぞよ。
 是からは善一つの、天と地との御先祖様の教に立代えて、悪と云ふやうな見苦しい、イヤな血統は無い様に致して、昔の御先祖様の御血統の生粋の世に、日本の国を致しておいて、今度の二度目の世の立替を致さねば、斯世はこの儘では立ちて行かんから、此大本の変性男子と変性女子との人民には、見当の取れん御用が、神の経綸でさして在るから、何程人民が智慧、学で考えても、解りは致さんぞよ。是が人民に解りたら、三千年余りての大望な経綸が、成就いたさんから、一輪の仕組は今の今まで申さんぞよ。三段に分けて在る霊魂を、目鼻を付けねば成らんなり、何の様にも目鼻が一寸には附かんから、血筋が混ぜこぜの無茶苦茶に成りて了ふて、是迄の筆先に、大略は判りて居りても、肝腎の事が未だ出して無いから、是が中々大望と申すので在るぞよ。大望と口で申しても本真に致さんぞよ。大事の性念場と成りて、動きの取れん事に成らんと気が附かんが、其所で気が附いても世間並で、何にも仕様が無いから、因縁ある身魂をこの大本へ、神が綱を掛けて引き寄して、知らして居れど、余り慢心がヒドイので、改心の出来る身魂が何程も無いから、物事が遅れて神の迷惑どころか、世界の何も知らぬ人民が、永う苦しむのが可愛想で、神が目を明けて見て居れんから、大本へ立寄る人は、因縁の深い身魂斗りであるから、大本の中から一番に、改心いたして下されよ。
 日本の国には神から大望な仕組が為て在る、向ふの国も大きな仕組を致して居るが、戦争と天災とが初りたら、人民が三分に減ると、初発の筆先に書いてあるなれど、茲に成ると世界に残る人民が、二分位より無いぞよ。日本の国には誠の者が二分残る仕組で在れど、向ふの国はまだ約らん仕組をダラダラと致して、キマリの無い行り方で、行ける所まで行く、後前構はずで、何時まで掛りても頓着は致さず、自分の代に奪略な子の代に奪る、子の代に奪れな孫の代に取ると云ふ、気長な仕組を仕て居るから、日本の人民は男子は当然なり、女子も小供も、霊主肉従の日本魂の性来に成りて了はねば、今の如うなハイカラの心は、外国の身魂に成り限て居るから………、外国の仕組は先の約らん、行ける所まで行きて、行けんやうに成りた所に、モ一つと云ふ経綸がして無いから、外国の云ふやうに、今日本の守護神人民が致して居りたら、世界の身魂がヂリヂリ減りに無くなりて、元の泥海に成るぞよ。是ほど天地の神が茲まで苦労艱難、悔しき事を耐り約めて来た事が、水の泡には出来んから、成可は人民を減らさんやうに致したいと思ふて、変生男子の身魂が、余り苦労致して来たから、人の苦労が身に泌みて、心が沈みて、門へ出るのも厭がりて居るが………、是迄の人民の心では、如何しても何方の国も人が減る、一度の改心は人が減るから、是までの心を入れ替て、新つの世に致すので在るから、どうぞ一時も早く改心を致して下されよ。
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