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文献名1霊界物語 第1巻 霊主体従 子の巻
文献名2第2篇 幽界より神界へ
文献名3第18章 霊界の情勢〔18〕
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2016-05-22 21:43:48
あらすじ神界と幽界には、時間空間を超越している。過去・現在・未来が一度に鏡にかけたように見えるが、その区別は歴然と推断される。
時間の差異こそあれ、霊界で目撃したことは、必ず現界に現れてくる。
天界は天照大御神のご支配であるが、これについては後述する。ここでは地上神界の紛乱状態を明らかにする。
地上神界の主宰者は国常立尊であった。しかし事情によって引退せざるを得なくなった。その後を襲ったのは盤古大神という神である。盤古大神は悪神ではなく従順な神であった。
国常立尊の時代には国家のような境界はなかった。しかし天孫降臨以来、日本をはじめとしてさまざまな国家が誕生したのである。
そして支那に生まれた盤古大神は、葦原中津国にやってきて国祖の後を襲った。そして八王大神という直属の番頭神を使って、地の世界の諸国を統括したのである。また、各国々には、それぞれの番頭神として、八王八頭という神々を配置した。
これが、国常立尊後復権までの神界の有様である。
盤古大神の世になってから、各地に三種の悪霊・悪神が生じた。
露国のあたり:八頭八尾の大蛇(各国の八王八頭の番頭神の身魂を侵した)
印度:金毛九尾白面の悪狐(各国の八王八頭の番頭神の妻神に憑依)
ユダヤ:邪鬼(すべての神界ならびに現界の組織を打ち壊して、自分が盟主となって全世界を妖魅界にしようともくろむ)
日本は神国であり、これらの悪神の影響を免れたが、地上神界はこれらの悪神たちによって混乱のきわみに陥った。
ここにおいて天上にまします至仁至愛の大神は、このままでは神界、現界、幽界ともに破滅してしまうと思し召し、ふたたび国常立尊を召し出されて、神界および現界の建替を委任した。
坤之金神、金勝要神、竜宮乙姫、日出神が大神業の補佐に任じられた。また、天津神の嫡流である木花咲耶姫命、彦火々出見命が神業を手伝うことになった。
そもそも太古、葦原瑞穂中津国は、大国主命が武力をもって天下を治めていたが、天祖が天使を使わして武力で大国主命の権力をけん制した。そのため、大国主神も力尽きて、現界の政権を天命にしたがって、天孫に奉還したのであった。
この太古の時代の天孫のご降臨は、現在の日本のような小さな区画を支配するというのではなく、全地球の現界を治めるための降臨であったのである。しかしながら未完成な世界にはあらゆる邪悪が充満しているため、天の大神様のご大望が完成するにいたらなかった。
それどころか、弱肉強食の修羅の巷と化してしまい、地上神界、現界がほとんどまったく崩壊しようという状態に立ち至ったのである。
このような情勢に、天津神様は命令を下し給い、盤古大神に地上一切の幽政の権利を奉還させ、国常立尊に返すことになった。盤古大神は時節を知り、素直に大神様のご命令を奉戴することになった。
しかし、八王大神以下の国魂は、邪神のために精霊が汚されていたので、このような時節においても、悪事を画策していた。
かくして、国常立尊が地上の神界を統一する時節はすでに近づいている。神界平定後は、国常立尊は幽政を総覧し、大国主命は日本の幽政をつかさどるはずである。しかし現時点では、悪霊・悪神たちが、盤古大神を擁立して、幽界および現界を支配しようと悪計をめぐらしている。
天界では事態が容易でないことを見て取り、御三体の大神が地上に降臨して、国常立尊のご経綸に加勢することになった。国常立尊は、御三体の大神様のために仮の御息所を蓮華台上に建設してお迎え奉ることになる。
したがって、天の御三体の大神様の御息所ができれば、神界の経綸がいっそう進んだ証拠であると拝察することができるのである。
主な人物 舞台 口述日1921(大正10)年10月20日(旧09月20日) 口述場所 筆録者谷口正治 校正日 校正場所
OBC rm0118
本文の文字数3246
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本文  ここで自分は、神界幽界の現界にたいする関係を一寸述べておかうと思ふ。
 神界と幽界とは時間空間を超越して、少しも時間的の観念はない。それゆゑ霊界において目撃したことが、二三日後に現界に現はれることもあれば、十年後に現はれることもあり、数百年後に現はれることもある。また数百年数千年前の太古を見せられることもある。その見ゆる有様は過去、現在、未来が一度に鏡にかけたごとく見ゆるものであつて、あたかも過去、現在、未来の区別なきが如くにして、しかもその区別がそれと歴然推断され得るのである。
 霊界より観れば、時空、明暗、上下、大小、広狭等すべて区別なく、皆一様平列的に霊眼に映じてくる。
 ここに自分が述べつつあることは、霊界において見た順序のままに来るとはかぎらない。霊界において一層早く会ふた身魂が、現界では一層晩く会ふこともあり、霊界にて一層後に見た身魂を、現界にて一層早く見ることもある。今回の三千世界の大神劇に際して、檜舞台に立つところの霊界の役者たちの霊肉一致の行動は、自分が霊界において観たところとは、時間において非常に差異がある。
 されど自分は、一度霊界で目撃したことは、神劇として必ず現界に再現してくることを信ずるものである。
 さて天界は、天照大御神の御支配であつて、これは後述することにするが、今は地上の神界の紛乱状態を明らかにしたいと思ふ。今までは地上神界の主宰者たる国常立尊は、「表の神諭」に示されたるごとくに、やむを得ざる事情によつて、引退され給うてゐられた。
 それに代つて、太古において衆望を担うて、国常立尊の後を襲ひたまうた神様は、現在は支那といふ名で区劃されてゐる地域に、発生せられたる身魂であつて、盤古大神といふ神である。この神はきはめて柔順なる神にましまして、決して悪神ではなかつた。ゆゑに衆神より多大の望みを嘱されてゐたまうた神である。今でこそ日本といひ、支那といひ露西亜といひ、種々に国境が区劃されてゐるが、国常立尊御神政時代は、日本とか外国とかいふやうな差別は全くなかつた。
 ところが天孫降臨以来、国家といふ形式ができあがり、いはゆる日本国が建てられた。従つて水火沫の凝りてなれるてふ海外の地にも国家が建設されたのである。さて、いはゆる日本国が創建され、諸々の国々が分れ出でたるとき、支那に生まれたまうた盤古大神は、葦原中津国に来たりたまひて国祖の後を襲ひたまふた上、八王大神といふ直属の番頭神を御使ひになつて、地の世界の諸国を統轄せしめられた。一方いはゆる外国には、国々の国魂の神および番頭神として、国々に八王八頭といふ神を配置された。丁度それは日本の国に盤古大神があり、その下に八王大神がおかれてあつたやうなものである。日本本土における八王大神は、諸外国の八王八頭を統轄し、その上を盤古大神が総纜したまひましたが、八王八頭は決して悪神ではない。天から命ぜられて各国の国魂となつたのは八王であり、八頭は宰相の位置の役である。こういふ風なのが、今日、国常立尊御復権までの神界の有様である。
 さうかうするうちに、露国のあたりに天地の邪気が凝りかたまつて悪霊が発生した。これがすなはち素盞嗚命の言向和された、かの醜い形の八頭八尾の大蛇の姿をしてゐたのである。この八頭八尾の大蛇の霊が霊を分けて、国々の国魂神および番頭神なる八王八頭の身魂を冒し、次第に神界を悪化させるやうに努力しながら現在にいたつたのである。しかるに一方印度においては、極陰性の邪気が凝りかたまつて金毛九尾白面の悪狐が発生した。この霊はおのおのまた霊を分けて、国々の八王八頭の相手方の女の霊にのり憑つた。
 しかして、また一つの邪気が凝り固まつて鬼の姿をして発生したのは、猶太の土地であつた。この邪鬼は、すべての神界並びに現界の組織を打ち毀して、自分が盟主となつて、全世界を妖魅界にしやうと目論みてゐる。しかしながら日本国は特殊なる神国であつて、この三種の悪神の侵害を免れ、地上に儼然として、万古不動に卓立してをることができた。この悪霊の三つ巴のはたらきによつて、諸国の国魂の神の統制力はなくなり、地上の世界は憤怒と、憎悪と、嫉妬と、羨望と、争闘などの諸罪悪に充ち満ちて、つひに収拾すべからざる三界の紛乱状態を醸したのである。
 ここにおいて、天上にまします至仁至愛の大神は、このままにては神界、現界、幽界も、共に破滅淪亡の外はないと観察したまひ、ふたたび国常立尊をお召出し遊ばされ、神界および現界の建替を委任し給ふことになつた。さうして坤之金神をはじめ、金勝要神、竜宮乙姫、日出神が、この大神業を輔佐し奉ることになり、残らずの金神すなはち天狗たちは、おのおの分担に従つて御活動申し上げ、白狐は下郎の役として、それぞれ神務に参加することになつた。ここにおいて天津神の嫡流におかせられても、木花咲耶姫命と彦火々出見命は、事態容易ならずと見たまひ、国常立尊の神業を御手伝ひ遊ばすこととなり、正神界の御経綸は着々その歩を進め給ひつつあるのである。それと共にそれぞれ因縁ある身魂は、すべて地の高天原に集まり、神界の修行に参加し、御経綸の端なりとも奉仕さるることになつてをるのである。
 そもそも太古、葦原瑞穂中津国は大国主命が武力をもつて、天下をお治めになつてゐた。天孫降臨に先だち、天祖は第三回まで天使をお遣しになり、つひには武力をもつて大国主命の権力を制し給うた。大国主神も力尽きたまひ、現界の御政権をば天命のままに天孫に奉還し、大国主御自身は、青芝垣にかくれて御子事代主と共に、幽世を統治したまふことになつた。
 この時代の天孫の御降臨は、現在の日本なる地上の小区劃を御支配なし給ふためではなく、実に全地球の現界を知食すための御降臨であり給うた。しかしながら未完成なる世界には、憎悪、憤怒、怨恨、嫉妬、争闘等あらゆる邪悪が充満してゐるために、天の大神様の御大望は完成するにいたらず、従つて弱肉強食の修羅の巷と化し去り地上の神界、現界は、ほとんど全く崩壊淪亡しやうとする場合に立ちいたつたのである。
 かかる情勢を見給ひし天津神様は、命令を下したまひて、盤古大神は地上一切の幽政の御権利を、艮金神国常立尊に、ふたたび御奉還になるのやむなき次第となつた。ここに盤古大神も既に時節のきたれるを知り、従順に大神様の御命令を奉戴遵守したまうた。しかるに八王大神以下の国魂は、邪神のためにその精霊を全く汚されきつてゐるので、まだまだ改心することができず、いろいろと悪策をめぐらしてゐたのである。なかには改心の兆の幾分見えた神もあつた。
 かくの如くにして国常立尊が、完全に地上の神界を御統一なしたまふべき時節は、既に已に近づいてゐる。神界の有様は現界にうつりきたり、神界平定後は天津日継命が現界を治め給ひ、国常立尊は幽政を総纜したまひ、大国主命は日本の幽政をお司りになるはずである。しかし現在ではまだ、八頭八尾の大蛇、金毛九尾の悪狐および鬼の霊は、盤古大神を擁立して、幽界および現界を支配しやうと、諸々の悪計をめぐらしつつあるのである。
 しかしながら従順な盤古大神は、神界に対するかかる反逆に賛同されないので、邪鬼の霊はみづから頭目となり、赤色旗を押立てていろいろの身魂をその眷族に使ひつつ、高天原乗取策を講じてゐる。
 そこで天よりは事態容易ならずとして、御三体の大神が地上に降臨ましまして、国常立尊の御経綸を加勢なしたまふことになり、国常立尊は仮の御息所を蓮華台上に建設して、御三体の大神様を奉迎し給ふこととなるのである。
 したがつて、御三体の大神様の御息所ができたならば、神界の御経綸が一層進んだ証拠だと拝察することができる。
(大正一〇・一〇・二〇 旧九・二〇 谷口正治録)
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