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文献名1霊界物語 第1巻 霊主体従 子の巻
文献名2第4篇 竜宮占領戦
文献名3第28章 崑崙山の戦闘〔28〕
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ大八洲彦命は、元彦に命じて橄欖山を守らせた。この山はエルサレムの西方にある高山で、竜宮城防衛のための要所である。
竹熊は魔軍を率いて橄欖山の背後から襲撃を行った。大八洲彦命は天の高天原に裁断を仰ぐべく、太陰界に昇って月の大神に援軍を要請した。しかし天上においても正神・邪神両軍が戦闘中であり、大神に拝謁することはかなわなかった。
大八洲彦命はやむを得ず地上に戻り、天山の頂に降った。ここで邪神・胸長彦の伏兵にあったが、天上から『崑崙山に移れ』という神命が下り、天の羽衣を賜った。羽衣によって大八洲彦命以下の従神たちは、伏兵の難を逃れて崑崙山に難を避けることができた。
崑崙山は険峻であるが、山頂には広い平原が開けて、草花が咲き、果物がたくさん実っている。胸長彦の軍勢は崑崙山に攻め寄せたが、大八洲彦命たちは桃の実を取って打ちつけると、敵軍は雪崩のように山麓に落ち、敗退した。
このとき空中からは大自在天の部下の軍勢が、妖雲に乗って攻めかけてきた。大八洲彦命は桃の枝を折って左右に打ち払えば、たちまち妖雲は払われて、大自在天の軍勢は消えうせた。
一方、山麓からは胸長彦の軍勢が、体勢を立て直して再挙を図る声が聞こえてきた。大八洲彦命以下は、天に向かって天津祝詞を奏上した。すの清めの祝詞に、敵軍の声も大自在天のささやきも、風と消えうせた。
主な人物 舞台 口述日1921(大正10)年10月22日(旧09月22日) 口述場所 筆録者外山豊二 校正日 校正場所
OBC rm0128
本文の文字数1533
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本文  このとき大八洲彦命は元彦に命じて少数の神軍を引率れ、橄欖山を守らしめた。この山はエルサレムの西方にある高山で、エルサレムおよび竜宮城を守るには、もつとも必要の地点である。
 この時エデンの野に集まりし竹熊は木常姫、足長彦、富屋彦を部将として、第一着に橄欖山の背後に出で、背面より襲撃をしてきた。また一方大森別は中空より高津鳥の魔軍を指揮して、隕石の珠を黄金橋の上に無数に発射した。されども黄金橋は、どうしても落すことはできなかつた。
 ここにおいて大八洲彦命は改心したる牛人を引率し、天の高天原に裁断を仰ぐべく、雲井はるかに舞ひ上り、月の大神の裁断を乞ひ、かつ応援軍を派遣されむことを歎願した。しかしながら天上においても地の高天原と同様に、正邪両軍の戦闘真最中であつて、月の大神は月宮殿の奥深く隠れたまひ、拝顔することは得なかつた。
 大八洲彦命はやむを得ず地上に降臨せむとするに先立ち、牛人をして高天原の実情を金勝要神に報告せしめられた。しかし牛人は途中において竹熊、木常姫の一派の俘虜となり、大八洲彦命の報告をせなかつた。しかして再び、竹熊の魔軍に従つてしまつたのである。
 大八洲彦命は独り少数の神軍とともに、天山の頂に降つてきた。ここには胸長彦の軍勢が待伏せ、表面では歓迎と見せかけ、山麓に伏兵をおきて一斉に火弾を浴せかけた。そのとき天上に声あり、
『崑崙山に移れ』
との神命である。
 然るに山麓には伏兵が無数に取巻いてゐる。このとき天より天の羽衣が幾つともなく降つてきた。大八洲彦命はじめ従神は、一々これを身に纏ひ、中空を翔つて、やうやく崑崙山に難を避けた。
 険峻な山に似ず、山巓には非常な平原が広く展開されてあり、いろいろの草花が爛漫と咲き乱れ、珍らしい果実が沢山に実つてゐた。大八洲彦命の一隊は、非常に空腹を感じたために、その果物を取つておのおの食料に代へた。胸長彦の軍勢は、またもや山麓に押寄せて八方より喊声を揚げた。見ると、数百万の魔軍が蟻の這ひ出る隙もなきまでヒシヒシと取り巻いてゐる。しかしてその軍勢は十二の山道を伝うて十二方より、一度に攻め上つて来た。めいめいに手分して、大八洲彦命の軍勢は各自各部署を定め上りくる軍勢を、そこに実つてゐる桃の実を取つて打ちつけた。たちまち敵軍はいづれも、雪崩の如くになつて潰え、山麓に落ち込んだ。
 この時、中空から何ともいへぬ妖雲が現はるよと見るまに、大自在天大国彦の部下の将卒が、四方八方より崑崙山を目がけて破竹の勢で攻めかけてくる。大八洲彦命は桃の枝を折り、それを左右に打ち振りたまへば、部下の神将もおなじく桃の枝をとつて、大自在天の魔軍に向つて打ち振つた。見る間に一天カラリと晴れわたり、拭ふがごとく紫の美はしき祥雲に変つてきた。而して非常に大なる太陽は山腹を豊栄登りに立ち登り、天地の暗を照して皎々と山の中央に輝きはじめた。しかして黒雲の中から大自在天の軍勢の姿は消え失せた。しかし山の八合目あたりに何となくどよめきの声が聞えてきた。敵軍が再挙の相談の声である。胸長彦の魔軍勢は、山麓の谷に落ちて或ひは傷つき、あるひは死し非常な混雑を極めてゐる。その声と相合して何ともいへぬ嫌な感じである。よつて大八洲彦命は、天に向つて天津祝詞を奏上された。つづいて従属の神人も同じく祝詞を合唱した。その声は天地に響きわたつて、そこら一面夜が明けたやうな、壮快な感じがする。そのとき既に太陽は形を小さくして、中天に上つてゐた。今までの敵軍の矢叫びの声も、大自在天軍の囁きも松吹く風と変つてしまつた。
(大正一〇・一〇・二二 旧九・二二 外山豊二録)
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