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文献名1霊界物語 第1巻 霊主体従 子の巻
文献名2第4篇 竜宮占領戦
文献名3第31章 九山八海〔31〕
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ大八洲彦命は一度天教山に退却した。稲山彦は潮満の珠をもって天教山を水没させようとした。地上はたちまち泥の海と化した。
このとき天神が雲間より現れて、魔軍に火弾を投げて発射し、天教山の神軍を応援した。泥海に火弾は効果を発揮しなかったが、白煙が立ち上ってそれが敵軍を悩ませた。
稲山彦は潮満の珠によってますます水かさを増して、天教山は危機に瀕した。ここにおいて稲山彦は降伏の文書を天教山に送り、大八洲彦命が竜宮の職をなげうつか、自殺するか選択を迫った。
大八洲彦命は天運ここに尽きたと覚悟を決めて、まさに自殺をしようとしたその刹那、東の空から天教山に下ってきた足玉彦、斎代姫、磐楠彦の三部将は風軍を引き連れ、大風を引き起こした。
水は天教山からさかしまに、稲山彦の陣取る天保山に打ち寄せた。さらに竜神を引き連れた部将神たちが、水を天保山に発射して応援した。
稲山彦は潮満の珠を取り出して、再び天教山に水をあふれさせた。水はたちまち大八洲彦命の首の辺りまでも浸すほどになってしまった。
このとき突然、天教山は大音響とともに高く突出し、逆に邪神の陣取る天保山は水中深く没してしまった。天教山は、富士の神山となった。
天教山の頂上から鮮麗な光輝が立ち上ると、木花姫命を頭とする天人たちが現れ、大八洲彦命に真澄の珠を与えた。
天教山が天高く突出したのは、国常立尊が蓮華台上で雄たけびしたもうた神業の結果である。天保山の陥落した跡が、今の日本海となった。
九山とは、九天に届くばかりの高山を意味し、八海とは、八方に海をめぐらした国土の意味である。ゆえに、秋津島根の国土を、九山八海の霊地と称するのである。
主な人物 舞台 口述日1921(大正10)年10月22日(旧09月22日) 口述場所 筆録者加藤明子 校正日 校正場所
OBC rm0131
本文の文字数1712
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本文  大八洲彦命は、杉松彦、若松彦、時彦、元照彦の部将とともに、八島別の現はれし天教山に引きかへし、ここに防戦の準備に取りかかつた。稲山彦は大虎彦と獅子王の応援を得て勝に乗じ、天教山を八方より取りまいた。
 稲山彦は潮満の珠をもつて、天教山を水中に没せしめむとした。地上はたちまち見渡すかぎり泥の海と一変した。このとき天空高く、東の方より花照姫、大足彦、奇玉彦は天神の命によりてはるかの雲間より現はれ、魔軍にむかつて火弾を発射し、天教山の神軍に応援した。されど一面泥海と化したる地上には、落ちた火弾も的確にその効を奏せなかつた。ただジユンジユンと怪しき音を立てて消えてゆくばかりである。されど白煙濛々と立ち昇りて、四辺を閉ざすその勢の鋭さに敵しかねて、敵軍は少なからず悩まされた。
 このとき稲山彦の率ゆる魔軍は天保山に登り、まづ潮満の珠をもつて、ますます水量を増さしめた。天教山は危機に瀕し、神軍の生命は一瞬の間に迫つてきた。折しも杉松彦、若松彦、時彦は、天教山にすむ烏の足に神書を括りつけ、天保山に向つて降服の意を伝へしめた。烏の使を受けた稲山彦は、意気揚々として諸部将を集め会議を開いた。その結果は、
『大八洲彦命が竜宮城管理の職を抛つか、さもなくば自殺せよ。しからば部下の神軍の生命は救助せむ』
との返信となつて現はれた。この返信を携へて烏は天教山に帰つてきた。神書を見たる杉松彦、若松彦、時彦は密かに協議して、自己の生命を救はむために大八洲彦命に自殺をせまつた。
 大八洲彦命は天を仰ぎ地に俯し、部下の神司らの薄情と冷酷と、不忠不義の行動を長歎し、いよいよ自分は天運全く尽きたるものと覚悟して、今や将に自殺せむとする時しもあれ、東の空に当つて足玉彦、斎代姫、磐樟彦の三部将はあまたの風軍を引きつれ、
『しばらく、しばらく』
と大音声に呼ばはりつつ、天教山にむかつて最急速力をもつて下つてきた。忽然として大風捲きおこり、寄せきたる激浪怒濤を八方に吹き捲つた。泥水は風に吹きまくられて、天教山の麓は水量にはかに減じ、その余波は大山のごとき巨浪を起して、逆しまに天保山に打ち寄せた。
 天保山の魔軍は潮干の珠を水中に投じて、その水を減退せしめむとした。西の天よりは道貫彦、玉照彦、立山彦数万の竜神を引きつれ、天保山にむかつて大水を発射した。さしもの潮干の珠も効を奏せず、水は刻々に増すばかりである。これに反して天教山は殆ど山麓まで減水してしまつた。南方よりは白雲に乗りて、速国彦、戸山彦、谷山彦の三柱の神将は、あまたの雷神をしたがへ、天保山の空高く鳴り轟き天地も崩るるばかりの大音響を発して威喝を試みた。
 ここに稲山彦は、天保山上に立ちて潮満の珠を取りいだし、一生懸命に天教山の方にむかつて投げつけた。水はたちまち氾濫して天教山は水中に陥り、大八洲彦命の首のあたりまでも浸すにいたつた。
 泥水はなほもますます増える勢である。このとき東北に当つて、天地六合も崩るるばかりの大音響とともに大地震となり、天保山は見るみるうちに水中深く没頭し、同時に天教山は雲表に高く突出した。これが富士の神山である。
 時しも山の頂上より、鮮麗たとふるに物なき一大光輝が虹のごとく立ち昇つた。その光は上に高く登りゆくほど扇を開きしごとく拡がり、中天において五色の雲をおこし、雲の戸開いて威厳高く美しき天人無数に現はれたまひ、その天人は山上に立てる大八洲彦命の前に降り真澄の珠を与へられた。その天人の頭首は木花姫命であつた。
 この神山の、天高く噴出したのは国常立尊の蓮華台上に於て雄健びし給ひし神業の結果である。その時現代の日本国土が九山八海となつて、環海の七五三波の秀妻の国となつたのである。
 天保山の陥落したその跡が、今の日本海となつた。また九山とは、九天にとどくばかりの高山の意味であり、八海とは、八方に海をめぐらした国土の意味である。ゆゑに秋津島根の国土そのものは、九山八海の霊地と称ふるのである。
(大正一〇・一〇・二二 旧九・二二 加藤明子録)
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