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文献名1霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻
文献名2第5篇 百花爛漫
文献名3第31章 七人の女〔424〕
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ鬼武彦は、日の出神の命により、八岐大蛇に憑依された大自在天大国彦(常世神王)の動静をさぐるべく、常世神王の臣下・鷹取別の部下となって潜入し、今では常世神王からも信頼を受けるに至った経緯を一同に語った。
語り終えると、鬼武彦の竹山彦は、いずこともなく姿を消してしまった。一同はこの不思議に茫然としていたが、三五教の神のご守護を知らされて感謝に堪えず、宣伝歌を歌って神徳をたたえた。また、松代姫は春山彦夫婦への感謝と神への感謝の歌を歌った。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年02月17日(旧01月21日) 口述場所 筆録者加藤明子 校正日 校正場所
OBC rm0931
本文の文字数2340
本文のヒット件数全 1 件/橘姫=1
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本文  海の内外の分ちなく  神の御稜威は照り渡る
 常世の浪を隔てたる  北と南の大陸の
 荒ぶる浪も高砂や  間の国の神の森
 花咲き匂ふ春山の  郷の司の春山彦
 心の花も麗しく  梅か桜か桃の花
 野山も笑ふ春姫の  あやどる野辺の若緑
 栄えさかえて五月空  暗も晴れ行く夏姫の
 心の空に照る月は  光眩く澄み渡り
 秋月姫の真心は  紅葉の錦織る如く
 東の海を分け昇る  月の姿も西の空
 空つく山の頂に  光も深雪のきらきらと
 輝きわたる深雪姫  冷酷無惨の世の中に
 春の花咲き夏山の  緑滴る夫婦が情
 神の教もたちばなや  非時薫る橘姫
 親子五人の真心は  いづの身魂の世を救ふ
 神の心と知られけり  ミロクの御代を松代姫
 常世の空を晴らさむと  春夏秋の露霜を
 凌ぐ心の竹笹や  風に揉まるるなよ草の
 撓むばかりの竹野姫  霜の剣や雪の衣
 冷たき風に揉まれつつ  心の色の永久に
 万の花に魁けて  咲も匂へる梅ケ香姫の
 真心こそは香ばしき  花の蕾ぞ麗しき
 神の守りの顕著く  大江山に現はれし
 鬼武彦の御従神  神の御稜威も高倉や
 空照り渡る白狐の旭  月日も共に変身の
 その働きぞ健気なれ。
 鬼武彦は立ち上り、座敷の中央にどつかと坐し、
『さしもに清き癸の、亥の月今日の十六夜の月は早西山に傾きたれば、四更を告ぐる鶏鳴に、東の空は陽気立ち、光もつよき旭狐の空高倉と昇るらむ。月日の駒の関もなく、大江山を出でしより、東や西や北南、世界隈なく世を照らす、日出神の御指揮、常世の国に渡り来て、千変万化に身を窶し、神の経綸に仕へたる、吾は卑しき白狐神、数多の眷属引き連れて、神の大道を守る折、心驕れる鷹取別の、曲の企みを覆へさむと、朝な夕なに心を砕き、旭、高倉、月日と共に、三五教を守護せし、鬼をも摧ぐ鬼武彦が、心を察したまはれかし。八岐の大蛇に呪はれし、大国彦の曲業は、比類まれなる悪逆無道、鷹取別や遠山別、中依別の三柱神は、姫の命を捕へむと、四方八方に眼を配り、醜女探女を数限りもなく配り備ふるその危さ、手段をもつて鷹取別が臣下となり、竹山彦と佯はつて甘く執り入り、常世神王の覚も目出度く、今日の務を仰せつけられしは、天の恵の普き兆、善を助け悪を亡す、誠の神の経綸、ハヽア嬉しやうれしや勿体なや。さはさりながら御一同の方々、必ず共に御油断あるな、一つ叶へばまた一つ、欲に限りなき、体主霊従の邪神の魂胆、隙行く駒のいつかまた、隙を狙つて、三人の月雪花の御娘御を、奪ひ帰るもはかられず、只何事も神直日、大直日の神の御恵みによつて、降り来る大難を、尊き神の神言にはらひ退け、朝な夕な神に心を任せたまへ、暁告ぐる鶏の声、時後れては一大事、吾はこれよりこの場を立去り、鷹取別の館に参らむ。いづれもさらば』
と云ふかと見れば姿は消えて、何処へ行きしか白煙、夢幻となりにけり。
 合点の行かぬこの場の有様、春山彦を始めとし、花にも擬ふ七人は、茫然として暫し言葉もなかりしが、春山彦は立ち上り、天を拝し地を拝し、
『あゝ有難や尊やな、親子夫婦が真心を、神も照覧ましませしか』
と、涙と共に宣伝歌、いと淑やかに歌ひ始むる。七人の女も口を揃へて、
『神が表に現はれて  善と悪とを立別る
 この世を造りし神直日  心も広き大直日
 ただ何事も人の世は  直日に見直せ聞き直せ
 世の曲事は宣り直せ  朝日は照るとも曇るとも
 月は盈つとも虧くるとも  たとへ大地は沈むとも
 誠の神は世を救ふ  誠の神は世を救ふ』
と歌ひながら拍手する声は天地も揺ぐばかりなり。松代姫は立ち上り、
『天と地とは睦び合ひ  四方の民草神風に
 靡き伏す世を松代姫  ミロクの神の現はれて
 親子五人のいつ御魂  松竹梅のみつ御魂
 三五の月も空高く  輝き渡る麻柱の
 神の教を伝へむと  高砂島を後に見て
 常世の国の空寒く  カルの都に差しかかる
 神の使の宣伝使  冷たき風に曝されて
 間の国にさしかかる  雨か涙か松の露
 露のこの身を神国に  捧げて間の国境
 来る折しも鷹取別の  猛き力に小雀の
 かよわき女の一人旅  尾羽打枯らす手弱女を
 捕へ行かむとする時に  空を焦して降り来る
 唐紅の火柱に  打たれて逃ぐる曲津見の
 消え行く後に唯一人  疲れしこの身を横たへて
 心私かに宣伝歌  歌ふ折しも春山彦の
 神の命に救はれて  堅磐常磐の巌窟に
 来りて見れば懐かしき  竹野の姫のすくすくと
 笑顔に迎へし嬉しさよ  世人の心冷え渡る
 中にも目出度き夏姫の  日に夜に厚き御仁慈
 神の恵のいや深く  神の御稜威はいや高く
 輝く月雪花の御子  春山彦や夏姫の
 御恩はいつか忘るべき  心はいつか忘るべき
 嗚呼有難や麻柱の  教を立てし皇神の
 御稜威は千代に栄ゆべし  功は四方に開くべし』
と感謝の歌を詠みて、元の座に復しける。
 屋外には、天空を轟き渡る天の磐船、鳥船の音、天地を圧し、木枯の風は唸りを立てて雨戸を叩くぞ淋しけれ。
(大正一一・二・一七 旧一・二一 加藤明子録)
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