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文献名1霊界物語 第26巻 海洋万里 丑の巻
文献名2第1篇 伊都宝珠よみ(新仮名遣い)いずほっしゅ
文献名3第1章 麻邇の玉〔766〕よみ(新仮名遣い)まにのたま
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2019-07-15 10:20:09
あらすじ世界の五大洲である豊葦原の瑞穂国の中でも、メソポタミヤの楽園と並んで清い自転倒島は、七五三の波清く風穏やかな神守の島や、蓮華台上の霊山に、この世を清める三つ御霊が現れた。国治立大神は厳の御霊を分け給い国武彦と現れて、五六七の神世が来るまで無限の力を隠しつつ、松の世の礎を固く築き固める。玉照彦命、玉照姫命になぞらえて、金剛不壊の如意宝珠、黄金の玉、紫の玉などの宝玉を集めて、豊国主命の分霊である言霊別命の末裔である言依別命を教主として、錦の宮に伊都能売の神策を仕組み給うた。言依別命、玉能姫、初稚姫の三つの御霊は、ひそかに神の宣勅を受けて、玉のありかを隠して、遠い未来の三つの御玉の出現を待ち給う。神素盞嗚大神の深遠微妙な御経綸である。梅子姫を竜宮の宝島に遣わして、黄竜姫を盾として、玉治別、久助、お民、友彦、テールス姫らの身魂を磨き、諏訪の湖から五つの玉を玉依姫から授かった。言依別命は、竜宮島から宝玉を持ち帰った十人の宣伝使を迎えるために、杢助や遠近に派遣していた神司を集めて、事の詳細を包み隠さず示した。そして数多の人々を引き連れて、由良の港へと十人を迎えに出立した。八咫烏は梅子姫、初稚姫、玉能姫、玉治別、黄竜姫、蜈蚣姫、友彦、テールス姫、久助、お民を乗せて由良の港の秋山彦の館に降ってきた。一行は歓呼の声に迎えられ、五個の宝玉は、用意されていた柳箱に納められた。言依別命と秋山彦夫婦は、別館において慰労の宴に列し、歓声は四辺に聞こえてきた。素盞嗚尊は辺りに人が無いことを見ると、国武彦命と何事かを示し合わせ、五十子姫を招くと、言依別、秋山彦、紅葉姫と共に玉の入った柳箱を次の間に運ばせ、同じ形の箱を元の神前に飾り入れ替えてしまった。この御経綸は、国武彦命、梅子姫、五十子姫、言依別命、秋山彦・紅葉姫夫婦のほかには絶対に知る者はなかった。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年07月17日(旧閏05月23日) 口述場所 筆録者松村真澄 校正日 校正場所 初版発行日1923(大正12)年6月5日 愛善世界社版15頁 八幡書店版第5輯 153頁 修補版 校定版17頁 普及版5頁 初版 ページ備考
OBC rm2601
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本文  三千世界の梅の花  一度に開く五大洲
 豊葦原の瑞穂国  中にも分けて神恩の
 恵み洽き中津国  メソポタミヤの楽園と
 並びて清き自転倒の  大和島根は磯輪垣の
 秀妻国と称へられ  七五三の波清く
 風穏かな神守の  島に名高き真秀良場や
 青垣山を繞らせる  霊山会場の蓮華台
 此世を清むる三つ御魂  四尾の峰の山麓に
 国治立大神は  厳の御霊を分け給ひ
 国武彦と現はれて  五六七の神世の来る迄
 無限の力を隠しつつ  花咲く春を松の世の
 磯固く築きかため  空澄み渡る玉照彦の
 神の命や玉照姫の  神の命を日月の
 神の使になぞらへて  金剛不壊の如意宝珠
 黄金の玉や紫の  稀代の宝玉集めまし
 豊国主の分霊  言霊別の魂の裔
 言依別を教主とし  錦の宮に千木高く
 下津岩根に宮柱  太知り建てて伊都能売の
 幽玄微妙の神策を  仕組み給ひし雄々しさよ
 言依別や玉能姫  初稚姫の三つ御魂
 ひそかに神の宣勅  頸に受けて永久に
 玉の在処を秘めかくし  三つの御玉の出現を
 遠き未来に待ち給ふ  神素盞嗚大神の
 深遠微妙の御経綸  梅子の姫を竜宮の
 宝の島に遣はして  黄竜姫を楯となし
 天火水地と結びたる  青赤白黄紫の
 五つの玉を諏訪湖の  玉依姫の御手より
 初稚姫や玉能姫  玉治別を始めとし
 久助お民の五つ身魂  研き澄まして水晶の
 輝き渡る宝玉を  授け給へば五柱
 心を清め身を浄め  押戴いて梅子姫
 黄竜姫や蜈蚣姫  テールス姫や友彦の
 研き澄ました神司  無言の儘に手に渡し
 玉依姫の御前を  しづしづ立ちて三つの門
 くぐりて帰る諏訪湖の  金波漂ふ磯端に
 帰りて湖面に合掌し  感謝の折柄中空を
 照らして下る八咫烏  黄金の翼を打拡げ
 十曜の紋の十人連  背に乗せつつ久方の
 天津御空を勇ましく  雲霧分けて下り来る
 自転倒島の中心地  綾の高天の空近く
 帰り来るぞ目出度けれ  言依別は神界の
 知らせに依りて杢助や  其他数多の神司
 八尋の殿に招き寄せ  五つの玉の中空を
 翔りて下る瑞祥を  祝ぎ奉り歓迎の
 準備をなさむと遠近に  派遣し置きたる神司
 使を馳せて一所に  集めて事の詳細を
 包み隠さず示しける  一つ島より中空を
 掠めて聖地に降り来る  十の身魂を迎へむと
 数多の人々引きつれて  由良の港へすくすくと
 列を正して出で向ふ  あゝ惟神々々
 御霊幸はへましませよ。
 言依別命は杢助を始め、音彦、国依別、秋彦、波留彦、佐田彦、夏彦、常彦其他の面々を引きつれ、東助に留守を頼み、聖地を立つて舟に乗り、由良川を下りて由良の港の秋山彦が館に立向ひ、梅子姫一行の八咫烏に乗りて帰り来るを待受ける事となつた。
 八咫烏は梅子姫、初稚姫、玉能姫、玉治別、黄竜姫、蜈蚣姫、友彦、テールス姫、久助、お民といふ順に、秋山彦の館に羽撃き勇ましく、広き庭前に降つて来た。歓呼拍手の声は天地も揺ぐ許りであつた。館の主人秋山彦、紅葉姫は恭しく無言の儘目礼しながら、言依別命を先頭に、杢助以下の神司と共に、梅子姫の一行を奥の間に案内し、一同の労苦を謝した。予て用意の五個の柳筥に、一々玉を納められ、神前に安置され、一同打揃うて感謝祈願の祝詞を奏上し、終つて直会の宴は開かれた。次の間より襖押し開け、しづしづと、五十子姫を先頭に立て、神素盞嗚大神、国武彦命と共に一同の前に現はれ給ひ、愈神政成就の基礎確立せる事を喜び給ひ、且つ一同の至誠至実の活動を感賞し給ひ、別室に於てゆるゆる休息せよと宣示し、又もや一間の内に姿を隠し給うた。言依別命、秋山彦夫婦は後に残り、一同は別館に於て再び慰労の宴に列し、歓声湧くが如く四辺に聞えて来た。
 素盞嗚尊は四辺に人無きを見すまし、国武彦命と何事か諜し合せ給ひ、五十子姫を此場に招き、無言の儘、言依別、秋山彦、紅葉姫と共に、柳筥を次の間に運ばせ、更めて同じ形の柳筥を元の神前に飾らせ給うた。
 此御経綸は国武彦命を始め梅子姫、五十子姫、言依別命、秋山彦夫婦より外に絶対に知る者はなかつたのである。
(大正一一・七・一七 旧閏五・二三 松村真澄録)
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