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文献名1霊界物語 第60巻 真善美愛 亥の巻
文献名2前付よみ(新仮名遣い)
文献名3序文よみ(新仮名遣い)じょぶん
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2021-07-26 20:32:21
あらすじ
すべて教法には大乗と小乗の区別がある。一般民衆に理解しやすく説示するのを小乗と言う。卑近な例を引いたり何人にも解し易い言語をもって示す。多数一般の人に神の教えを説くときには小乗でなければ駄目である。

ただ、いわゆる知識階級は小乗には耳を傾けないものである。何事も難解的な経典をもって唯一成道の大法と心得ている自称先覚者には、霊界の事情は容易には解されない。

また自然界とまったく相反する神霊界の消息に対して、科学を基礎としなくては駄目だと思惟している知識階級の人々は、いずれも九十五種外道の全部を完備していると言ってもよいくらいなものである。

大乗を究めようとして知らず知らずの間に外道に陥落し、一も取らず二も取らず、ついには混迷と愚痴とのみを取得するに至る。

すべて天国に昇るものは、小乗を聞いて、直ちに神霊界の消息を感知し得る神的知識者である。現界にあって学者と言われる人々も神的知識なるものを欠くときは、決して神霊界を窺うことはできない。

すべて大乗教義は上根者、宣伝使などの所業の教理であって、一般学者はとうてい感得することができない神秘である。法大、心大、解大、浄大、荘厳大、時大、具足大の七大乗は、神に選ばれた神知識の所有者でなければ、その真相を究めることは不可能である。

神を信ぜず、その存在を認めず、神を愛しない者は決してその関門さえも窺うことは許されない。大乗は歯に合わず、小乗は馬鹿にして耳を傾けない、という者は神諭に途中の鼻高と称えられている。

五濁を清め去り、清浄無垢赤子の心境に立って初めて神霊界の真義に歩を向けることができるのである。

この物語もまた神示の所作なれば、五濁を除去しもってこれに向かうときは、無等々正覚を得て人生の本分を全うし、不老不死の天国の生涯を生きながら楽しむことができる案内書となるのであります。
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年04月05日(旧02月20日) 口述場所皆生温泉 浜屋 筆録者松村真澄 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年8月12日 愛善世界社版前付 1頁 八幡書店版第10輯 595頁 修補版 校定版前付 1頁 普及版60頁 初版 ページ備考
OBC rm600001
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本文  凡て教法には大乗小乗の区別がある。一般民衆に理解し易く説示するを小乗と曰つて、卑近な例を引いたり、何人にも解し易き言語を以て示すの類をいふ。多数一般の人々に対して神の教を説く時はどうしても小乗でなければ駄目である。哲学的思索に耽つて居るやうな所謂知識階級に対しては、又小乗では馬鹿にして耳を傾けないものである。何事も難解的の経典を以て、唯一成道の大法と心得て居る自称先覚者には、霊界の事情は容易には解されない。自然界と全く相反する所の神霊界の消息に対して、科学を基礎とせなくては駄目だと思惟して居る知識階級の人々は、何れも九十五種外道の全部を完備して居ると云つても良い位なものである。大乗を究めむとして不知不識の間に外道に陥落し一も取らず二も取らず、終には昏迷と愚痴とのみを取得するに至る。
 凡て天国に昇るものは小乗を聞いて、直ちに神霊界の消息を感知し得る神的知識者である。現界にあつて学者と謂はるる人々も神的知識なるものを欠く時は、決して神霊界を窺ふ事は出来ない。凡て大乗教義なるものは、上根者、宣伝使等の所業の教理であつて、一般学者の到底感得し能はざる神秘である。大乗とは一に法大、二に心大、三に解大、四に浄大、五に荘厳大、六に時大、七に具足大、以上の七大乗は神に選まれたる神知識の所有者でなければ、到底今日勃興しつつある学者間の科学的研究態度にては、仮令数百年を経るとも其真相を究むる事は不可能事である。神を信ぜず、その存在を認めず、神を愛せざるものは決してその関門さへも窺ふことは許されない。而して大乗は歯に合はず、小乗は馬鹿にして耳を傾けず、暗中摸索の境涯に迷ふものは、科学本能主義の学者の通常辿る処の経路である。之を神諭には途中の鼻高と称へられてゐる。神を外にして霊界を知らむと如何に焦慮するとも、決してそのアナンタニルデーシャ・ブラテスターナ(無量義処)に達することは出来ない。カルバシャーヤ(劫濁)クレーシャガシャーヤ(煩悩濁)サッドワカシャーヤ(衆生濁)ドルスチカシャーヤ(見濁)アーユシカシャーヤ(命濁)の五濁を清め去り、清浄無垢赤子の心境に立ちて初めて神霊界の真義に歩を向くることが出来るものである。この物語も亦神示の所作なれば五濁を除去し、以て之に向ふ時は、神命垂示のマハービジニヤーナーヒアー(大通智勝)を感受し、マハービューバ(大荘厳)の神理を味はひ、神霊のラトナーヷ・バーサ(宝音)に接し、無等々正覚を得て人生の本分を全ふし、不老不死天国の生涯を生き乍ら楽しむ事が出来る案内書となるのであります。
 アヽ惟神霊幸倍坐世。
   大正十二年四月
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