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文献名1霊界物語 第73巻 天祥地瑞 子の巻
文献名2前付
文献名3総説
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ
主な人物 舞台 口述日1933(昭和8)年10月04日(旧08月15日) 口述場所天恩郷 千歳庵 筆録者加藤明子 校正日 校正場所
OBC rm730002
本文の文字数2524
本文のヒット件数全 2 件/稚姫君命=2
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本文  三千大千世界の大宇宙を創造し給ひし大国常立の大神は、ウ声の言霊の御水火より天之道立の神を生みたまひ、宇宙の世界を教へ導き給ひたるが、数百億年の後に至りて、稚姫君命の霊性の御霊代として尊き神人と顕現し、三千世界の修理固成を言依さし給ひ、又アの言霊より生り出でし太元顕津男の神の御霊も神人と現れ、共に神業を励み給ひける。天の時茲に到りて厳の御霊稚姫君命は再び天津御国に帰り給ひ、厳の御霊の神業一切を瑞の御霊に受け継がせ給ひける。ここに厳の御霊瑞の御霊の活動を合して伊都能売の御霊と現れ、万劫末代の教を固むる神業に奉仕せしめ給ひたるなり。
 厳の御霊は荒魂の勇と和魂の親を主とし、奇魂の智と幸魂の愛は従となりて活き給ひ、瑞の御霊は奇魂の智と幸魂の愛主となり、荒魂の勇と和魂の親は従となりて世に現れ、今や破れむとする天地を修理固成すべく現れ出でたるなり。而して厳の御霊は経の神業なれば言行共に一々万々確固不易なるに反し、瑞の御霊の神業は操縦与奪其権有我の力徳を以て神業に奉仕し給ふ神定めなり。神諭にも、経の御用はビクとも動かれず鵜の毛の露程も変らぬが、瑞の御霊は緯の御用なれば機の緯糸のごとく、右に左に千変万化の活動あることを示されたり。しかるに今や伊都能売の御霊と顕現したれば、経緯両方面を合して神代の顕現に従事し給ふこととなりたれば、益々その行動の変幻出没自由自在なるは到底凡夫の窺知し得べきものにあらず。斯くして大宇宙の神界治まり、三千世界の更生となりて、全地上の更生の神業は成就すべきなり。この消息を知らずして大神業に奉仕せむとするものは、恰も木に拠つて魚を求むる如く、海底に野菜を探り、田園に蛤を漁るが如し。
 神は至大無外至小無内在所如無不在所如無底のものなれば、従来の各種の宗教や賢哲の道徳率を標準としては、伊都能売神の御神業は知り得べき限りにあらず。例へば機を織るにしても経糸はビクとも処を変ぜず緊張し切りて棚にかかり、緯糸は管に巻かれ杼に呑まれて小さき穴より一筋の糸を吐き出し、右に左に経糸の間を潜り立派なる綾の機を織上ぐる如きものなり。機を織る緯糸は一度通ずれば二度三度筬にて厳しく打たれつつ、ここに初めて機の経綸は出来上るものなり。
 綾機の緯糸こそは苦しけれ
  一つ通せば三度打たれつ

 神界の深遠微妙なる経綸については千変万化極まりなく、善悪相混じ美醜互に交りて完全なる天地は造られつつあるなり。伊都能売神の神霊も亦その如く三十三相は言ふも更なり、幾百千相にも限りなく臨機応変して神業に依さし給へば、凡人小智の窺知すべき限りにあらざるを知るべし。
 且つ厳の御霊の教は神人一般に対し、仁義道徳を教へ夫婦の制度を固め、仮にも犯すべからざるの神律なり。故に瑞の御霊の大神は紫微天界の初めより太元顕津男の神と現れまして、国生み神生みの神業に奉仕し給ひ、万代不動の経綸を行ひ給ひつつ若返り若返りつつ末世に至るまでも活動給ふなり。其間幾回となく肉体を以て宇宙の天界に出没し、無始無終に其の経綸を続かせ給へば、他の神々は決して其の行為に習ふべからざるを主の神より厳定されつつ今日に至れるなり。
 神諭に経の御用は少しも動かされず変へられないが、緯の御用は人間の知恵や学問にては悟り得べきものにあらざれば、神に仕ふる信徒達は其の心にて奉仕せざれば神界経綸の邪魔となると示されてあるのは、此間の消息を伝へられたるものなり。
 故に本書は有徳の信者又は上根の身魂にして神理を解し得る底の身魂にあらざれば授与せざるものとす。この物語を読みて神理を覚悟する人士は従来の心の持方を一掃し、三千世界更生の為に其の力を添へられむ事を希望して止まざるなり。賢哲の所謂中庸、中和、大中、其の中は神府の中とは大に異れり。故に現代人の見て善と為す事も、神の眼より視て悪なる事あり、又現代人の目より悪と視ることも神界にては善と為すことあり。是を善悪不二の真諦といふ、嗚呼惟神霊幸倍坐世。
 いよいよ本巻よりは、我古事記に現れたる天之御中主神以前の天界の有様を略述し、以て皇神国の尊厳無比なるを知らしめむとするものなり。
 本書は富士文庫に明記されたる天の世を初めとし、天之御中之世、地神五代の世より今日に至る万世一系の国体と、皇室の神より出でまして尊厳無比なる理由を闡明せむとするものにして、先づ天の世より言霊学の応用により著はせるものなれば、決して根拠なき架空の説にあらざるを知るべし。富士文庫神皇記の天の世の神の御名を列記すれば、
 一 天之峯火夫神
 二 天之高火男神
 三 天之高地火神
 四 天之高木比古神
 五 天之草男神
 六 天之高原男神
 七 天之御柱比古神
 以上七柱の天神七代を天の世と称し、天之御中主神より以下七代を天之御中之世と称へ奉るなり。茲に皇国固有の言霊学の力をかりて、大虚空に於ける最初の神々の御活動を謹写せむとして著はしたる物語なり。又神生み国生みの物語も、最初の神々は幽の幽に坐しませば、現代人の如く肉体を保ち給はず全く気体に坐しますが故に、現代人の如く男女の関係は無く、只言霊の水火と水火を結び合せて国を生み神を生み給ひしを知るべし。最初の神々は何れも幽体隠神に坐すが故に、男神は比古を附し、女神は比女の字を藉り顕しあれば、後世に於ける彦神姫神とは大に異なれるを知るべきなり。
 太元顕津男の神の神名は、ア声の言霊南西に活き給ひて顕れ給ふ神名にして、国を生み神を生まし給ふと雖も、国を開拓し玉ふ神業を国生みと言ひ、国魂の神を選ませ又は生せ給ふを神生みと称へ奉るは、皇典古事記の御本文に徴するも明白なり。又八十比女神の国生み神生みの神業も、只単に言霊の水火の組合せによりて、言霊神の生り出で給ふ根本の御神業なるを知るべし。
(昭和八・一〇・四 旧八・一五 於高天閣 森良仁謹録)
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