ID691
著者滝沢誠、松本健一
題名「対談 幻の大高麗国と出口王仁三郎」@『知識』〔通号100号〕p254
発行日1990/04
出版社彩文社
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表紙-
カテゴリその他
媒体形式雑誌
内容概要
この記事は李朝末期の大きな政治勢力であった「一進会」を中心に論じており、出口王仁三郎を取り上げているわけではない。
題名には出口王仁三郎とあるが実際の内容は王仁三郎に関する記述はほんの少ししか出てこない。
- 明治37年(1904)に朝鮮で結成された「一進会」は、天道教の前身である「東学」(「東学の乱」で有名)が母体となった。
- 東学は一進会系の侍天教と、天道教の二派に分かれた。現在は天道教だけが残っている。
- 内田良平は一進会と提携して日韓が対等の政体連合いわゆる日韓合邦運動を展開した。
- しかし日本による韓国の吸収合併という結果に終わってしまった。内田はそれを悔やんでいたらしい。
- そこで内田は大高麗国という構想を打ち出した。これは満州からロシア沿海州までを含む広大な国土を持つ朝鮮国家である。
- 大高麗国の青写真が大正日日新聞に掲載されている。(大正10年3月)
- 出口王仁三郎は蒙古へ行き満蒙独立運動を行った。
- 大高麗国の構想を政府が奪い取り満州国を作り上げた。
- 一進会は日韓併合に協力したので韓国ではあまり研究されていない。
『知識』は統一教会系の季刊雑誌(現在は休刊)
備考-