番号 | 文献名1 | 文献名2 | 文献名3 | 著者 | 発表年 | 詳細 | 本文内のヒット件数 | プレビュー(最大 8 件まで表示) | 番号 |
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101 | 霊界物語 第8巻 霊主体従 未の巻 | 第5篇 宇都の国 | 第38章 華燭の典〔388〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 15 件/山彦=15 | ...ど』と挨拶を述べ、この場を立ち去りぬ。珍山彦『皆の方々、今承はれば正鹿山津見様は女房......腎の女房が無いとは気の毒でないか。一つ珍山彦が奥様を御世話しようと思ふが如何でせうな......を御世話しようと思ふが如何でせうな』 駒山彦は膝をのり出し、『それは結構だな。適当の......すまい』 五月姫は黙つて袖に顔を隠す。駒山彦は言葉せはしく、『そらいかぬ。お人が違ふ......ぐるやうに謎かけをせずに、「五月姫殿、珍山彦の女房になつて下さい」と、男らしくキツパ......縁があるのだよ』『オイ蚊々虎、ドツコイ珍山彦、その因縁を聞かうかい』『お前に聞かせる......の主人の奥様に推薦したいものですな』 珍山彦は、『どうか貴方も御同意ならば、正鹿山津......。 五月姫は顔を赤らめて俯向いてゐる。駒山彦は、『これこれ五月さま、女にとつて一生の... | 101 |
102 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第2篇 一陽来復 | 第8章 再生の思〔401〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山彦=2 | ...使 五月の姫を妻となし 淤縢山津見や駒山彦の 神の命の宣伝使 珍......山彦と諸共に 千歳を契る妹と背の 今日は祝... | 102 |
103 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第2篇 一陽来復 | 第9章 鴛鴦の衾〔402〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 7 件/山彦=7 | ...月姫との結婚の式ををはり、淤縢山津見、駒山彦、珍......山彦三柱とともに、宴会の最中、朝な夕なに心を......何となく五月の雨の湿り気味とはなりぬ。珍山彦は、『ヤア、これはこれは、目出度い事が重......貴方から歌つて下さいませ』と願ふにぞ、珍山彦は、『然らば私より露払ひを致しませうか』...... 珍の都に月照の 空高砂の珍の国 珍山彦の木の花は 弥高々と高照姫の 神の命に......ぞ目出度けれ 栄をまつぞ目出度けれ』 珍山彦は、『ヤア目出度い目出度い、コレコレ五月......す』と唯一言、顔赭らめて稍俯いて居る。珍山彦は、『もしもし五月姫さま、貴女は今晩の花... | 103 |
104 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第2篇 一陽来復 | 第10章 言葉の車〔403〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 12 件/山彦=12 | ...る真心は ゐく千代までも変らまじ うづ山彦の御神に ゑにしの糸を結ばれて をさま......夕かな』と、四十五清音の言霊歌を歌ふ。駒山彦『ヤア、恐れ入りました。四十五清音の祝ひ......か始終御静穏でゐらつしやいますやうに』珍山彦『オイ、駒山さま、大分によう転ぶな』『き......の駒を山の上から転がしたり転がしたり、珍山彦の所望だ』 駒......山彦も、『こまつたな、止むに止まれぬこの場の......をさまる五月の今日五日』と歌ひ了れば、珍山彦は膝を打つて、『ヤア、転んだ転んだ、駒公......『ヤア、転んだ転んだ、駒公がころんだ』駒山彦『これで駒山は除隊ですかな』 珍......山彦は、『ヤア、じよたいのない男だな。それよ... | 104 |
105 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第2篇 一陽来復 | 第11章 蓬莱山〔404〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山彦=5 | ...』と節なだらかに、舞ひ終り座に着きぬ。珍山彦は、『ヤア、天晴々々、これは秀逸だ。天の......高き淤縢山祇の 神の命や村肝の 心の駒山彦司 御稜威輝く蚊々虎の 名もあらたまの......らたまの貴の御子 木の花姫の御恵に 珍山彦と宣り直し 心も晴るる五月姫 鴛鴦の衾......ぞめでたけれ 国の栄えぞめでたけれ』 駒山彦は、『妙々、天晴々々』と感嘆の声をもらす......々、天晴々々』と感嘆の声をもらすのみ。珍山彦も手を拍つて、『天晴々々。天晴れ国晴れ皆... | 105 |
106 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第3篇 天涯万里 | 第12章 鹿島立〔405〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 8 件/山彦=8 | ...を五月姫と共に守らせ給へ』と言ひ残し、珍山彦、駒......山彦を伴ひ、数日滞在の後別れを告げて出でむと......何うぞ妾も御供が致したう御座いますワ』珍山彦『ヤア、今までは男四人と女一人、それでさ......其の志は感心々々、どれどれこれから此の珍山彦が御父上に伺うて来て上げませう』と正鹿山......道のためだ。会者定離は浮世の常、どうぞ珍山彦さま、娘たちを宜しく御願ひ致します』と声......致します』と声を曇らせながら答ふるを、珍山彦は、『結構だ。その覚悟がなくては神様の宮......の臣あり、此の臣にして此の君ありだ』 駒山彦は、『オイ、グヅ山、なにをグヅグヅ言つて......、『何分宜しく』と笑を浮べて頼み入る。珍山彦『サテ、これからは長の道中だ。照山峠を越... | 106 |
107 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第3篇 天涯万里 | 第13章 訣別の歌〔406〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 9 件/山彦=9 | ...津見の宣伝使 心の駒山鞭撻ちて 進む珍山彦の神 朝日もてるの神国に 月雪花の三柱......の山頂の木蔭で暫く息を休めませうかな』珍山彦『勿ですよ、山の頂上へ登れば、吾々は休息......く白帯を晒すが如し 洋々茫々海に灌ぐ』駒山彦『ヤア、珍......山彦、そりや何だ。妙な詩歌だな』『俺の詩はあ......カルの国へツーと行つたら如何だらうな』珍山彦『左様ですな、吾々は行く処が多いのに、智......へ海上を船でツーとこさと参りませうよ』駒山彦『ヤア、三人の女神様、脚は何うでしたな。......向けて 淤縢山津見の神様や 勇む心の駒山彦や 珍......山彦と諸共に 太しき勲を後の世に 芙蓉の山... | 107 |
108 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第3篇 天涯万里 | 第14章 闇の谷底〔407〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 17 件/山彦=17 | ...り、どうしても一歩も進む事が出来ない。珍山彦『ヤア、足が歩けないやうになつちまつた。......同じ事だ。合点の行かぬ事もあるものだ』駒山彦『何でもこれは向ふに悪い奴が沢山居て、吾......樹鬱蒼たる森林の中より、『淤縢山津見、駒山彦、照彦』と破鐘のやうな声が響いて来る。そ......遂に三人の姿は見えなくなりたり。 後に珍山彦、松、竹、梅の四人は、何時の間にか足も自......になり、路傍の清き芝生の上に端坐して、珍山彦『サア皆さま、繊弱き女の身で、まだ三五教......人々々に限る。これから姉妹三人は、この珍山彦が及ばずながら実地の教訓を施して上げます......と先に立つて行く。三人は引かるるやうに珍山彦の後を追ふ。珍......山彦は言しづかに、『皆さま、淤縢山津見や駒山... | 108 |
109 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第3篇 天涯万里 | 第15章 団子理屈〔408〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 24 件/山彦=24 | ...声、木霊を響かせ聞え来る。『ウーオー』駒山彦『イヤー虎か狼か、どえらい声が聞えて来た......る山曇る、オツトドツコイ淤縢山くもる、駒山彦は雨降らす、雨は雨だが涙の雨だ。かなしさ......神でも、愛想が尽きて、欠伸が出るぞよ』駒山彦『カヽヽ叶はぬ叶はぬ、勘忍して下さいな。......て三五教の宣伝使だ。どうだ、分つたか』駒山彦『キヽヽ気が付きました。気張つて気張つて......ヽヽ苦労なしの、心の暗い暗雲の宣伝使』駒山彦『モシモシ、クヽ暗がりにそんな下らぬ事を......噛んでくくめるやうに知らして置くぞよ』駒山彦『クヽヽクドクドしいお説教、モヽ分りまし......教が拡まるか、毛虫よりも劣つた宣伝使』駒山彦『ケヽヽ怪体なことを言ふ神だな。淤縢山さ......頭が坊主だから、けがなくてよからうが、駒山彦は二進も三進もならぬ目に遇うて、困り切つ... | 109 |
110 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第3篇 天涯万里 | 第16章 蛸釣られ〔409〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 11 件/山彦=11 | ... 神の恵の弥深き、この谷底に残されし、駒山彦は淤縢山津見の帰りゆく姿を眺めて、『オー......然せり。見れば、照彦は、俄に容貌変り、珍山彦の姿に変化し居たるなり。駒......山彦『ヤア、貴様は照彦と思つてゐたら、何だ、......様は照彦と思つてゐたら、何だ、蚊々虎の珍山彦か、あまり馬鹿にするな、洒落るにも程があ......るぞ』照彦『スヽヽスツカリ腰を抜かした駒山彦の宣伝使。そんな腰抜の分際で、どうして道......燕の親方のやうに口ばかり達者でも……』駒山彦『スヽヽスリヤ何を言ふのだ。貴様も何時ま......ぬ日に成るのである。早く神心に成れ成れ駒山彦。惟神の道に倣うて此世を渡れ。チヽヽ知慧......照彦の奴さまも此場を去らねばなるまい。駒山彦ツ、これからトツクリと御修業なさるがよか... | 110 |
111 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第3篇 天涯万里 | 第17章 甦生〔410〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 3 件/山彦=3 | ... 駒山彦は唯一人、闇の谷間に残されて稍決心の臍も......りける次第ぞや 愚なりける次第ぞや』 駒山彦はこの谷間に百日の行をなし、心魂清まつて......方に塞がりて 世は常暗となるとても 駒山彦の真心に 常久に澄みぬる月影は 光り眩... | 111 |
112 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第18章 初陣〔411〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 3 件/山彦=3 | ... 珍山彦は松、竹、梅の三人と共に、草の衾に石枕、......分に孕んで、船脚早く進行し始めたり。 珍山彦一行は船の一隅に乗つて居た。この時船中は......熊と虎との対話に耳を傾け聴いてゐる。 珍山彦は小声で、『松代姫様、妙な話をやつてます... | 112 |
113 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第19章 悔悟の涙〔412〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...は昼の如く、誰彼の顔も明瞭に見え来る。珍山彦は虎公の話相手なる熊公に向つて霊をかけた... | 113 |
114 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第20章 心の鏡〔413〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...丁はヒソビソと、神徳の話を語つてゐる。珍山彦は無言のまま、四人の話をニコニコとして聞... | 114 |
115 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第22章 晩夏の風〔415〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山彦=5 | ... 珍山彦や松代姫の一行は埠頭に立ち、群集に向つて......に等しき心ぞや 神に通へる心ぞや』 珍山彦のくの字に曲つた腰は、何時しか純直になつ......、声音共に若々しく見ゆるぞ不思議なれ。珍山彦の二つの眼は何となく麗しく輝き始めたり。......且つ感謝の祝詞を奏上し嬉し泣きに泣く。珍山彦『オー感心々々、虎公さま、貴方は最早悪人......宣伝なされ、吾らは是にて御別れ申す』と珍山彦は三人の娘と共に宣伝歌を歌ひながら北へ北... | 115 |
116 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第24章 玉川の滝〔417〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...よ。神様がお前に修業をさせなさるのだ。珍山彦の神さまが玉川の滝の前で修業をして来いと... | 116 |
117 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第5篇 百花爛漫 | 第27章 月光照梅〔420〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...艱難と戦ひ、ここに力と頼む主従四人は、珍山彦の神の誡めに依つて東西南北に袂を別ち、四... | 117 |
118 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第5篇 百花爛漫 | 第28章 窟の邂逅〔421〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山彦=6 | ...事と言ひ、名前も申上げませんでしたが、春山彦と申す者で御座います。実に見窄しき荒屋な......門の戸を開いて梅ケ香姫を迎へ入れたり。春山彦は手軽なる夕餉を出し、梅ケ香姫と諸共に食......、茶漬さらさらと茲に夕餉を済ませたり。春山彦の娘と見えて、花を欺く三人の娘は、叮嚀に......は、叮嚀に会釈しながら膳部を片づける。春山彦の妻夏姫はこの場に現はれ、叮嚀に挨拶をし......を探して居るやうな次第でございます。夫春山彦は信仰の強い者でありまして、夏の初め智利...... 息も絶えなむその時に 花も実もある春山彦の 神の命に助けられ この世を忍ぶ松代... | 118 |
119 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第5篇 百花爛漫 | 第29章 九人娘〔422〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 42 件/山彦=42 | ...初冬の月は、御空に皎々と輝いてゐる。 春山彦の門前には、照......山彦、竹......山彦の二人が数多の家来を引き連れ、突棒、刺股......、門戸を押し破り進み来たり、大音声。『春山彦は在宅か』と呼ばはるにぞ、春......山彦は静かに門の戸を押開き、『これはこれは、......押開き、『これはこれは、何方かと思へば照山彦、竹......山彦の御両所様、数多の供人を引き連れ、この真......た』『オー、今日はよく来たのではない。照山彦は汝の為には悪く来たのだ。気の毒ながら今... | 119 |
120 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第5篇 百花爛漫 | 第30章 救の神〔423〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 18 件/山彦=18 | ... 春山彦、夏姫を始め、松、竹、梅の宣伝使、並に月......言を奏上する折しも、門戸を叩く者あり。春山彦は僕にも言付けず、自ら起つて表門に駆け行......の男、見れば今三人の宣伝使を伴れ帰つた竹山彦なるにぞ、春......山彦はハツと驚き、一つ免れてまた一つ、折角助......角助かつて、ヤレ嬉しやと思ふ間もなく、竹山彦のあとへ引返して、これに来りしは、途中に......り真ツ二つにせむと、真向に振り翳すを、竹山彦は大地に倒れながら悠々迫らず、『春......山彦、心を落着けられよ。これには深い仔細があ......を跨げようとする。跨げさしては大変と、春山彦は、『主人の許しなくして、たとへ荒屋なり... | 120 |
121 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第5篇 百花爛漫 | 第31章 七人の女〔424〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山彦=6 | ...の神の森 花咲き匂ふ春山の 郷の司の春山彦 心の花も麗しく 梅か桜か桃の花 野山......危さ、手段をもつて鷹取別が臣下となり、竹山彦と佯はつて甘く執り入り、常世神王の覚も目......りにけり。 合点の行かぬこの場の有様、春山彦を始めとし、花にも擬ふ七人は、茫然として......人は、茫然として暫し言葉もなかりしが、春山彦は立ち上り、天を拝し地を拝し、『あゝ有難......横たへて 心私かに宣伝歌 歌ふ折しも春山彦の 神の命に救はれて 堅磐常磐の巌窟に......御稜威はいや高く 輝く月雪花の御子 春山彦や夏姫の 御恩はいつか忘るべき 心はい... | 121 |
122 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第5篇 百花爛漫 | 第32章 一絃琴〔425〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 25 件/山彦=25 | ...る 冬の初めとなりぬれど 春めき渡る春山彦の 神の屋敷に神寿の 言霊清き一絃琴 ......嵐か松風か 訪ぬる人の琴の音か 心の駒山彦の神 とどめて聴くも縁の端 心に通ふ琴......処とはなしに潤ひの 声をしるべに独言。駒山彦『合点のゆかぬこの館の様子、梅ケ香姫の日......させ給ふ一絃琴のその音色、様子ありげな春山彦のこの館、進み入つて事の実否を探らむと、......、思ひきつたる大音声。『三五教の宣伝使駒山彦とは吾事なり。悪逆無道の鷹取別が魔神に組......事なり。悪逆無道の鷹取別が魔神に組する春山彦、この門開け』と右手に拳を固めつつ、割れ......る御声、名告らせたまへ』と声かくれば、駒山彦は門外より、『ヤアさう聞く声は竹野姫殿、......ケ香姫殿、吾こそは智利の国にて別れたる駒山彦の宣伝使にて候。三五教の宣伝使たる身を以... | 122 |
123 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第5篇 百花爛漫 | 第33章 栗毛の駒〔426〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 8 件/山彦=8 | ...教の道に真心を 朝な夕なに籠め給ふ 春山彦の夫神や 月雪花の可憐し子の 神の大道......弱き女の心根を 笑はせ給はず諸人よ 春山彦よ月雪花の吾娘 拙き母と笑うては下さる......ふ 花の蕾の梅ケ香姫 げにあたたかき春山彦の 神の命の御情 木枯そよぐ冬の宵 ......彦や埴安姫の 命の生魂かからせ給ふ 春山彦の御情 五十六億七千万年 五六七の御代......れて進み寄ることが出来ませぬ。何卒々々春山彦の命様、御出馬あつて彼の宣伝使を召し捕り......召し捕り給へ』と門口より呼ばはるにぞ、春山彦を始め一同は思はず顔を見合せ、暫時思案に......はず顔を見合せ、暫時思案に暮れけるが、春山彦は立ち上り、表に聞ゆる大音声にて、『常世......胸撫で下し、間の森に一目散に走り行く。春山彦は一同に向ひ、『何事も、吾々が胸中に御座... | 123 |
124 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第5篇 百花爛漫 | 第34章 森林の囁〔427〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 12 件/山彦=12 | ...に入れたかと言つて、村中のお目玉、また春山彦の司に何のやうに叱らるるかも知れぬ。それ......オイ今度の奴は中々手硬いぞ。何うしても春山彦の司がお出でにならなくちや、マア六ケしい......夫だ。早く来て下さるとよいがなあ』丙『春山彦の神さまは智慧もあり力もあり、情深いお方......つと馳せ来る一人の男あり。村人『ヤア、春山彦の司だ。アヽこれでもう吾々も安心だ。ヤー......らが遁げ去りし後は華々しき竜虎の争ひ、春山彦が生命を取らるるか、宣伝使を生擒りにして......は、彼方に三人此方に五人と戦いてゐる。春山彦は又もや、『ヤア村の者ども、残らず遁げ去......ヽ遁げられませぬ。どういたしませう』 春山彦は小声で、『ヤア困つた奴だな。腰は抜けて......呟きながら、『ヤア三五教の宣伝使、この春山彦が現はれし上は、千変万化の秘術あるとも到... | 124 |
125 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第5篇 百花爛漫 | 第35章 秋の月〔428〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 7 件/山彦=7 | ...ふ神の子の 如何で怖るることあらむ 春山彦や夏姫の 厚き心は千早振る 尊き神の御......の白狐現はれて 今の悩みを救へかし 春山彦にふりかかる その災厄を払へかし 三五......命や深雪姫 太き功も橘姫の 妹の命や駒山彦の 神の命の宣伝使 祈れよ祈れ神の前 ......謳はれて 間の国に名も高く 誉れ輝く春山彦の 神の命の治す世は 常世の春の永久に......の人声。夏姫は立ち上り門を開く折しも、春山彦は、一人の宣伝使と共に馬に跨り、悠々と入......伝使と共に馬に跨り、悠々と入り来たる。春山彦は馬上より、『村人共、御苦労千万、最早か......へて、潮の退く如く門前を立去りにける。春山彦はヒラリと飛び下り声低に、『照彦の宣伝使... | 125 |
126 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第5篇 百花爛漫 | 第36章 偽神憑〔429〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 16 件/山彦=16 | ... 馬を乗り捨て、春山彦と共に悠々とこの場に現れたる戸山津見神の......その時の苦しさ、友達甲斐もない男だと、駒山彦も一度は恨んで見たが、思ひかへせば何事も......此処まで出て来た誰やらの宣伝使。ウヽヽ珍山彦に棄されて、動きの取れぬ谷の底、憂しや悲......使』『また言霊か、言霊の妙を得たるこの駒山彦には敵ふまい。よし此方にも覚悟がある。ア......ソと二人の男に逃げられて、困り入つたる駒山彦の宣伝使』『照彦の奴、どこまでも俺を馬鹿......、なんぼ言つてもこたへぬ此方、今までの駒山彦とはわけが違ふぞよ』『サヽヽ騒ぐな囀るな......とい奴だ。スヽヽ酸いも甘いも弁へ知つた駒山彦を、セヽヽ攻めやうと思つても、ソヽヽそう......野良鼠のやうに、のさばり歩く宣伝使』『駒山彦だぞ、ソリヤ、ナヽ何吐かす』と顔色を変へ... | 126 |
127 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第5篇 百花爛漫 | 第37章 凱歌〔430〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 20 件/山彦=20 | ...命の宣伝使、戸山津見と改めて、情も深き春山彦の、館に着くや、一息つく間もあらず、中依......白狐の働き、アヽ面白し面白し。ヤアヤア駒山彦、松、竹、梅の宣伝使殿、春......山彦御一家の方々、これへお越し遊ばされよ』と......ばされよ』と声高々と呼ばはれば、心轟く駒山彦、千騎一騎の胸も春......山彦夫婦、親子は一時にこの場に現はれ、松代姫......ひ給ふ事勿れ』と初めて明かす身の素性。春山彦を始めとし、松竹梅や雪月花、駒......山彦や夏姫も、思はず顔を看守つて、何の辞もな......時も早く裏庭を越え、巌室に忍ばせ給へ。春山彦の神力に依て、如何なる敵をも引受け申さむ... | 127 |
128 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第1章 常世城門〔431〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 14 件/山彦=14 | ...ロッキーの峰分け昇る天津日に、丸い頭も照山彦や、竹......山彦は勇ましく、松、竹、梅の宣伝使、輿に舁が......上使は、声を張り上げ、『ヤアヤア門番。照山彦、竹......山彦が帰城。一時も早くこの大門を開けよ』 折......サラリと開けば、長途の旅に疲れ果てたる照山彦、竹......山彦も功名心に煽られて、馬上裕に門番を睥睨し......股に中門さして走り来り、『これはこれは照山彦、竹......山彦の御両所様、暫くお待ち下さいませ。常世神... | 128 |
129 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第2章 天地暗澹〔432〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山彦=6 | ...使 間の里より迎へ来て 勝ち誇つたる照山彦 苔むす巌の幾百樹 限り知られぬ築山の......られぬ築山の 広庭前に立ち現はれし 照山彦は大音声にて、『常世神王広国別、ア、イヤ......大命を奉じ夜を日についで間の国の酋長、春山彦が館に罷り出で、三人の娘を召捕り帰り候へ......候へば、篤と御実検を願ひ奉る』 続いて竹山彦も大音声、『仰せに従ひ、漸う使命を果し立......使を此場に誘ひ来るべし』と厳命するを、照山彦は従神の固虎に向ひ、『ヤアヤア固虎、松、......こそは常世神王の御家来鷹取別の其家来、照山彦の片腕と選まれたる心も堅い、頭も固い、腕... | 129 |
130 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第3章 赤玉出現〔433〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 22 件/山彦=22 | ...、常世神王中央の高座に現はれ、鷹取別、玉山彦を左右に侍らせ、鶴翼の陣を張りしが如く傲......の陣を張りしが如く傲然として構へ居る。照山彦、竹......山彦はズツと退つて下座に控へ、間の国に使ひせ......よ』『ヤア、思ひがけなき御褒の御言葉、照山彦の身として、分に過ぎたる勿体なさ。今後は......自在天だと、途上にての噂、聞いたる時の竹山彦の心の裡の腹立しさ。竹......山彦の竹を割つたる清い正しい心は何とやら、常......に三五教の宣伝使、常世の国に来るとも、竹山彦のあらむ限りは、わが天眼通力にて所在を探......御前に引摺り出し御目に懸けむ。頭も光る照山彦の人も無げなる功名顔、余りの可笑しさ臍茶... | 130 |
131 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第4章 鬼鼻団子〔434〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山彦=6 | ...女様の御指揮を仰ぎ奉る。何分粗暴極まる竹山彦、御遠慮なく宜敷く御叱り下さいませ』と敬......ヤア、今迄は鷹取別様の家来となつて居た竹山彦、今日より常世神王のお言葉に依りて、直々......貴下は吾々の同僚と心得られよ。斯く申す竹山彦の顔の真中なるこの鼻は、何時とはなしに、......、アタ面白うもない、鷹取別の潰れ面や、照山彦の禿頭を見せつけられて、エエ胸糞の悪い事......少しく変ではござらぬか』『ハイ……』 竹山彦は恭しく、『これはこれは御上使様、よく入......渡り来る松、竹、梅の宣伝使は、間の酋長春山彦の家に隠匿はれ居ると聞く。汝は速かに捕手... | 131 |
132 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第5章 狐々怪々〔435〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 25 件/山彦=25 | ...ぬものだなア。吾々が力を尽し心を竭して照山彦と二人で、松、竹、梅の三人を此処までお供......。マアマアお役目柄、斯う云ふ時は下役の竹山彦は都合がいいワイ。サアサア鷹取別さま、上......ガフガ、ホンナホトハなんて、何の事だか竹山彦にはさつぱり分りやしない。ハナハナもつて......あ、コンコンチキチン、コンチキチンだ。春山彦がよろこんで隠まうて居つた綺麗な女を、鷹......だ。コンコンチキチン、コンチキチンだ』照山彦『オイ竹......山彦、ソンナ無駄口を言つてる場合ぢやなからう......、誰ぞよい智慧貸しては呉れまいか、この竹山彦に』 かかる処へ、広国別の偽常世神王は、......申さなくてはならぬ。ぢやと申して……』竹山彦『ぢやと申して、鬼と申して、虎と申して、... | 132 |
133 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第6章 額の裏〔436〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 9 件/山彦=9 | ...並居る役人共は呆気に取られ居る時しも、照山彦はこの場に引返し来り、『ヤア、妙な事もあ......。さてもさても不思議な事で御座るワイ』竹山彦『不思議と言つても、斯様な不思議が御座ら......御座らう』鷹取別『フギヤフギヤフギヤ』竹山彦『是はしたり鷹取別殿、まだ明瞭とは申され......ヽ、阿呆々々と烏のお悔み、オホヽヽヽ』照山彦『ヤア怪しき額の裏、何れの悪神か、汝が正......は色情ばかりではないぞよ。ウフヽヽヽ』照山彦『如何にも合点のゆかぬ物声で御座る。何れ......歌でも歌へば消えるでせうかな。コレコレ竹山彦殿、貴下は何とか御工夫はあるまいか』『サ......額の上より、『エヘヽヽヽ、オホヽヽヽ』照山彦『エヽ又始まつた。奇怪千万な笑ひ声で御座......であらう。ヨヽヽ余程よい白痴ぢやワイ』竹山彦『ヤイ、その方共は何を小さい声で吐いて居... | 133 |
134 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第7章 思はぬ光栄〔437〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 10 件/山彦=10 | ...暇を遣はす。一時も早くこの場を立去れ』竹山彦『これはこれは、中依別殿の御言葉とも覚え......れよ』蟹彦『イヤア、偉いえらい、流石は竹山彦の御大将、それでこそ人民の水上に立ち、人......あらば貴下先づ責任を以て退職せられよ』竹山彦『コラコラ蟹彦、門番の分際として声名高き......て無礼であろうぞよ』蟹彦『これはこれは竹山彦の御大将様、中依別は常世城に、大勢上役の......す。旗色の好き方につくのが当世、もはや竹山彦の一声にて日ごろ傲慢不遜なる中依別が退職......ロと散るやうなざまになりました。どうぞ竹山彦の御大将、一時も早く御英断を願ひます。私......い。高野川にでも身を投げて死んで了へ』竹山彦『コラコラ両人、此処を何と心得て居る、勿......改心改良仕ると四這になつて謝れ。然らば竹山彦が暫らくの猶予を与へる。その間によつく胸... | 134 |
135 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第8章 善悪不可解〔438〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 8 件/山彦=8 | ...、漸う此処に月、雪、花の三人を、肩肘はる山彦の館より、意気揚々として駒に跨り、濁流漲......る。鼻ベチヤの鷹取別は門番を仕れ。ヨウ照山彦、その方も同然、門番に昇級させる。有難く......も同然、門番に昇級させる。有難く思へ』照山彦『オイ蟹彦、赤熊、その方は気が違うたのか......、門番となつて表門を堅く守れ。イヤ何、竹山彦殿、今日よりは貴下と同役、今後はお心安く......貴下と同役、今後はお心安くお願ひ申す』竹山彦『これはこれは痛み入つたる御挨拶、何分よ......なる。何と合点のゆかぬ事で御座るワイ』竹山彦『ヤア鷹取別、照......山彦、何をグヅグヅ致して居るか、早く表門を開......。ヤア、鷹取別のその鼻は如何なされた。照山彦、その頭は如何なされしか』『エイ、頭も顔... | 135 |
136 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第9章 尻藍〔439〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 3 件/山彦=3 | ...りました。妾姉妹三人は『間』の国の酋長春山彦に助けられ、照彦の戸山津見、駒......山彦の宣伝使にめぐり会ひ、月、雪、花の三人の......宣伝使にめぐり会ひ、月、雪、花の三人の春山彦が娘と共に、この『目』の国に進み入り、メ... | 136 |
137 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第10章 注目国〔440〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山彦=2 | ...かかつた。マアマア、緩り話さうかい』 珍山彦の化けの蚊々虎は、涼しき声を張り上げて宣......魂となり変りたるぞ畏けれ。この国は今に珍山彦の血縁伝はり居るといふ。(大正一一・二・... | 137 |
138 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第11章 狐火〔441〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山彦=6 | ... 常磐の森の岩の根に 心も堅き五柱 珍山彦を始めとし 浪の響や吹く風の 淤縢山津......れから行きませう』淤縢山津見『モシモシ珍山彦様、吾々は今まで五人連れで来た筈だ。それ......を吹いて吾々に栃麺棒を振らすのですか』珍山彦『日の神様のお蔭で十人連れぢや、神のお蔭......』と空威張に威張り散らして呶鳴り居る。珍山彦は吹き出し、『ウワハヽヽヽ、ヤア固虎、ほ......場に倒れて呻く声、此処彼処に聞え来る。珍山彦は大音声、『ヤアヤア、固虎の部下の者共、......るこそ不可思議なる。 これより固虎は、珍山彦の歌に感じ、翻然として悟り、道案内となつ... | 138 |
139 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第12章 山上瞰下〔442〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 4 件/山彦=4 | ...息を休め、四方の景色に眼を新しく洗ふ。珍山彦『ホー、淤縢山さま、貴方は矢張りロッキー......かと言へば、信じて居る方の仲間ですよ』珍山彦『淤縢山さまと云ひ、固虎さまと云ひ、実に......翻せば雨となり、手を覆へせば雲となる』珍山彦『オイオイ、真似をしてはいかぬよ。悪なら......山津見『アツハツハヽヽ、面白い面白い』珍山彦『固虎さま、またロッキー山へ行つたら、燕... | 139 |
140 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第13章 蟹の将軍〔443〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...来るものではない。併し乍ら之を思へば、珍山彦の神変不思議の力には感嘆せざるを得ない。... | 140 |
141 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第14章 松風の音〔444〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山彦=5 | ...、前方を眺むれば、山上にて袂を別ちたる珍山彦、松、竹、梅の三人、悠々として此方に進み......所で邂逅しました。大変でございますよ』珍山彦『大変とは何ですか』『今少し前に、法螺の......聞え来る。見れば鼻のめしやげた鷹取別、照山彦の両人は、戎衣の袖に日光をキラキラ浴びな......して了つたら、後の陣営は空虚でせうか』珍山彦『形に於ては空虚だ。そのかはりに幾百千万......良坂に攻め寄せるのだ』といふより早く、珍山彦の姿は又もや煙となつて消え失せにける。淤... | 141 |
142 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第15章 言霊別〔445〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...焼速男(一名火の迦々彦、火の迦具土)、金山彦、金山姫等の諸神の荒び給ふ世を現出したり... | 142 |
143 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第16章 固門開〔446〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山彦=5 | ...、全く帰順を表したる、心も固き固虎に、固山彦と名を与へ、ロッキー城を蹂躙し、醜女探女......て、数人の門番と共に厳守せしめてゐた。固山彦は大音声を張り上げて、『ヤア門番、この門......門絶対に開く可らず』と呶鳴り付けたり。固山彦は大声にて、『卑しき門番の分際として、常......の閂を外し、左右にサラリと戸を開けば、固山彦は、『サア、淤縢山さま、漸く門が開きまし......つ、上へなり下になり争うてゐる。固虎の固山彦は、両手に拳を固め、肩肘怒らしながら大股... | 143 |
144 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第17章 乱れ髪〔447〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山彦=6 | ... 固山彦は何の憚る気色もなく、淤縢山津見を伴ひて......かの仔細あらむ。つぶさに物語られたし』固山彦『お前は逆国別、これには深い仔細がある。......ふの余地充分なり。早く所在を知らせよ』固山彦『ここ四五日の猶予を願ひます』『汝が言ふ......れよ』と呼ばはり居る。 日の出神を始め固山彦、淤縢山津見は、寝耳に水の面持にて互に顔......出神は双手を組み、首を傾け思案に沈む。固山彦『モシ、日の出神様、昨年常世神王より送り......の事だのう』『私を信じて下さいますか』固山彦『吾々が日の出神であつたら、容易に信じな... | 144 |
145 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第18章 常世馬場〔448〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...減なものだなア。貴様の云ふ通り、倉彦が照山彦で、貴様が鷹取別になるかも知れないぞ。ま... | 145 |
146 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第19章 替玉〔449〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山彦=2 | ...。常世神王『アヽ広国姫、日頃股肱と頼む照山彦、中依別、鷹取別などの豪傑は、皆出陣して......ものなら如何することも出来ない。せめて竹山彦だけなりと残して置けばよかつたに』広国姫... | 146 |
147 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第20章 還軍〔450〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 9 件/山彦=9 | ...ゐる。『ヤアヤア、吾は常世神王の従臣、竹山彦なるぞ。この門速に開けよ』倉彦『オイ、黄......』倉彦『オイ、黄泉島へ出陣したと思つた竹山彦が帰つて来よつたぞ。こりやきつと敗軍ぢや......人は立つて閂を外し、左右に門を開いた。竹山彦は雲霞の如き大軍を率ゐて、威風堂々と入り......王夫婦は、青息吐息思案に暮るる折しも、竹山彦の帰り来りしと聞きて合点ゆかず、四五の侍......ず、四五の侍臣と共に本殿に現はれ来り、竹山彦に拝謁を許した。竹......山彦は威勢よく神王の前に座を占めたり。常世神......神王の前に座を占めたり。常世神王『汝は竹山彦に非ずや、黄泉島に出陣せしに非ざるか。然......其意を得ず、これには深き仔細のあらむ』竹山彦『御不審御尤もなれど、ロッキー城には悪人... | 147 |
148 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第21章 桃の実〔451〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 4 件/山彦=4 | ...軍せしめ、左翼の軍隊には正鹿山津見神、駒山彦、右翼には奥山津見神、志芸山津見神を部将......勇将を遣はし、数多の魔軍を指揮せしめ、照山彦は伏雷、土雷の部将を率ゐて左翼となり、竹......を、日の出神は左翼部隊なる正鹿山津見、駒山彦の一隊を割いて、迂廻して魔軍の背面に向は......の神軍の活動を称して蒲子生りきと云ひ、駒山彦、正鹿山津見の一隊の活動を称して、湯津津... | 148 |
149 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第23章 神の慈愛〔453〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 10 件/山彦=10 | ...の時又もや門外騒がしく、淤縢山津見は、固山彦と共に周章しく入り来り、『日の出神に申上......くなる以上は尋常に降服するか』『エヽ』固山彦『汝は日の出神と名を偽り、ロッキー城に立......太刀をズラリと引き抜いて、淤縢山津見、固山彦に斬つて掛かるその勢凄じく、恰も阿修羅王......阿修羅王の荒れ狂ふが如し。淤縢山津見、固山彦は剣の下をくぐり、一目散に表門指して逃げ......怯未練な奴。ナゼ尋常に勝負を致さぬか』固山彦『エヽ残念だ、淤縢山津見さま、如何に三五......はず、『ワツ』とばかり泣き伏しにける。固山彦『ヤア、なんだか暗がりに泣声が致しますよ......常世神王広国別を神の教に帰順せしめむ』固山彦『ヤア、流石は淤縢山津見さま、本当に感心......う』 嚇し上手の淤縢山津見、固い一方の固山彦、目から火の出る日の出神の、意外な憂目に... | 149 |
150 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第5篇 乾坤清明 | 第29章 千秋楽〔496〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...秋月姫の空晴れて 深雪も積る銀世界 春山彦の珍の子と 生れ出でたる姉妹は 恋しき... | 150 |
151 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第1篇 天岩戸開(一) | 第5章 初貫徹〔501〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 9 件/山彦=9 | ...都と聞えたる 十握の剣、エジプトの 夏山彦の酋長が 館を指して出でて行く 春とは......歌ひ乍ら門前に進み来たり。初公『オイ、夏山彦の門番、宣伝使の御出でだ。早く此門を開い......ないの付く宣伝使が、しかも四人ですよ』夏山彦『困るな、死人の亡者を俺んとこの門前に持......剥いた色の白い墓取別がやつて来ました』夏山彦『ますますもつて怪しからぬ。箒でも持つて......やとか、難かしい名のついた亡者ですぜ。夏山彦に面会がしたいと、ゆふ、ゆふ、ゆふ礼儀知......いと、ゆふ、ゆふ、ゆふ礼儀知らずです』夏山彦『幽霊にしては余程しつかりした奴だな』貫......るのです、箒を持つて掃き出しませうか』夏山彦『お前の言ふ事は、何が何だか、チツトも分......二人で意味が良く貫てつ致しますだらう』夏山彦『馬鹿』貫公『何だか手強い奴だから、御主... | 151 |
152 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第1篇 天岩戸開(一) | 第6章 招待〔502〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 7 件/山彦=7 | ... 四人の宣伝使は夏山彦の案内に連れ奥の間に請ぜられ、間もなく鄭......られ、間もなく鄭重なる馳走は運ばれた。夏山彦は恭しく一同の前に現はれ来たり、『貴方が......の力の強ければなり」だ。アハヽヽヽヽ』夏山彦『昨夜は町内の者が、あまり御陽気が悪いの......様のお力を借りるより道はありますまい』夏山彦『仰せの通りです。しかし困つた事には筑紫......御座いまする。』『イホの都の主宰神 夏山彦の酋長は 人の頭を春公と 共に参つた神......ぬと各自が 目をむき鼻をむくひまに 夏山彦の酋長や 春公の奴が飛んで逃げ サア仕......笑ひこける。 宣伝使一行は初公を従へ、夏山彦に別れを告げ、白瀬川の一の滝さして勢込ん... | 152 |
153 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第1篇 天岩戸開(一) | 第7章 覚醒〔503〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山彦=2 | ...こんな目に逢ふのだ。お前が昨日訪問した夏山彦の家を何んと思つて居る、あれは大蛇の尾で......『ハテ、合点が行かぬ。何の事だ。確かに夏山彦の館だつたになア』日の出神『それが違ふの... | 153 |
154 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第2篇 天岩戸開(二) | 第9章 正夢〔505〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 17 件/山彦=17 | ...ホの都の酋長が 世人助くる手段さへ 夏山彦の神司 神の御前に太祝詞 唱ふる声もい......がる村雲の 空も愈春公や 青葉も茂る夏山彦の 館を指して出て行く 途中睡気を催し...... 腰を抜かせし束の間に つかつか来る夏山彦が 率ゆる人数の足音は いと高々と聞え......。初公『あの提灯の印は丸に十、たしかに夏山彦の酋長が手下の者共、愈初公さまを召捕に来......。足許は真暗がり、闇に烏のまつ黒々助、夏山彦の家来の奴共、片つ端から「ウウーン、ウー......致したら失敗るぞよ』 斯かる所へ早くも夏山彦の一隊は徐々と現はれ来たる。初公『ヤア、......取別の宣伝使様、………御一同様、私等は夏山彦、春彦でございます。どうか此駕籠に御召し......オイオイ其駕籠は大蛇の背中とは違ふか』夏山彦『ヤア、お前は初公か、我々は蚊取別その他... | 154 |
155 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第2篇 天岩戸開(二) | 第10章 深夜の琴〔506〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山彦=6 | ... 夏山彦は一同に向ひ、『最早夜も深更に及びました......のが神界の経綸ぢやないか。己が斯うして夏山彦の館に一絃琴を聞いて彼是噂して居た事を何......涙も涸れ果てて 緑の色も褪せにけり 夏山彦の神館 百日百夜のもてなしも 早秋月の......緒の 息も絶えなむ時もあれ 情も深き夏山彦の 貴の命に助けられ 病き悩む現身を ......神の 魂照さむと思ふ間 思ひがけなき夏山彦の 貴の命の横恋慕 夫ある身も白瀬川 ......の命が此噂 聞し召しなば如何にせむ 夏山彦は名にし負ふ 心目出度き貴の司 神なら... | 155 |
156 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第2篇 天岩戸開(二) | 第11章 十二支〔507〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山彦=5 | ...き滝津瀬の 滝津涙を拭ひつつ 便りも夏山彦の司 館の奥に身を忍び 忍び泣くこそあ......忍び泣くこそあはれなれ 虫が知らすか夏山彦の 貴の命も何となく シナイ山より吹き......音も畏く太祝詞 神の御前に白しける。夏山彦『神が表に現はれて 善と悪とを立て別け......せよ 我身一つの雲さへも 霽し能はぬ夏山彦の 心の空は時鳥 五月の闇に包まれて ......ますなア』 この時襖をサラリと開けて、夏山彦は祝姫を従へ此場に現はれ、『ヤア皆さま、... | 156 |
157 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第2篇 天岩戸開(二) | 第12章 化身〔508〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 7 件/山彦=7 | ... 夏山彦と共に此場に現はれた祝姫は、轟く胸を撫で......危き折柄、イホの酋長即ち此処に在します夏山彦様に助けられ救はれて当家にお世話となり、......実際の処を言へば大化物だ。安心して何卒夏山彦と結婚して下さい』祝姫『エ、貴神は何れの......事だが、随分素気ない男だなア。さうして夏山彦の酋長の女房になれとは何が何やら訳が分ら......つてゐました。いやもう感心致しました。夏山彦さま、蚊取別の宣伝使はこれや屹度三十三相......、此方の仰有る通りなさるが宜しからう。夏山彦さまもよもや嫌ひな仲ではありますまい。是......で貴神の心の暗も杜鵑もをさまりませう』夏山彦『アヽ勿体ない、如何してどうして祝姫さま... | 157 |
158 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第2篇 天岩戸開(二) | 第15章 宣直し〔511〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山彦=5 | ...、あなたの弔ひ合戦も是で帳消だ。今後は夏山彦の奥さまだから、今迄の様に天下を自由自在......庭を守らねばならぬ。人は一代名は末代、夏山彦の奥さまは、秋月の滝の悪魔を退治に往つて......つて悪神の為に苦められ、大失敗を演じ、夏山彦に助けられ、その情に絆されて夫婦になつた......完全に果されたと云ふものだ。サア是から夏山彦の館に帰り、賢妻良母となつて、イホの都に......らう』蚊取別『執着心をサラリと抛つて、夏山彦の奥様となり、三五教の神を尊敬し、且その... | 158 |
159 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第3篇 天岩戸開(三) | 第17章 雲の戸開〔513〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...の神 厳の御魂の分け霊 ハザマの国の春山彦の 貴の命や夏姫の 珍の娘と生れ逢ひ ... | 159 |
160 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第3篇 天岩戸開(三) | 第27章 航空船〔523〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 3 件/山彦=3 | ...給へば、流石の魔神も手を下すに由なく、美山彦、国照姫をしてアーメニヤを死守せしめ、自......の神に向つて叛旗を翻すに至つたるなり。美山彦も一旦月照彦命、足真彦命の為めに言向け和......なり。 茲にアーメニヤの神都には、表面美山彦はウラル彦命と称し、国照姫はウラル姫命と... | 160 |
161 | 霊界物語 第13巻 如意宝珠 子の巻 | 第1篇 勝利光栄 | 第2章 波斯の海〔528〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...きしは 昔の夢となりはてて 今は僅に美山彦 国照姫の曲神を 守護の神となぞらへ ... | 161 |
162 | 霊界物語 第13巻 如意宝珠 子の巻 | 第1篇 勝利光栄 | 第4章 夢の幕〔530〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...メニヤの神都は殆ど零敗に帰し。今は僅に美山彦、国照姫の曲津見が弧塁を死守するのみ、実... | 162 |
163 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 前付 | 序文 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...々辛酸を嘗め、遂には由良の湊の人子の司秋山彦の館に身を遁れ、ゆくりなくも、父素盞嗚大... | 163 |
164 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第1篇 神軍霊馬 | 第3章 門番の夢〔593〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...姫は器量も愛想も悦子姫、由良の港の国司秋山彦の門前に佇み乍ら夜の明け行くを待ち居たり... | 164 |
165 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第1篇 神軍霊馬 | 第4章 夢か現か〔594〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山彦=6 | ...々と進み入る。 由良の港の人子の司 秋山彦の門前を サツと開かせ入り来る 暗夜も......入らせられました。私は此郷の人子の司、秋山彦と申すもの、サアサア遠慮なくズツと大奥へ......心の内の敵だ』と思はず大声を出した。 秋山彦は此声を聞いて後振り返り、『これはこれは......彦様とやら、よく来て下さいました。妾は秋山彦の妻紅葉姫と申す者、御存じの通り不便の土......ぶ折しも、門外俄に騒がしく数多の人声、秋山彦は慌しく入り来り、『アヽ皆様、お静かにし......アハヽヽヽ、其方好きに取計らへ』亀彦『秋山彦殿、事が起つたとは鬼雲彦の襲来したのでせ... | 165 |
166 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第1篇 神軍霊馬 | 第5章 秋山館〔595〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 23 件/山彦=23 | ...の宴 親子主従めぐり会ひ 胸の岩戸も秋山彦の 神の司の真心に 綾と錦の機を織る ...... 表に聞ゆる鬨の声 忽ち開く表門 秋山彦は立出でて 寄せ来る魔軍に打向ひ 天の......笑ひ。鬼彦『アハヽヽヽ、猪口才千万な、秋山彦が言霊の防戦、左様な事でたぢつく様な鬼彦......の神饌に供してくれむ』と言ふより早く、秋山彦の襟首をグツと握り、締め附けたり。秋......山彦は豪力無双の鬼彦に捻ぢ伏せられ乍ら、委細......霊を奏上せむとするや、手頃の石を拾つて秋山彦の口に捻ぢ込み、其上に猿轡を啣ませ、鬼彦......鬼彦『アツハヽヽヽ、最早大丈夫だ、サア秋山彦、汝が唯一の武器と頼む言霊も、モウ斯うな......国武彦の御言葉とも覚えぬ。今承はれば、秋山彦は敵の為に囚はれの身となり、危機一髪の場... | 166 |
167 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第1篇 神軍霊馬 | 第6章 石槍の雨〔596〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 4 件/山彦=4 | ...せき物語、今は包みてかく言ふになむ。 秋山彦の門前に数多の魔人を引連れて、現はれ出で......連れて、現はれ出でたる鬼彦は、第一着に秋山彦の口に石を捻込み、猿轡を箝ませ、高手小手......くては見られませぬよ』『ホヽヽヽヽ』 秋山彦は両手を組み、声も涼しく一二三四と天の数......の事があるものだワイ』と囁き始めたり。秋山彦は一同に向ひ声も涼しく宣伝歌を謡ふ。『朝... | 167 |
168 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第1篇 神軍霊馬 | 第7章 空籠〔597〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山彦=2 | ... 秋山彦が心籠めたる宣伝歌に鬼彦、鬼虎、石熊、熊......て両手を合せ、覚束なき言霊の息を固めて秋山彦の後につき天津祝詞を奏上し、宣伝歌を唱へ... | 168 |
169 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第1篇 神軍霊馬 | 第9章 法螺の貝〔599〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山彦=5 | ...げる、抑々吾等従卒を引率し、由良の港の秋山彦が館に立ち向ひ、さしもに固き大門も右手を......れむ許りドスン、ドスンと岩石の雨、忽ち秋山彦の門前は直径一里もあらむと云ふ岩の山を築......又もや左の足を揚げてポンと蹴つた途端に秋山彦の館は中天にクルクルと舞ひ上る。吾は之に......』 鬼虎は又もや四股踏み鳴らし、『某は秋山彦の館に向ひ、様子如何にと眺むれば、四天王......命令を受け、数多の木端武者を引き連れ、秋山彦の館に至つて見れば、今三人が申上げたる通... | 169 |
170 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第2篇 深遠微妙 | 第11章 宝庫の鍵〔601〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 10 件/山彦=10 | ...を照して昇り来る 三五の月の夕間暮 秋山彦の門前に 現はれ出でたる二人の男女 覆......成彦の神の宮 早く開けさせ給へかし 秋山彦の神司に 申上ぐべき仔細あり 早く早く......り彦の 醜の命の曲神か 門は締めても秋山彦の 神の司の御館 汝等二人の胸の内 未......宮の内、大門開きの日の出神、一時も早く秋山彦の御大将に、日の出神行成彦の神の御入来と......出神様より強つての御神勅、何は兎もあれ秋山彦の御主人に此由お伝へ下さいませ』銀公『ア......、それだから誰にも聞かずにお家の御主人秋山彦様の御遭難もチヤンと分つて居るのです、ナ......でせうがナ』紅葉姫『死ンでも居ない吾夫秋山彦を死人扱ひなさるのは、如何にも好く分つた......、如何にも好く分つた偉い神様ですなア、秋山彦はピンピンして居りますよ』高姫『それは貴... | 170 |
171 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第2篇 深遠微妙 | 第12章 捜索隊〔602〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 18 件/山彦=18 | ... 由良の港の人子の司秋山彦は、見晴らしよき奥の一間に、数多の家子郎......月は清く涼しく、銀鏡を懸けたるが如し。秋山彦『アヽ佳い月だ、月々に月てふ月は多けれど......の来客を待たせ置き、月見の席に現はれ、秋山彦に向ひ、ウラナイ教の宣伝使の来訪を告げた......ウラナイ教の宣伝使の来訪を告げたるに、秋山彦は顔色忽ち変り、『ナニ、ウラナイ教の宣伝......断りを申せ』 紅葉姫は、二人の宣伝使と秋山彦の板挟となつた心地し、漸く玄関に立現はれ......る。紅葉姫は驚き慌て、奥殿に入つて、夫秋山彦に、玉鍵の紛失せし事を怖る怖る告げたるに......玉鍵の紛失せし事を怖る怖る告げたるに、秋山彦は、『すわこそ大変、二人の宣伝使の所為に......ながら、鍵の行方を捜索する事となりぬ。秋山彦は門番の銀公、加米公を傍近く招き、『其方... | 171 |
172 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第2篇 深遠微妙 | 第13章 神集の玉〔603〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 9 件/山彦=9 | ...あげて呶鳴り立てる。此声を聞きつけたる秋山彦は何事ならむと表に飛び出し到り見れば亀彦......し到り見れば亀彦の宣伝使一行なりけり。秋山彦『ア、之は之は亀彦様、英子姫様、悦子姫様......ですな、何か心当りは御座いますまいか』秋山彦『先程ウラナイ教の高姫、青彦と言ふ二人の......致しまして、鍵の所在を捜索致しませう』秋山彦『あの鍵は冠島、沓島の宝の鍵で御座います......がお伴致しませう、船を出しなさいませ、秋山彦殿、御心配御無用だ』秋......山彦『有難う御座います、何卒何卒宜しく御願申......共に船を準備へ冠島、沓島に向ひませう、秋山彦を始め英子姫、悦子姫は当館にあつて吾々が......亀彦来れ』と言ふより早く、加米公その他秋山彦の家の子郎党十数人を引率し三艘の小船を艤... | 172 |
173 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第2篇 深遠微妙 | 第14章 鵜呑鷹〔604〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 21 件/山彦=21 | ...い、後を追つかけようにも真の暗、一先づ秋山彦の館に立帰り、御相談を致しませう』と力無......すより外に途は御座らぬ。併し乍ら吾れは秋山彦に会はす顔なし、是れよりお暇申す』と云ふ......云ふより早く、白煙となつて姿を隠しぬ。秋山彦が家の子十数人は当惑の態にて、如何はせむ......れば良いぢやないか。俺はモウ是れ限り、秋山彦の館へは帰らない。早く帰つて主人夫婦を始......直し、聞直し、宣り直しつつ、由良の湊の秋山彦が館を指して、一行十五六人、スタスタと帰......』 一同は急いで、奥を指して進み入る。秋山彦夫婦を始め、英子姫、悦子姫は玄関に、亀彦......子姫、悦子姫は玄関に、亀彦を出で迎へ、秋山彦『是れは是れは多大い御心配をかけました。......死骸に取つき、前後も知らず泣き伏しぬ。秋山彦夫婦も目をしばたき、黙然として、悲歎の涙... | 173 |
174 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第2篇 深遠微妙 | 第15章 谷間の祈〔605〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...又もや女の声、『オホヽヽヽ、青彦、汝は秋山彦の館に於て三五教の宣伝使亀彦に悩まされ、... | 174 |
175 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第3篇 真奈為ケ原 | 第18章 遷宅婆〔608〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...彦に素首を掴まれ、提げられて長い道中を秋山彦の館まで連れ行かれ、苦しいの、苦しうない... | 175 |
176 | 霊界物語 第16巻 如意宝珠 卯の巻 | 第3篇 真奈為ケ原 | 第19章 文珠如来〔609〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山彦=2 | ...方の景色は悦子姫 松吹く風の音彦や 秋山彦の門番と 身をやつしたる加米彦が 顔の......下さいまして有難う」と御礼を申し見れば秋山彦の御大将、生命を拾つて貰うた恩返しに、門... | 176 |
177 | 霊界物語 第17巻 如意宝珠 辰の巻 | 第1篇 雪山幽谷 | 第6章 瑞の宝座〔617〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 9 件/山彦=9 | ...自転倒島に渡りまし 由良の港の国司 秋山彦の神館に 暫時息をば休ませつ 聖地を指......承はれば高姫の肝煎りにて、フサの国より高山彦と云ふ勇将、数多の軍勢を引き率れ来り、黒......の急報に違はず近づき来たる黒姫が軍勢、高山彦を先頭に旗鼓堂々と此方に向つて進み来る物......来る物々しさ。 加米彦、青彦は寄せ来る高山彦の軍勢に向ひ、『ヤア高......山彦、御参なれ、身の程知らぬ馬鹿者共、某が言......、某が言霊の速射砲にかかつて斃るな』 高山彦は馬背に跨り乍ら、『ヤア汝は噂に聞く木端......常彦、菊若、夏彦、富彦、岩高の大将株は高山彦の指図の許に、各々数多の部下を引率れ、二......場にバタリと倒れたり。黒姫は此体を見て高山彦の馬に跨り、馬上に二人抱き合ひ乍ら雲を霞... | 177 |
178 | 霊界物語 第17巻 如意宝珠 辰の巻 | 第2篇 千態万様 | 第7章 枯尾花〔618〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 34 件/山彦=34 | ...ナイの 道を伝ふる空元気 天狗の鼻の高山彦を 三世の夫と定めてゆ 流石女の恥かし......いは世間 色は真黒黒姫の 心に叶うた高山彦の タカか鳶か知らね共 烏の婿と選まれ......なのだから、轟々と音が聞えたら、それが高山彦さまの一行だ。空に気をつけ足許にも気を付......』常彦『行かでも良いとは、ソラ何だい、高山彦さまが見えたのかい』夏彦『きまつた事だ。......なア』 夏彦は肩から上をニユツと出し、高山彦の一行の近付き来るを待ち居たる。高......山彦『此処は黒姫の住家と聞えたる魔窟ケ原ぢや......機嫌を直してモウ一息お進み下さいませ』高山彦『それはさうだが、如何に黒姫、部下が無い......の寒さと云つたら、骨身に徹えますワ』 高山彦は苦虫を喰つた様な不機嫌な顔をし乍ら、爪... | 178 |
179 | 霊界物語 第17巻 如意宝珠 辰の巻 | 第2篇 千態万様 | 第8章 蚯蚓の囁〔619〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 9 件/山彦=9 | ... 黒姫、高山彦の発議により、愈真名井ケ原の瑞の宝座を蹂......解けたやうに、相好を崩しよつて、「モシ高山彦の吾夫様」ナンテ、団栗眼を細うしよつて何......は黒姫の耳に入るものか、耳へ入るものは高山彦の声許りだ、俺達の声が耳に入る程注意を払......もちつとは胸に手を当てて考へるだらう、高山彦だつて愛想をつかして黒姫を捨てて去ぬかも......はれ来り、虎、富『ヤア四天王の大将方、高山彦、黒姫様の御命令で御座る、一時も早く真名......過ぎて居るぢやないか、如何に気に入つた高山彦の連れて来た家来ぢやと云つて、古参者の吾......アサア常彦、菊若、岩高愈出陣の用意だ、高山彦の御大将はもはや出陣の準備が整うたぞへ』......『ハイ確に承知仕りました』 茲に黒姫、高山彦は一族郎党を集め、旗鼓堂々と真名井ケ原に... | 179 |
180 | 霊界物語 第17巻 如意宝珠 辰の巻 | 第2篇 千態万様 | 第10章 四百種病〔621〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...めに苦労した 高姫、黒姫、魔我彦や 高山彦や蠑螈別 いづの身魂と現はれて 竜宮さ... | 180 |
181 | 霊界物語 第17巻 如意宝珠 辰の巻 | 第2篇 千態万様 | 第11章 顕幽交通〔622〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山彦=5 | ...ふ事を本当に信じ、本当に実行する者は、高山彦さまタツタ一人、又高......山彦さまの命令に服従する者は、黒姫さまタツタ......今迄の黒姫とは違ひますぞゑ。勿体なくも高山彦の命の奥方、女と思ひ侮つての雑言無礼、容......間もフサの国から、ゲホウの様な頭をした高山彦と云ふ男が出て来て、黒姫の婿になり、天下......を見せて頂きました。ナア夏彦、此の間は高山彦と黒姫のお安うない所を拝観さして貰ひ、今... | 181 |
182 | 霊界物語 第18巻 如意宝珠 巳の巻 | 第1篇 弥仙の神山 | 第1章 春野の旅〔629〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 2 件/山彦=2 | ...は亀彦です。貴下は由良の湊の人子の司、秋山彦の門前に於てお目にかかつた加米彦さまです......『モシモシお爺さま、此奴ア、由良の湊の秋山彦の門番をして居つた男です。偉さうに口ばつ... | 182 |
183 | 霊界物語 第18巻 如意宝珠 巳の巻 | 第2篇 再探再険 | 第5章 赤鳥居〔633〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...として黒姫さまの信任益々厚く、鼻高々と高山彦の御大将以上に待遇されるかも知れないよ、... | 183 |
184 | 霊界物語 第18巻 如意宝珠 巳の巻 | 第3篇 反間苦肉 | 第7章 神か魔か〔635〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...様の為に働きませう。御大将の黒姫様や、高山彦さまも大変に御喜びなさいませう』夫婦『あ... | 184 |
185 | 霊界物語 第18巻 如意宝珠 巳の巻 | 第3篇 反間苦肉 | 第8章 蛙の口〔636〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 6 件/山彦=6 | ...を剥つて一行十人と共に滑り入る。浅公『高山彦様、黒姫様、只今帰りました』黒姫『ヤア、......ば思へば可憐相な者だ。俺とても其通り、高山彦さまが二三日他所へ行つてお顔が見ええでも......といはれた竜宮の乙姫の此生宮でさへも、高山彦さまを夫に持つたのが露見れてより、夏彦や......つつ同情の涙に暮れて居る。 かかる所へ高山彦現はれ来り、『ヤア黒姫か、夜も大分更けた......ないか』『ヘンきまつた事ですよ』と肩を高山彦の方へニユツと突き出し、首を斜にし目を細......の切り口の様に口の辺りが見えて居る。 高山彦は、『アヽもう寝まうか』と黒姫の背中をポ... | 185 |
186 | 霊界物語 第18巻 如意宝珠 巳の巻 | 第3篇 反間苦肉 | 第9章 朝の一驚〔637〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 5 件/山彦=5 | ...南の天に、太陽は霞みて低うかかり居る。高山彦は漸く起き上り、不便の地に似あはぬ贅沢三......つたのだ、アヽ何だか気分が悪い、どうぞ高山彦さま、黒姫さま、一遍悪魔の入らぬやう、ウ......岩戸を潜り谷川目蒐けて走り行く。後には高山彦、黒姫、綾彦、お民の四人。黒姫『ヤア油断......何時悪霊が襲来するやら分りませぬなア』高山彦『ヤアさうだなア、これこれお二人のお方、......けた閻魔顔 福禄寿の様なハズバンド 高山彦の目の前で 手柄話を諄々と 並べ立つれ... | 186 |
187 | 霊界物語 第18巻 如意宝珠 巳の巻 | 第3篇 反間苦肉 | 第10章 赤面黒面〔638〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 8 件/山彦=8 | ...一行は再び地底の館に帰り来たり、梅公『高山彦様、黒姫様、お蔭で大江山の悪霊も、スツカ......姫は、百日百夜、宮川の滝に水行をなし、高山彦の懇望もだし難く、一旦数多の信徒を宣伝使......る。又もやそれより由良の湊の人子の司、秋山彦が館に於て、冠島、沓島の宝庫の鍵を盗り、......と称し、始めて夫を持つた如く装ひける。高山彦の表面入婿として来るや、以前の事情を知ら......々、ゾロゾロと辷り込む。黒姫『モシモシ高山彦さま、極道息子が帰つて来ました。どうぞ勘......した。どうぞ勘当を赦してやつて下さい』高山彦『ヤアお前の常々喧しう言つて居つた……こ......かります。どうぞ宜しう御願ひ致します』高山彦『ハイハイ、もう是れからは、あまりグラつ......彦『決して決して、御心配下さいますな』高山彦『ヤアなンと綺麗な娘さまがお出になつたぢ... | 187 |
188 | 霊界物語 第18巻 如意宝珠 巳の巻 | 第4篇 舎身活躍 | 第13章 救の神〔641〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...る、一時も早く立帰り此由を高姫、黒姫、高山彦の御前に包まず隠さず注進致して、御褒美に... | 188 |
189 | 霊界物語 第18巻 如意宝珠 巳の巻 | 第5篇 五月五日祝 | 第14章 蛸の揚壺〔642〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 10 件/山彦=10 | ...許し人も許した、素人離れのした黒姫が、高山彦と睦じさうに晩酌をグビリグビリとやつて居......姫の夫として、権利を振うて下さいねエ』高山彦『アヽさうだなア、待てば海路の風が吹くと......いか。何だか気にかかつて仕方が無いワ』高山彦『そう心配するものでも無い。何事も時節の......暫し躊躇ふ折柄に、忽ちあなたの御霊や、高山彦の御霊が、吾々三人に憑依遊ばされ、勇気百......来るその勢の凄じさ、されども黒姫さま、高山彦様の御霊の憑つた吾々三人、何条怯むべき。......強直させようとかかつた処、流石黒姫様、高山彦様の御威霊憑らせ給ふ吾々三人を如何ともす......りと、流石神謀鬼略に富ませ給う黒姫様、高山彦様の御霊の命令もだし難く、みすみす敵を見......と尋ねて見ますから、早く寝んで下さい』高山彦『ハイハイ、お邪魔になりませう。さやうな... | 189 |
190 | 霊界物語 第18巻 如意宝珠 巳の巻 | 第5篇 五月五日祝 | 第15章 遠来の客〔643〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 4 件/山彦=4 | ...』高姫『黒姫さま、久し振りでしたねえ、高山彦さまも御機嫌宜敷いさうでお目出度う御座い......姫『それは何より結構です』と話す折しも高山彦は、羽織袴の扮装、此場に現はれて、『ヤア......どうぞ悠くりして下さいませ』高姫『ヤア高山彦さま、貴方は幾歳でしたいなア、大変にお若......を送るやうになりましたワ。オホヽヽヽ』高山彦『高姫さま、何うぞ冷やかさずに置いて下さ... | 190 |
191 | 霊界物語 第18巻 如意宝珠 巳の巻 | 第5篇 五月五日祝 | 第16章 返り討〔644〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...、馬、鹿の一行五人は、『然らば高姫様、高山彦様、黒姫様、その他の御一同様、何とぞ待つ... | 191 |
192 | 霊界物語 第18巻 如意宝珠 巳の巻 | 第5篇 五月五日祝 | 第17章 玉照姫〔645〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...窟ケ原に築きたる 黒姫館に出て行く 高山彦や黒姫は 相好崩してニコニコと 忽ち変... | 192 |
193 | 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 | 第1篇 神慮洪遠 | 第2章 鶍の嘴〔647〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 15 件/山彦=15 | ...しげに、血を吐く思ひの岩窟の中、高姫、高山彦、黒姫の三人は、奥の一室に鼎坐して、紫姫......たやうな笑ひをする。奥の一室には高姫、高山彦、黒姫三人、鳩首謀議の真最中なりける。高......返りを打つと云ふ事はありますまい、ナア高山彦さま』高......山彦『サア、何とも保証の限りではないなア』 ......黒姫、目に角を立て、『エヽ何と仰有る、高山彦さま、余り紫姫や、青彦を見損つてはいけま......なさるとは、些と残酷と云ふものだワ』 高山彦は少し声を高うして、『昔は昔今は今ぢや、......ケチをつけねば置かぬ因果な身魂だから』高山彦『今度の青彦、紫姫を派遣したのはお前の発......つと噛みしめ、前に突き出して見せける。高山彦はムツとしたか蠑螺のやうな拳骨を固めて黒... | 193 |
194 | 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 | 第1篇 神慮洪遠 | 第3章 千騎一騎〔648〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 14 件/山彦=14 | ... 高山彦は魔窟ケ原の岩窟を後にし、一生懸命に聖地......、波堆く渡川は絶対に不可能となりぬ。 高山彦は川の岸を下りつ、上りつ、地団太踏みて口......り飛び込み、漸く対岸に渡り付きたり。 高山彦は此の気色に恐れ戦き、ガタガタ慄ひの最中......起り一団となりて、川の上空を此方に渡り高山彦の身体を包むよと見る間に、高......山彦は川の対岸にバタリと落ち来たりぬ。蛇体は......は無い程に、妾に続いてお出でなさい』 高山彦は慄ひ声で、『ナント女と云ふ奴は恐ろしい......一つ考へがありますよ』と冷やかに笑ふ。高山彦は眼を瞬たき、高き鼻を手の甲で擦り乍ら、......も又大事にして可愛がつて上げますワ』 高山彦はブルブル慄ひ乍ら、『ヤーもう可愛がつて... | 194 |
195 | 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 | 第2篇 意外の意外 | 第5章 零敗の苦〔650〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 12 件/山彦=12 | ...司は青筋を 立ててカツカと怒り出す 高山彦や黒姫は ソロソロ喧嘩を始め出す 此有...... 誠の様子は話せない アヽ惟神々々 高山彦や黒姫は さぞ今頃はブクブクと 面を膨......持してウラナイ教に献納に来たのか。但は高山彦、黒姫、悄然として泣き面かわき帰つて来た......トでも暇をいれようと考へて居る。外には高山彦、黒姫、寅若、菊若、富彦の五人連れ、傷持......ひ向の細長い、風を啣まぬ、帆柱竹の様な高山彦さまが適任でせう』黒姫『エー一寸も自由に......つて遠方ご苦労だつたなア。あア見えても高山彦、黒姫さまも大抵ぢやない。非常な御苦心だ......るであらう』菊若『イエ、黒姫さま始め、高山彦、寅若も、今門前へ飛来致しまして、余り貴......に塞がる黒姫……オツトドツコイ黒雲は、高山彦のイホリを掻き分けて、天津日の出神の御守... | 195 |
196 | 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 | 第2篇 意外の意外 | 第6章 和合と謝罪〔651〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 23 件/山彦=23 | ...株、心も驕る高姫が、執着心の胸の闇、鼻高山彦や黒姫は、奥の一間に差し籠もり、ウラナイ......さまも御同様ぢやありませぬか。貴女は、高山彦さまが、あちらにお出でになつてから、日増......リンと尻を向け、次の間に姿を隠したり。高山彦『コレコレ黒姫さま、お前は何と云ふ御無礼......出口をしなさると箝口令を励行しますぞ』高山彦『ハイハイ竜宮様の御逆鱗、もう是れからは......るのに傍から敵の援軍が来て堪るものか』高山彦『ハイハイ仕方がありませぬ。どつか、渤海......漲り暴風吹き起り雷鳴轟くかと思ひきや、高山彦の円滑なる言霊の伊吹によつて黒雲忽ち四方......き天候と一変したりける。黒姫『コレコレ高山彦さま、お前さまは見掛けに依らぬ親切な人だ......切を尽くすと云つても程度がありますよ』高山彦『随分難かしい御註文ですなア。其程度が一... | 196 |
197 | 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 | 第2篇 意外の意外 | 第7章 牛飲馬食〔652〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...それが失敗の原因となつて、意地癖の悪い高山彦夫婦が、吾々に城を明け渡してフサの国の本... | 197 |
198 | 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 | 第4篇 地異天変 | 第17章 言霊車〔662〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...教に帰順せし 聞くも芽出度き高姫や 高山彦や黒姫の 罪や穢れを贖ひし 松の心の松... | 198 |
199 | 霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻 | 第3篇 三国ケ嶽 | 第12章 如意宝珠〔674〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...たのぢや』黒姫『それは言依別様ですか、高山彦さまですか、そんな処を……また誰が如何し... | 199 |
200 | 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 | 第1篇 千辛万苦 | 第1章 高春山〔675〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/山彦=1 | ...せぬか……イヤ三五教に帰順する以前から高山彦さまに対し、余程御親切が過ぎたやうですよ... | 200 |