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番号	文献名1	文献名2	文献名3	著者	発表年	詳細	本文内のヒット件数	プレビュー（最大 8 件まで表示）	番号
201	霊界物語第39巻舎身活躍寅の巻	第2篇黄金清照	第8章母と娘〔1073〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...消息略悟り　　棚なし舟を操りて　三五教の高姫と　　力を合せ海原を　渡りて進む一つ島　...	201
202	霊界物語第44巻舎身活躍未の巻	第3篇珍聞万怪	第20章脱線歌〔1189〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...本山に　　一寸よう似た名称だ　此奴ア大方高姫や　　黒姫さまの慢心の　其ほとばりが芽を...	202
203	霊界物語第44巻舎身活躍未の巻	第3篇珍聞万怪	第21章小北山〔1190〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/高姫=4	...広間は元はフサの国の北山村にあつたのだ。高姫黒姫といふ立派な宣伝使があり、......高姫さまが教祖で、黒姫さまが副教祖であつた。......ここへお出になり、小北山の神殿というて、高姫の遺鉢を受け、ここで教を開かれたのだ。随......位結構な神様の教を聞き乍ら、第一の教祖の高姫さまはアブナイ教へ沈没して了つたのだから...	203
204	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第1篇小北の特使	第3章大根蕪〔1193〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/高姫=3	...北の山の神さまは　　常世の姫の憑りたる　高姫黒姫両人が　　迷ひの雲に包まれて　開いて......包まれて　開いて置いた醜道だ　　肝腎要の高姫や　黒姫さまが改悟して　　三五教に降伏し......教を信じて何になる　　肝腎要の教祖さま　高姫さまや黒姫が　　自ら愛想を尽かしたる　ウ...	204
205	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第1篇小北の特使	第4章霊の淫念〔1194〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 6 件/高姫=6	...スも嬶も要るものか　　お寅のさした盃は　高姫さまの口元に　　どことはなしによく似とる......いへぬ味がする　　あゝ有難い有難い　これ高姫よ......高姫よ　　大けな口を開け乍ら　ここに居ますと......んな目に会はされたのだ。あゝあ之を思へば高姫は親切だ。あゝあ......高姫は如何して居るだらうなア。......高姫ー々々、会ひたいわいのう。ウニヤ　ウニヤ...	205
206	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第2篇恵の松露	第5章肱鉄〔1195〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/高姫=3	...ひ脱線の其挙句　　お寅の前でうつかりと　高姫恋しい恋しいと　　云つた言葉を聞咎め　酒......に聞ゆる呻り声　　お寅婆さまはひどい奴　高姫殿が恋しいと　　囈言ばかり並べ立て　夢中......、朝から晩まで神のお出入と称して酒に浸り高姫の行衛を尋ね求めつつ酒に酔つて悶々の情を...	206
207	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第2篇恵の松露	第6章唖忿〔1196〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 16 件/高姫=16	...キツトそれに極まつて居るよ』五三『何でも高姫々々と云つて居られたぢやないか。三五教の......々々と云つて居られたぢやないか。三五教の高姫さまと何か関係があるのだらうかなア』万公......うかなア』万公『何とも知れないなア、併し高姫さまは昔の馴染だと云つて東野別命に一生懸......て居るぢやないか。此処の蠑螈別さまの云ふ高姫は同名異人だらうよ』五三『さうだらうかな......惚手が多いと見えるねえ』文助『皆さま、今高姫さまが斎苑の館に居らつしやると云はれまし......、そんなら大方蠑螈別の教祖様が探ねて厶る高姫さまかも知れない』五三『......高姫さまと云ふのは黒姫と云ふ弟子があつたやう......』文助『それ聞く上は蠑螈別様の探ねて厶る高姫さまに違ひない、今斎苑の館に居られますか...	207
208	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第2篇恵の松露	第7章相生の松〔1197〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/高姫=4	...　ウラルの姫の系統と　　生れ合ひたる高姫が　バラモン教やウラル教　　三五教の御教......居るこそ雄々しけれ　　蠑螈別や魔我彦は　高姫仕込みの雄弁を　　縦横無尽にふり廻し　彼......ど時々に　　心に潜みし曲鬼が　飛出し来り高姫の　　色香を慕ひ口走り　お寅の心を痛めた......に教主となつて御用を致して居りましたが、高姫様の三五教へ帰順と共に私も三五教へ帰順致...	208
209	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第2篇恵の松露	第9章賞詞〔1199〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...皇大神の御息を　送らせたまふ御ためぞ　　高姫司の開きたる　これの教はさかしけど　　怪...	209
210	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第3篇裏名異審判	第13章五三の月〔1203〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/高姫=3	...白な道理をば　悟つて居ながら何として　　高姫さまの私造した　ガラクタ神に現をば　　抜......其ためぞ　　思へよ思へよ顧みよ　此神名は高姫が　　脱線だらけの神憑り　みたまが地獄に......盲信し　　教を立てて居りたのだ　肝腎要の高姫や　　黒姫司が自分から　愛想尽かして打ち...	210
211	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第4篇虎風獣雨	第14章三昧経〔1204〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/高姫=9	...。小北山の祭神の虚偽的無名の神なること、高姫が自ら心に積んだ罪悪のために、一旦根底の......ことを命じておいたのである。其内に肝腎の高姫、黒姫は極悪無道の神と思つてゐた神素盞嗚......依別命以下の熱心なる種々の薫陶に依つて、高姫、黒姫は一日々々薄紙をヘグ様に迷ひの雲が......心に悩んでゐる。然るに蠑螈別は依然として高姫の遺鉢をつぎ、執念深くウラナイ教を支持し......ウラナイ教を支持してゐた。其理由は、今迄高姫、黒姫の肉体を機関として三五の誠の教を攪......教を攪乱せむと企んでゐた諸々の悪魔共は、高姫、黒姫の帰順と共に其身内に止まる余地なく......それだから此等三人の猛烈なる迷信は以前の高姫、黒姫に優る共決して劣らなかつた。又蠑螈......くして居たから、曲神が道具に使ふのには、高姫、黒姫よりも余程の便利があるのだ。併し乍...	211
212	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第4篇虎風獣雨	第15章曲角狸止〔1205〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 8 件/高姫=8	...てゐた精神上に欠陥のあるヒポコンデル患者高姫といふ女に憑依して、此世を紊し、国治立の......界にせうと考へたのが起りだ。そした所、此高姫も若い時は随分情交が好きで、其斑狐サンが......お菊『さうよ、教祖さまの腋臭の好きな人は高姫さまかお母アさまだよ、オホヽヽヽ』お寅『......だ。併し乍らお前の云ふ通り、蠑螈別さまは高姫さまの腋臭が好きなのだからねえ、私もどう......らねえ。ホヽヽヽヽ、そして此朝顔型の盃は高姫さまの口元に似とるんだから面白いワ、教祖......。　蠑螈別はソロソロ酔がまはり出した。『高姫山から谷底見れば　　お寅の奴めがウロウロ......、かんたか姫の命、嘘をつくしの日の出の、高姫のおいどのクサギが原に、味噌すり払ひ玉ふ......なの御神徳を蒙りまして、蠑螈別がヨクの熊高姫を思ひ切りますやうに、そして此丑寅婆サン...	212
213	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第4篇虎風獣雨	第16章雨露月〔1206〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...に三五の　　天津祝詞を奏上し　終つて互に高姫や　　黒姫司を初めとし　お寅婆さまの身の...	213
214	霊界物語第45巻舎身活躍申の巻	第4篇虎風獣雨	第18章玉則姫〔1208〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...ツカリ看破して仕舞つたのよ、蠑螈別さまは高姫仕込で精神が変だから「誰の身魂が何だの彼...	214
215	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第1篇仕組の縺糸	第1章榛並樹〔1211〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/高姫=3	...たる神人を　惑はしゆくこそ忌々しけれ　　高姫司の後をうけ　北山村を立出でて　　小北の......醜状を　演出せしぞ可笑しけれ　　蠑螈別は高姫を　束の間も忘れ得ず　　恋の焔に胸こがし......ながら口説いてゐる。お寅『エヽ残念やな、高姫にお民、たのつく奴は何処までも私に祟ると...	215
216	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第1篇仕組の縺糸	第3章噛言〔1213〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 7 件/高姫=7	...つりき。斯く冠せまつりし夜の鬘と大山子欲高姫命、ヤンチヤ女と定めまつりて、白髪頭に墨......チヤ女と定めまつりて、白髪頭に墨塗立て、高姫の腹に枉津高知りて、雀親方の命の耳の御穴......言云ふ罪、獣犯せる罪、襟に這ふ虫虱の災、高姫神の災、黒姫鳥の災、借り借り倒し、うまい......の千別に千別きて、聞召さむ、砕けつ神は、高姫の尻に、黒姫の尻に、とりつきまして、......高姫の便、黒姫の便を、嗅別けて聞召さむ、かく......つもあらじと、腹を痛め気を痛め給ふ事を、高姫の尻、お民の尻より、真逆様に落ち滝津、河......程尊い神ならば　　ウラナイ教を開いたる　高姫さまは何として　　三五教に兜脱ぎ　黒姫さ...	216
217	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第1篇仕組の縺糸	第4章沸騰〔1214〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...のお山に祀つたる　二十三柱の神さまは　　高姫さまが言ひ出した　素性の分らぬものばかり...	217
218	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第1篇仕組の縺糸	第5章菊の薫〔1215〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...蠑螈別は大広木　正宗さまと名告りつつ　　高姫さまの後襲ひ　魔我彦さまの義理天上　　怪...	218
219	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第1篇仕組の縺糸	第7章妻難〔1217〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...　お覚は歌ふ。『高姫司の開きたる　　北山村の本山を　蠑螈別や......つとなく　　忘れて了ひウラナイの　教司の高姫が　　水も漏らさぬ弁舌に　迷うた為に肝腎...	219
220	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第2篇狐運怪会	第9章文明〔1219〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...お民と云ふ　女に迷ひ三五の　　お道に厶る高姫を　慕うて朝晩胸痛め　　鬱散ばらしに酒を...	220
221	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第2篇狐運怪会	第13章通夜話〔1223〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...　バラモン教に仕へたる　　ウラルの系統の高姫は　三五教やウラル教　　三つの教をこきま...	221
222	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第3篇神明照赫	第14章打合せ〔1224〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...たそのために　　小北の山を立直すなり。　高姫や黒姫司がきくならば　　さぞ懐旧の念に燃...	222
223	霊界物語第46巻舎身活躍酉の巻	第3篇神明照赫	第15章黎明〔1225〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...救はせ給ふ御心を　　今や嬉しく悟りけり　高姫司が称へたる　　ウラナイ教は表向き　仁慈...	223
224	霊界物語第47巻舎身活躍戌の巻	第3篇天国巡覧	第16章霊丹〔1249〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...せぬか、如意宝珠の玉ですよ』『ハイ、私は高姫さまのやうに如意宝珠の玉などは一度も拝ん......国別には、どうしても此謎が解けませぬ』『高姫さまの執着心を起された如意宝珠は、あれは...	224
225	霊界物語第48巻舎身活躍亥の巻	第4篇福音輝陣	第18章冥歌〔1272〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...蠑螈『お民といひお寅といつて騒ぐとも　　高姫司にまさる者なし』お寅『さうだらう......高姫さまは若い故　　お民さままで厭になるのだ...	225
226	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	前付	総説	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...命の添書を以て伊祖の館へ修業兼参拝の途中高姫に出会し、面白き問答を交換する有様は、目......又珍彦夫婦が神丹を文珠菩薩より与へられ、高姫の毒手を免るる処や、受付の滑稽な場面も又...	226
227	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第3篇暁山の妖雲	第9章善幻非志〔1283〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 25 件/高姫=25	...やらう。汝は三五教の宣伝使生田の森の神司高姫であらうがなア』婆『成程、......高姫に間違ひはない。そんならお前さま、それ程......い程に、チツと改心を致したがよからうぞ』高姫『コレ、楓姫さまお前は、つい此間まで何に......、俄にそんな神懸を致しても駄目ですよ。此高姫が現はれた以上は、ドコドコまでも査べ上げ......理天上日出神の生宮は、ヘン、すまぬが、此高姫で厶んすぞえ。お前なんぞに、決して日出神......ようと致して居るのだらう。サア、何うだ、高姫の審神者に対し返答をなさるか。メツタに返......るか。メツタに返答は出来よまい』　楓姫は高姫に厳しく審神され、呶鳴りつけられたので、......了ひ、憑霊は逸早く脱出して了つた。楓姫は高姫の顔を見て、打慄ひ、楓姫『あゝ恐い小母さ...	227
228	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第3篇暁山の妖雲	第11章水呑同志〔1285〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...　　祝する如く聞え来る　あゝ惟神々々　　高姫さまに従ひて　北山村に本山を　　築きて教...	228
229	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第3篇暁山の妖雲	第12章お客さん〔1286〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 65 件/高姫=65	...ウブスナ山のイソの館より参りし者で厶る。高姫殿はここにゐられる筈、一寸内々お目にかか......なる職に就いている者だと御伝へ下さらば、高姫殿には成程と合点がゆくでせう』ヨル『あな......。暫くここにお待を願ひます』と云ひすて、高姫の居間に急ぎ、奥の間の襖をソツと開き、見......間に急ぎ、奥の間の襖をソツと開き、見れば高姫は脇息に凭れ、何か思案にくれてゐる最中で......になりましたから、一寸御報告申上げます』高姫『ナニツ、イソの館から、大きな男の、トと......職務に仕へて居るお方だと仰有いました』　高姫は嬉しげに打ちうなづき、......高姫『ヤア、ヨル殿、お目にかかると云つておく......ば其音を合図にお迎へに参りますから……』高姫『あゝさう頼む。併しヨルや、日出神が許す...	229
230	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第3篇暁山の妖雲	第13章胸の轟〔1287〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 54 件/高姫=54	...　高姫は思ひもよらぬ立派な夫を持ち、ますます鼻......、神殿に参拝すると云つて出て行つた。跡に高姫は火鉢を前におき、キチンと坐り乍ら長い煙......半分つき出し、早くも逃げ腰になつてゐる。高姫『コレ、ヨル公、何と云ふ恰好だいな。其腰......つた様な心持で厶いましたよ、エヘヽヽヽ』高姫『お前は、私たちのヒソヒソ話を聞いてゐた......、此ヨル公は夜分は寝られませぬので……』高姫『外の連中は何うして居つたのだい』ヨル『......て居りました。随分勢のよいものでしたよ』高姫『エーエ、困つた連中だなア、サ早く御膳の......併しお膳は一つですか、二つにしませうか』高姫『そんなこた言はいでも、大抵気を利かした......お二人さまですから、二つに致しませうか』高姫『エーエ、気の利かぬ男だなア、二つは即ち...	230
231	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第3篇暁山の妖雲	第14章大妨言〔1288〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 53 件/高姫=53	...　高姫の居間には......高姫、お寅、魔我彦の三人が三角形に座を占め、......、お寅、魔我彦の三人が三角形に座を占め、高姫の説教を耳をかたげて聞いて居る。......高姫『魔我彦さま、お前はイソの館へ詣るのも結......館へ行つても赤恥をかく様なものだから、此高姫が此から行つても差支ないと云ふ処迄義理天......ソの館へ百日ばかり修業に行つて参ります』高姫『これ魔我彦、お前チツと慢心してはゐない......ない者が何うして行けますかね。お前は元は高姫の弟子だつた事は誰知らぬ者はありませぬよ......に修業の足らぬ人がイソの館に行つて御覧、高姫もあんな分らぬものを弟子にして居つたかと...	231
232	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第3篇暁山の妖雲	第15章彗星〔1289〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 18 件/高姫=18	...　お寅、魔我彦、ヨルの三人は高姫と散々争ひ、祠の森を立ち出でイソの館に進......変事の起る前兆でせう』魔我『何、あいつは高姫星だ。どこもかも尻で曇らし廻る妖星だから......と云ふ星か知らないが、魔我彦は是を称して高姫星と云ひますわ』ヨル『一つあの彗星につい......の塵払ふ仕組なるらむ』魔我彦『打ち仰ぐ空高姫の彗星　　人をごもくのやうに掃出す』ヨル......出す』ヨル『夜の空現はれ出でし彗星　　空高姫の曲を払ひつ』お寅『八十年に一度出づる彗......　　お寅はすつと立ち寄つて　様子を聞けば高姫の　　司が居ますと悟りてゆ　如何なる方か......目会はむと悦びつ　魔我彦さまと諸共に　　高姫さまに面会し　訳の分らぬ託宣に　　お寅は......で来りて神徳を　摂受し感謝にむせぶ折　　高姫司が瓢然と　現はれ来り奥に入り　　楓の姫...	232
233	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第4篇鷹魅糞倒	第16章魔法使〔1290〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 89 件/高姫=89	...　高姫はお寅、魔我彦、ヨルの三人が数千言を尽し......、魔我彦、ヨルの三人が数千言を尽しての、高姫の勧告を一蹴して、強行的に出立したので、......ならず、吾れと吾手に胸をかきむしり乍ら、高姫『エーエ、義理天上さまも、何をして厶る、......い。日出神の命令を聞きなさらぬか』イル『高姫さま、それより義理天上さまに直接にお聞に......々は心の底から心服するこた出来ませぬワ』高姫『コレ、イルや、お前は何といふ分らぬ事を......がスパイやポリスの役は出来ませぬからな』高姫『エーエ、気の利かぬ男だな。神様は変幻出......掴まへに行つたつて可いぢやありませぬか』高姫『それは日出神の生宮、一人の時の働きだよ......も置いとく筈がないぢやないか』イク『コレ高姫さま、お前達のやうな分らずやをおいとくと...	233
234	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第4篇鷹魅糞倒	第17章五身玉〔1291〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 26 件/高姫=26	...だ。俺は鉋だぞ。親の脛を削り、腕を削り又高姫の肴を削り、削つて削つて削りまはす鉋だ。......玩弄にされやがつて、何の態だ。それだから高姫の風来者に放り出されるのだ』サール『放り......芝居したのだ。何も貴様、よう考へて見よ。高姫や杢助に命令を受けたのぢやない。俺等は此......玉国別御夫婦から任命されたものだ。云はば高姫如きは風来者だ。彼奴は屹度イソの館を放り......めやがるのだ』サール『さう聞けばさうだ。高姫に何も遠慮会釈があるものか。俺等は祠の森......るものか。俺等は祠の森の常置品だ。之から高姫を揶揄つてやつたら如何だい、面白いぞ』イ......、テルの哥兄、よう考へて見よ。俺等は別に高姫に遠慮する必要がないぢやないか。珍彦様や......の森の役員だ。誰に遠慮会釈が要るものか。高姫と杢助を、同盟してオツ放り出してやらうぢ...	234
235	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第4篇鷹魅糞倒	第18章毒酸〔1292〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 22 件/高姫=22	...　高姫は杢助と二人、酒を汲み交しながら、ひそび......汲み交しながら、ひそびそ話に耽つて居る。高姫『杢助さま大変な事が出来たのよ。私心配で......やないか。幾何でも方法手段はあるのぢや』高姫『それだと云つて杢助さまの魔術も一寸も当......のある神でも悪い事は駄目だと見えるのう』高姫『善悪不二、正邪一如だから義理天上は悪に......彼奴等五人を放逐するのは何でもない事だ』高姫『それはよい所へお気が着きました。成る程......彦に化け、お前は静子に化けたらよいのだ』高姫『夫だと云つて、顔形迄がさう甘く往きませ......うに化けて見せる。お前も化けさせてやる』高姫『同じ館に二人も珍彦、静子姫があつては露......に毒を入れ、そつと○○して了ひ、さうして高姫杢助の体に二人を変じ、甘く葬式を営み、後...	235
236	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第4篇鷹魅糞倒	第19章神丹〔1293〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 14 件/高姫=14	...あけて入り来り、楓『お父さまお母さま、今高姫さまが、貴方方に御馳走を上げたいと云ふて......美しく、其美は益々美を加へた。斯かる所へ高姫は満面に嫌らしき笑を湛へながら入り来り、......を湛へながら入り来り、襖をそつと開けて、高姫『御免なさいませ。珍彦様、静子様、此間か......慮なう夫婦の者が御馳走に預かりませう』　高姫は仕済ましたりと内心打ち喜び、態と艶つぽ......と内心打ち喜び、態と艶つぽい声を出して、高姫『これはこれは早速の御承知、日の出の神身......にお帰り下さいませ。直に参りますから』　高姫は、『何卒早く来て下さい、お待ち申て居り......救ひ下さいませ』と祈願し、素知らぬ顔して高姫の居間に現はれた。珍彦『唯今は、態々尊き......如何と存じ夫婦の者が罷出まして厶ります』高姫『夫は御苦労様で厶いましたなア。何も厶い...	236
237	霊界物語第49巻真善美愛子の巻	第4篇鷹魅糞倒	第20章山彦〔1294〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 24 件/高姫=24	...お寅、魔我彦、ヨルの一行に出会ひ祠の森に高姫や杢助の居る事を聞き、訝かしさの限りよと......祠の森をさして急ぎ下り行く。　話変つて、高姫、杢助両人は又もやヒソビソ話に耽つて居る......杢助両人は又もやヒソビソ話に耽つて居る。高姫『杢助さま、世の中に智慧位偉大なものはあ......ぬから今から、用意にかからねばなるまい』高姫『其用意とは如何すれば宜いのですか』杢助......のだ。さうすれば直に変身の術が行はれる』高姫『何ぼ何だつて糞が舐られますか。外に何か......早く身代りを拵らへて置かなくてはならぬ。高姫、実の処は此処に両人の糞を或方法を以て取......たのだ』と竹の皮包みを懐から取り出した。高姫『アーア、嫌だわ。まるで犬見た様な事をせ......るのだ。変身には之程利くものは無いのだ』高姫『アー、仕方がありませぬわ。之もヤツパリ...	237
238	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	前付	総説	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/高姫=3	...杢助時置師神と名乗り、恋と欲とに余念なき高姫の義理天上自称日出神の生宮が、両々相対し......にて、イク、サールの追手に会し、妖幻坊、高姫対イク、サールの活劇の真最中、又もやスマ......人界に籍を有したる初稚姫と、狂妄熱烈なる高姫と、肉体的精霊妖幻坊との三巴となつての活...	238
239	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第1篇和光同塵	第1章至善至悪〔1295〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 6 件/高姫=6	...　本巻物語の主人公たる初稚姫及び高姫の霊魂上の位置及び其情態を略舒して参考に......挙に出で給ふやも計り難いのである。　次に高姫の霊界上の地位に就いて少しく述ぶる必要が......度に出づるものである。此物語の主人公たる高姫は即ち此好適例である。故に彼れ......高姫は自己の記憶と想念と、憑霊の言葉の外には......帰正せしむることは天下の難事である。故に高姫は一旦改心の境に入りし如く見えたれども、......、兇悪なる自然的精霊即ち形体的兇霊にして高姫の心性に相似し、接近しやすき便宜ありしを...	239
240	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第1篇和光同塵	第2章照魔灯〔1296〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...なさむと企むものである。　さて、初稚姫と高姫との今後の活動は之に類するもの多ければ、...	240
241	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第1篇和光同塵	第3章高魔腹〔1297〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 30 件/高姫=30	...途の遠征を守らせ給へと祈願をこらし、再び高姫の居間へ引返した。......高姫は遠く従うて神殿近く進み、初稚姫の後姿を......神格の完備せるに打驚き舌をまいた。そして高姫は其神格に感じ、心の底より初稚姫を神の如......る。今まで初稚姫の大神格に圧倒され、暫し高姫の身体内に潜みて沈黙を守つて居た金毛九尾......潜みて沈黙を守つて居た金毛九尾の悪狐は、高姫が少しく嫉妬心の兆したのを幸ひ、其虚に入......を師と仰ぎ、共に神業に参加すべし』と甘く高姫を誑惑してしまつた。......高姫は兇霊の言を深く信じて初稚姫に対する態度......、階段を下りながら心私かに思ふやう、『彼高姫には金毛九尾の悪狐の霊憑依せり。而して彼...	241
242	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第1篇和光同塵	第4章御意犬〔1298〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 16 件/高姫=16	...初稚姫は高姫の往つた後で、小さい声で、ホホホホホと吹......うして自分の笑ひ声に驚いて小声で独言、『高姫さまも気の毒なものだなア。さうして金毛九......思つてゐる。其遣方の奸黠さ、憎らしさよ。高姫さまは熱心な人だけれど、常識が足らないか......助と思つて居るのはほんに気の毒なものだ。高姫さまに憑依して居る金毛九尾の悪狐は、......高姫の肉体を通してでなければ現界を見る事が出......うな怪物にだまされて居るのだ。憑霊自身も高姫も、其怪物たる事を知らない。......高姫自身は兇霊は認めて居るが、あの怪物の方か......兇霊は認めて居るが、あの怪物の方からは、高姫に憑依して居る金毛九尾の正体は見る事は得...	242
243	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第2篇兇党擡頭	第5章霊肉問答〔1299〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 14 件/高姫=14	...　高姫は初稚姫のスマートを送つて出た後に只一人......前で、あんな不用意な事をいふのだ。サア、高姫が承知致さぬ。一時も早く、トツトと出てく......なア』『コリヤ、又左様なことを申す。この高姫は稚桜姫命の身魂の系統、常世姫命の再来だ......変性男子様の御神業を妨げ致すのなれば、此高姫は仮令其方に腸をむしられて国替をしても、......と審神者気分になつて呶鳴つてゐる。『ヤア高姫様、真に申し違ひを致しました。つひ悪を憎......、ユラリ彦命と申したがよからうぞ』『コレ高姫さま、さうイロイロと沢山の名を言つちや、......すやうにして改心を致さして見せうぞや』『高姫さま、一旦入の入つた瀬戸物は何程甘く焼つ......なくては、今迄とは違ひますぞや。今迄は此高姫も殆ど独身同様であつた。大将軍様の肉宮は...	243
244	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第2篇兇党擡頭	第6章玉茸〔1300〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 20 件/高姫=20	...　高姫は祠の森を隈なく探ね廻つた。漸く草むらの......女房の身として之が放任して居れますか。此高姫は一旦お前さまと夫婦の約束をした上は、仮......は慌てて押止め、苦しさうな声を出して、『高姫、それに及ばぬ。そんな勿体ない事は云はぬ......ここに大苦悶を続けてゐたのである。されど高姫に其正体を看破られむことを恐れて、一時も......正体を看破られむことを恐れて、一時も早く高姫の此処を立去らむ事をのみ望んでゐた。され......此処を立去らむ事をのみ望んでゐた。されど高姫は何処までも大切の夫の介抱をせなくてはな......来たので、声を励まし稍尖り声で、『これ、高姫、何故そなたは夫の申す事を聞いてくれない......は夫の申す事を聞いてくれないのか。お前も高姫と云つて随分剛の者ぢやないか。夫の病気に...	244
245	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第2篇兇党擡頭	第7章負傷負傷〔1301〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/高姫=9	...として参ります途中、大神様に参拝を致し、高姫様のお世話になりまして、此処に暫く足を留......が参りませぬ事が一つ厶います、貴女は何故高姫さまのやうな余りよくないお方のお子さまに......ホホホホ』珍彦『それはさうだらうが、あの高姫さまだつて、あれだけ歳が寄つてから、コテ......大変とは何で厶るかな』ハル『ハイ、タタタ高姫様が大変な事で厶います。どうぞ来て下さい......底私等の挺には合ひませぬから』静子『何か高姫様が御機嫌でも損ねて御立腹して厶るのかな......お隠れ』と云ひながら、初稚姫は倉皇として高姫の危難を救ふべく館を立ち出で、大杉の許へ......く館を立ち出で、大杉の許へと歩を急いだ。高姫は苦しげな息をつきながら、『アア、其方は......が貴女に対する孝行のし初めですから』と、高姫が妖幻坊に云つた言葉其儘を応用して居る。...	245
246	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第2篇兇党擡頭	第8章常世闇〔1302〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 33 件/高姫=33	...る方法を執らせ給ふ事となつたのである。　高姫の身体に侵入したる精霊、中にも最も兇悪な......る精霊、中にも最も兇悪なる彼兇霊は、常に高姫と言語を交換してゐるものの、その実......高姫が人間なる事を実際に信じてゐないのである......人間なる事を実際に信じてゐないのである。高姫の身体は即ち自分の肉体と固く信じてゐるの......自分の肉体と固く信じてゐるのである。故に高姫が精霊に対して色々と談判をすると雖も、其......霊の意思では他に目には見えないけれども、高姫なる精霊があつて、外部より自分に向つて談......思つて居るのである。又精霊の方に於ては、高姫の肉体は決して何も知つて居ない、知つてゐ......只精霊自身の知識によるものと思ひ、従つて高姫が知つてゐる所の一切の事物は、皆自分の所...	246
247	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第2篇兇党擡頭	第9章真理方便〔1303〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 17 件/高姫=17	...　高姫は初稚姫の帰り来る足音を聞き付け、待ち遠......『ハイ』と答へ、スツと障子をあけ、見れば高姫は顔面全部、干瓢の様にふくれ上り、どこが......だらう、丸で地獄に棲んでゐる怪物の様だ。高姫さまの内的生涯の発露かも分らない。否々こ......、ハンケチにてポンポンと塵うち払ひ、静に高姫の側に寄り添ひながら、さも同情ある声にて......を打振り、座敷をキリキリと廻り始めた。　高姫は歪んだ口の横の方から、半ば破損した鞴の......』　初稚姫は、杢助が居なかつたと言へば、高姫が大変に失望落胆するだらう、目が見えない......、口元の締つた軍人上りの此イルですもの。高姫さまのやうな、そんなボテ南瓜みたやうな、......します。併しながら初稚姫様、貴女本当に此高姫さまを、お母アさまと思つて厶るのですか』...	247
248	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第3篇神意と人情	第10章据置貯金〔1304〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/高姫=4	...ツヒヒヒヒヒ』サール『おい、イル、それ程高姫さまの側が結構なら、何故朝から晩までくつ......も耳に這入らず、ポカンとして居つた所を、高姫の奴目も見えない癖に、ポカンとやりやがつ......を討つてお目にかけむと奮然として立上り、高姫の横つ面目がけて骨も挫けよと許り「ウーン......きまして御静聴を煩はしまする。愈祠の森、高姫の段、三五教に其人ありと聞えたるイルの勇...	248
249	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第3篇神意と人情	第11章鸚鵡返〔1305〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 17 件/高姫=17	...せむと出で来る　悪魔に御魂を奪はれし　　高姫司を誑かし　茲に夫婦となりすまし　　生地......し痛手を舐めながら　自分療治の巧妙さ　　高姫司は杢助を　兇暴不敵の曲神と　　知らぬ悲......大杉の　梢に生えし玉茸を　　密に取らむと高姫は　人目をしのび梯子を　　大木の幹に立て......ぞ玉茸と　　喜び勇み手を出せば　梟は驚き高姫が　　二つの眼を容赦なく　鈎のやうなる嘴......で　　力限りについばめば　不意を打たれて高姫は　　スツテンドウと高所より　忽ち地上に......ル、イク、サール、ハル、テルの　若き男は高姫を　　担いで居間に運び入れ　初稚姫の熱心......間に運び入れ　初稚姫の熱心な　　其介抱に高姫は　暫し息をばつきながら　　杢助さまを逸......五の　教を守る宣伝使　　初稚姫は懇切に　高姫司をいたはりて　　介抱なせば七八日　月日...	249
250	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第3篇神意と人情	第12章敵愾心〔1306〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 28 件/高姫=28	...ブ六連中は此場へバラバラツとやつて来た。高姫は五人の酔どれをグツと睨み、声を荒らげて......さまを助けに来たのだ』と座敷へかけ上る。高姫は、『イーイ、小癪な老耄奴』と胸倉をドン......ロしながらも、気ばかりは勝つてゐるので、高姫目がけて武者振りつかうとする。......高姫は楓を放しおき、両手を拡げて、出て来る奴......ヘベレケに酔うてゐるのだからたまらない、高姫が非力にも敵し難く、将棋倒しに放り出され......クとしたと見え、泡をふいて苦しんでゐる。高姫は座敷の中央に大の字形に立ちはだかり、大......て、スツカリ忘れてゐた。楓はソツと後から高姫の両足を掬つた。アツと叫んで、スツテンド......跣足となつて裏口から神殿へとかけて行く。高姫は膝頭と向脛を縁板に打ちつけ、顔をしかめ...	250
251	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第3篇神意と人情	第13章盲嫌〔1307〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 32 件/高姫=32	...て貴女は三五教の清き尊き信者なれば、何程高姫さまが無理難題を仰有つても、一言も怨んで......波が立ちまして、柔順なるべき女の身として高姫様に対し暴言を吐きました。今になつて思へ......涙が思はず零れて参ります。扨て初稚姫様、高姫様は今の悪心を改良して下さいますでせうか......感じ入つた御心掛けで厶ります。然しながら高姫様には御気の毒ながら、いろいろの悪霊が体......底吾々の力では及びませぬ。それだと申して高姫様を魔道へ落したくはありませぬ。飽まで仁......勤まりませぬからな』『如何致しましたら、高姫様を救ふ事が出来ませうかな』『この上は神......試験問題を与へられた様なものですからな。高姫様を改心させる事が出来ない様だつたら、妾......厶りますな。妾もこれから忍耐を第一とし、高姫様をわが父母同様に敬ひ愛する事に致しませ...	251
252	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第3篇神意と人情	第14章虬の盃〔1308〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 29 件/高姫=29	...　高姫は、それより初稚姫、楓姫、珍彦、静子を憎......怖ろしいスマートが飛び出して来る。これが高姫の第一の頭痛である。もうかうなつたら、如......従はしむる事も到底駄目だと考へた。そこで高姫は一計を腹中の悪狐と相談の上ねり出した。......ものだ……と云ふ事を教へられた。それより高姫は森の中に表面散歩の如く見せかけ、虬を探......に隠し置き、時の到るを待ちつつあつた。　高姫は斯くして、何時とはなしに四人を亡ぼさむ......貫くと云つて中々容易に動くものではない。高姫はかくも怖ろしき悪計を敢行すべく決心の臍......である。　一切の計略の準備が調うたので、高姫は自ら珍彦館に立ち出で、叮嚀に笑顔を作り......涙をこぼして詫び入るのであつた。初稚姫は高姫の腹のどん底までよく知つて居た。さうして...	252
253	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第4篇神犬の言霊	第15章妖幻坊〔1309〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 18 件/高姫=18	...の中、四辺の空気も和らいで、物に熱し易い高姫の頭はどことはなしにポカポカと助炭の上に......カポカと助炭の上に坐つた様な心持がする。高姫は腹中に潜める沢山のお客さまと、徒然の余......はなしに此頃は元気がよい。それは初稚姫が高姫の命令によつて、珍彦館に籠居し、暫く神殿......床下に身を隠すことを努めてゐたのである。高姫は一絃琴を取出して歌ひ始めた。無論......高姫は琴などを弾く様な芸は持つてゐない。憑依......　会うて嬉しき此館　玉国別の身魂をば　此高姫を守護する　義理天上日出神　深い仕組に操......り来る　神力無双の杢助さま　身魂の合うた高姫が　昔の昔の大昔　神の結びし縁にて　やう......やう此処に巡り会ひ　其神徳を世の人に　鼻高姫とホコラの森　二世も三世も先の世かけて　...	253
254	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第4篇神犬の言霊	第16章鷹鷲掴〔1310〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 36 件/高姫=36	...　イルは冷笑を泛べながら、高姫の御機嫌取りの為に、一間に入つて大速力に......を右の手にひん握り、左の手に三宝を掴んで高姫の居間の前まで到り、元の通りキチンと叮嚀......『日出神の義理天上、只今御入来、アイヤ、高姫殿、此襖をあけめされよ』と呼ばはつた。......高姫は余り荘重な言葉に、ハテ不思議と襖をサツ......偉さうに云ふものぢやないワ。日出神様は此高姫の体内にお鎮まり遊ばすぞや。お前さまのや......』　イルは立ちはだかつたまま、『アイヤ、高姫、よつく承はれ。日出神は汝が体内に宿るこ......先は即ち日出神の御神体であるぞよ。或時は高姫の体内に宿り、或時は筆先に宿り、イルの肉......とする。イルはワザとに三宝を握り締めた。高姫は力をこめて、グツと引いた拍子に、三宝の...	254
255	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第4篇神犬の言霊	第17章偽筆〔1311〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 15 件/高姫=15	...　高姫の形勢意外にも不穏の景況を呈し、何時低気......をふりながら一生懸命に書きつけた。イルは高姫の作り声をして、『これ皆の者共、否八衢人......るぞよ。湯本館と云ふ因縁の分りたものは此高姫、オツト、ドツコイ日出神の生宮のイルでな......の八衢人間に気をつけたのであるぞよ。今に高姫の様に斎苑の館から立退き命令を蒙らねばな......楽観も出来ないぞ』『俺の考へでは、如何も高姫の身の上に関してぢやなからうかと愚考する......に決まつてるわ。兎に角、誰の事でもよい。高姫の事としておけば安心ぢやないか。俺等には......ないぞ、何と云つても、あれだけ八釜し家の高姫に、おとなしく仕へてゐるのだからな』　斯......承はりなされ』サール『おい、イル、杢助、高姫は如何だ』『やア者共、騒ぐな騒ぐな、静か...	255
256	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第4篇神犬の言霊	第18章安国使〔1312〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 18 件/高姫=18	...安彦様、今度お出でになりましたのは、あの高姫さまの一件で厶いませうな』『お察しの通り......の一件で厶いませうな』『お察しの通り、彼高姫は斎苑の館に於て、副教主東野別に対して無......島へ追つ帰せとの御命令で厶る』『それは嘸高姫様がお驚き遊ばす事で厶いませう。何とか穏......お驚き遊ばす事で厶いませう。何とか穏便に高姫様に改心して貰ひ、此処に暫く御用をさして......の間私にお任せ下さるまいか。何とか致して高姫さまの身魂を救ひたいもので厶います。今放......承知、有難う存じます』国彦『イヤ珍彦殿、高姫殿は何だか怪しき男を引き入れて居られると......、何も彼も一切を調べて来いとの事なれば、高姫は申すに及ばず、杢助と名乗る人物を能く調......子を伺つて参りませう』楓『あのお直使様、高姫さまと夫婦だと云つて、それはそれは朝から...	256
257	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第4篇神犬の言霊	第19章逆語〔1313〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 12 件/高姫=12	...　高姫の居間には妖幻坊の杢助、......高姫両人、六ケしい顔をして上座に坐り、ハルを......す………とか云ふお使ださうで厶います』『高姫や此杢助を放逐すると申して居らうがな』『......から考へてみれば、貴様等は申合せ、此方や高姫の悪口を申して、斎苑の館へ手紙をやつたの......云つたつて、種のない事が白状出来ますか』高姫『コレ、ハルさま、お前は五人の中でも一番......前さまの為に悪いやうにはせないからな』『高姫さま、そんな無茶な事、あなた迄が言つて貰......。スマートの声は益々烈しくなつて来た。　高姫は少々慄ひながら、『コレ、ハルさま、お前......早く立退き命令を申し渡して下さい。コリヤ高姫、ザマア見やがれ、イヒヒヒヒ、誠に以てお...	257
258	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第4篇神犬の言霊	第20章悪魔払〔1314〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 13 件/高姫=13	...　初稚姫、珍彦は楓とともに高姫の居間の騒々しきに、何事かと走り来り見れ......一生懸命手招きしながらトントン走り出す。高姫も杢助に手招きされては最早堪らない。そこ......立ててゐる。　初稚姫、安彦、国彦、一同は高姫の逃走したのを目送しながら、追ひ駆けよう......払ひをしたやうの心持になつたからである。高姫が祠の森に腰を据ゑようものなら、到底普通......用をしてくれた様なものである。　妖幻坊と高姫はトントントンと坂を下つて行く。其距離は......離は殆ど二三丁ばかり隔たつてゐた。されど高姫は執念深くも後を追つ駆け、漸くに山口の森......慌て者のイク、サール両人は、何時の間にか高姫の後を追つ駆けて館を飛び出して了つた。初......ルの三人に別れを告げ、神殿に拝礼を終り、高姫の一日も早く改心致しますやうと祈願を籠め...	258
259	霊界物語第50巻真善美愛丑の巻	第4篇神犬の言霊	第21章犬嘩〔1315〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 13 件/高姫=13	...　イク、サールの両人は、高姫の逃ぐるを追うて、河鹿峠の急坂を下りなが......ール気をつけよ　義理天上の肉宮と　　佯る高姫婆の奴　彼方此方の木の株に　　蔓を引つか......、アイタタタ　矢張此奴は石だつた　　何程高姫司でも　そんな事する間がなかろ　　さうぢ......タツタ　　ほんとに危ない坂道だ　女の癖に高姫は　　大きな尻を振りながら　中々足の早い......けて　　喉首グツとひん握り　もう是からは高姫は　　改心致して自転倒の　生田の森に帰り......やらう。てもさても不愍なものだなア。オイ高姫、彼奴等両人を此樫の棒をもつて、頭をまつ......つて参れ』　この声の下よりヌツと現はれた高姫は二人の前に立ち現はれ、樫の棒を打ち振り......樫の棒を打ち振りながら、『こりや両人、此高姫は其方を決して打ち叩きたくも、殺したくも...	259
260	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	前付	序文	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...のです。上手も追従も何もありませぬ。書中高姫の物語に就ても、実に非常識極まる如く見ゆ......き出したものです。総ての人の心理状態も亦高姫の如きものあることを思考して自ら戒め自ら...	260
261	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	前付	総説	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...保つ事は出来ませぬ。本巻物語の主人公たる高姫が小北山の聖場に到りて、自己に憑依せる兇......順したるバラモン軍のランチ、片彦将軍が、高姫の化相せる初花姫に誘惑されて苦悶の淵に沈...	261
262	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第1篇霊光照魔	第1章春の菊〔1316〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 36 件/高姫=36	...　　広庭指して現はれぬ。　妖幻坊の杢助、高姫両人は、お菊、お千代の桃の木の下に胡蝶を......に胡蝶を追ひ、睦じげに遊び戯るるを見て、高姫『コレ、お前さま達二人は此お館に参拝して......に跟いてお出でなさい』と受付に立現はれ、高姫は横柄な顔しながら、稍軽蔑気味な声を出し......方もあるものか、義理天上日の出神の生宮の高姫ぢやぞえ。お前は文助ぢやないか。マアマア......いか。マアマア御壮健でお目出度う』『ヤ、高姫様で厶いましたか。これはこれは久振でお目......イ教を捨てて三五教に降参した奴だ』『モシ高姫さま、貴女だつて、三五教の宣伝使ぢやあり......寸副守護神が、あんな事を云つたのだよ。此高姫は義理天上日の出神様の、いよいよ身魂の因......た。高天原の最奥霊国の天人様だ。そして此高姫は稚桜姫命の御系統、常世姫の肉宮だぞえ』...	262
263	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第1篇霊光照魔	第2章怪獣策〔1317〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 24 件/高姫=24	...のお出で材料が欠乏致し不都合で厶います』高姫『ヤ、お前は魔我彦の家来かな、成程、下り......、下り眉毛の、一寸面白い顔だな。之から此高姫が此処の教主だから、其積りで居つて下さい......で注いで貰ふのは、余り気持が悪うはない。高姫さまといふ天下一の別嬪さまがついて厶るの......イチヤ言ひながら、酒を汲みかはし始めた。高姫『コレ杢助さま、松姫だつて、文助だつて、......ふ事がある。こんないい男を夫に持つと、此高姫も気のもめる事だワイ』『まるで監視付だな......ないので、襖をあけて、ヌツと顔を出した。高姫『コレ、初さま、徳さま、お前は最前から私......形の盃も沢山厶いましたが、前の教主様が、高姫さまの唇に似てると仰有つたので、お寅さま......ませぬか。劣つた方が劣つてるのですもの、高姫さまの前だから、何方へ団扇をあげて可いだ...	263
264	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第1篇霊光照魔	第3章犬馬の労〔1318〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 18 件/高姫=18	...菊さまと桃の木の下で遊んでゐたら、一人は高姫だと云つて嫌らしい顔した女、又一人は大き......れで私が急いで帰つて戸を閉めたのです』『高姫さまと云へば蠑螈別さまのお師匠様だ。そし......聖な場所へ化物がやつて来る筈がない。いや高姫さまなら会はずばなるまい。ハテ、不思議だ......首をかたげている。千代『三五教の宣伝使の高姫さまなら、もちと品格がありさうなものです......云つてゐただらうな』『文助さまは何だか、高姫と云ふ怪体な女と話をして居りましたが、一......ポンポンと叩く音がする。之は受付の文助が高姫の来た事を松姫に報告のためであつた。　文......、お気の毒だとは何事ですか』『ハイ、実は高姫さまが見えまして厶ります。そして斎苑の館......と見えて、貴女は今日限り教主の役を解き、高姫様が教主となり、杢助様が出張して監督をな...	264
265	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第1篇霊光照魔	第4章乞食劇〔1319〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 22 件/高姫=22	...母さま、私の云つた事違やしますまいがな。高姫は斎苑の館からの命令ぢやありますまい。そ......ながら初稚姫様の仰せ、何処までも善一つで高姫様を改心させにやならぬ。然し初稚姫様のお......を動いてはいかぬ……と書いてある。もしも高姫さまが何処までも此処の教主と頑張つたら、......ものだ。然しお前も此スマートさまを連れて高姫さまの目にかからぬ処へ暫く遊びに行つて来......人手を組んで思案にくれてゐた。『あああ、高姫さまは困つた方だな。どうしたら本当の御改......が、三五教の宣伝使、ウラナイ教の元の教祖高姫さまがお越しになつて居ります。そして松姫......変な立腹で厶ります。そして此館は今日から高姫が教主だ。杢助様が監督に来たのだと、それ......すから、ソツと御注意に参りました』『仮令高姫さまが此処の教主になられようが、事務を引...	265
266	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第1篇霊光照魔	第5章教唆〔1320〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 18 件/高姫=18	...　妖幻坊、高姫は、イチヤイチヤ云ひながら酒を汲み交はし......つて来たのは、初公、徳公の両人であつた。高姫は目敏く之を見て、『オイ両人、えらい暇が......を聞かないと云ふのかえ』『オイ徳、貴様は高姫さまの代理ぢやないか、お前代つて報告して......ないか、お前代つて報告して呉れ』徳『エエ高姫さま、貴女の御命令によつて種々と申しまし......てつかぬとはどうしたと云ふのだえ。つまり高姫の云ふ事は聞かないと云ふのかえ』『ハイ、......、俺も化物と云はれるやうになれば光栄だ。高姫喜べ、これでもつて俺の人物の偉大崇高なる......エー何でげす』と頭をガシガシ掻いて居る。高姫『コレみつともない。松姫にやられて来たの......奴を構うてやらねばなりませぬ』妖幻『何と高姫さま、貴女は慈善家ぢやなア。ヤ、感心々々...	266
267	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第1篇霊光照魔	第6章舞踏怪〔1321〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 25 件/高姫=25	...を騙つたのだから了簡はならぬ、尻を捲れ』高姫『これ初、徳両人、お前は杢助さまや私の名......く。妖幻『一つ、二つ』『キヤツ、キヤツ』高姫『一つ、二つ』『アイタタタ、アイタタタ』......公はキヤツと云つて其場に倒れた。妖幻坊、高姫の両人は、持場を定めて、尚も続け打ちに数......れるのなら、もう止めですわ、アア痛いワ』高姫『これ初さま、黙つて居なさらぬか、あいさ......アイタタタアイタ、キヤア、キヤツキヤツ』高姫『痛かろ痛かろ、痛いやうに撲るのだ。かう......つた事を思へば辛抱をしなさい』徳『本当に高姫さま、撲つちや耐りませぬわ、約束が違ふぢ......千代の言葉に引かれて外に出て見た。杢助、高姫の両人は八百長と見られちや大変だと思ひ、......驚いて其場に走り寄り両手を拡げて、『ヤア高姫様、杢助様、如何なる事か存じませぬが、ど...	267
268	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第2篇夢幻楼閣	第7章曲輪玉〔1322〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 20 件/高姫=20	...気が遠くなつてゐた。それ故、後から走つた高姫や初、徳の事はチツとも知らなかつた。依然......リと路傍の芝生の上に倒れて了つた。そこへ高姫が一生懸命に追つ付き、『コレ杢助さま、お......がないと思つて、後追つかけて参りました』高姫『ああ徳も来て居るぢやないか』『ハイ、何......助さまは教主館にゐられるだらうな。そして高姫さまも機嫌がよいかなア』　初公は文助が、......がよいかなア』　初公は文助が、まだ杢助、高姫等が逃出した事を知らぬものと悟り、稍安心......も目がまはるとか云つて休んでゐられます、高姫さまも介抱して厶るものだから、貴方にお伺......て歩けないからな』徳『それでも杢助さまや高姫さまが怪志の森に待つて厶るぢやないか』『......着心が強く、何と云うても返さないのです』高姫『エーエ、雉子の直使とはお前の事だ。何を...	268
269	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第2篇夢幻楼閣	第8章曲輪城〔1323〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 18 件/高姫=18	...生れたる　　常世の姫の再来と　自ら名乗る高姫は　　地獄中有娑婆世界　ならぬ第二の地獄......酋長東助が　　幼馴染の恋人と　分りし後は高姫の　　心は暗に彷徨ひて　吾子も玉も念頭を......の役員信徒等を　　将棋倒しに説き伏せつ　高姫王国建設し　　三五教の向ふ張り　名を挙げ......理天上　変性男子の系統と　　現はれ出でし高姫よ　天地開けし始めより　　幾万劫の末まで......八岐大蛇の片腕と　現はれ出でし妖幻坊　　高姫司の悪心を　目敏く探り身を変じ　　斎苑の......苑の館の杢助と　現はれ来りウマウマと　　高姫司を誑惑し　茲に夫婦の約結び　　祠の森に......　力限りに逃げ出す　　又もや曲津妖幻坊　高姫司を誑かし　　小北の山の聖場に　登りてこ......たる　　かかる所へ後逐うて　追つつき来る高姫や　　初公、徳公両人と　しばし息をば休め...	269
270	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第2篇夢幻楼閣	第9章鷹宮殿〔1324〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 21 件/高姫=21	...　高姫は妖幻坊を何処までも杢助と固く信じてゐた......れるであらう。さうなつた時は年の寄つた此高姫は、折角結構な楼閣に住みながら、お払ひ箱......まの喉首を押へ、睾丸を握つておかねば、此高姫は安全な生涯を送る事は出来ぬ。オオさうだ......りばめられたる立派な宝座がある。妖幻坊は高姫を顧みて、『オイ高さま、杢助の腕前は分つ......ゐる。けれども何うしても疑ふ余地がない。高姫はますます笑壺に入り、『俄に私も出世した......り、『俄に私も出世したものだ、三千世界に高姫位仕合せな者があらうか、ヤツパリ義理天上......お蔭だなア』と小声に言つてゐる。妖幻坊は高姫の背を二つ三つ叩きながら、『オイ......高姫、どうだ、違ひますかなア。蜃気楼的城廓か...	270
271	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第2篇夢幻楼閣	第10章女異呆醜〔1325〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 14 件/高姫=14	...閣映出し　　名利と恋に心魂を　蘯かし狂ふ高姫を　　うまく誤魔化し萱草の　茫々茂る森林......　妖幻坊の両腕と　　頼みきつたる妖怪ぞ　高姫心の誇りより　　曲の手管に乗せられて　浮......日の出神の義理天上　　金毛九尾醜神も　亦高姫と同様に　　妖幻坊に欺かれ　悪魔の機関と......れば高、宮の　二人の侍女はイソイソと　　高姫司の介抱して　薬を煎じ湯を沸し　　一心不......心を　尽して仕へ居たりけり　　之を眺めて高姫は　怒りもならず顔色を　　和らげ二人に打......なく　　勿体ない様な気が致す　何卒貴女は高姫に　　構はず宝座に現はれて　金剛不壊の神......し給へ』と手を合し　願ふ姿ぞ殊勝なれ　　高姫ますます図に乗つて　『高子よ、宮子よ、汝......りながら人間は　到底神には叶ふまい　　此高姫は人間と　姿を現じ居るなれど　　高天原の...	271
272	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第3篇鷹魅艶態	第11章乙女の遊〔1326〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 8 件/高姫=8	...　高姫は二人の侍女と共に満面笑を湛へ、蓬莱山に......布団の上に膝を埋める様にして坐り込んだ。高姫はさも嬉しげに媚びを呈しながら、『これは......内へつれ帰られよ』『仰せにや及びませう。高姫もかく若やいだ上は、いろいろと力を尽し手......に変り言葉も荘重に儼然として宣り伝へた。高姫は、『はい、承知致しました。必ず手柄をし......ヨナリと太夫の行列よろしくにじり行く。　高姫は二人の侍女と共に襠衣を脱ぎ、火の見櫓の......鬼の如き荒男を凹ませ、神人をなやませたる高姫の言葉とは、何う考へても思はれない程の、......尽す如き執着心と焔の如き弁舌は、遺憾なく高姫の老躯より迸るのが不思議である。......高姫があどけなき姿になり、白い手を出して怖さ...	272
273	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第3篇鷹魅艶態	第12章初花姫〔1327〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 8 件/高姫=8	...彦、ランチ両人の顔を打ち守つた。さうして高姫は、『アヽ吃驚したよ。貴方どこのお方です......を脱ぎ捨て、今は三五教の宣伝使で厶る』　高姫は、花の唇をパツと開き、媚びを呈し艶かし......ませ』と怖さうな風をして慄へながら泣く。高姫『これこれ高子、宮子、畏れ多くも如意王様......く、懐の懐剣を抜いて喉に突き立てむとす。高姫は慌てて飛びつき懐剣をもぎ取り、腹立たし......早く逃げませう』と早駆け出しさうにする。高姫『これ高子、宮子、なんぼ逃げてもお父さま......い。妾のお友達も十人許り来て居ますから』高姫『貴方は元は将軍で、今は立派な三五教の宣......以上、何事があつても道寄はなりますまい』高姫『モシ、ランチ様とやら、侍女二人がこの通......を鏤めたる楼門を潜り奥へ奥へと進み入る。高姫は道々歌ふ。『七千余国の月の国　　中にも...	273
274	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第3篇鷹魅艶態	第13章槍襖〔1328〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 5 件/高姫=5	...　高姫は玄関口につき、『もし御両人様、何卒お上......分に漂はさるるのであつた。二人はオヅオヅ高姫の後について長い廊下を面恥かしげに進みな......うまア帰つて下さいました』と叮嚀に云ふ。高姫『其方は五月ぢやないか、御苦労だつたねえ......蒙りませう』と観音開きを潜らうとする時、高姫『もしお客様、妾は一寸父母に会つて参りま......』と、扉を開けてパツと姿を隠した。これは高姫の与へられた狸穴の立派な部屋である。片彦...	274
275	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第3篇鷹魅艶態	第14章自惚鏡〔1329〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 20 件/高姫=20	...宮姫様、御城主様が御招きで厶いますよ』　高姫は脇息にもたれて、うつら　うつら居眠つて......『ハイ』と答へて、ここを足早に立去つた。高姫は鏡台の前にキチンと坐り、髪のほつれをか......も食つたのかいな。五十の尻を作つてをる此高姫も、自分ながらに吃驚を致す程若くなつたも......アサア参りませう』『アイ』と答へて二人は高姫の前後につき添ひ、妖幻坊の居間へ進んで行......。そして四方の壁は残らず鏡のやうに光り、高姫の妖艶な姿は、鏡面を互に反射して、幾十人......反射して、幾十人とも知れぬ程映つてゐる。高姫は自分のやうな美人は恐らく天地の間に、自......、又ワイガは特別香ばしい』と云ひながら、高姫の頬に吸ひ付いてみせた。......高姫はグニヤグニヤになり、目を細うして鏡の映...	275
276	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第3篇鷹魅艶態	第15章餅の皮〔1330〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 16 件/高姫=16	...　高姫は宮子と共に吾居間へ帰り、直に襠衣をぬぐ......云つたきり、わが姿に見とれてゐる。宮子は高姫の後に行儀よく坐つてゐた。......高姫は益々感心して「ウーン　ウーン」と息を詰......部を現はして、クスクスと云つたのである。高姫は四辺を見廻し、『アレマア、宮ちやまとし......低くし、遠くへ行つたやうなふりを装うた。高姫は足音がだんだん低くなるので、廊下を伝つ......が落ちてゐると思つて、矢庭に飛び付いた。高姫はキヤツと驚き、赤裸の儘ひつくり返つた。......体を現はし、団栗のやうな目で睨んでゐる。高姫は思はず、『コラツ』と叫んだ。宮子はビツ......ばかりは仕方がない。天地の万物、必ず必ず高姫を愛するのはよいが、恋愛などはしてくれな...	276
277	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第4篇夢狸野狸	第16章暗闘〔1331〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 14 件/高姫=14	...の朝夕に　足跡たえぬ神の庭　　訪ね来りし高姫や　妖幻坊の杢助は　　神の御稜威に照らさ......。何だか胸がドキドキして仕方がない。モシ高姫さま、杢助さま、チツと起きて下さいな、あ......から、草臥れるのも無理はないワイ。何せよ高姫さまの外交がなつてゐないものだから、こん......真から寝つかれないからなア』『どうやら、高姫さまは杢助と、吾々雑兵を放つたらかして、......は二人の話をスツカリ聞いて了つた。そして高姫、杢助の両人は曲輪の玉を、此奴等両人の手......ぢやありませぬか』お菊『ホホホホホ』徳『高姫さま、腹の悪い、そんな厭らしい声を出した......憐れなものだのう、オホホホホホ』『コリヤ高姫、馬鹿にすない、人をよい程使うておいて、......んて、チツとは人情を弁へたらどうだ』『此高姫は人情なんか、嫌だツ、よく考へて見よ。今...	277
278	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第4篇夢狸野狸	第17章狸相撲〔1332〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 15 件/高姫=15	...く手足が動くやうになつたので、何処までも高姫、杢助の在処を探ね、敵を打たねばおかぬと......ガ足をさせながらやつて来ると、椿の根元に高姫が泥まぶれになり、羽織を裏向けに着て、大......椿の花をおとしては、甘さうに吸うてゐる。高姫は、竹切れの腐つたやうな穴のあいたのへ、......ツ言ひながら竹筒につめてゐる。初『オイ、高姫が誑されてゐるぢやないか。あれみよ、大き......すつては花を吸うてゐるぢやないか。そこへ高姫の奴、着物を逆様に着やがつて、ありや大方......からなア』　二人は萱ン坊の中に身を隠し、高姫が、どんな事をするか、あの狸奴、どこへ行......いへぬ美しい乙女になつて了つた。さうして高姫は二人の乙女に手を曳かれ、目をつぶつた儘......に上手なのを非常に感心して、初『オイ徳、高姫の奴、あの立派な火の見櫓の中へ引張られて...	278
279	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第4篇夢狸野狸	第19章偽強心〔1334〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 6 件/高姫=6	...務をやつて居つた時置師神の杢助と宣伝使の高姫と云ふ奴です。彼奴、此頃大変な謀叛を起し......居りますよ』『治国別の先生から承はれば、高姫さまは何うも怪しいが、杢助さまは三五教の......祠の森の聖場を占領せむとして尻尾を出し、高姫と夫婦となつて小北山へ逃げ来り、小北山の......そりや、さうです。おい御両君、その杢助、高姫は何方へ行つたかな』徳『怪志の森から此方......たのか』千代『別に急用でもありませぬが、高姫、杢助の両人が此浮木の森にあの通り立派な......を小口から引張り込みますので、松姫さまが高姫、杢助を説き諭さうと云つてお出になりまし...	279
280	霊界物語第51巻真善美愛寅の巻	第4篇夢狸野狸	第20章狸姫〔1335〕	出口王仁三郎	1924刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 14 件/高姫=14	...し一寸物をお尋ね致しますが、このお館には高姫、杢助と云ふ両人が大将となつて頑張つて居......が、如何で厶いませうか』『ハイ、杢助様と高姫様がお越しになり、ウラナイ教とやらを非常......稚姫様は、ほんの概略を仰有るなり、杢助、高姫様は噛んで含めるやうに細かう説いて聞かし......何でも松姫さまとかが見えまして、大変な、高姫様、杢助様との間に争論が起つて居たやうで......あの方と力を合せて妖怪退治をして下さい。高姫さま、杢助さまも何だか怪しいやうな気がし......ます。それは外の事では厶いませぬ。杢助、高姫と云ふ三五教に於けるユダがこのお館へ旨く......で何処かへ匿して仕舞つたので厶います。彼高姫、杢助は狸を使ひまして人の目をくらまし、......。きつと悪魔を退治してお目にかけませう。高姫、杢助、如何に妖術を使ひましても、此方に...	280
281	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第1篇鶴首専念	第1章真と偽〔1337〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 10 件/高姫=10	...自在に発揮し得らるるのである。之に反して高姫は総て愛善と信真とを口にすれども、其内底......き結構な所と看做すものである。併しながら高姫の肉体としては、矢張肉の目を以て善悪美醜......たる悪に居る事も出来得ないのである。併し高姫の善と信ずる所、真と思ふ所は、以上述べた......るるに至るのである。されども悲しいかな、高姫は普通の人間と異なり、天国、地獄の両界の......想を遺憾なく暴露してゐるのである。而して高姫はヘグレのヘグレのヘグレ武者を以て唯一の......致となし、信の真と確信してゐるのである。高姫の思想は神出鬼没、動揺常なく、機に臨み変......断に放射しつつあるのである。之に反して、高姫はすべて虚偽と世間愛的悪に居るを以て、霊......陥るものである。之に反して円相の欠除せる高姫の身辺には、一切の兇霊が臭きものに蠅が群...	281
282	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第1篇鶴首専念	第2章哀別の歌〔1338〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...　如何なる仇も襲ふべしやは』静子『妖幻坊高姫の如き曲津見が　　来りし時は如何になさむ...	282
283	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第1篇鶴首専念	第3章楽屋内〔1339〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/高姫=4	...逸早く　岩石起伏の谷道も　　何のものかは高姫や　妖幻坊が途中にて　　あらゆる魔法を使......をつけよ　即ち此処が妖幻坊や　　醜の司の高姫が　出現したる場所ぞかし　　「ウントコド......マートさまが出て厶る　　妖幻坊の百匹や　高姫万匹来るとも　　もう斯うなれば磐石よ　あ......　もし過つて転けたなら　　弱味を見すまし高姫や　妖幻坊が現はれて　　先度の様にえらい...	283
284	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第1篇鶴首専念	第4章俄狂言〔1340〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...の森に立寄りて　　醜の魔神につかれたる　高姫司を初めとし　　妖幻坊の曲津神は　父の命...	284
285	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第1篇鶴首専念	第6章梟の笑〔1342〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...伴ひ一人出でませど　　妖幻坊の曲津見や　高姫司がいろいろと　　姿を変じ待ち構へ　もし......のは、どんなにでもつくものだなア。まるで高姫や黒姫のやうな事を吐すぢやないか、のうイ...	285
286	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第2篇文明盲者	第9章黄泉帰〔1345〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...してゐた。併しながら一時の欲に駆られて、高姫や妖幻坊に誤られ、文助の拾うておいた妖幻...	286
287	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第2篇文明盲者	第10章霊界土産〔1346〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...て略叙し自席に着いた。次に松姫は歌ふ。『高姫司の開きたる　　ウラナイ教によく仕へ　支......給ふ有難さ　初公、徳公両人は　　妖幻坊や高姫の　醜の曲津に欺かれ　　朝な夕なに大神に...	287
288	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第2篇文明盲者	第11章千代の菊〔1347〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...酬いまつるは吾々の　最第一の務めぞや　　高姫司の開きたる　ウラナイ教の神々は　　世に......したる雄々しさよ　　ウラナイ教の発起人　高姫司が現はれて　　妖幻坊の杢助と　此処に本...	288
289	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第4篇怪妖蟠離	第21章狸妻〔1357〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/高姫=4	...ども、どこともなく、高宮姫は小北山で見た高姫に似てゐるので、しきりに首を傾けてゐた。......。そして高宮姫はかう若く見えてもヤツパリ高姫だよ。お前が取つて来てくれた曲輪の神力に......徳公もお受けは出来ませぬ、アハハハハ』　高姫は柳眉を逆立て、『コレ徳、お前は右守に任......らうか、結構な曲輪城の御殿だ。杢助さまに高姫さま、初稚姫さままでが厶るのだもの、そん...	289
290	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第4篇怪妖蟠離	第22章空走〔1358〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...ぶ。此声に驚いてやつて来たのは、妖幻坊と高姫の二人であつた。妖幻『ヤア、ガリヤさま、...	290
291	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第5篇洗判無料	第23章盲動〔1359〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 32 件/高姫=32	...出神といふ声を聞いて、よくよく透しみれば高姫であつた。......高姫は妖幻坊にかつ攫はれ、空中を翔り行く途中......に精霊が此処へ迷うて来たのである。されど高姫は自分が正気を失つた事も、霊界へ来てゐる......な心持であつた。赤色の守衛は大喝一声、『高姫、暫く待て、取調べることがある』と呶鳴り......ませぬ。三千世界の救ひ主、日の出神の生宮高姫さまで厶るぞや。さてもさても、世の中に可......中の人民を助けねばならぬ日の出神様も、此高姫の肉宮も、並大抵ぢやありませぬワイな、あ......惟神霊幸倍坐世』　赤の守衛は、余りきつい高姫の脱線振に、取調べる訳にも行かず、又生死......つて追ひ帰さむものと思ひながら、『オイ、高姫、お前はここを何と心得てるか』『ヘン、釈...	291
292	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第5篇洗判無料	第24章応対盗〔1360〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 8 件/高姫=8	...　十五六人の精霊は忽ち高姫の周囲に集まり来つて、ワイワイと喚いてゐ......囲に集まり来つて、ワイワイと喚いてゐる。高姫は漸くにして立上り、道端の方形の石に腰打......けの宣伝を始めかけた。『コレコレ皆さま、高姫が大道演説を致しますから、よつくお聞きな......構な五六七の世をお立て遊ばすのだから、此高姫は三千世界の救主、皆さま耳をさらへて、よ......ツと顔を出したのは、お年であつた。お年は高姫の前に進み寄り、其手をグツと握り、『モシ......の前に進み寄り、其手をグツと握り、『モシ高姫様、父が生前に御世話になりまして有難う厶......、此世に生きてる筈がない……ハテナア』『高姫様、此処は冥土の八衢で厶いますよ。決して......にし、ポンと尻をけつて門内へ投げ込んだ。高姫は群衆の中から伸び上つて、ニコニコしなが...	292
293	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第5篇洗判無料	第25章恋愛観〔1361〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 13 件/高姫=13	...　高姫は敬介、狂介、悪次郎の三人が手厳しくコミ......つたのだ。如何です、之でもお前さま等は此高姫の演説を聞く気はありませぬか。義理天上日......し聞直して助けて上げるぞや』　赤の守衛は高姫の手をグツと握り、『こりや......高姫、帰れといつたら帰らぬか。大変邪魔になる......処で、チツとも驚くに及びませぬよ。然し此高姫の申す事が分らねば駄目ですよ。おい赤さま......ねば駄目ですよ。おい赤さま、チツとお前も高姫の云ふ事を真面目に聞いたら如何だい』　赤......何だい』　赤の守衛は煩さくなつたと見え、高姫の手をグツと後へまはし、傍の梧桐の木に縛......まはし、傍の梧桐の木に縛りつけて了つた。高姫は尚も屈せず、稍怒気を含んだ声で、『こり...	293
294	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第5篇洗判無料	第26章姑根性〔1362〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...かりがやつて来ると気分がよいのだがなア。高姫のやうな死損ひの阿婆摺れ女がやつて来ては...	294
295	霊界物語第52巻真善美愛卯の巻	第5篇洗判無料	第27章胎蔵〔1363〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 7 件/高姫=7	...令に依つてで厶います。三五教に居りました高姫と云ふ女、彼の行状に就ては実に困つたもの......何とか致さねばなりますまい。併しながら彼高姫は、未だ生死簿を見れば二十八年が間寿命が......、三年先になつて霊界へ来るべき女の肉体に高姫の精霊を宿し下さいますれば、大変都合が好......に霊界へ来るのが厶いますから、その肉体に高姫の精霊を宿し、二十八年間現界へ生かす事に......ますから、一寸傍聴なさつては如何ですか。高姫も是から審判が始まります』『イヤもう、......高姫が居るとすれば折角ながら止めませう、ハハ......に立別れ　さも悲しげに進み行く　　続いて高姫神司　伊吹戸主にさばかれて　　此処三年の...	295
296	霊界物語第55巻真善美愛午の巻	第1篇奇縁万情	第1章心転〔1409〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...毛に唾をつけてお聞きなさいませや、第二の高姫かも知れませぬぞや。……怖さ苦しさの改心...	296
297	霊界物語第56巻真善美愛未の巻	第1篇自愛之柵	第5章鷹魅〔1435〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 48 件/高姫=48	...　此世を造りし元津祖　　弥勒の神は高姫が　肉のお宮に憑りたる　　日の出神とこじ......りにけり　信心堅固の東助は　　恋に狂へる高姫に　只一瞥もくれずして　　いと素気なくも......て　　いと素気なくも刎ねつける　心曇りし高姫も　　愈自暴自棄となり　又もやもとの悪身......千変万化の活動に　居堪りかねて妖幻坊　　高姫諸共森林を　潜つてスタスタ逃げ出し　　小......の光に照らされて　曲輪の玉を落しつつ　　高姫諸共逃げ出す　妖幻坊の杢助は　　......高姫司と諸共に　バラモン軍の屯せし　　浮木の......やスマートの　　声に驚き妖幻坊　黒雲起し高姫を　　小脇に抱へ空中を　逃げ行く折しもデ......行く折しもデカタンの　　大高原の中央に　高姫司を遺失して　　雲を霞と逃げて行く　高姫...	297
298	霊界物語第56巻真善美愛未の巻	第2篇宿縁妄執	第6章高圧〔1436〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 28 件/高姫=28	...　高姫に導かれて四人の男女は、細谷川の一本橋を......橋を渡り、二間造りの小さき家に導かれた。高姫の精霊は既に地獄に籍を置き、直ちに地獄に......に依つて寧ろ当然と謂ふ可きものである。　高姫は中有界に放たれ精霊の修養を積むべき期間......なぞに由つて内分の幾分かを包み得るが故に高姫の教を聞くものも多少はあつたけれども、最......涯を送る事が出来なくなつてゐた。併し乍ら高姫は依然として現界に居るものとのみ考へ、八......柱と固く信じてゐるのだから堪らない。さて高姫は四人の男女を吾居間に導き、自分は正座に......、諄々として支離滅裂なる教を説き初めた。高姫『皆さま、よくまア日出神の教に従つて此処......にはありませぬぞや。そして喜びなされ、此高姫は高天原の第一霊国のエンゼルの身魂で、根...	298
299	霊界物語第56巻真善美愛未の巻	第2篇宿縁妄執	第7章高鳴〔1437〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 17 件/高姫=17	...理天上　日の出神の生宮と　　信じ切つたる高姫は　如何なる尊き御教も　　吾魂に添はざれ......神も　救はむよしもなきままに　　三年の間高姫が　心のままに放任し　　眼を閉ぢて自ら　......天国へ　救ひやらむと気を焦ち　　力を尽す高姫が　心を無にしてバラモンの　　ヘルやケリ......の落武者が　　泥坊仲間の親分と　聞くより高姫目を瞠り　　神の教の言霊に　誠をさとし助......神々々　神の御霊の幸倍ひて　　一時も早く高姫や　其外五人の精霊を　　一日も早く大神の......を救ふ　誠の道を誤りし　　虚偽に満ちたる高姫が　教を如何に布くとても　　正しき神の在......　神の御前に赤心を　　捧げて祈り奉る。　高姫は今来た男に向ひ、穴のあく程其顔を打ち見......坊せないものは何奴も此奴もありますまい』高姫『オホホホホ。泥坊にも三分の理窟があると...	299
300	霊界物語第56巻真善美愛未の巻	第2篇宿縁妄執	第8章愛米〔1438〕	出口王仁三郎	1925刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 63 件/高姫=63	...『死んでから語呂つき出した法螺の貝　　声高姫の賤が伏家に』『内外にうなり出したる法螺......、ベル、シャル、ヘル』『法螺の音を聞いて高姫立上り　　胸轟かす茅屋の戸口』『法螺の音......神を恨めつ』『あの声は矢張り夢か幻か　　高姫司の法螺吹の音か』と口々に歌ひ乍ら、四人......は顔見合はして、不審の雲に包まれてゐる。高姫は法螺の声が再止まつたので、又元の座に引......が再止まつたので、又元の座に引返し来り、高姫『あああ皆々、待たしました。併し乍らシャ......霊魂の位置に天地の相違があるのだから、此高姫の愛が徹底しないと見えます、誠に気の毒な......魂だ。サアサア、此館は斯う見えても矢張り高姫の御殿だ。お前は小さい燻ぼつた茅屋と思つ......馬鹿者丈跡に残して出立々々、一、二、三』高姫『エー、ツベコベとベルの如うに囀る男だな...	300

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