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文献名1霊界物語 第1巻 霊主体従 子の巻
文献名2第1篇 幽界の探険よみ(新仮名遣い)ゆうかいのたんけん
文献名3第5章 霊界の修業〔5〕よみ(新仮名遣い)れいかいのしゅぎょう
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ
霊界には、天界・地獄界・中有界の三大境域がある。

天界は正しい神々や正しい人々の霊魂が安住する国である。

地獄界は邪神が集まり、罪悪者が堕ちていく国である。

天界、地獄界の中でもそれぞれ上下二界に分かれており、程度に区別がある。さらにその中に三段の区画が定まっている。それぞれ神徳、罪悪の違いによって、行く世界が違っている。

霊界:

天界(=神界)

天の神界(三段に分かれている)

地の神界(三段に分かれている)

中有界(浄罪界、また精霊界)

地獄界(幽界)

根の国(三段)

底の国(三段)

自分が芙蓉仙人の先導で霊界探検をしたのは、身は高熊山に端座しており、ただ霊魂のみが行ったのである。

数百千里を大速力で空中飛行を続けた後、大変な大きな河のほとりで立ち止まり、仙人は『いよいよ是からが霊界の関門である』と言った。

河は渡ってみると深くなく、自分が着ていた紺色の着物は不思議にもたちまち純白に変じた。対岸へ渡ってから振り向くと、河の水が大蛇となって火焔の舌を吐いていたのには驚いた。

多くの旅人がいずれも河を渡ってくるのが見えたが、やはり服の色が種々変化していた。そして渡りきると、どこからともなく、五六人の恐い顔をした男が、旅人の姓名をいちいち呼び止めて、一人一人の衣服に切符のようなものを付けていた。

河から一里ばかり行くと、役所のようなものが建っており、番卒が現れて旅人の衣服に付いた切符を剥ぎ取り、また衣服の変色模様によって、衣服を剥ぎ取ったり、重ねて着させたりしていた。そして、一人一人、番卒が付き添って規定の場所に送られていった。
主な人物 舞台 口述日 口述場所 筆録者 校正日 校正場所 初版発行日1921(大正10)年12月30日 愛善世界社版24頁 八幡書店版第1輯 53頁 修補版 校定版23頁 普及版12頁 初版 ページ備考
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本文  霊界には天界と、地獄界と、中有界との三大境域があつて、天界は正しき神々や正しき人々の霊魂の安住する国であり、地獄界は邪神の集まる国であり、罪悪者の堕ちてゆく国である。そして天界は至善、至美、至明、至楽の神境で、天の神界、地の神界に別れてをり、天の神界にも地の神界にも、各自三段の区劃が定まり、上中下の三段の御魂が、それぞれに鎮まる楽園である。地獄界も根の国、底の国にわかれ、各自三段に区劃され、罪の軽重、大小によりて、それぞれに堕ちてゆく至悪、至醜、至寒、至苦の刑域である。今自分はここに霊界の御許しを得て、天界、地獄界などの大要を表示して見やう。
[#図 霊界の大要]
 霊界の大要は大略前記のとほりであるが、自分は芙蓉仙人の先導にて、霊界探険の途に上ることとなつた。勿論身は高熊山に端坐して、ただ霊魂のみが往つたのである。
 行くこと数百千里、空中飛行船以上の大速力で、足も地につかず、ほとんど十分ばかり進行をつづけたと思ふと、たちまち芙蓉仙人は立留まつて自分を顧み、
『いよいよ是からが霊界の関門である』
といつて、大変な大きな河の辺に立つた。一寸見たところでは非常に深いやうであるが、渡つて見ると余り深くはない。不思議にも自分の着てゐた紺衣は、水に洗はれたのか忽ち純白に変じた。別に衣服の一端をも水に浸したとも思はぬに、肩先まで全部が清白になつた。芙蓉仙人とともに、名も知らぬこの大河を対岸へ渡りきり、水瀬を眺めると不思議にも水の流れと思つたのは誤りか、大蛇が幾百万とも限りなきほど集まつて、各自に頭をもたげ、火焔の舌を吐いてをるのには驚かされた。それから次々に渉りきたる数多の旅人らしきものが、いづれも皆大河と思つたと見えて、自分の渉つたやうに、各自に裾を捲きあげてをる。そして不思議なことには各自の衣服が種々の色に変化することであつた。あるひは黒に、あるひは黄色に茶褐色に、その他雑多の色に忽然として変つてくるのを、どこともなく、五六人の恐い顔をした男が一々姓名を呼びとめて、一人々々に切符のやうなものをその衣服につけてやる。そして速く立てよと促す。旅人は各自に前方に向つて歩を進め、一里ばかりも進んだと思ふ所に、一つの役所のやうなものが建つてあつた。その中から四五の番卒が現はれて、その切符を剥ぎとり、衣服の変色の模様によつて、上衣を一枚脱ぎとるもあり、或ひは二枚にしられるもあり、丸裸にしられるのもある。また一枚も脱ぎとらずに、他の旅人から取つた衣物を、或ひは一枚あるいは二枚三枚、中には七八枚も被せられて苦しさうにして出てゆくものもある。一人々々に番卒が附き添ひ、各自規定の場所へ送られて行くのを見た。
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