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文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3明治40年旧10月16日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
年月日1907(明治40)年11月21日(旧10月16日) 神霊界掲載号大正8年1月15日号(第78号) 1頁 神霊界八幡書店復刻版第4巻 55頁 七巻本第4巻 231頁 五巻本未調査 三五神諭なし 東洋文庫天の巻なし 東洋文庫火の巻なし 連合会水の巻なし 大本史料集成未調査 庶民生活史料集成なし
OBC os156
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本文  艮の金神国常立尊が表はれて守護いたさんと、国が潰れて了ふぞよ。是に気の付く神様守護神人民は、今の所では有りは致さんぞよ。上へ上りてエラソウに申して居れる神さんに使はれて居れる守護神は、日本の国が斯のやうな惨状に成りて居るのに、今に判らん様な事では、日本の神守護神とは申ささんぞよ。三千世界の立替が迫りて居るのに、今に安逸な事斗りを申して、此儘で斯世を持ちて行うとの精神であろうがな。エライ御神さんじゃが、先が見えぬと誠の政事は出来ませんぞえ。元の国常立尊を節分の夜に、御邪魔になると云ふて押込めなされたが、何彼の時節が参りて来て、押込められて居りた元の生神が世に上りて、世の立替を致さん事には、国を奪られるどこの事か、国が潰れて了ふと云ふやうな時節が参りて居るのに、世にお出坐しに成りて居る方の神さま、余り陽気過ぎるでは無いか。元の国常立之尊が撞の大神様からの御命令を戴だきて、斯の地球の泥海を固め締めたのであるが、地球の元を艮め締て造り上げた生神が、蔭から何彼の守護をいたして居るのが、今の神様にも守護神にも判るまいがな。斯んな終末の魔法の世を、斯んな結構な良き世は無いと申して、体主霊従の行り方を歓こびて居れる神と守護神斗りで在るから、下の人民は何も知らん筈であれども、万物の長と申して居るでは無いか。四ツ足よりも劣りて慾斗りに呆けて居るから、神が神徳を渡して此方が使ふ人民は今に一人も無いが、世界中の人民が集りて来て、此の大望な世の立替を致さうと申しても、人民力では出来る事業で無いから、攻めては是だけに知らして与りて居るので在るから、大本へチット何か違ふた事は無いかと申して来る人民が在りさうなものであるが、何も気の付かぬ盲目とツンボ斗り、能うも茲まで曇りたもので在るぞよ。攻めて一人に成り共誠の事業を聞かして置きたいなれど、聞かせば却て害を致すなり、肝腎の筆先を早ふ出さしては外へ漏れては成らず、押えて筆先をかゝすから、出口直の御談を此の後は一言でも聞いておくが良いぞよ。早う申せば日本の国の害を致す悪魔と邪神が、悪い企みを致す事斗りに掛りて居るから、肝心の筆先を書せるのが遅くなりたから、出口直に書して納べておかせるから、今年の暮に成ると、神界の方は大分混雑に成りて来て、来春にかけて、正邪神界の大戦争と成りて来るぞよ。世界は追々と淋しくなるから、綾部の大本に申して居るやうに致して、心得て居らんと、行けんやうに成りて来るぞよ。今の内に発根と改心いたして、世を持ち替えて居らぬと、サア今と成りた所で俄に狼狽えねば成らん事になるぞよ。節分の夜に押込められた元の国常立之尊が、二度目の世の立替は、外の世に出て居れる方の神では出来ん大望な事であるから、押込められて居りた御手伝を為された元の生神は、皆女嶋と男島へ落ちて居られたのであるぞよ。時節には何でも叶はんぞよ。打き潰して食て了ふたと申して、皆の神々が御祝を成されて、ヤレヤレ最う安心じゃと御歓こび、此の世には恐い神は無いと、元の神の世の持方を全部更えて了ふて、露国の国魂の八頭八尾大蛇の仕組通りに、トントン拍子に、学と仏とで日本の国を自由自在に致して来て、今の日本の上下の状態、ドコにも神国の光と云ふものは表はれては居らんぞよ。日本の人民は露国と戦ふて勝ちて、日本の光りが出たと申して気楽になりて、何時までも泰平に世が治まると思ふて居るが、中々世界は、ソンナ甘い事には治まらんぞよ。今に世界中の大戦争に成りて来て、世界の人民が大変に苦しむ事が出て来るから、日本の人民皆油断を致して居りたら、日本の役目が勤まる所か、国が危ふい事に成りて、一旦は日本の人民も途方に暮れて、ヂリヂリ舞を致す事が出来いたすぞよ。元の生神は此の世の未だ天地の剖判れん前から、斯うなる事が能く判りて居りての、今度の経綸であるぞよ。軽い清らかな霊は天と成り、重きものは地となりた、斯の天地の初りから、八頭八尾大蛇と金毛九尾白面悪狐とが邪気の凝りで、天地の間に生出て来て、大蛇と四ツ足が段々と勢いが出来て来て、斯の地の世界を自由自在に致して、魔の国に致すと云ふ企みで、大蛇の霊は露国に陣取をいたし、四足の霊は唐土天竺日本へも渡りて、国々の人民の守護神を我の自由に致して、薩張り人面獣心国に致して、未だ斯上に日本の国の神の王の○○○を自由に致す積りで在るが、三千世界の大本、地の高天原の一厘の仕組で、四ツ足の化ケの皮を脱いて了ふてやるぞよ。夫れで発根と改心出来れば良し、出来ねば今度は末代に一度の立替の血祭りに上げて、体主霊従蛇狐を火に掛け灰に致して、悪の種を斯の天地の間に、一粒もおかぬ様に致すので在るから、誠に大望な根本からの世の立本立直しであるぞよ。日本の国を自由自在に致した悪蛇邪狐の精神と云ふものは、斯世の未だ固成ぬ前から能く判りて居りての、艮の金神の経綸であるぞよ。双方の国も悪は悪の経綸が出来て居るのは、トコトンまで解りて居りての事で在るから、人民の知りた事で無いと申すので在るぞよ。恐喝のでは無いぞよ。初まると、眼も鼻も開きは致さんぞよ。節分の夜に押込められた国常立之尊が、○○節分の夜に表に成るから、節分の夜は世界中が○くから、其用意を致して居りて下されよ。家の中、屋敷の内を日々清めて下されよ。夫れまでは弥仙山に暫くは置かねば、直に高天原へと云ふ事も行かんから、モウさう成りたら何彼にが速くなるぞよ。カミの精神の悪い所、駿河が始りで、東京、大阪、京都、田舎、山の渓々までも立替立直しが在るから、是を申すと何日も申すやうに、我も私もと申して、厭な霊が人民に憑りて来て良き事が出来んから、今の今まで申さんが良いぞよ。斯の前は出口直が何程いやがりても、口で斯方が言はすから、耳の糞を能く取りて聞いて居らんと、良い御蔭に外づれるぞよ。何処に居りても誠の心の者でありたらつまみ上げて与るから、心次第と申すので在るぞよ。心丈の事を致さすから、何が出来いたしても、身魂の性来因縁で在るから、善と悪とが明白に立判るぞよ。是までは体主霊従の世でありたから、暗黒の世に覇張り散らしてトントン拍子に来たなれど、国常立之尊の行り方は、善一つの神政施行であるから、表面からは却って悪に見えるなれど、善斗りを貫きて来た此方は、世界には恐いものは無い元の生神であるぞよ。
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