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文献名1二名日記
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名35月21日 於新居浜支部よみ(新仮名遣い)
著者月の家(出口王仁三郎)
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2018-08-19 19:29:46
ページ171 目次メモ
OBC B117500c17
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本文
あしたより大空清く晴れ渡り今日の旅行の幸かがやけり。
紫雲閣庭園に立ち一同と記念の小照写しけるかな。
午前九時紫雲閣をば後にして丸亀街を指して出で立つ。
自動車を五台並べて郷東橋松並木まで信者見送る。
まめ人に別れ惜みつ三台の自動車馳せて松並木過ぐ。
西方山 郷東川の風光は初夏の眺めにかなひて美はし。
大空に一点雲なく風清く心地また良き今日の旅かな。
本塚橋渡れば続く松並木蔭に巡礼唄ひつつ行く。
豊なる昭和の御代の鬼無町に車乗り入る大本の王仁。
地蔵池広く水を湛へつつ浮べる鳥の羽白く照る。
牛馬車に次々出合ひ自動車の運転ままにならぬ道かな。
綾歌郡柘植の神社を右手に拝し賀茂川堤 馳せ行く凉しさ。
雲井橋渡りつ川の面見渡せば水の流れは一滴も無し。
阪出の町に進めば馬車人車往来しげく自動車悩めり。
讃岐不二左手の空に端然と姿正しく立ちて国守る。
稍長き町を通れば西はづれ新町橋の架りて賑はし。
土器川橋 御供所橋なぞ打渡り丸亀市中に臨みけるかな。
瑞祥会支部の所在地丸亀市北平山町に十時過ぎ着く。
人口は三万五千の丸亀市に金光 天理 黒住教栄ゆ。
何となく心持良き好天気初夏の凉風吾面を吹く。
三時間汽車待つあいだの徒然に文机により腰折れを詠む。
庭の面に無花果 万生青茂りつつ枝の枯れたる橙樹立つ。
黒住の教会隣りに建てられてかすかに祝詞の声の流れ来。
午後の二時十八分の汽車にのり丸亀出でて新居浜に向ふ。
窓開けて東南の空ながむれば姿正しく讃岐不二立つ。
多度津駅金刀比羅線の乗換地乗降客のさわがしきかな。
の生誕地なる岸寺浜辺の松の林に建つ見ゆ。
真帆片帆行き交ふ瀬戸の島影に津島神社の祠見えけり。
日露間開戦の際軍艦を出せし詫間の湾景清しき。
上高瀬駅に進めば頂上に松の樹並び立つ高山聳えつ。
眼を閉ざし鳴球 白嶺両宣使正体もなく横に立ちたり。
本山駅左手の青山ながむれば観音堂の甍輝く。
観音寺駅の傍辺の山の上に琴弾八幡神社立つ見ゆ。
このあたり岸に松並びたち公園開けて風光妙なり。
古の風俗残れる人々の安けく住める伊吹島見ゆ。
豊浜駅松原遠み遠み大空おちて波に線曳く。
箕浦駅窓より見ればの面間近く見えて島々浮く見ゆ。
汽車は今讃岐はなれて風光よきいよいよ伊予の国原走る。
漁りの網引く男の潮風に焼けたる肌の色黒き見ゆ。
川之江や三島の駅の中に桝形網の曳き廻しありき。
伊予土居の駅にまめ人立ち乍ら吾のる汽車を迎へてありけり。
蒸し暑き長きトンネル潜る間のいとも苦しき思ひせしかな。
岸を馳せ行く汽車の窓開けて見れば大島横たはり浮く。
多喜浜の駅を過ぐれば間もあらず伊予新居浜の駅につきたり。
午後の五時一行無事に新居浜町支部の白石やかたに入りけり。
島中氏牛窪兄弟夕暮に高松さして帰りてぞ行く。
人類愛講演の為栗原氏西條さして急ぎ出で行く。
夕近み庭の大樹に百雀声調揃へて宣伝歌唄ふ。
茜刺す今日の夕べの静けさよ若葉にそよぐ風の音も無し。
明日十時貴地につくとの急電を送り来にけり宇知麿八重野子。
今日よりは新居浜の支部改めて分所と称ふる事となりたり。
栗原氏講演首尾よく成功し夜十二時を過ぎて帰りぬ。

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