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文献名1出口王仁三郎全集 第1巻 皇道編
文献名2第4篇 日本精神の真髄よみ(新仮名遣い)
文献名3第2章 神示の日本魂よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2021-06-28 20:26:40
ページ160 目次メモ
OBC B121801c27
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本文  日本魂とは天地の先祖の神の精神と合一した心である。至仁至愛の大精神にして何事にも心を配り行届き、凶事に逢ふとも大山の如く微躯ともせず、物質欲を断ちて、精神は最も安静な心である。天を相手として凡人と争はず、天地万有山野河を我の所有となし、春夏秋冬も、昼も夜も暗も雨も風も雷も霜も雪も、皆我言霊の自由になし得る魂である。如何なる災禍に逢ふも、艱苦を嘗めるも、意に介せず、幸運に向ふも油断せず、生死一如にして昼夜の往来する如く、世事一切を惟神の大道に任せ、好みも無く憎みも為さず、義を重んじて常に安静なる魂が日本魂である。常に心中長閑にして、川水の流るる如く、末に至る程深くなりつつ自然に四に達し、我意を起さず、才智を頼らず、天の時に応じて神意に随って天下公共の為に活動し、万難に撓まず屈せず、無事にして善を行ふを日本魂といふ、奇魂(智慧)能く活動する時は大人の行ひ備はり、真の智者となり、物を以て物を見極め、自己に等しからん事を欲せずして、身魂共に平静である。小人といふものは自己を本として、物を見、自己に等しからん事を欲するが故に、常に心中静かならず、之を体主霊従の精神といふ。今の世の中一般の心は皆この心である。
 誠の日本魂のある人民は、其こころ平素内にのみ向ひ、自己の独り知る所を慎み、自己の力量才覚を人に知られん事を求めず、天地神明の道に従ひ交はり、神の代表となって善言美辞を用ひ、光風霽月の如き人格を具へて、自然に世に光輝を放つ身魂である。心神常に空虚にして一点の私心無ければ、常永に胸中に天国あり。何事も優れ勝りたる行動を好み、善者を喜びて友となし、劣り汚れたるを憐み、且つ恵む。富貴を欲せず羨まず、貧賤を厭はず侮らず、只々天下の為に至善を盡す事のみに焦心す。この至心至情こそ日本魂の発動である。我身富貴に処しては君国の為に心魂を捧げ、貧に処しては簡易の生活に甘んじ、慾望を制し、仮にも他を害せず、自暴自棄せず、天命を楽みて自己応分の天職を守る。之こそ日本魂の発動である。
 天下修斎の大神業に参加するとも決して周章ず騒がず、身魂常に洋々として大の如く、天の空うして鳥の飛ぶに任すが如く、の広くして魚の踊るに従ふが如き、不動の精神を常に養ふ。これが神政成就(天皇親政皇道維新の)天業に奉仕する身魂の行動でなければならない。凡人の見て善事となす事にても、神の法に照して悪しき事は是を為さず。凡人の見て悪と為す事にても、神の誠の道に照して善き事は勇みて之を遂行すべし。天意に従ひ大業を為さんとするものは一疋の虫と雖も妄りに之を傷害せず、至仁至愛にして万有を保護し世の乱に乗じて望を興さぬ至粋至純の精神を保つ、是が誠の日本魂の発動である。(後略)
(昭和九、三、一)
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