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文献名1惟神の道
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3敬神と愛国よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考「神霊界」大正一〇年六月一日号所収「皇国民の踏むべき道」(二)の抜萃
タグ データ凡例 データ最終更新日----
ページ54 目次メモ
OBC B123900c019
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本文の文字数1056
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本文  誰でも自分の身を愛さぬものはない。我が身を愛するものは必ずその家を愛するものである。人たるものは家を愛する心を国に及ぼさなければならぬ。船に乗るものは帆楫の良いのを必ず選び、車に乗る者は轍や心棒の堅固なのを選ぶものである。船車は一時の用にもちふるもの、その生を預けるや久しくないが、しかも覆り溺るるの憂ひあるを恐るるのである。国土に至りては、即ちその生を托するや久しくして平けく安らけく富み栄ゆる事は、吾らのみの幸福に止まらず子孫の幸ひとなるのである。しかるに人々のこの国土を視るや一時の用に過ぎざる船車にも及ばず、これ果たして正なり、賢なりとすることが出来るであらうか。すべてのものには遠き近き大き小さきがある。遠くして大なるものは何であるか、近くして小さきものはまた何であるか。吾が身も吾が家もすでに国土の中にあるのであるが、ともすれば、その身や家の近く小さきを愛し重んじて、国土の遠く大なるを捨てて顧みぬものが多いやうである。
 また文武百官には文武百官の愛国がある。商人の商業における、職人大工のそのわざにおける、農夫の耕耘における、各自その分に従ひ、以てその業務に力を尽すも、また愛国の道となすべきものである。国を愛するの道は、尊き卑しきの不同ありといへども、約まるところは、国土を保全つてこれを強くし、かつこれを安く穏やかになし、世界の国々をして我が国の徳風に靡き従はしめるのが愛である。
 けだし国土の広大無辺なる事、一人の力を以ては、これを富まし、強め、これを安く穏やかにする事は出来ぬのであるが、多くの勢力を合せ、一致協力して国を守り保つが肝要である。たとへば大岩の如きものである。その重みが千斤ありとすれば細き一筋の紐にては、よくこれを曳くことが出来ぬ。更に幾筋も加へる時は、即ち以てよくこれを曳くことが出来るのである。これ多くの力を合せた効能である。今一人の力は小なりといへども、日本全国七千万の同胞が一致戮力して以て国の富強安寧をはからば、即ちこの国を保全ち、隆ならしめむこと何の難き事あらむやである。
 けだし愛国の心は、敬神のまことより出づるのである。良く神を敬する者は国家を愛し、国家を愛する者は神を敬ひ、敬神と愛国とはその義一つである。いはんや我が日本国は神国と称へて世界の親国、本国であるのだから、いやしくもこの結構な神国に生を預けながら敬神愛国の心なきものは人であって人でない。己れを愛することを知って国を愛することを知らざる者は全く鳥獣にも劣りしものと言ふことが出来るのである。
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