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文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3明治36年旧6月4日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
年月日1903(明治36)年7月27日(旧6月4日) 神霊界掲載号大正6年8月1日号(第50号) 7頁 神霊界八幡書店復刻版第1巻 323頁 七巻本第1巻 242頁 五巻本未調査 三五神諭なし 東洋文庫天の巻なし 東洋文庫火の巻52頁 連合会水の巻なし 大本史料集成未調査 庶民生活史料集成22頁
OBC os043
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本文  艮の金神稚姫岐美命が出口の守と現はれて、世界の守護を致すと、人民からは見当が取れん経綸が致してあるから、此の綾部の大本の仕組は前に言はれんのであるから、斯の経綸を解る人民なれば豪いなれど、是が皆解りたら物事成就いたさんから、出来上るまでは肝腎の経綸は申さんぞよ。人民といふものは如何様に申しても、心の早う変るものであるから、宜い事じゃと思ふたら直ぐに喜ぶし、是は面白く無いと思ふたら、直ぐに心が変るし、夏咲く花の紫陽花の色程くれくれ変るから、十分見届けた其上でないと神は申さんぞよ。如何な嬉しき事でも左程に喜こばず、約らいでも左程に心配をいたさずに、昔からチットも変らぬ色の松心で居らねば、斯んな大望な世の立替の御用を致す、神の入れ物に成らねば成らぬ御用であるから、大本へ立寄る人は、人に十倍の改心が出来て居らんと勤まらんぞよ。今度の大本の中の御用は、余程神の心を汲み取らんと誤解を致すぞよ。筆先に出しては在るなれど、腸を引分て見て是でならと、此方が能く見届んと、実地の真実は申さんぞよ。此筆先には、チットも嘘は書して無いなれど、霊魂が水晶に研けて居らんと、何も分りはいたさんぞよ。曇りた霊魂が見たら、曇りて見えるぞよ。心々に取れるから、トコトンまで改心いたして、魂を研いて居らんと、誠の神徳は取れは致さんぞよ。水晶霊魂には亦と外には無い、結構な筆先であるぞよ。誰も此方の心は汲み取れまいが、後で恥かしく無いやうに、大本の解らん間に心得て置かんと、後になりてからは取返しが成らんから、同じ事斗りを度々書いて気を注けておくぞよ。出口直が肉体で申すと思ふて油断を致したら、先でヂリヂリ悶えても、後の悟悔は間に合んぞよ。此方の心の解りたものは、神にも、仏にも、人民にも在りは致さんぞよ。大本で織る錦の機には、どんな模様が出来ておるか、機織る人にさえ分らん経綸であるから、智慧や学や考へで分りさうな事は無いから、大本の中の役員が一つの心になりて、筆先を見て行いさえ出来だしたら、世間からアレデ成らこそ神を信心する人じゃと言はれだすから、信者の人も行いを改えて、神の心に叶ふやうに成りて来るぞよ。大本へ立寄る人は、外の教会の人の行いとは、大分違ふて勝れて居るといふ事が、世間の目に付くやうに成りたら、艮の金神は天晴れと表はれるなれど、今のやうな体裁の中に全部表はれて見せたら、皆のものがトチ面貌を振りて困るから、控えて態とに出口直で何彼の事を知らして居るのを、差添の役員の間では、チットは身魂が研けかけたなれど、モ一つ揃ふて研けんと、天晴神が表に出た所で居る所も無いぞよ。魂を磨いたり研かしたり、余程骨を折りておかんと、早く表になりたら成りたらと申して待ちて居りても、此の内部の行状が修まらん様な事でありたら、日々の勤めが辛うて堪れんぞよ。神の容器を余程揃うて研いて居らんと、実地が出て来たら烈しうて、善悪が厳重に判るから、大きな声も出んやうに成るぞよ。さう成らんと誠の改心は、今の人民は能う致さんぞよ。
 何時でも気障りの在る人民が此大本へ這入りて来たら、何とは無しにそこらの事が烈しう成て、恐うて迯げて帰らねば成らんぞよ。今度は身魂の研けた人民から早く宜くなるぞよ。身魂の洗濯が何よりも一番に骨が折るぞよ。暑さ凌いで秋吹く風を待てど、世界は寒しくなると云ふ事が、筆先に出して在ろうがな。上へ登りて居る人が降る世が参りて来て、昇り降りで世界は大分騒がしく成ると申して在るが、天地が覆る世が参りたぞよ。天地が覆ると申すのは、身魂が上エ下タに変る事であるぞよ。外国ばかりでは無いぞよ。脚下に御用心なされよ。三千世界の霊魂の調査、身魂の洗濯いたすのが遅く成りたぞよ。余りヒドイ垢が溜りて居るので、神も骨が折れるぞよ。今度綾部の大本に咲く花は、昔からの苦労の凝固で在るから、咲いたら万古末代萎れぬ花であるぞよ。珍らしき世界に亦と無い結構な花であるぞよ。世界の大本と成る大望な処が、斯様な粗末な所であるから、今から嬉しいやうな事を為て見せたら、人民と申すものは近慾なもので在るから、結構と申して皆が集りて来るなれど、早く咲くやうな花は散るのも速いぞよ。
 今度大本に咲く花は苦労、悔しの凝まった、神国の実りのいたす生き花であるから、変性男子と、変性女子と、龍宮の乙姫どのと、禁闕金の神と、四魂揃ふて世に落ちて居りた霊魂が御用いたして、神国の光を出すのであるぞよ。今迄世に出て居れた神様も、此世の上に立ちて居りた守護神も改心なされて、一つの道へ立帰りて、日本の中の御守護遊ばすやうに成りたら、誠に結構であるぞよ。艮の金神は独り手柄を為るので無いぞよ。皆手を引合ふて揃ふて宜くなりて、喜こばしたいので在るなれど、皆取り様が違ふて居るぞよ。小い心の人民神は嫌い。梅は咲く、桜は枯れる、竹は倒れる、松が栄える世が参りたから、日本の人民揃ふて外国よりも先に改心いたして下されよ。竹は倒れる桜は散る世がまゐりたぞよ。松と梅とは日本なり、竹は外国に譬へてあるなり、桜は仏に譬へてあるから、心で汲み取りて下され。松と梅の心で無いと、日本の国に居りての守護が出来ん事になるから、明治二十五年から気が注けてありたぞよ。中には日本も外国も別に違うた事は無い筈じゃ、同じ神の造りた国であるのに、日本日本と依怙贔負を致す、世間見ずの狭い勝手な神じゃと申すものも、沢山現はれて来るなれど、ソレは天地の先祖の神の広い深い御心が判らん、悪の守護神の憑りて居る外国身魂であるから、深い経綸の奥が分らんからであるぞよ。人民の申す事は一寸聞くと、立派な理窟に合ふたやうな事を申せども、天地の元の生神とは精神が全部違ふて居るから、トコトン改心致して、今までの学で溜りた塵埃を掃き出して了はねば、何も判りは致さんぞよ。
 今度の世の立替は、昔から因縁の在る変生男子と、女子との身魂でないと、物事成就いたさんから、外の役員が何程智慧で考へて相談をして行りても、途中で邪魔が這入りて、虻蜂取らずの事が出来いたすから、此大本の経綸は女子に致さすから、自己の我で行ろうと思ふたら、物事九分九厘の所で覆るぞよと申して、毎度筆先で知らしてあれど、今の人民は鼻が高うて、我ほどエライ解りたものは無いと思ふて、慢心が強いから、何時も縮尻が出来るぞよ。人民の考へ位で出来る事なら、三千年あまりて神は悔しい残念を堪りて、斯んな苦労は致さいでも宜いなれど、今度の事は中々口で申すやうな浅い小さい事でないから、此大本の内の経綸は、何事も機織る人の差図に従ふて致さんと、利巧を出していたしたら、神の精神と合はんから、却て気の毒な事が出来るぞよ。
 艮の金神は三千年あまりて仕組た事を、筆先で知らして此世の艮を刺して、天の大神様に御目に掛ける御役であるなり、坤の金神は実地の経綸を致す御役なり、大地の根神禁勝金の神は金の守護をいたすなり、龍宮の乙姫殿は日の出の神と引添ふて外国での御働きを遊ばすなり、四魂揃ふて三千世界の立替立直しを致す、大望な御役であるから、此大本へ立寄る人は其心で居りて下さらんと、物事九分九厘で成就いたさんぞよ。
 今迄の世は外国の身魂が覇張る世で、金で面を張る世で在りたなれど、二度目の世の立替をいたす綾部の大本は、金では面は張らさんぞよ。さっぱり今迄とは物事を替へて、天地上下に致すのであるから、上へ上りて外国の身魂になりて居りた人民は、心の底から改心いたさんと、日本の間に合はん事に成りて、気の毒なものであるぞよ。此神表に成りかけたら我も私もと申して、金銀持ちて世話さして呉れと申して、詰かけて来るなれど、今度は身魂に因縁の無き人民の金は用ゐられんぞよ。今は態とに此大本の中は、淋しく致して見せてあれど、先に成りたら金銀は雨の降る如く、謝絶に困る様に成りて来る、世界の大本で在るぞよ。神の道はチットも慾は致されんから、金が欲しい様な精神では、今度の大望は成就いたさんぞよ。
 是までの世は大将が無い同様の世に成りて、強いもの勝の世で在りたから、自分さえ宜けりや他人は如何様成ろうとも、構はん世に成りて居りたから、二度目の天の岩戸開きを致して、新つの世に致して、神世一代の事、此世一切の事を改めいたして、斯世を持荒した守護神の改めに掛りて、野天狗、野狐、狸、この世の風来者を夫れ夫れ処分を付けて、悪の守護神に使はれて居りた肉体は、外国根の国底の国行きと致すから、其覚悟を致されよ。出口直の日々の願が耳へ這入る守護神なら、此の大本から構ふてやれば、万古末代の結構な事であるなり、根の国底の国に落されたら、モウ是からは日本の土地を踏して貰ふ事は出来ん事に成から、気を注けたので在るぞよ。
 素盞嗚尊の霊魂が体主霊従に覆りて、天地の岩戸を閉めた故に、天も地も妖気起りて了ふて、草木の色まで天然の光沢も出んやうになりて、稲にも、豆にも、野菜物にも、花にも、果物にも悪い虫が湧くやうになりて、十分の取穫も出来んやうになりて居るから、今度は一番に此霊魂から、御改心をして貰はねば、天地の岩戸は何時まで掛りても開けんから、変生女子の改心が一番であるぞよ。今度天地の岩戸が開けたら、草木も、人民も、山も、も光り輝いて、誠にそこら中がキラキラ致して、楽もしい世の穏かな世になるぞよ。是が誠の神世であるぞよ。雨も欲しい時分に降り、風も欲しい時に吹いて、人民の身魂も清らかになりて、天下泰平、天地の身魂が勇む世になるぞよ。月も日もモット光りが強くなりて、水晶のやうに物が透き通りて見え出すから、悪の身魂の潜れる場所が無きやうになるぞよ。時節が来たぞよ用意をなされ。
 今度の御用は各自同じ御用はさしてないぞよ。昔からの霊魂の因縁だけのことをさすぞよ。出口直には筆先で知らさすなり、純子には筆先の代りに口で言はさすなり、上田喜三郎は出口王仁三郎と名を替へさして、神界の経綸の御用に使ふなり、役員は役員で各自に異うた御用を致さすから、同じ御用は一人も無いぞよ。皆霊魂に因縁ありての御用を神が致さすのであるから、素直に聞いて下さらんと、我を出したら縮尻が出来るぞよ。神は何事も前つ前つに気を注けるぞよ。
 この大本は、筆先通りに致さねば、人民の我でやろうと思ふたら、何一つ物事成就いたさんぞよ。ドイライ目醒ましに会ふて、世界の人に顔も合はされず、大きな息も能うせずに、家の隅隈に隠れて居らんならん事が出来いたすから、筆先を十分に見詰て、其の行いをいたして下されと、クドウ申すのであるぞよ。此神の申す事を軽くとりて、何時も同じ烏が啼いとる位いに思ふて、何時までもシブトウ聞かんと、何時船が覆るやら知れんから、此大本へ来て御用をいたさうと思ふたら、余程しっかり致さんと、肝腎の時の御用には使はんぞよ。神の申す間に聞かんと、モウ神は堪忍袋が切れるから、此の堪忍袋が切れたら、到底叶はんぞよ。
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