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文献名1大本神諭
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3大正5年旧3月28日よみ(新仮名遣い)
著者
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
年月日1916(大正5)年4月30日(旧3月28日) 神霊界掲載号大正8年12月1日号(第99号) 9頁 神霊界八幡書店復刻版第5巻 531頁 七巻本第7巻 25頁 五巻本未調査 三五神諭なし 東洋文庫天の巻なし 東洋文庫火の巻なし 連合会水の巻なし 大本史料集成未調査 庶民生活史料集成なし
OBC os231
本文のヒット件数全 1 件/国常立尊=1
本文の文字数4010
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本文  大国常立尊変性男子の御魂が、大出口の大神と顕現れて、世界の身魂の洗濯を致すぞよ。
 上中下と三段に判別てある身魂を、各自々々に目鼻を着けて、三段の中には種々の身魂が在るが、それぞれに名を命けるのが、なかなかの事業で在るぞよ。
 此の大難業な立替の間にあうて、手伝ひを致す守護神はチットも在りは致さん、吾れ良しの行り方斗りで、是れ程の大事、末代に一度より無いと言ふ様な、身魂の洗濯、立替立別けと言ふ様な、昔から未だ此の世が出来てから、未だ無いと言ふやうな大事業な、世の立替が差来りて居るのに、世に出て居れる方の守護神に、間に合ふ守護神無いが、是れ丈け惨いことに汚るとは余りな事では無いか。
 肉体の儘で置いて言ひ聞かした位ゐに服順やうな優しい守護神は全然で無いぞよ。
 外国の方が早う改心が出来やうと言ふことが、早うから筆先で知らして在るが、今では外国の方が比較的良好のやうに在るぞよ。
 日本の国の酷たらしいと言ふものは、比例譬言にもならんエグい身魂に成りたもので在るぞよ。
 もう此の先きは今までに何も知らして在るから、知らして在る通りの実地を始めるから、夫れでも改心させて、ドウゾと思うて、あちらこちらへ知らせても、反って神の邪魔する守護神で、一人なりと判る守護神を産造へてと思うたとて、思うて居る事が天地の違ひで、間に合ふ様なことでないが。
 それでも知らして置かねば、神の役が済まんし、何と申しても一切万事に体主霊従主義斗りで、霊主体従の道は汚らはしいと思ふ守護神斗りで在るから、実地の生神が一厘の経綸で埒能う立替を致さんと、あとの立て直しがなかなかの大望で在るから、一たん霊魂に致さねば、洗濯の仕かけが出来かけんぞよ。
 茲までに充分に知らして在るから、天地へ恨みはよもや在らうまい。
 天地の元の先祖の心をちと汲み感得りて、自己の心を考へて見ると、茲に成りたら、ちっとは判るで在らうが、末だ判らうまいがな。
 行くとこまで行かんと、間に合ふ改心は、幽魂に成りてからで無いと、誠の改心は出来は致さんぞよ。
 霊魂が一等大切で在るから、容器体を変へんと、誠の自覚的の改心は出来んから、肉体の在る中に言ひ聞かしても、服順ん守護神人民は、めんめに覚悟を致すが能いぞよ。
 九分九厘と一厘とで、勝つか負けるか、此の先き末代の事を規定る大戦ひで在るから、九分九厘は外国の学力なり、一厘の方は神徳の凝りで、余程の困難で在るなれど、それでも一厘の日本の身魂に養成して、天の大神様に御目に掛けて、天と地との先祖が、元の神世に致すので在るぞよ。
 今の人民の精神では、是れ丈の神が在りても、至誠の在る身魂が無いから、天地の先祖を天晴れと出す力の在る身魂は、何時までかかりても、天晴れ表に出すことは、人民ではよう致さんぞよ。
 此の方の申す様に素直に仕て居れば、正真実地の生神が致すので在るから、此方が致さねば、智慧学では出来ん大神業で在るぞよ。
 此の方が表に成るに附いては、何程でもドンナ御用も在るなれど、腹の中に至誠の無い人民は何一事、心を許いて、手放して為せることが出来んから、一度斯う致せと申したら、二度三度同じ事を聞かせんならんやうな、守護神に使かはれて居る肉体は、到底よい御用は出来んから、世に出て居れた方の守護神は、何に附けても楽な方へ目が着いて、世に出る方の御用を致すことが、苦艱うて出来んぞよ。
 腹の中に至誠さへ在りたらば、一度言ひ命けたら一生懸命忘れはせんぞよ。
 至誠の在る守護神に使はれて居りたら、出来ん事でも此の先きは、世を経営つ生神の霊を入れて、それぞれのことを命せるなれど、此の先きの事を、我れ一力で、自我の悧口で致さうと仕ても、初発は思ふ様に出来よるが、途中に摧けて、筆先通り成就は致さんぞよ。
 今までは悪智能が在りたら、思ふ様に行けたなれど、悪ではモウ行けん時節が循環りて来たので在るから、何程力の有る神でも、時節には敵はんから、時節の折りには時節の事を致すが結構で在るぞよ。
 此の方も力が有り過ぎて、我意が激猛うて、押込められたなれど、時節には何も敵はんと、言ふ事が判りて居りたから、艮へ這入れと、天のミロク様から御命令が下りた折りに、是れは時節ざ、結構と口では言はれんやうな艱難を致して、是丈け暮れたら松の世と成るのを楽しみに、嬉しと悲しとで、長らくの艱難を命せて頂だいた御蔭で、此の度びの大望な御用を命して頂く時節が回りて来たので在るぞよ。
 此の方が世に出て、世界中を日の出の守護と致すのも、皆時節で在るから、人民も時節の事を致すが結構で在るぞよ。
 此の方の御魂は、ミロク様が苦労致す身魂に、こしらへて御居でました、他には無い御魂で在るから、此の方の半分の御魂を女に変化て、変性男子の御魂に致して、是程長い艱難を今に命て、今度の大望な御用に使うたぞよ。
 此の世の根本の御先祖様は、天に坐しますミロク様が、此の世の始まりの、天の御先祖様で在るぞよ。
 地の先祖がミロク様の直接の御系統で在るから、天地を創造へた元は、天地の先祖であるぞよ。
 古い事の世の始まりからの事は、明治二十五年からの御筆先で、大略の事は書かして在るなれど、詳細事は間に書かすと申して在るぞよ。
 永い間の底の判らん深い経綸が仕て在るから、世に出て居れる方の守護神では判らんから、今の人民では見当が取れんと言ふ事が、御筆先で知らして在らうがな。
 一度申した事は違はんので在るから、一度申した事を、誠に致して聞いて呉れば、是れ程九度う申さいでも、仕組通りに成りて来て、此処までの心配を致さずに、世の立替が出来るなれど、肝腎の日本の国の大和魂の元の活神を、皆世に落して押込めて在りたので、始まりの行り方通りで行りて来たら、是れ丈けの難渋は無いなれど、夫れでは末代の世が続かん事が、能く元の先祖には判明りて居るから、一旦は悪の御魂に、悪で末代の世が続いて行くものかと言ふことが為て見せて在るのじゃぞよ。
 悪の蔓延るのは早いなれど、消滅るのも早いのは、苦労無しの吾れ良しの、吾れさへ好かりたら、人は倒れやうが構うて与らん、今の身魂の性来では齢が短い、神世一代の世が続かうまいがな。
 此の世を末代立てて行かうと思ふと、我れは充分の苦労を致して、人のようせん事を致したり、忍耐りたり、善一筋の道を立てて行くのは、人から見ると悪に見えるぞよ。
 苦労艱難を忍耐り詰めて、今に悪神祟り神と言はれて、口惜し残念を充分隠忍りて、時節を待ちて行かねば成らん善の道、此の道をお造りに成りたミロク様が、茲までの大苦労を成された事を、知りて居れる神が無い故に、地の先祖が地の世界を経綸ば、此の世は他の御魂では、地の世界の整頓は出来んので在るから、天のミロク様に直接奉仕の一の番頭二の番頭を、此の身魂と相定めて、他の身魂にそれぞれの御用を仰せ附ねば成らん、大望な事で在るぞよ。
 初発のミロク様の世は、善一つの誠の道で、結構な世で在りたなれど、暮れて行きよると、不平が徐々と。
 御近衆から此の行り方では辛うて、地の世界にコンナ力の有る神を大将に致すなら、皆の神は一人もよう勤めんと、ミロク様へお願ひを致したら、さういふ事なら大衆と一人とは変換れんから、艮へ押込いとの御命令が下りて、皆の神の御喜びでありて……………………同じ事を行く先きに書かして置くぞよ。
 此の筆先は末代の世界の宝に致す、天と地との先祖が書かした筆先で在るぞよ。此の筆先には世の元の事から、行く先きの事、末代の事を書くのは、毎度同じ事を書かせるなれど、行く先きに同じ事に気を附けて置かんと、筆先通りに仕て貰はねば成らんから、是迄の悪の行り方を薩張り変へて了うて、善一つの誠の道で、末代の世を口舌の無い様に致して、本来のミロク様の世へ世を復活すので在るから、是れ丈け骨が折れるので在るぞよ。
 此の筆先きは、明治廿五年の初発に、世界に在ることは、皆書いて在るなれど、昔から無いこと、此の世へ出て居れる神に御存じの無いやうな深い事で、人民には判らん智慧学では、何も見当の取れん事で在るから、生れ赤児の心に成りて呉れいと、毎度申して知らして在るぞよ。
 悧口出したり、慢神心が在りたら、何も判りは致さんから、うぶの心に持ち変へて御話しを致さんと、失敗ると申して知らして在るぞよ。
 何事も世界の事が、九分九厘と成りて来たから、是迄の事は用ひられん行り方を、薩張り変更て了はな成らんから、同じ様な事を書かして、充分念に念が押して在るのじゃぞよ。
 後で不足を申さん様にと気を附ても、聞く守護神が無いから、初発から神に警告せるので在ると申して、初発の役員に夜分には筆先を沢山大きな声で呼号したのは、此の世の守護神に聞かせる為でありたぞよ。
 綾部の大本は、初発から皆が辛い事を仕て来て居るなれど悪の守護神がモウ敵はんと往生致すまでは、大本内は辛いから、何も筆先で外国の仕組が知らして在るぞよ。
 向ふの国はチットも急きは致さん、気長なもので在るぞよ。
 対ふの国の仕組は、日本の国に兵糧が無いやうに成りたら、日本の人民を餌食にしてでも、後へは引かんと申して居るから、日本の国から神政実施を始めんと、向ふの国の申す様に仕て居りたら、世の立替も出来ず、じりじりと身魂が減滅て、一旦は泥海に成りて了ふが、何も判らん日本の人民が、外国の身魂に成り切りて居るから、是れ丈け世の元の活神が、実地誠を筆先に書いて見せても、自分の身体に火が附いて燃えて来ねば、聞く人民は今に無いぞよ。
 聞かな聞く様にして、立替を致さねば、外国の申すことを、誠に聞いて居りたら、国が潰滅れて了ふぞよ。ドチラへ為た所で、一旦は激烈いから、日本の仕組み通りに、一厘の経綸で手の平を覆へして、埒能う立替を致さねば、日本の天真地徳発権地の国を奪取て、我意放縦に致す仕組を致して居るぞよ。
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