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文献名1霊界物語 第1巻 霊主体従 子の巻
文献名2第1篇 幽界の探険よみ(新仮名遣い)ゆうかいのたんけん
文献名3第2章 業の意義〔2〕よみ(新仮名遣い)ぎょうのいぎ
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2019-02-18 13:56:05
あらすじ霊界の業といえば、深山幽谷に入って世間を出て、難行苦行をなすことと考えている人が多いようである。しかし、業は行であり、顕幽一致、身魂一本の真理により、顕界において可急的大活動をなし、天地の経綸に奉仕するのが、第一の行である。たとえ一ケ月でも人界の事業を廃して山林に隠匿し、怪行異業に熱中するのは、すなわち一ケ月の社会の損害であり、神界の怠業者、罷業者である。自分は二十七年間、俗界で悲痛な修行を遂行し、その後にただ一週間、一回のみ空前絶後の実修を行ったのみである。
主な人物 舞台 口述日 口述場所 筆録者 校正日 校正場所 初版発行日1921(大正10)年12月30日 愛善世界社版14頁 八幡書店版第1輯 50頁 修補版 校定版14頁 普及版7頁 初版 ページ備考
OBC rm0102
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本文  霊界の業といへば世間一般に深山幽谷に入つて、出世間的難行苦行をなすこととのみ考へてをる人が多いやうである。跣足や裸になつて、山神の社に立籠り断食をなし、断湯を守り火食をやめて、神仏に祈願を凝らし、妙な動作や異行を敢てすることをもつて、徹底的修行が完了したやうに思ひ誇る人々が多い。
 すべて業は行である以上は、顕幽一致、身魂一本の真理により、顕界において可急的大活動をなし、もつて天地の経綸に奉仕するのが第一の行である。たとへ一ケ月でも人界の事業を廃して山林に隠遁し怪行異業に熱中するは、すなはち一ケ月間の社会の損害であつて、いはゆる神界の怠業者もしくは罷業者である。すべて神界の業といふものは現界において生成化育、進取発展の事業につくすをもつて第一の要件とせなくてはならぬ。
 大本の一部の人士のごとく、何事も『惟神かむながら』といつて難きを避け、易きに就かむとするは神界より御覧になれば、実に不都合不届至極の人間といはれてもしかたはない。少しも責任観念といふものがないのみか、尽すべき道をつくさず、かへつて神業の妨害ばかりしながら、いつも神界にたいし奉り、不足ばかりいつてゐる。これがいはゆる黄泉醜人である。神諭に、
『世界の落武者が出て来るから用心なされよ』
といふことが示されあるを考へてみるがよい。神界の業といふものは、そんな軽々しき容易なものではない。しかるに自分から山林に分入りて修行することを非難しておきながら、かんじんの御本尊は一週間も高熊山で業をしたのは、自家撞着もはなはだしいではないか……との反問も出るであらうが、しかし自分はそれまでに二十七年間の俗界での悲痛な修行を遂行した。その卒業式ともいふべきものであつて、生存中ただ一回のみ空前絶後の実修であつたのである。
 世には……釈迦でさへ檀特山において数ケ年間の難行苦行をやつて、仏教を開いたではないか、それに僅か一週間ぐらゐの業で、三世を達観することを得るやうになつたとは、あまりの大言ではあるまいか……と、疑問を抱く人々もあるであらうが、釈迦は印度国浄飯王の太子と生れて、社会の荒き風波に遇うたことのない坊ンさんであつたから、数年間の種々の苦難を味はつたのである。自分はこれに反し幼少より極貧の家庭に生れて、社会のあらゆる辛酸を嘗めつくしてきたために、高熊山に登るまでに顕界の修行を了へ、また幾分かは幽界の消息にも通じてをつたからである。
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