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文献名1霊界物語 第2巻 霊主体従 丑の巻
文献名2第1篇 神界の混乱
文献名3第3章 美山彦命の出現〔53〕
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2016-12-23 04:26:30
あらすじ美山彦とは、大八洲彦命の部下の中でも、とくに信頼されていた智勇兼備の神将である。棒振彦はそれを知って美山彦の名を偽り、高虎姫は美山彦の妻神・国照姫の名を騙ったのである。
本物の美山彦は、ロッキー山に出陣していたが、そのときに竜宮城に、美山彦から、苦戦につきただちに救援軍を送られたし、という密書が届いた。
稚桜姫命は大八洲彦命にはかったところ、美山彦はすでに神命によって安泰山に陣営を築くために出陣していたことから、これは敵の偽計であると見破った。美山彦は移動するにあたって、ロッキー山に兵士の形を岩で作って城塞に立てておいたのであった。
一方、美山彦の危急を聞きつけた竜宮城の諸神将の中には、すでに救援に向かってしまった者もあった。救援軍がロッキー山に着くと、偽美山彦・偽国照姫が出迎え、魔軍に編成されてしまった。
偽美山彦・偽国照姫は、今度は竜宮城が高虎姫の手に落ちたと知らせが入ったので、至急竜宮城を奪い返すべし、と偽ってそのまま竜宮城を襲撃しようとした。
そのとき大八洲彦命は、真正の美山彦とともにロッキー山の麓に現れて、『真の美山彦はここにあり』と大音声に呼ばわった。これで邪神の姦計は破れ、魔軍は西方のに逃げていった。
棒振彦に騙されていた諸神将は目が覚め、大八洲彦命、美山彦にその不覚を謝罪し、ともに安泰山に出陣した。
その後、魔軍はロッキー山を占領しようとしたが、美山彦が残した兵士の石像から常に火が発せられ、魔軍はめちゃめちゃに悩まされた。棒振彦はついにロッキー山を捨てて高虎姫の陣営に退却せざるをえなくなった。
主な人物 舞台 口述日1921(大正10)年10月27日(旧09月27日) 口述場所 筆録者桜井重雄 校正日 校正場所
OBC rm0203
本文の文字数1473
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本文  ここに天使大八洲彦命、真澄姫のもつとも信頼せる神人に、美山彦命という智勇兼備の神将があつた。この神人は常に帷幄に参じて、すべての画策を大八洲彦命にすすめてゐた。竜宮城の神司は、大八洲彦命の参謀にして、かつ信任ある美山彦命のあることは仄かに聞いてゐたが、その風貌に接した神司は一柱もなかつた。しかしいつとはなしに美山彦命の智勇兼備の声望は、大八洲彦命の驍名とともに広く世界に喧伝されてゐた。
 奸悪なる棒振彦はその消息を知つて、ここに美山彦命と名を偽り、また木常姫の再来なる高虎姫は美山彦命の妻神国照姫と偽り名乗つた。しかるに真正の美山彦命は、大八洲彦命、真澄姫の内命によりロツキー山に立てこもり、魔軍の内情を偵察してゐた。このとき、美山彦命の使として、岡野姫は天の鳥船に乗りて竜宮城にきたり、
『ロツキー山は棒振彦、高虎姫の魔軍のために八方より包囲せられ、美山彦命は危機一髪のあひだに立てり、一時もはやく真澄姫は援軍を率ゐて来りたまへ』
と密告した。真澄姫は大いに訝かり、
『われはかよわき女なり、しかるに大八洲彦命を差し措き、われに救援のため出陣を乞ひきたるとは、実にその意をえず』
として直ちにこの由を稚桜姫命に奏上したまうた。この美山彦命は全くの偽名であつて、実際は棒振彦の計略であつた。
 稚桜姫命は、この密書を怪しみ、大八洲彦命に報告された。大八洲彦命はただちに敵の奸策なることを看破された。このゆゑは、真の美山彦命は神示によつて、東方に位する安泰山に第二の陣営をつくり、既に出陣してをつたからである。そして後には岩をもつてわが姿をつくり、また諸々の従臣の形をも岩にて作り、これをロツキー山の城塞に立ておいたのである。
 一方、ロツキー山に駐屯せる美山彦命の危急は迫れりと伝へ聞きたる神司は、とるもの取りあへず、ロツキー山さしてめいめい神軍を引率し救援にむかうた。そのとき棒振彦、高虎姫は、山腹に待ち伏せ、みづから美山彦命、国照姫と称し、あまたの正しき神司を誑かしてわが勢力を集めむとした。味方の神将香川彦、広足彦、滝彦、豊彦、神山彦はそれを真の美山彦命と信じ、率先して棒振彦の魔軍に加はつた。美山彦(棒振彦の偽名)は諸神司に向つて、
『竜宮城はすでに棒振彦、高虎姫の手に陥れり。これより進んで竜宮城を回復し、稚桜姫命以下の諸神司を救ひ奉らむ』
と、いかにも言葉たくみに諸神司を詐り、反対にふたたび竜宮城に迫らむとした。
 この時、大八洲彦命は安泰山の美山彦命とともにロツキー山の麓に現はれ、
『真の美山彦命はここにあり』
と大音声に呼はりたまえば、棒振彦、高虎姫は謀計の破れたるに驚き、散乱せむとする魔軍をかきあつめ、西方のに向つて姿を隠した。かくして悪神の計画は見事失敗に帰した。
 一旦棒振彦を真の美山彦命と信じて参加した諸神将は、ここに全く夢のさめたるごとく、大八洲彦命にその不覚不識を謝し、美山彦命にしたがひて安泰山に出軍した。このとき早くも、ロツキー山は棒振彦の占領するところとなつてゐた。しかるに美山彦命以下の石像より常に火を発して、棒振彦の魔軍を滅茶々々になやませしかば、棒振彦はつひにロツキー山を捨てて、鬼城山の高虎姫の陣営に退却するの止むをえざるに立ちいたつた。

  こがらしや犬のほえつく壁の蓑

(大正一〇・一〇・二七 旧九・二七 桜井重雄録)
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