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文献名1霊界物語 第4巻 霊主体従 卯の巻
文献名2第6篇 宇宙大道よみ(新仮名遣い)うちゅうたいどう
文献名3第34章 紫陽花〔184〕よみ(新仮名遣い)あじさい
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ大神は厳然として正座になおると、桃上彦を天使長と任じ、その部下たちを補佐に任じた。また、常世姫を竜宮城の主管とし、八王大神常世彦は常世の国で神業に奉仕することと定めた。桃上彦兄たちと心を照らし合い改め、常世彦、常世姫、大自在天の部下ら悪神たちも、このときばかりは前非を悔い、大神のために力を尽くすことを誓ったのである。鬼武彦、高倉、旭らの白狐は聖地を離れて各地を放浪し、猛り狂う邪神たちを言向け和した。春日姫、八島姫は聖地の常世姫の侍女としてとどまった。常世姫管掌のもと、竜宮城はよく治まり、平和の一大御世が現出した。しかし時が移るにしたがって桃上彦は放埓の気が生じ、ついには八王大神らの信任を失って混乱を招くに至るのである。桃上彦は事足姫が天則を破って後添えを向かえて生まれた子である。父母の精神行動はその子に及ぶのである。これをもって親たるものは、至誠善道を行うように心がけるべきなのである。
主な人物 舞台 口述日1921(大正10)年12月25日(旧11月27日) 口述場所 筆録者桜井重雄 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年3月30日 愛善世界社版209頁 八幡書店版第1輯 446頁 修補版 校定版219頁 普及版94頁 初版 ページ備考
OBC rm0434
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本文  満座の諸神人は、国祖の無限無量の仁慈の有難さにほだされて感涙に咽び、さしもに広き宮殿も寂として水を打ちたるごとく、ただ諸所にすすり泣きの声、感嘆の言葉のひそかに聞ゆるのみなりき。
 国治立命は儼然として正座に直り、言葉をあらためて桃上彦を天使長に任じ、竜山別、八十猛彦、百猛彦、鷹住別を聖地の天使の職に命じ、常世姫は竜宮城の主管者となし常世彦は常世城に帰りて神政を奉仕し、かつ天使八王となり、その他の八王八頭は従前のとほり、誠心誠意神明に奉仕し、天使長桃上彦の指揮に従ふべしと宣示し、満座の神司に一礼し、冠を戴き、頭部の血痕を秘し、憮然として奥殿に入らせ給ひける。
 桃上彦命、広宗彦、行成彦も共に顔を見合せ、大神の大御心に照り合せ、互に心中の不平を根底より科戸の風の天の八重棚雲を吹き払ひしごとく、あたかも光風霽月の心地を遺憾なく色に表はしゐたりける。智略縦横にして、奸佞ならぶ者なき常世彦も常世姫も、大自在天の従臣なる大鷹別以下の暴悪なる曲神も、いまは前非を悔い、誠心誠意国祖大神の御心を体し、忠実に奉仕し、神業の一端たりとも輔佐し奉らむとの本守護神の至誠を発露し、袖をしぼりて歔欷するにいたりぬ。
『あゝ宇宙間何ものといへども、至善至愛の道に敵する者なかるべし』
と神人らは口をそろへて感嘆の辞を洩らしゐたり。強力無双の森鷹彦は許されてふたたびモスコーの従臣となり、鬼武彦、高倉、旭は聖地を離れ、各地に出没して山の尾上や川の瀬に、伊猛り狂ふ邪神を至善至愛の心をもつて帰順せしむることに努力したりける。
 モスコーの城主道貫彦の娘春日姫および南高山の城主大島別の娘八島姫は竜宮城に止り、常世姫の左右の侍女として奉仕することとなり、桃上彦命は聖地ヱルサレムの大宮殿にありて、国祖の大神に奉仕し神務を励み、神政を聞き、下神人にたいし慈愛をほどこし、聖地の神政はふたたび枯木に花の咲きしがごとく隆盛を極めたり。また竜宮城は常世姫の指揮の下に一時は完全に統治されゐたりしに、星移り月更るにしたがひ、桃上彦命はやや神政に倦怠の気運を萌し、自由放埒の所業多く国祖大神の大御心を忘却するにいたり、つひには八王常世彦をはじめ各山各地の神司らの信望を失墜し、政令おこなはれず、つひに地の高天原の神政を破壊し、ふたたび衰亡の悲境に陥らしめたりける。
 前篇に述べたるごとく桃上彦命は御母事足姫の天則を破り、後の夫春永彦と相通じ、その罪悪の血統を享けたる桃上彦なれば、つひにその金箔を剥がし地金を暴露したるもやむを得ざる次第なりといふべし。
 これを思へば、人たる者は胎内教育を最も尊重せざるべからず。父母両親の精神行動至正至直なるときに受胎せし生児は、至正至直の人となり、放逸邪慳なるときに宿りたる生児は、また放逸邪慳の性質をもつて生れ、悪逆無道の精神行動を執りたるとき受胎したる子は悪逆無道の精神をもつて生るるものなればなり。
 故に子の親たるものは、造次にも顛沛にも神を信じ、君を敬ひ、至誠善道を行はざるべからずと知るべし。
(大正一〇・一二・二五 旧一一・二七 桜井重雄録)
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