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文献名1霊界物語 第5巻 霊主体従 辰の巻
文献名2第7篇 宣伝又宣伝よみ(新仮名遣い)せんでんまたせんでん
文献名3第43章 長恨歌〔243〕よみ(新仮名遣い)ちょうこんか
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ神澄彦の手引きで、野立彦命の教えに帰依して宣伝使となった南高山の玉純彦は、妻の八島姫に別れを告げて、聖地エルサレムに向けて宣伝の旅に旅立った。八島姫は夫の無事を祈る歌を歌った。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年01月13日(旧12月16日) 口述場所 筆録者藤原勇造 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年4月15日 愛善世界社版265頁 八幡書店版第1輯 610頁 修補版 校定版269頁 普及版112頁 初版 ページ備考
OBC rm0543
本文のヒット件数全 5 件/玉純彦=5
本文の文字数1333
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本文 『心も清き玉純彦の  神の命は世を救ふ
 神澄彦と諸共に  この世の泥を滌がむと
 草鞋脚絆に身を固め  心も軽き簑笠の
 この世を忍ぶ二柱  雲路をわけて降り来る
 南高山も夢の間に  霞みて進む膝栗毛
 栗毛の駒はなけれども  心の駒に鞭打ちて
 進み行くこそ雄々しけれ  八島の姫は門外に
 見送り来る溜め涙  涙はげしき夕立の
 雨にはあらぬ鹿島立ち  立ち別れむとする時に
 縺れ絡みし恋糸の  解くべきよしも泣いじやくり
 泣いて明石の浜千鳥  百鳥騒ぐ波の上
 穏かならぬ思ひなり  嗚呼玉純彦の宣伝使
 何処を当てと定めなき  深山の奥の草枕
 旅の疲れも厭はずに  三千世界の梅の花
 一度に開く神の世を  堅磐常磐に立てむとて
 君の御影のとぼとぼと  虎伏す野辺も厭ひなく
 出でます姿思ひ出の  名残は深き山奥の
 雪積む山の八島姫  必ず忘れてたもるなよ
 忘れがたきは顕恩郷  日の出神の慈み
 常世の国の巡り会ひ  会うて嬉しき相生の
 松の緑の色深く  契り初めたる夫婦仲
 空を隔つる黒雲の  叢がり渡る今の世を
 晴らさむ為のこの門出  一日も早く片時も
 夙く速やけく帰りませ  恋しき君に生別れ
 後に淋しき独り寝も  夢路は通ふ君の側
 守り参らす八島姫  必ず独りと思ほすな
 蔭身に添ひて吾魂は  汝が御側に仕へなむ
 汝が御側に仕へなむ  南高山に残されし
 いとしき妻のあることを  雨の晨や雪の宵
 必ずともに念頭に  かけさせ給へよ吾夫よ
 世は紫陽花の七変り  たとへ天地は変るとも
 千代に八千代に変らぬは  汝が身を思ふ吾心
 心をつくしの八島姫  夢々忘れ給ふまじ
 夢々忘れ給ふまじ  老少不定会者定離
 浮世の常と聞くからは  これがお顔の見納めか
 深き縁のあるならば  またもや会はむ相生の
 松も目出度き高砂の  尾の上に立ちて玉純彦
 神の命を松風や  草の片葉に至るまで
 心を注がせ給へかし  心にかかる冬の空
 馳せ行く雲の果しなき  海の彼方に度会の
 神の御徳を解きわくる  心も赤き奇魂
 久延毘古神の力にて  寄せ来る曲津を打ち払ひ
 言向け和せ天教山の  宮に坐します木花姫の
 神の命の御前に  雄々しき功を奉り
 地教の山を守ります  御稜威も高き高照姫の
 神の命の御前に  功を立てよわが夫よ
 朝な夕なに神の前  真心こめて八島姫
 祈る誠の太祝詞  皇大神は平けく
 いと安らけく聞し召し  君の御幸を守り坐さむ
 折角会ひは相生の  松の生木の生別れ
 かひなき思ひも神の為  この世の為の苦しみと
 思ひは深き神の恩  高き功をヒマラヤの
 山より高く天教の  山の尾の上に現はれて
 この世を造りし大神の  国治立の神勅
 世にも稀なる宣伝使  玉純彦と謳はれて
 その名を千代に万代に  留め給へよ、いざさらば
 さらばさらばの今のきは  諸行無常と鳴り渡る
 南高山の鐘の音も  勝利々々と響くなり
 勝利々々と響くなり  嗚呼なつかしき吾夫よ
 嗚呼いとほしき吾夫よ』
 斯の如く歌ひて八島姫は名残を惜しみける。神澄彦、玉純彦の二神司は、何処ともなく宣伝歌を声高らかに謡ひながら、ヱルサレムをさして脚を速めける。
(大正一一・一・一三 旧大正一〇・一二・一六 藤原勇造録)
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