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文献名1霊界物語 第6巻 霊主体従 巳の巻
文献名2第7篇 黄金の玉よみ(新仮名遣い)おうごんのたま
文献名3第41章 桶伏山〔291〕よみ(新仮名遣い)おけふせやま
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2017-04-02 03:13:21
あらすじ吾妻彦は長旅の末、ようやく玉を奉じてエルサレムに着いた。エルサレムは昔の面影はなかったが、美しい神殿を造り、黄金の玉を奉安して聖地の守り神となした。ウラル彦はこの様子を知って、聖地に数多の探女醜女を参拝者に仕立てて送り込んだ。玉守彦は霊夢に感じて、黄金の玉を人目を避けるために釜の中に隠した。そのまま数年経つと、釜は非常な音響を立てて唸るようになった。玉守彦は宝庫の戸を開いてみると、鉄の釜はいつのまにか純金の釜となってまばゆいばかりに辺りを照らしていた。釜のまわりには、自然に登り竜・下り竜が現れており、玉の表面にも多くの竜体が現れていた。また、玉はますます光り輝いて唸りを上げていた。玉の唸りは大きいが遠くまで響かず、純金の釜はまた唸りを上げ、これは小さかったが遠くまでよく響いた。玉守彦は、ウラル彦が玉を狙っているという暗示を受け、埴安彦神・埴安姫神とはかり、玉の隠し場所を変えることにした。粗末な唐櫃を作って黄金の玉と釜を納め、遠く東の淤能碁呂島の中心地・桶伏山(一名、圓山)の麓に隠し納め、圓山姫に密かに守護を命じた。いつの代にこの神宝が世に出て、混濁の世を照らすことになるのだろうか。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年01月23日(旧12月26日) 口述場所 筆録者藤原勇造 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年5月10日 愛善世界社版248頁 八幡書店版第1輯 715頁 修補版 校定版249頁 普及版104頁 初版 ページ備考
OBC rm0641
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本文  光り眩き黄金の、玉を斎きし玉の輿、青雲山の玉の宮、玉守彦や吾妻彦、貴の命は前後に、数多の従者を従へて、四恩の河を打ち渡り、夜を日についてやうやうに、古き昔の神都なる、黄金山のその麓、蓮華台上と聞えたる、ヱルサレムの都に、八十の隈路を踏み越えて、やうやうここに着きにける。
 ヱルサレムには、昔の俤は無けれども、美しき神殿を造り、これに黄金の国魂を奉安し、聖地の守神となし玉うたのである。ウラル彦は、この様子を窺ひ知り、数多の探女醜女を参拝者に仕立てて、この国魂を奪取せしめむと計り、昼夜間断なく、ヱルサレムの聖地を巡礼に変装せしめ窺ひつつありける。玉守彦天使は霊夢に感じ、玉を安全に保護すべく、夜窃かに玉の宮に入り、恭しく是を持ち出し、人々の目を避くるため、釜の中に秘め隠し置きけり。
 斯くすること数年を経て、釜は非常なる音響を立てて唸りはじめたり。その唸り声は遠近に響き渡りければ、玉守彦は何事ならむと、宝庫の戸を押し開き見れば、こはそも如何に、鉄の釜は黄金の玉の威徳に感じてや、いつの間にか純金の釜となり、美しき光輝を放ちて、宝庫の内部を眩ゆきばかりに照らしてゐたり。怪しみて身を清め、近寄り熟視すれば、その釜の周囲には自然に上り竜、下り竜が現はれてをり、而して釜の中の玉はと見れば、これまた玉の表面に多くの竜体が現はれ居たり。而して玉は、光ますます強く唸り立てたり。玉より出づる声か、釜より出づる声か、たうてい区別がつかぬため、釜の中よりその玉を取り出し、離して据ゑてみたりしに、玉より出づる声は、大なれども遠く響かず、釜より出づる声はやや小なれども、遠方に響き渡ること判明したり。
 何時ウラル彦が、この玉を奪りに来るやも知れぬとの暗示を与へられたれば、玉守彦は、埴安彦神、埴安姫神と計り、窃かに玉の隠し場所を変へる事となしたり。余り近くに隠しては、またもや盗まるる恐れありとし、遠く東の国に持ち行く事となり、粗末なる唐櫃を造り、これに黄金の玉と、黄金の釜を納め、侍者に担がしめ、夜を日に継で、磯輪垣の秀妻の国の淤能碁呂島の中心地なる桶伏山、一名円山の麓に隠し納め、円山姫をして、この神宝の守護を窃かに命じ置きたるなり。アヽ何時の世にか、黄金の玉と釜とが世に現はれ出でて、混濁の代を照らすこととなるならむか。
(大正一一・一・二三 旧大正一〇・一二・二六 藤原勇造録)
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