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文献名1霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻
文献名2第5篇 乾坤清明よみ(新仮名遣い)けんこんせいめい
文献名3第27章 太玉松〔494〕よみ(新仮名遣い)ふとたままつ
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2020-08-11 19:56:16
あらすじ三組の神前結婚式は、数多の神人を集めて行われた。石凝姥神は神主となって祝詞の言霊を上げた。神前に天津神籬を立てて、それを撞の御柱に見立てて、太玉命は左から、松代姫は右から歌いながら廻り、娶の儀式を行った。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年03月04日(旧02月06日) 口述場所 筆録者岩田久太郎 校正日 校正場所 初版発行日1922(大正11)年9月10日 愛善世界社版251頁 八幡書店版第2輯 603頁 修補版 校定版256頁 普及版107頁 初版 ページ備考
OBC rm1127
本文のヒット件数全 4 件/梅ケ香姫=4
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本文  仰げば高しコーカスの、山に輝く瑞の宮、甍の紋は三つ巴、国治立の大神や、金勝要の大御神、速須佐之男の三柱の、神の鎮まる顕国、瑞の宮居の御標か、天地人の三才を、清めて照す表徴か、三葉躑躅と現れて、久方彦の雲路別、大歳神と現れて、瑞穂の稲を葦原の、中津御国に植了せ、太玉彦や松代姫、天の児屋根や梅ケ香姫の貴の命や北光の、天の目一箇神司、竹野の姫と鴛鴦の、契を結ぶ三つ布団、三つの祝ひを一時に、三五の月の御教の、神を祭りし宮の前、三々九度の杯も、月雪花の三柱の、心尽しの立廻り、いと賑かに杯のクルクル廻る神の前、目出度かりける次第なり。
 太玉神は松代姫を娶り、天児屋根命は梅ケ香姫を娶り、天之目一箇神は竹野姫を娶り、ここに三組の神前結婚式は厳粛に行はれたり。石凝姥神は自ら神主となつて、天津祝詞を奏上し、大歳神は太玉串を奉り、時置師神は神饌を献じ、八彦は祓戸を修し、鴨彦は後取の役を勤めた。三五の教に帰順したる当山の家越、ヒツコス、酒の神達は集まり来りて此慶事を祝したり。石凝姥命は神前に恭しく言霊歌を奏上したり。
『豊葦原の瑞穂国  守りの神と生れませる
 金勝要の大御神  国治立の大御神
 顕し世の事洩れもなく  知ろし召します須佐之男の
 神の命の大前に  石凝姥の神司
 謹み敬ひ畏みて  御食御酒御水奉り
 海河山野くさぐさの  美味物をば大前の
 御机代に足らはして  横山の如奉る
 此有様を平けく  いと安らけく聞し召し
 神の勲も太玉の  命に娶す松代姫
 天之児屋根の神司  薫り床しき梅ケ香姫
 貴の命を娶はしぬ  天の目一箇神司
 竹野の姫を娶はして  名さへ目出度き三五の
 神の教を四方の国  宣べ伝へ行く神司
 夫婦の契永久に  鴛鴦の衾の暖かく
 世人の為に真心を  朝な夕なに筑紫潟
 海の底ひも不知火の  尊き神の御恵みに
 千代も八千代も変りなく  睦び親しみ永久に
 五六七の世迄も霊幸ふ  神の恵みに玉の緒の
 命続かせ給ひつつ  禍多き現し世を
 清め浄むる水火となり  此世を開く花となり
 光となりて村肝の  世人の心照すべく
 天の岩戸は永久に  開きてあれや香ばしく
 一度に開く梅の花  桃の花にも魁て
 盛り短き桜花  嵐に吹かれて散る如く
 果かなき夢を見ざらまし  堅磐常盤の松翠
 翠滴る珍の子を  浜の真砂の其如く
 数限りなく地の上に  産みなさしめて葦原の
 瑞穂の国を安国と  開かせ玉へ三つ巴
 三つ葉躑躅の神の裔  天の太玉玉の緒の
 命は永久に長しへに  幾久しかれ久しかれ
 久方の天にます神国津神  守り玉ふはさらなれど
 此御殿に鎮まりし  畏き三柱大御神
 ここに目出度き三夫婦の  契は尽きず望月の
 家内は丸く治まりて  波も静に高砂の
 尾の上の松の下蔭に  尉と姥との居ます如
 守らせ玉へ石凝姥の  貴の命の神司
 鵜自物頸根突きぬきて  称への言葉了へまつる』
 扨て神前に天津神籬を立て、是を撞の御柱に擬へ、太玉命は左より此御柱を廻り、松代姫は右より廻りあひて、娶の儀式を取行ひけり。太玉命は、
『天と地との神々の  教を四方に開かむと
 霊鷲山に身を忍び  黄金山や万寿山
 三つの神都に往来して  珍の教を開きたる
 三葉の彦の宣伝使  天の下をば遠近と
 神の教を宣べ伝ふ  広道別の神司
 天の太玉神となり  三柱神の御恵みに
 嫁ぎの道に仕へつつ  月の御柱廻り合ひ
 治る御代を松代姫  心の色は緑なす
 堅磐常盤の神御霊  美哉好少女
 あな麗しき好少女  神の依さしを畏みて
 天津日の影西山に  隠れ玉へば汝と我と
 美斗能麻具波比長しへに  鴛鴦の契の睦びあひ
 嗚呼麗しき好少女  嗚呼麗しき好少女』
と歌ひつつ神籬を左より廻る。松代姫は右より神籬を廻りながら、
『珍の都に生れまして  国治立の大神の
 御前に仕へまつりたる  桃上彦の珍の御子
 松竹梅の三柱の  姫の命の我は姉
 神の御為国の為  世人の為に天が下
 四方の国々経廻りて  名さへ目出度き宣伝使
 高砂島や常世国  黄泉の嶋に現れて
 桃上彦の瑞の御子  大神津見と現れて
 日の出神の木の花の  珍の柱と仕へつつ
 黄金山に参登り  神の御言を畏みて
 心も軽き蓑笠の  アシの沙漠を横断し
 駱駝の背に跨りて  歩みも早きアルタイの
 山の颪に吹かれつつ  クス野ケ原を乗り越えて
 誠を明志の湖を越え  黒野ケ原に立籠り
 白雪積める山の辺に  小さき屋形を構へつつ
 孔雀の姫と改めて  往来の人を悉く
 出づ言霊に和めつつ  又もや此処を立出て
 松嶋竹嶋梅の嶋  波に浮べる琵琶の湖
 梅ケ香姫と諸共に  コーカス山に立籠る
 ウラルの姫を言向けて  神の御国を開かむと
 進み来りし折柄に  広道別の宣伝使
 天の太玉神司  瑞の御霊の御教に
 服従へまつり今此処に  撞の御柱廻りあひ
 鴛鴦の契の睦まじく  清き美しき顔色は
 あな美しき好男子  あな美しき好男子
 男の中の男子神  女の中の女神
 夫婦の契いや深く  松の緑のスクスクと
 栄え久しき神の代の  大御祭に仕へつつ
 天の岩戸は長しへに  塞がであれや何時迄も
 嗚呼好男子好男子  神の恵みの露に濡れ
 濡れて楽しき新枕  目出度かりける次第なり
 嗚呼頼母敷き我宿世  嗚呼麗しき汝が顔
 花の蕾の何時迄も  散らであれかし常永に
 開き開いて散るとても  堅磐常盤の実を結べ
 天津御空の星の如  互に水火を合せつつ
 珍の御子をば産みなさむ  珍の御子をば産みなさむ
 天津神達国津神  珍の宮居に現れませる
 吾三柱の大御神  夫婦の契何時迄も
 厚く守らせ玉へかし  深く恵ませ玉へかし』
と歌つて結婚の式は無事に終りける。
(大正一一・三・四 旧二・六 岩田久太郎録)
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