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文献名1霊界物語 第20巻 如意宝珠 未の巻
文献名2後付よみ(新仮名遣い)
文献名3霊の礎(七)よみ(新仮名遣い)たまのいしずえ
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじすべての人は、死後に天国浄土に昇っていく資格がある。これが神道で言う、神ごころ・大和魂である。また仏教で言う仏性である。高天原の天人の男女が情交をなすと、霊子が因縁のある現界の男女に宿って、生を享ける者もある。人の霊魂は至精至微である。過去現在未来の区別を知らずに生き通しである。幾万傲の昔から生死の途を往来し、善果を積んで人間として生まれるのである。天国へ昇る神性をすべての人間が持っているのだが、根底の国へ落ちて苦しむ者があるのは、体主霊従・利己主義や、我生我執の雲に覆われて自ら身を破るのである。天地を造った主の神は、極悪無道の人間をも天国浄土に救おうと、地に天の使いを遣わして、人々を神の教えに導こうとされている。神の御眼より見れば、智者と愚者の区別はなく、一切平等に映じ給う。これが仁愛の心である。現世の人は例のない聖代に生まれ合わせて、天国浄土の手引きを受けたことは、渡りに舟を得たようである。金剛不壊の宝珠を授けられた如くである。そもそも人の心霊は、幸福以外のものに無感覚でであるように造られている。だから心霊は、無限の歓喜を永遠に享けるために造られているのである。人の心霊の歓喜とは、一々のことをことごとく知って理解することに由って生じるのである。だからこの世に生まれて何も理解せず知らないまま生涯を送るほど、悲しいことはない。死後の生涯に無知識であることは、悲哀の中の悲哀なのである。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年12月 口述場所 筆録者 校正日 校正場所 初版発行日1923(大正12)年3月15日 愛善世界社版286頁 八幡書店版第4輯 256頁 修補版 校定版296頁 普及版 初版 ページ備考
OBC rm209902
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本文  凡ての人は死して後  天国浄土に昇り行く
 無限の歓喜に浴すべき  人間特有の資質あり
 これ神ごころ大和魂  仏者の所謂仏性ぞ
 そもそも人は色々と  輪廻転生の門を越え
 禽獣虫魚の境涯を  渉りて現世に人間と
 生れ来たりし者もあり  高天原の天人が
 男女情交のその結果  霊子となりて地に蒔かれ
 因縁ふかき男子女子  陰と陽との水火の中に
 交はり入りて生るあり  人の霊魂は至精至微
 過去と現在未来との  区別も知らず生き通し
 幾万劫の昔より  生死の途を往来し
 善果を積みて人間と  漸く生れたる上は
 如何でか高天の天国へ  昇り得られぬ事やある
 アヽ惟神々々  神の仁慈ぞ有難き。
    ○
 神の御子たる人の身は  善悪正邪に拘はらず
 高天原の天国へ  上りて諸の歓楽を
 味はひ得べき萌芽あり  これを称して神性といふ
 偶根底の暗界へ  墜ちて苦しむ者あるは
 体主霊従利己主義や  我性我執の妖雲に
 おほはれ自ら身を破り  自ら地獄の因を蒔き
 自ら苦悶の深淵に  沈み溺るる魂のみぞ
 さは然りながら天地を  造り玉ひし主の神は
 至仁至愛に坐しませば  極悪無道の人間も
 容易に悪ませ給ふ無く  天国浄土に救はむと
 天の使を地に降し  神の尊き御教を
 うまらにつばらに隈もなく  開かせたまひて世の人を
 導き給ふぞありがたき。
    ○
 神の御眼より見給へば  聖人君子も小人も
 智者と愚者との区別なく  一切平等に映じ給ふ
 これぞ仁愛のこころなり  実相真如の太陽は
 生死の長夜を照却し  本有常住の月神は
 煩悩の迷雲破却なし  現世の人は昔より
 例しもあらぬ聖代に  いとも尊く生れ遇ひ
 仁慈の教を蒙りて  心の暗を押開き
 天国浄土の手引をば  開示されたる尊さは
 渡りに舟を得し如く  金剛不壊の如意宝珠
 双手に受けしその如く  暗夜に炬火を得し如し
 アヽ惟神々々  神の仁慈の限り無く
 窮極なきに咽びつつ  感謝の波に漂ひぬ
 そもそも人の心霊は  幸福以外の物々に
 対して一切無感覚  なるべく造られ居るものぞ
 故に諸人の心霊は  無限の歓喜を永遠に
 享けむが為めに存在す  人の心霊の歓喜とは
 一々知悉し理解する  ことに由りての歓喜なり
 此の世に生れて何事も  知悉し得られず理解せず
 暗黒無明の生涯を  送るもの程悲しみの
 深きものこそ無かるべし  第一死後の生涯に
 対して無知識なることは  悲哀の中の悲哀なり
 アヽ惟神々々  御霊幸はひましませよ。
   大正十一年十二月
(昭和一〇・六・五 王仁校正)
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