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文献名1霊界物語 第46巻 舎身活躍 酉の巻
文献名2第1篇 仕組の縺糸よみ(新仮名遣い)しぐみのれんし
文献名3第6章 千代心〔1216〕よみ(新仮名遣い)ちよごころ
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2019-04-25 20:11:12
あらすじ幹部の竹公は壇上に上がり、述懐を含めた歌を歌いだした。竹公夫婦は先祖の残した遺産で遊んで暮らせるだけの身代があったが、お寅がやってきて世界の立替が始まって神政が成就するにあたり、自分たち夫婦の身魂は因縁があって大切な役目があるなどとうまいことを並べたという。また妻のお福がにわかに神がかりしてお寅の言ったことと口裏合せて脅したため、家財を処分してすべてウラナイ教にささげ、夫婦で移住したという。しかし今タク、テクの話を聞くにつけて目が覚め、これは古狸の仕業であったのかと後悔を表し、こうなった上は三五教の真の神の道に真心を捧げようと歌った。お千代は壇上に上がると、率直な物言いでウラナイ教の迷信を一刀両断し、また心が曇った人々を集めておいて誠を教えようという神様の仕組かもしれないので、心を改めて真の神を信仰しようと呼び掛けた。喜久公は壇上に上がり、ウラナイ教の甘言につられて入信して奉仕してきた今日までの述懐を述べ、お千代の善悪不二の道理を聞いたからは皇大神の御心にしたがって御用をしようと改心を表した。
主な人物 舞台 口述日1922(大正11)年12月15日(旧10月27日) 口述場所 筆録者松村真澄 校正日 校正場所 初版発行日1924(大正13)年9月25日 愛善世界社版77頁 八幡書店版第8輯 387頁 修補版 校定版79頁 普及版32頁 初版 ページ備考
OBC rm4606
本文の文字数4451
本文のヒット件数全 1 件/五六七菩薩=1
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本文  竹公は立上り、演壇に登つて面をふくらし、錫の瓶からコツプに水を、ついでは飲みついでは飲み、オホン徳利の様な面をさらし、顎を斜に前の方へニユツとつき出し、両手で卓をグツと押へ、腰を弓に曲げながら、述懐を述べ始めた。
『浮木の村に生れたる  竹公さまとは私のこと
 親の代から蓄へた  資産は余り多くない
 さはさりながら夫婦等が  一生遊んで暮すだけ
 物質的の財産が  あつた所へお寅さま
 朝も早うから飛んで来て  ウラナイ教の祝詞をば
 声高々と唱へ上げ  コレコレモウシ竹さまよ
 此世の立替始まつて  悪の世界は滅亡し
 世界は三分に減りますぞ  さうした後へ世を救ふ
 五六七菩薩が現はれて  結構な神世を立てなさる
 之を神政成就と  教祖のきみが申された
 結構な事ではないかいな  こんな時代に生れ来た
 私は云ふも更なれど  お前等夫婦のお霊は
 昔の昔のさる昔  此世の先祖とあれませる
 国治立の神様の  根本の根本の御系統
 五六七成就の大神の  霊がうつつて厶るぞや
 物質的の財産を  皆神様に献り
 家をたたんで小北山  大聖場に参上り
 朝から晩まで結構な  御用を遊ばす気はないか
 お前の家のお福さま  こなたも結構なお霊だ
 旭の豊栄昇り姫  五六七神政成就の
 尊き神の奥様だ  なぞと甘い事並べたて
 枯木に餅がなるやうに  よい事づくめで云ふ故に
 首を傾け思案する  間もなくお福が手をふつて
 突然起つた神憑  旭の豊栄昇り姫
 神の憑つた因縁の  霊のお福ぢや竹公よ
 お前は五六七成就の  皇神様の生宮ぞ
 旭の申す神勅を  もしも疑ひ反くなら
 きつい神罰当るぞや  七生までも祟るぞと
 現在女房の口をかり  なだめつ おどしつ言ふ故に
 神はウソをば云はないと  思ひ込んだが病みつきで
 近所隣や親族の  とめるも聞かず家倉を
 二足三文に売飛ばし  残らずお金にとりまとめ
 何れ此世が替るのだ  物質的の財宝は
 ガラガラガラガラ メチヤメチヤと  今になるのは知れてゐる
 結構な神の御教を  人より先に聞いたのは
 ヤツパリ身魂のよい故だ  コリヤ斯うしては居られぬと
 お寅婆さまのお言葉を  一も二もなく承諾し
 夫婦は茲にウラナイの  信者の中の世話役と
 選まれ朝から日暮まで  碌でないもの食はされて
 蕪大根芋牛蒡  これを唯一の御馳走と
 今まで勤めて来ましたが  タク、テクさまやお菊さまの
 今の話を聞くにつけ  どうやら眼がさめかけた
 五六七成就の大神と  得意になつてゐたけれど
 どうやら此奴ア怪しいぞ  小北の山の古狸
 俺の体を宿として  巣ぐつてゐるに違ひない
 女房お福の体にも  古い狸が巣をくんで
 天眼通だといひながら  女房の眼をくらませつ
 妙な所を見聞きさせ  馬鹿にしてるに違ひない
 思へば思へば恥しや  騙したお寅さまは憎けれど
 これもヤツパリ昔から  悪を働いた其酬い
 今に現はれ来たのだろ  こんな事にて今迄の
 罪や汚れがスツパリと  払はれ清まる事ならば
 真に安い代償だ  かうなる上は三五の
 誠の神の御教を  遵奉なして道の為
 世人の為に真心を  捧げまつらむ惟神
 神の御前にねぎまつる  お福よお前もこれからは
 心をスツパリ立直し  旭の豊栄昇り姫
 なぞといふよな慢心を  致しちやならない惟神
 神に目ざめて竹公が  一寸お前に気をつける
 あゝ惟神々々  御霊幸はひましませよ』
 お千代は壇上に登り、小さき顔に笑を湛へながら歌ひ出した。
『天地を造り給ひたる  尊き誠の神様の
 智慧と力に比ぶれば  神の生宮人間の
 知識と力は大海の  水一滴に如かざらむ
 そは云ふものの人は又  万の物の霊長だ
 尊き神が守護して  守り給へる上からは
 決して曲の犯すべき  道理はなかろ、あの様に
 一心不乱に真心を  こめて天地の神様を
 祈り遊ばす上からは  其信仰の力にて
 八岐大蛇も醜鬼も  金毛九尾も如何にして
 犯さむ由もなかるべし  これの御山に集まれる
 人は残らず世の中に  すぐれて正しき人ばかり
 ちつとは理解のある方と  思うて居たに情なや
 子供の私の目にさへも  分り切つたる詐りが
 欲に迷うた魂にや  てつきり誠と見えるそな
 尊き誠の神様を  朝から晩まで誹謗して
 名もなき詐り神どもを  立派なお宮の中に入れ
 鬚面男が嬉しそに  十能のやうな手を合せ
 一生懸命に祈るさま  横から眺めた其時は
 フツと吹出し笑ひこけ  尻餅ついてべべよごし
 松姫さまにお叱言を  頂戴致した事もある
 ホンに人間といふものは  身欲に迷うた其時は
 二つの眼もくらみはて  耳は塞がり曲事が
 神の慈言に響くのか  五官の作用は忽ちに
 大変調を来しつつ  肝腎要の心霊まで
 ねぢけ曇りてあとさきの  見えぬ心の盲目と
 なつて憐れな生涯を  送るに至るあはれさよ
 松姫さまは朝夕に  皆さま方の迷信を
 払ひて誠の大道に  救はむものと心をば
 配らせ給ひ皇神の  真の御名を讃へむと
 心を焦ち給へども  神素盞嗚大神や
 豊国姫大御神  かかる尊き神名を
 公然唱ふるものならば  蠑螈別が目をむいて
 御機嫌殊に斜なり  婆アさままでが尾について
 いかい小言を云ふ故に  こらへ忍んで今日迄も
 館を別になされつつ  人に聞かさぬやうにして
 誠の神を一心に  祈つて厶つた甲斐あつて
 今日はいよいよ天地を  包んだ雲は晴れ渡り
 誠の日の出神様が  輝き給ふ如くなる
 目出度き道の開け口  謹みここに祝します
 只何事も神様の  深き仕組にあやつられ
 曲津の神の手をかつて  よせられ来たのに違ひない
 心の曇つた人間を  初めの中から正直な
 誠ばかりを教へたら  中々容易によりつかぬ
 それ故天地の神様は  曲津のなすが儘にして
 御目をとぢて黎明の  来る時をば待たせつつ
 迷へる魂を天国に  お救ひ下さる有難さ
 これを思へば皆さまが  今まで神に尽したる
 事に一つも仇はない  皆神様の御神業
 立派に仕へまつりたる  殊勲者なれば力をば
 落さずとみに弱らさず  益々勇気をほり出して
 今日から身魂を立直し  小北の山の神殿に
 誠の神の御光が  輝き渡るを待ちませう
 あゝ惟神々々  御霊幸はひましませよ』
 喜久公は壇上に登り述懐を歌ふ。
『蠑螈別や魔我彦の  神の司に従ひて
 北山村を出立し  やうやう此処に来てみれば
 坂照山の急坂を  コチコチコチと穿ちゐる
 二人の親子がありました  不思議と側に立ちよつて
 あなたは何れの神様か  お名告りなされて下されと
 いと慇懃に尋ぬれば  坊主になつた鶴嘴を
 巌の上に投げ出して  滴る汗をふきながら
 わしは丑寅金の神  世におちぶれて今は早
 いやしき賤の野良仕事  そのひまひまに此山へ
 登つて岩を打砕き  尊き神の鎮座ます
 下津岩根を親と子が  朝夕穿つて居りまする
 わたしも卑しき首陀なれど  大将軍の生宮だ
 此子の霊は地上丸  何だか知らぬが自ら
 一人腕がうごき出し  これ程堅い岩山が
 いつとはなしに平坦な  場所が沢山出来ました
 ここに神さまを祀つたら  さぞや結構になりませう
 此御言葉に蠑螈別  魔我彦さまは手を拍つて
 実に感心々々だ  これが人間だつたなら
 どうしてここまで開けよぞ  てつきりここは聖地だろ
 一先づ神に伺うて  実否を尋ね探らむと
 私の女房のお覚をば  神のうつらす生宮と
 定めて祝詞を奏上し  うやうやしくも伺へば
 女房のお覚は手をふつて  声の色まで変へながら
 喜久公しつかり聞くがよい  お覚はお前の女房だが
 木曽義姫の生宮ぞ  これから神がかる程に
 此聖場に立派なる  神の御舎建つまでは
 決して女房と思ふなよ  夜のしとねも別にして
 河鹿の川で水垢離  夫婦が取つて御神業に
 仕へてくれる事ならば  喜久公さまの守護神を
 天晴現はしやりませうと  いと厳かに宣り給ふ
 八岐大蛇の守護神か  金毛九尾の身魂かと
 案じ煩ふ折もあれ  リントウビテン大臣の
 因縁深き生宮と  聞いたる時の嬉しさよ
 それより夫婦は朝夕に  普請万端気を付けて
 夜の目もロクに寝もやらず  御用をつとめて参りました
 タク、テク、お寅さまの言ふ事を  真とすれば吾夫婦
 話にならぬ呆け方  バカの骨頂を尽したと
 そろそろ腹が立ち出して  神のお宮を小口から
 こはしてやらうと思ふ折  年端もゆかぬお千代さまが
 清明無垢の魂に  尊き神がかかられて
 善悪不二の道理をば  教へ給ひし嬉しさよ
 モウ此上は何事も  皇大神の御心に
 従ひまつり一言も  決して不足は云ひませぬ
 其日々々を楽んで  しつかり御用を致しませう
 ここに並みゐる皆さまよ  定めて私のやうな事
 思うて厶つたでありませう  私にならひ之からは
 只何事も神のまま  謹み敬ひ御奉公
 身もたなしらに励みませう  あゝ惟神々々
 神の御前に喜久公が  迷ひの雲霧ふき分けて
 リントウビテンの称号を  御返し申し民草の
 一つの数に加へられ  心の限り身のきはみ
 尽しまつるを平けく  いと安らけく聞しめせ
 偏にこひのみ奉る』
(大正一一・一二・一五 旧一〇・二七 松村真澄録)
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