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文献名1霊界物語 第62巻 山河草木 丑の巻
文献名2第1篇 言海霊山よみ(新仮名遣い)げんかいれいざん
文献名3第2章 神柱〔1577〕よみ(新仮名遣い)しんちゅう
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年05月09日(旧03月24日) 口述場所 筆録者隆光 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年10月16日 愛善世界社版19頁 八幡書店版第11輯 145頁 修補版 校定版20頁 普及版61頁 初版 ページ備考
OBC rm6202
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本文の文字数1567
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本文
  第二六二

    一

 わが為に千座を負ひし神柱を
  知らぬ顔にて世にあるべきや。

    二

 御教に叶ひし御子の幸はひは
  如何に楽しき生涯なるらむ。

    三

 悦びて千座を負ひつつ道の為
  死に至るまで仕へまつらな。

    四

 御栄光の珍の冠は千座負ふ
  人の頭に被せ玉はむ。

  第二六三

    一

 世の栄誉空しき希望何かあらむ
  神の栄光に比べて見れば。

    二

 わが命道の為には棄つるとも
  いかで惜しまむ神ゐます国よ。

    三

 現世の楽しみ栄え悉く
  神に捧げて仕へ奉らな。

    四

 天津国のつきぬ楽しみを身に受けて
  永久に栄ゆる魂となるべき。

    五

 恵より栄光に進み上り行く
  天津御国は楽しかるらむ。

    六

 変り行く世に生れ来て皇神の
  恵に浸るは嬉しからずや。

  第二六四

    一

 わが魂を洗ひ清めて永久の
  恵をたまへ瑞の大神。

    二

 わが月日わが所有物も悉く
  つかはせ玉へ瑞の大神。

    三

 わが歩み神の御後を慕ひつつ
  夜なき国に進む嬉しさ。

    四

 皇神の珍の力に頼りつつ
  悪魔の猛る道を別け行く。

    五

 皇神の恵を謳ふわが舌は
  天の瓊矛の剣なりけり。

    六

 わが口に清き言葉の訪れを
  溢るるばかり充たさせ玉へ。

    七

 世の宝皆皇神に奉り
  魂をあづけて御世を送らむ。

    八

 わが心神の宝座と選みまして
  弥永久に鎮まりませよ。

  第二六五

    一

 雪よりも白く清けく研きませ
  神の宮居のわが魂を。

    二

 諸々の仇を退ひてわが魂を
  神の宮居となさしめ玉へ。

    三

 伏して願ぎ起きては祈る真心を
  諾ひたまへ厳の大神。

    四

 許々多久の罪を清めてわが魂を
  弥新しき宮となしませ。

  第二六六

    一

 皇神は生命のもとにましませば
  吾等は永久に生きて栄えむ。

    二

 皇神の御許離れて現世に
  立働くも御心なるべき。

    三

 身も魂も捧げまつりて道のため
  世人のために犠牲となれ。

  第二六七

    一

 世の中の波は騒げど御恵の
  声は静かに治まりて聞ゆ。

    二

 家族親族すべてを捨てて御後方に
  とく従ひぬ神のまにまに。

    三

 朝夕の起臥さへも御恵の
  神の御声は豊に聞ゆる。

    四

 限りある果敢なき此世の富を棄てて
  生命のもとの神に従へ。

    五

 瑞御魂宣らす言霊喜びて
  声のまにまに進み行くなり。

  第二六八

    一

 真心を籠めし祈言短くも
  恵の神は聞召すらむ。

    二

 朝夕に御前に祈り業をなせば
  いと安らけく進み行くべし。

    三

 曲りたる人は何とも言はば言へ
  わが真心は神のみぞ知る。

  第二六九

    一

 人の子の朝な夕なに守るべき
  勤めは神に従ふにあり。

    二

 天地の道に叶ひて皇神の
  厳の御楯となるが嬉しき。

    三

 世のために朝な夕なに勤みて
  御旨伝ふる人は神なり。

    四

 何事も元津御神の御名によりて
  祈る言葉に仇花はなし。

    五

 世の審判近づくとても恐れむや
  神の大道を歩む身なれば。

  第二七〇

    一

 わが身魂慰さめ照すものあらじ
  只皇神の御声のみなり。

    二

 われは今瑞の御魂と倶にあり
  如何なる枉も襲ふべきかは。

    三

 いと清き神の光に照らされて
  輝きわたる人は聖止なり。

    四

 厳御霊瑞の御魂の御心に
  叶ふ人こそ人の聖止なり。

  第二七一

    一

 千万の仇は絶えせず襲ひ来む
  厳しく守れ神の大道を。

    二

 世の中の戦ひ休む時もなし
  神に祈りて安く栄えよ。

    三

 枉神の戦に勝てば弥益も
  こころ固めて夢な撓みそ。

    四

 天津国珍の宮居に進むまで
  勇み戦へ言霊をもて。
(大正一二・五・九 旧三・二四 隆光録)
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