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文献名1霊界物語 第62巻 山河草木 丑の巻
文献名2第2篇 桶伏の山よみ(新仮名遣い)おけふせのやま
文献名3第9章 神子〔1584〕よみ(新仮名遣い)しんし
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ
主な人物 舞台 口述日1923(大正12)年05月11日(旧03月26日) 口述場所教主殿 筆録者明子 校正日 校正場所 初版発行日1925(大正14)年10月16日 愛善世界社版97頁 八幡書店版第11輯 169頁 修補版 校定版107頁 普及版61頁 初版 ページ備考
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本文
  第三三二

    一

 幸薄く果敢なき夢の浮世にも
  神としあれば楽しかりけり。

    二

 風荒み雨しきりなる闇の夜も
  如何で怖れむ神としあれば。

    三

 外よりは諸の誘惑内に罪
  汚れの絶えぬ此の世なりけり。

    四

 人の世はほほ笑む目にも涙あり
  泣いて楽しき神の御教。

    五

 恐ろしき死出の山路も何かあらむ
  教主も一度いでまさむ道。

    六

 皇神の珍の御声に眼を醒せ
  ねむりの深き罪の閨より。

    七

 我神に遠く放れて現身の
  憂世に住めば苦しかるらむ。

    八

 幸流れ喜び溢るるヨルダンの
  水こそ瑞の御霊なりけり。

    九

 愛善の徳にみたされ円満に
  暮すは天津国人なりけり。

    一〇

 花のごと晴れて曇らぬわが教主の
  瑞のみもとの頼もしきかな。

  第三三三

    一

 神の手にねむる正しき信徒の
  いまはの面の美はしきかな。

    二

 引く汐の静なるごと逝く人の
  面ざし見れば神と倶にあり。

    三

 生死の恐れもしらぬ天津国の
  その長閑さは春の花園。

    四

 光闇行き交ふ世をば後にして
  天津御国に昇るは安けし。

    五

 天地の神も祝ぎたまふらむ
  信徒達の最後の床しさを。

  第三三四

    一

 春雨のそぼふる梢に萎みたる
  花の姿のいとど床しき。

    二

 春の夜の短き夢にも似たるかな
  露の命の散るを思へば。

    三

 秋風に揺らるる萩の露のごと
  おちて消え行く人の玉の緒。

    四

 花と匂ひ玉と栄えし人の身の
  消ゆるを見れば果敢なかりけり。

    五

 山に野に河の畔に祈りてし
  昔の友のいとど恋しき。

    六

 奥津城に淋しく眠るわが友は
  天津御国に栄えますなり。

    七

 死出の山調の川も手を曳いて
  導きたまはむ瑞の大神。

  第三三五

    一

 人はただ此世の命のみならば
  如何に悲しきものとこそ知れ。

    二

 身はたとへ朽ち果つるとも霊魂は
  天津御国に永久に栄えむ。

    三

 死の神も襲ひ来らぬ神の国は
  わが玉の緒の住所なりけり。

    四

 妹と背の契も永久に動かざる
  神の国こそ楽しかるらめ。

    五

 村肝の心直なる人の家は
  夜なき国の園に立ちおり。

    六

 喜びの絶えせぬ歌は神国の
  御殿の門に非時ひびくも。

    七

 朝日影に消えしと見えし月星は
  消えしにあらで隠れたるなり。

  第三三六

    一

 皇神の永久にまします故郷に
  帰り行く身は死せしにあらず。

    二

 涙をば絞る眼は閉づれども
  栄えに醒むるをなど死と云はむ。

    三

 世の中の醜の覊絆をときはなし
  天翔り往く天晴霊魂。

    四

 皇神の厳の言葉に招かれし
  身は永久に天に栄ゆく。

  第三三七

    一

 親と子を後に残して死る身も
  いと安らけし御国思へば。

    二

 何事も神の御旨と仰ぎつつ
  空しき別れを歎かざらまし。

    三

 永久に滅びず朽ちぬ神国の
  恵思へば頼もしきかな。

    四

 わが命神に受けつつ又神に
  召さるも恵の御旨と仰がむ。

  第三三八

    一

 醜雲の四方に閉ざせる世を捨てて
  愛児逝きぬ天津御国へ。

    二

 皇神の愛の燈火きらめきて
  愛児の路照させたまひぬ。

    三

 愛児は天津乙女の懐に
  笑みつつ永久の花園に往きぬ。

    四

 天使の歌や小琴の音の響きに
  慰めたまふ逝きし愛児を。

    五

 逝きし子は天津乙女に抱かれて
  夜なき国に生立ちて行く。

    六

 美はしき天津乙女に抱かるる
  其喜びは如何に深けむ。

    七

 御心のままになりしか愛児は
  夢のごとくに現世去りぬ。

    八

 皇神は生命の元にましまさば
  与へたまはむ愛児の命。

  第三三九

    一

 懐しくいと慕はしく思ふかな
  天津御国にゆけるわが子を。

    二

 父母を後に見捨ててわが御子は
  夜なき国に昇りけるかな。

    三

 火に焼けず水に流れぬ天津国の
  永久の家路に住むか愛児。

    四

 現世に老いて艱める吾さへも
  若きに帰らむ神の国には。

    五

 行く先は唯白露の命なれど
  神としあらば永久に栄えむ。

    六

 思はざる嵐に遇ひて愛児は
  夜なき国に帰りけるかな。

    七

 死の川や暗の山路を打越えて
  神の御国にわが子昇りし。

    八

 浪の上救ひの船をさしむけて
  拾はせたまへ愛児の霊を。

  第三四〇

    一

 春の花夢と去り往き紅葉散らす
  風も身にしむ人の果敢なさ。

    二

 花を愛で月を賞めつつゑらぎてし
  友に甲斐なく今は別れぬ。

    三

 わが友の昇りし後は遥けしと
  思ひし空も近くなりけり。

    四

 天地は離れ居れども皇神を
  称へまつるに隔てこそなき。

  第三四一

    一

 夜も昼も天津御国の幸を
  胸にうかべて送る楽しさ。

    二

 天使称への歌は海山に
  みち溢れけり夜も日もたえず。

    三

 慰めの珍の御声は故郷に
  旅立つ人の力とぞなる。

    四

 言霊の祝詞の声は天地に
  響きて霊魂は神国に栄えつ。

    五

 太祝詞厳の言葉に守られて
  安く御許に行くぞ嬉しき。

    六

 瑞御霊恵の声を聞く時は
  嶮しき山路もやすく渡らむ。

    七

 疲れたる人の霊魂もわが教主の
  声をしるべに喜び進まむ。

    八

 天使の清き御歌を聞く時は
  尽きぬ希望の胸に溢るる。

    九

 暗き夜の雲晴れ渡り天津日の
  輝く日まで忍ばせたまへ。
(大正一二・五・一一 旧三・二六 於教主殿 明子録)
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