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文献名1霊界物語 第73巻 天祥地瑞 子の巻
文献名2第2篇 高照神風よみ(新仮名遣い)たかてるしんぷう
文献名3第20章 廻り逢ひ〔1851〕よみ(新仮名遣い)めぐりあい
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
あらすじ太元顕津男の神は、高日の宮の八尋殿に、天之御柱、国之御柱をみたて、右り左りの神業を行い、如衣比女の神を呼ばい、婚ぎの神業を行った。まず、大御母の神が寿ぎ言を歌い、それに対して顕津男の神と如衣比女の神が感謝の歌を返した。続いて眼知男の神、明晴の神が祝歌を歌った。如衣比女の神が感謝の歌を返し、最後に近見男の神が寿ぎの歌を歌った。
主な人物 舞台 口述日1933(昭和8)年10月13日(旧08月24日) 口述場所水明閣 筆録者谷前清子 校正日 校正場所 初版発行日1933(昭和8)年11月22日 愛善世界社版 八幡書店版第13輯 79頁 修補版 校定版178頁 普及版 初版 ページ備考
OBC rm7320
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本文  太元顕津男の神は、高日の宮の八尋殿に、天之御柱、国之御柱をみたて給ひて、右り左りの神業を行はせ給ひ、如衣比女の神を呼ばひて、婚ぎの神業をなし給ふ。
 大御母の神は祝して、
『天なるや
 主の大神の依さします
 御霊も清き神司
 東の宮に在しまして
 神国を治め世を教へ
 日に夜に貴の神言を
 宣らせ給へど百神の
 心一つに片よりて
 神旨にかなふものもなく
 朝な夕なに神業の
 後れむ事をなげかしし
 顕津男の神今ここに
 国の司と現れまして
 神の依さしの如衣比女と
 婚ぎの業を遂げ給ふ
 今日の良き日の佳き辰に
 主の大神を初めとし
 天翔り在す百の神
 国翔ります八十の神
 歓ぎ集ひて大神宣
 寿ぎ給ふ目出度さよ
 駒は嘶き麒麟は謡ひ
 鳳凰天より舞ひ降り
 迦陵頻伽は声清く
 常世の春を歌ふなり
 高照山に紫の
 雲棚引きて四方の国
 諸の草木はゆたかなる
 粧ひなして花開き
 貴のつぶら実満ち満ちて
 斎場に生ふる稲種は
 日々に茂りて遠久の
 足穂八十穂と栄えつつ
 天津神国の神の代を
 寿ぎ奉る今日こそは
 この天界の初めより
 今に例しもあら尊
 今日の婚ぎの神業は
 紫微天界の礎ぞ
 太元顕津男の神の
 貴の神業いや広に
 いや高々に天津日の
 輝く如く照れよかし
 西より昇る瑞御霊
 月の御神の面の如
 清しく涼しく生れまして
 これの国原隈もなく
 しめりをあたへ百木草
 恵みの露に生かせ給へ
 ああ惟神々々
 神寿ぎ仕へ奉る
 天津日は照る月は満つ
 霊地の上は五穀
 所狭きまで実りつつ
 四方の神々世を歌ひ
 歓ぎ楽しむ神代こそ
 岐美の出でましあればこそ
 千代に八千代に栄えつつ
 香りも清き白梅の
 花の香四方に薫じつつ
 栄ゆる神代こそ畏けれ
 栄ゆる神代こそ畏けれ』
 顕津男の神は大御母の神の寿ぎ言に対し、感謝の御歌を謡ひ給ふ。

『わが心知らせる岐美に導かれ
  永久の住家に今日を来つるも

 主の神の任けのまにまに八尋殿に
  婚ぎの道を開ける嬉しさ

 大御母神の神言のなかりせば
  今日の喜びあらざらましを

 大御母神の神言を今日よりは
  まことの母と仕へ奉らむ

 久方の天津神国ことごとく
  生言霊にわれは照らさむ

 言霊の天照る国の真秀良場に
  太しく立ちしこれの宮かも

 高照山貴の清所に来りてゆ
  心の空も晴れ渡りける

 高照の山高けれど大御母
  神の心に及ばざるらむ』

 如衣比女の神は謡ひ給ふ。

『天晴れ天晴れ国晴れ心晴れにけり
  高照山の春にあひつつ

 大御母神の神言の計らひに
  春の心は燃え立ちにけり

 燃え立ちし春の心をつぎつぎに
  生かして国魂生まむとぞ思ふ

 顕津男の神の神言に御子なくば
  いかで神業の成りとぐべきやは

 主の神の御樋代となりし吾なれば
  いかなる業もいとはざるべし

 愛恋の吾背の岐美と手を引きて
  この神国を固めたく思ふ

 大御母神と在します大神に
  子とし仕へむ今日の生日ゆ』

 大御母の神は莞爾として御歌詠まし給はく、

『二柱八尋の御殿にましまして
  国魂生ますと思へば尊し

 今日よりは宮の司と吾なりて
  岐美の神業をたすけ奉らむ』

 眼知男の神は祝歌を謡ひ給ふ。

『天をぬく高照山を紫の
  雲はいよいよ深くなりつつ

 高照の山も勇むか殊更に
  今日は光もしるく見ゆめり

 高照の山の常磐木みどりして
  今日の良き日を寿ぎ顔なり

 朝夕にこれの清所に仕へ奉る
  眼知男の神はうれしも

 今日よりは此の宮居に在しまして
  神国の柱みたて給はれ

 二柱ここに現れます上は
  この神国におそるるものなし』

 明晴の神は、婚ぎの席に列り給ひて、御歌よまし給はく、
『東の空より西に照り渡る
 天津陽光は清らけく
 西より東に澄み渡る
 月の光は清々し
 月の御霊と生れませる
 太元顕津男の神は
 神の依さしの神業を
 仕へ奉ると今ここに
 八尋の御殿に現れまして
 如衣の比女と婚ぎまし
 天の御柱めぐり合ひ
 国の御柱立て給ひ
 国生み神生みものを生み
 この神国を照らさむと
 現れますぞ尊けれ
 われは明晴神司
 四方にふさがる雲霧も
 生言霊に明らけく
 はらし奉りて大前に
 朝な夕なを仕へつつ
 今日の良き日の佳き辰に
 逢ふも嬉しや惟神
 いや永久に玉の緒の
 千代も八千代も変りなく
 輝きたまへ二柱
 御前に畏み寿ぎ奉る』
 如衣比女の神は、返し歌詠まし給ふ。その御歌、
『明晴の
 神の神言よ汝こそは
 雄々しき神よ男の神よ
 吾はかよわき比女神の
 身にしあれ共国思ひ
 神いつくしむ真心は
 神に誓ひて忘れまじ
 これの宮居にある限り
 朝夕を恙なく
 神業に仕へ奉るべく
 守らせ給へ明晴の
 神の神言の真心に
 ゆだね奉らむ惟神
 神かけ誓ひ奉るなり。

 立迷ふ雲の帳は深く共
  伊吹き祓はむ女の言霊に

 天も地も一度に開く今日こそは
  主の大神の光なりける

 皇神の神言畏し国津神の
  心は愛しと国を照らさむ』

 ここに近見男の神は、寿ぎ歌うたひ給はく、

『神国に永久の花咲く時近み
  吾嬉しさにたへず歌ふも

 高地秀の宮を守らす神司
  これの清所に高照山はも

 高照の山も今日より輝きを
  まして国原さやけくなるらむ

 二柱神の神言の生れましを
  国津神達いさみてあらむを

 吾も亦嬉しさあまり言霊の
  助けによりて神代寿ぎぬ』

(昭和八・一〇・一三 旧八・二四 於水明閣 谷前清子謹録)
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