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文献名１民謡 波の上
文献名２よみ（新仮名遣い）
文献名３対馬よみ（新仮名遣い）
著者月の家和歌麿（出口王仁三郎）
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日2018-04-08 02:38:14
ページ8
目次メモ
OBC B118500c03
本文のヒット件数全 2 件/竜宮島=2
本文の文字数2204
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本文
○亀卜伝へし旧家に二た夜神の経綸に旅宿り
○君をこふとは岩田の森の闇に血をはくほととぎす
○天の狭手依姫守る島に君に優れし姫がない
○対馬よいとこ南室の島が紫紺の浪間に浮いてゐる
○浪に浮いてる南室の島の松に凉しい月が住む
○私や対馬の南室の島よいつも離れぬ小浦島
○猪のをらない玉出の島は人がすみよい生活よい
○狐狸の影さへ見えぬ島のわたしよだましやせぬ
○私や対馬の山猫ですよまさか違ふたらかぶりつく
○主は対馬の河童のお屁いつも私に水くさい
○一千九百戸の厳原町は和多津島根の花の江戸
○堅い約束立亀岩の仇な秋波にや動きやせぬ
○石でかこふた金石城趾見れば宗家が偲ばれる
○主の心は浅海潟の波にゆれてる岩躑躅
○深い思ひは萬関瀬戸よ架けて渡した高い橋
○天の狭手依姫神います島で忘れる妹が家
○音に名高い龍宮の島は右も左も黒い姫
○あした夕べに潮風浴びてくろうしてゐる島の姫
○月は夜な夜な御空にまるう照れば照る程好きな島
○此所も照る日の本とは知れど夜半は恋しい妹が家
○波の華咲く龍宮の島でよばれる赤貝鯣烏賊
○秋の夜長に龍宮の島で雲の彼方の君おもふ
○君を思へばと十日の旅も百年千年の心地する
○家にお前を残して旅に立たむあしたの淋しさよ
○十日後にはお前のそばに帰ぬと思へば気が勇む
○帰ります日を鶴首山に待つも久しい君の旅
○波に浮べる鴨着島にまめでゐますと文を書く
○浪路はるかに吾が脊の旅を恙なかれと祈る神
○旅に立たせる吾が脊の君のお顔見るまで寝られない
○浪の花咲く龍宮の里に君は今頃和多津島
○私や和多津美お宮の鳥居いつも濡れてる浮いてゐる
○私や淋しい小茂田ぬ女種があるなら佐須の浦
○主と二人で白粉つけて立つた姿はお白嶽
○私や鋸割たち断られても別れられない黒瀬浦
○主の出船を袖振山の尾根に見送る涙声
○色の変れば涙の雨が降るよ紫瀬戸の水
○小船越てふ小丘を越えて逢ひに行きます西漕手
○私や比田勝港の水よ古い船でも浮かしてる
○私やお前に佐須奈の港焼いた跡から復興する
○鶏知の生れも君としあれはいつも心が樽の浜
○山に織りなす錦を見捨て赤い夕日を島で見る
○波路はるかに対馬に渡り朝夕家なる妹思ふ
○別れ行く夜の悲しさつらさ袖を搾らす月の露
○旅に立つ君門辺に送り忘れますなと背ナたたく
○愛を縫ひ込むこの旅衣袖を曳かすな他の人に
○高い人目の関ある浮世手首とるさへ気がひける
○ほんに珍らし対馬の豊崎アンニヤモンニヤの木がござる
○対馬豊崎珍植物はアンニヤモンニヤの木でござる
○今日は珍らし龍宮の姫が花の舞台で唄きかす
○悠長な節にて龍宮の女神芽出度芽出度の若松唄ふ
○辛気節をば夕べに聞けばほんに辛気な長い節
○秋の夕空に光を放ち道を明かした蛍虫
○蛍飛び交ふ松虫すだく夏秋一度の和多津島
○対馬名所は沢山あれど私の好きなは佐須の浦
○浪路渡りて玉出の島で龍のみやこの踊見る
○潮にやけたる乙姫さんの玉の御声が命とる
○昔ながらの手振の曲を見るも楽しい龍宮島
○夜半の浪路を釣舟漕いで帰るあなたと鯣烏賊
○秋陽浄万物大空無一塵対馬龍宮の教の旅
○周山松蒼々稲風薫四辺秋の対馬の道の旅
○至誠一貫神明尽心身郷人迎吾神の助くる対馬国
○君を松風浜辺の宿の来る蚊蚊に寝られない
○対馬名所を探りてみたがこんな景色はは三根の浦
○主は対馬の海月のお化朝から晩まで浮いてゐる
○恋の上下も白嶽山の姿沈めた三根の浦
○深い私の心も三根の主は白嶽水に浮く
○生きの命を一人の君にやりて惜しまぬ恋の淵
○宮のお山の紅葉の錦あとに心を奥の谷
○此処は実のある鹿見の万年青いつも大きなりやうがある
○朝な夕なに天津日阿比留宮のお山の綾錦
○鯣松魚にシイラに鯖と神が授けた対馬潟
○私は対馬の段々畠風に冷たいそばの花
○波も静かな鹿見の浜に見送る私は目に涕
○対馬鹿見の港をあとに北を佐須奈の船の旅
○龍宮島根を船のり行けば沖に咲いてる浪の花
○主は韓国波路の旅よ磯に見送る田奈の浜
○わかめ狩生の私は生れ色は黒ても味がよい
○対馬海原船のり行けば浪のしぶきに虹がさす
○流石龍宮よこの秋空にどこも咲いてる桃の花
○主は芋崎私は船よいつも浮いてるさしてゐる
○朝な夕なに潮風あびて肌のきれいな井口岳
○船は着いたが佐須奈の港余り目に立つしほがない
○竿を佐須奈ら新らし船よ主と二人が水いらず
○神旗手に持ち小船に一人君を迎へる病みあがり
○君は大内山私は小富士中をわけてる佐須奈浦
○右は大内左は小富士山が抱へた佐須奈浦
○小富士よく聞け大内の船よほかに水棹を佐須奈浦
○いくら佐須奈の港といへど船にや水棹をさす夜中
○月の光も佐須奈の港夜の景色は忘られぬ
○月は大内山の端高くかかる夕べの佐須奈浦
○水にかがやう佐須奈の浜の月の景色に夜あそび
○月の光も佐須奈の浦に君と二人で照らされる
○蛍飛び行く月照り渡る虫も唄ふてる佐須奈浦
○鹽の八百路を佐須奈に渡り波の秀に浮く月を見る
○大内小不二の二つの峰を渡る月影佐須奈浦
○お月さんさへ雲の幕あけて光佐須奈の浦に浮く
○和多津見神社の椎の実拾うて焼いてくはした好きな人
○私や対馬の一番鯣かんで見てくれ味が出る
○沖はほのぼの東は白む波路しづかな津島潟
○波は静に鏡の海を津島山から日が昇る
○対馬天国神風吹いて峰の諸樹がダンスする
○松は笛吹く磯辺の波は皷打ち出す玉手島
○対馬良いとこ山に樹は茂り海に豊富な背見鯨
○対馬山から朝鮮みれば白帆きらめく釜山沖
○対馬小さい国とはいへど波をせいてる日本海
○私や火々出見尊の由緒これが慕うて和田の旅
○亀卜伝へし旧家に二た夜神の経綸に旅宿り
○君をこふとは岩田の森の闇に血をはくほととぎす
○天の狭手依姫守る島に君に優れし姫がない
○対馬よいとこ南室の島が紫紺の浪間に浮いてゐる
○浪に浮いてる南室の島の松に凉しい月が住む
○私や対馬の南室の島よいつも離れぬ小浦島
○猪のをらない玉出の島は人がすみよい生活よい
○狐狸の影さへ見えぬ島のわたしよだましやせぬ
○私や対馬の山猫ですよまさか違ふたらかぶりつく
○主は対馬の河童のお屁いつも私に水くさい
○一千九百戸の厳原町は和多津島根の花の江戸
○堅い約束立亀岩の仇な秋波にや動きやせぬ
○石でかこふた金石城趾見れば宗家が偲ばれる
○主の心は浅海潟の波にゆれてる岩躑躅
○深い思ひは萬関瀬戸よ架けて渡した高い橋
○天の狭手依姫神います島で忘れる妹が家
○音に名高い龍宮の島は右も左も黒い姫
○あした夕べに潮風浴びてくろうしてゐる島の姫
○月は夜な夜な御空にまるう照れば照る程好きな島
○此所も照る日の本とは知れど夜半は恋しい妹が家
○波の華咲く龍宮の島でよばれる赤貝鯣烏賊
○秋の夜長に龍宮の島で雲の彼方の君おもふ
○君を思へばと十日の旅も百年千年の心地する
○家にお前を残して旅に立たむあしたの淋しさよ
○十日後にはお前のそばに帰ぬと思へば気が勇む
○帰ります日を鶴首山に待つも久しい君の旅
○波に浮べる鴨着島にまめでゐますと文を書く
○浪路はるかに吾が脊の旅を恙なかれと祈る神
○旅に立たせる吾が脊の君のお顔見るまで寝られない
○浪の花咲く龍宮の里に君は今頃和多津島
○私や和多津美お宮の鳥居いつも濡れてる浮いてゐる
○私や淋しい小茂田ぬ女種があるなら佐須の浦
○主と二人で白粉つけて立つた姿はお白嶽
○私や鋸割たち断られても別れられない黒瀬浦
○主の出船を袖振山の尾根に見送る涙声
○色の変れば涙の雨が降るよ紫瀬戸の水
○小船越てふ小丘を越えて逢ひに行きます西漕手
○私や比田勝港の水よ古い船でも浮かしてる
○私やお前に佐須奈の港焼いた跡から復興する
○鶏知の生れも君としあれはいつも心が樽の浜
○山に織りなす錦を見捨て赤い夕日を島で見る
○波路はるかに対馬に渡り朝夕家なる妹思ふ
○別れ行く夜の悲しさつらさ袖を搾らす月の露
○旅に立つ君門辺に送り忘れますなと背ナたたく
○愛を縫ひ込むこの旅衣袖を曳かすな他の人に
○高い人目の関ある浮世手首とるさへ気がひける
○ほんに珍らし対馬の豊崎アンニヤモンニヤの木がござる
○対馬豊崎珍植物はアンニヤモンニヤの木でござる
○今日は珍らし龍宮の姫が花の舞台で唄きかす
○悠長な節にて龍宮の女神芽出度芽出度の若松唄ふ
○辛気節をば夕べに聞けばほんに辛気な長い節
○秋の夕空に光を放ち道を明かした蛍虫
○蛍飛び交ふ松虫すだく夏秋一度の和多津島
○対馬名所は沢山あれど私の好きなは佐須の浦
○浪路渡りて玉出の島で龍のみやこの踊見る
○潮にやけたる乙姫さんの玉の御声が命とる
○昔ながらの手振の曲を見るも楽しい龍宮島
○夜半の浪路を釣舟漕いで帰るあなたと鯣烏賊
○秋陽浄万物大空無一塵対馬龍宮の教の旅
○周山松蒼々稲風薫四辺秋の対馬の道の旅
○至誠一貫神明尽心身郷人迎吾神の助くる対馬国
○君を松風浜辺の宿の来る蚊蚊に寝られない
○対馬名所を探りてみたがこんな景色はは三根の浦
○主は対馬の海月のお化朝から晩まで浮いてゐる
○恋の上下も白嶽山の姿沈めた三根の浦
○深い私の心も三根の主は白嶽水に浮く
○生きの命を一人の君にやりて惜しまぬ恋の淵
○宮のお山の紅葉の錦あとに心を奥の谷
○此処は実のある鹿見の万年青いつも大きなりやうがある
○朝な夕なに天津日阿比留宮のお山の綾錦
○鯣松魚にシイラに鯖と神が授けた対馬潟
○私は対馬の段々畠風に冷たいそばの花
○波も静かな鹿見の浜に見送る私は目に涕
○対馬鹿見の港をあとに北を佐須奈の船の旅
○龍宮島根を船のり行けば沖に咲いてる浪の花
○主は韓国波路の旅よ磯に見送る田奈の浜
○わかめ狩生の私は生れ色は黒ても味がよい
○対馬海原船のり行けば浪のしぶきに虹がさす
○流石龍宮よこの秋空にどこも咲いてる桃の花
○主は芋崎私は船よいつも浮いてるさしてゐる
○朝な夕なに潮風あびて肌のきれいな井口岳
○船は着いたが佐須奈の港余り目に立つしほがない
○竿を佐須奈ら新らし船よ主と二人が水いらず
○神旗手に持ち小船に一人君を迎へる病みあがり
○君は大内山私は小富士中をわけてる佐須奈浦
○右は大内左は小富士山が抱へた佐須奈浦
○小富士よく聞け大内の船よほかに水棹を佐須奈浦
○いくら佐須奈の港といへど船にや水棹をさす夜中
○月の光も佐須奈の港夜の景色は忘られぬ
○月は大内山の端高くかかる夕べの佐須奈浦
○水にかがやう佐須奈の浜の月の景色に夜あそび
○月の光も佐須奈の浦に君と二人で照らされる
○蛍飛び行く月照り渡る虫も唄ふてる佐須奈浦
○鹽の八百路を佐須奈に渡り波の秀に浮く月を見る
○大内小不二の二つの峰を渡る月影佐須奈浦
○お月さんさへ雲の幕あけて光佐須奈の浦に浮く
○和多津見神社の椎の実拾うて焼いてくはした好きな人
○私や対馬の一番鯣かんで見てくれ味が出る
○沖はほのぼの東は白む波路しづかな津島潟
○波は静に鏡の海を津島山から日が昇る
○対馬天国神風吹いて峰の諸樹がダンスする
○松は笛吹く磯辺の波は皷打ち出す玉手島
○対馬良いとこ山に樹は茂り海に豊富な背見鯨
○対馬山から朝鮮みれば白帆きらめく釜山沖
○対馬小さい国とはいへど波をせいてる日本海
○私や火々出見尊の由緒これが慕うて和田の旅
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