文献名1霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻
文献名2第3篇 至誠通神よみ(新仮名遣い)しせいつうしん
文献名3第12章 言照姫〔657〕よみ(新仮名遣い)ことてるひめ
著者出口王仁三郎
概要
備考
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データ凡例
データ最終更新日2021-04-04 18:30:04
あらすじ門番長の竜若も、四人の姿を見て、自分も四足で這いながら奥へと入っていった。五人は松姫の庭前に現れると、動物のように唸り始めた。松姫とお節は五人に話しかけるが、唸るだけで返事がない。松姫は神前に祈願するが、五人は獣のようになって一行に治る気配がない。自分も四つ這いになって罪滅ぼしをしようか、という松姫に対して、お節は人間に生まれながら畜生の真似をしてはならない、と諌めた。お節の強い言葉に、松姫はお節に神前でお詫びを上げていただくようにお願いした。お節は天津祝詞を上げ、戻ってきて五人に呼びかけると、やっと五人は立ち上がって話すことができるようになった。竜若は、馬公、鹿公への仕打ちに対するお詫びのつもりで四つ這いになったが、そうしたところ立つことも話すこともできなくなってしまった、と畜生道に堕ちた恐ろしさを語った。松姫は、罪滅ぼしの心を褒めつつも、自愛の戒めを述べた。そして、実はすでに高姫、黒姫も三五教への改心を決めていたのだが、部下への示しのために、自分はウラナイ教を堅く守っていたのだ、と明かした。しかし、こうしてお節や馬公、鹿公が誠を表して神様の戒めを実地に見せてくれたことで、帰順することができた、と感謝を表した。そして、自分はこれから身魂磨きの修行に出ると宣言し、お節をこの館の主と定めると、庭先の草履を履いて外に飛び出し、夕闇に紛れて姿を消してしまった。熊彦と虎彦は、慌てて松姫を連れ戻そうとするが、竜若はそれを戒めた。熊彦と虎彦は、これまでの松姫の恩を思えば見殺しにすることはできない、と怒って、竜若に殴りかかろうとする。馬公と鹿公は、慌てて熊彦と虎彦を止めて、諌めるが、竜若は熊彦と虎彦の師匠を思う気持ちが嬉しいと、平伏する。お節も熊彦と虎彦に乱暴を止めるようにと平伏した。するとどこからともなく喨々と音楽が聞こえ、一人のエンゼルが現れた。エンゼルは、神素盞嗚大神の使い・言照姫命を名乗ると、松姫の改心によって高姫、黒姫の罪は赦されたことを告げた。そして、松姫は神の守護によって神界に抜群の巧妙を表した後に、当館に戻ってくるであろう、と予言をなした。エンゼルは、お節に玉能姫、竜若に竜国別、馬公に駒彦、鹿公に秋彦、熊彦に千代彦、虎彦に春彦と神名を授けた。一同に、お節=玉能姫を師として神業に全力を尽くすようにと言い渡すと、消えてしまった。
主な人物
舞台
口述日1922(大正11)年05月08日(旧04月12日)
口述場所
筆録者外山豊二
校正日
校正場所
初版発行日1923(大正12)年2月28日
愛善世界社版193頁
八幡書店版第4輯 101頁
修補版
校定版196頁
普及版89頁
初版
ページ備考
OBC rm1912
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