番号 | 文献名1 | 文献名2 | 文献名3 | 著者 | 発表年 | 詳細 | 本文内のヒット件数 | プレビュー(最大 8 件まで表示) | 番号 |
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1 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第4篇 遠近不二 | 第19章 祭誤〔1648〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 9 件/守宮別=9 | ...である。そして寅子の最も信任してゐるのは守宮別と云ふ海軍の士官上りの外国語をよく囀る男......つた。寅子は日の出神の生宮と自称し乍ら此守宮別と共に宅を外にして曲霊軍の襷を掛け、日の......婆アさまの名を売つた、したたか者である。守宮別は日の出神と腹を合せ如何にしても変性女子......なし、自分等がとつて代らむと苦心の結果、守宮別は四方八方に反対運動を開始し、終には六六......に恐るべきものなしと、菖蒲のお花を筆頭に守宮別、曲彦、木戸口、お松等の連中と謀り小北山......ぶしホウボウの態にて再び小北山へ逃げ帰り守宮別は海外に逃げ出し、後に寅子姫、お花、曲彦......ね。ウツフヽヽヽヽ』 斯かる所へ洋服姿の守宮別が忙がしげに帰り来たるを見て一同は嬉しさ......り来たるを見て一同は嬉しさうに、『ヤア、守宮別さま、御苦労で御座いました。外国のお仕組... | 1 |
2 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第4篇 遠近不二 | 第20章 福命〔1649〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/守宮別=6 | ... 虎島寅子は待ち焦れてゐた守宮別が瓢然と帰つて来たので、雀躍りをし乍ら、......と音をさせ乍ら、漸く酒肴の用意が出来た。守宮別は洋服を脱ぎ棄て、洗濯物の袷と着替へて、......ウと喉を鳴らせ乍ら盛に左を利かしてゐる。守宮別は酒に酔へば何もかも忘れて了ふ困つた男で......ま 世界が転覆したとても 酒さへあれば守宮別は 誠に天下は太平だ 飲めよ騒げよ一寸......ヤラヤツト ヲヲヽヽヲツヲお帰りなさつた守宮別 大切にせないと冥加が悪い アヽ燗酒ぢ......て了つた。 寅子、お花の両人は一生懸命に守宮別を別室に担ぎ込み、足を撫でたり、団扇で煽... | 2 |
3 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第4篇 遠近不二 | 第21章 遍路〔1650〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 8 件/守宮別=8 | ...があれ丈矢釜しくお止めなさるのも聞かず、守宮別さまと年が年中そこら中を飛び廻つて居られ......もちつと日の出神の教を聞いたらどうです。守宮別さまも来て居られますよ』 お寅は慌てお花......『これお花さま、何呆けた事を云ふのだい。守宮別さまはまだお出にならぬぢやないか。大方夢......ぢやないか。大方夢でも見たのでせう。夢の守宮別と云ふからなア』『ソンナラ矢張夢にして置......竹さま、それはなりませぬぞや。水晶身魂の守宮別さまにその様な物質的のパンフレツトの話し......ンフレツトの話しをして貰つて堪りますか。守宮別さまはパンよりもお酒が好きなのですよ。お......』と、豆絞の手拭で涙をふく。 かかる所へ守宮別は酔ひがさめ「アヽヽヽヽ」と大きな欠伸を......たる。竹彦は飛びつくやうな声で、『よう、守宮別さまか、ヤア都合のよい所でお目にかかつた... | 3 |
4 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第4篇 遠近不二 | 第22章 妖行〔1651〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 14 件/守宮別=14 | ... 守宮別は、竹彦の顔を見て嬉しさうに、『ヤア竹彦......せわしく、『これ竹さま、横田はりもの奴、守宮別さまを喰へて往のうと思つても、いつかない......は精出して勝手にパンなと売りなさい。これ守宮別さま、取違してはいけませぬよ。悪神が、お......惟神に移つて往くのが天地の教ぢやないか。守宮別の自由意志迄束縛して貰つちや困りますよ』......束縛して貰つちや困りますよ』『お寅さまも守宮別さまがをられなくなつたので、些とは我が折......魔になるからトツトと去んで下さい』『私は守宮別さまに用があつて来たのだ。上海から手紙を......かと待つて居たのだ。構うて下さるな。私は守宮別さまに会ひさへすればよいのだ』『これ......守宮別さま、お前さまは横田はり者の竹公の所へ行... | 4 |
5 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第5篇 山河異涯 | 第23章 暗着〔1652〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 12 件/守宮別=12 | ...る奴は、何処の四つ足人種だらうかなア』 守宮別は迷惑顔にて、『コレコレお寅さま、さう大......建築工事でも見せて貰ひませうかい』『コレ守宮別さま、そんな気楽なことをいつてる時だあり......ル博士が、ステツキをつき乍らやつて来た。守宮別は得意の英語で何だかペラペラと話しかけた......ラペラと話しかけた。博士も極めて愉快気に守宮別と握手し乍ら半時ばかり話してゐた。其要点......し乍ら半時ばかり話してゐた。其要点は……守宮別が日の出島から救世主日の出神を送つて来た......吹出してニタツと笑ひ袂を別つたのである。守宮別は此博士に認められなければ日の出神もダメ......たのを幸ひ、又もや喋り出したり。『コレ、守宮別さま、チーチク、パーパーと雀のよなことを......十八文字も可い加減なものですな』『コレ、守宮別さま、二人の分らずやに、今の博士のことを... | 5 |
6 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第5篇 山河異涯 | 第24章 妖蝕〔1653〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 7 件/守宮別=7 | ...けたたましく配達して来た新聞を一枚買つて守宮別は読んで見た。『ヤアお寅さま、えらい事が......かかる処へボーイが西洋料理を持つて来た。守宮別はボーイに「ビールを一打ばかり持つて来い......皿やコツプや、ビールを先繰り持つて来る。守宮別は目を細うし乍ら、涎をくつてビールの喇叭......にはこんなものは喰はれませぬわい。コレ、守宮別さま、もつと清潔な食物を次から持つて来る......サ、小荷物をここに預けて出掛ませう。これ守宮別さま、いい加減に飲んでおきなさい。また酔......ひにかかつたら、チツとも離れはせぬわ』 守宮別はお寅の言葉を耳にもかけず、グイグイと喇......つて来た。『お客さま、何ぞ御用ですか』 守宮別は英語で、『ビール、もう一打もつて来い、... | 6 |
7 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第5篇 山河異涯 | 第25章 地図面〔1654〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 8 件/守宮別=8 | ... 守宮別は酔がまはるにつれて一人ようがつて何もか......事は大変なお気障りですよ』『だと云つて、守宮別の酔が覚めるのをまつて居れば何時になるか......出した。お寅はいろいろとすかしなだめつ、守宮別の手を引張つて町外れのアメリカンコロニー......多の老若男女は怪訝な顔して見つめてゐる。守宮別は、『エー御免なさい。拙者は日出島から救......名誉に関する事をしてるかも知れない。コレ守宮別さま、お前さま、どう思ひますか』『どうも......生宮が踏み込んで家探しを致しますぞや』 守宮別はヒヨロヒヨロし乍ら、『もうお寅さま、去......来る奴がありませうか。私には済みませぬが守宮別……オツトドツコイ虎島久之助と云ふ大将軍......吹き出し、『アハヽヽヽヽイヒヽヽヽヽ』 守宮別も又、『ウツフヽヽヽヽエヘヽヽヽヽ』 マ... | 7 |
8 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第5篇 山河異涯 | 第26章 置去〔1655〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 12 件/守宮別=12 | ... 守宮別一行は、路地や町はづれの野路を辿りながら......。本当はヨロダン河と云ふのだよ。かうして守宮別がよろよろと歩いて、ダンダンとバハイ教の......まと曲彦さまが十分奮闘するのだな』『これ守宮別さま、お寅婆アさまなどと云ふて貰ふまい。......んで居る。これは有名のサロメ姫であつた。守宮別、曲彦両人は艶麗な女の姿を見て目を細うし......に定つて居ますよ。それよりも早く帰つて、守宮別はビールでもやらねば体がもてませぬわい』......晩餐でも食べてゆつくり相談しませう。コレ守宮別さま、ビールを飲むなとは云はないが、せめ......れると貧弱の私の懐が乾いて了ひますよ』 守宮別は手を打つてボーイを呼んだ。ボーイはハイ......下に降り行く。後にお寅は面膨らし、『これ守宮別さま、余りぢやないか。私に恥を掻かすのか... | 8 |
9 | 霊界物語 第64巻上 山河草木 卯の巻上 | 第5篇 山河異涯 | 第27章 再転〔1656〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/守宮別=6 | ...た。然るに二三日以前の夕方、日の出島より守宮別と云ふ男が三人の男女を従へ参りまして、日......魔を致しました次第で厶います』『ハテナ、守宮別と云ふ男が来て居ましたか、ソリヤ大方お寅......、ミロクの再生は此の婆アさまだと言つて、守宮別さまが固く固く主張して居りました。余程あ......ヤ、そこに居る毛唐さまは此の間橄欖山上で守宮別とチーチーパーパー云ふて居た博士だ厶いま......した如く見せかけてゐた。其翌日の日の暮頃守宮別は二百五十円の金を懐にねぢ込んで茲へ訪ね......りませぬがお這入りなさいませ』『あの声は守宮別さまぢやないか、サアサア早うお這入りなさ... | 9 |
10 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 前付 | 総説 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 2 件/守宮別=2 | ...編でありまして、ウラナイ教の神柱、お寅、守宮別、お花のローマンスや、ブラバーサの聖地に......レのヘグレ武者の妄動振り、お花の意気地、守宮別の奇妙な蠢動する光景などは如実に描き出さ... | 10 |
11 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第1篇 復活転活 | 第1章 復活祭〔1807〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/守宮別=4 | ...、卓にもたれて、しやがんで了つた。そこへ守宮別はお寅の演説を補はむと、ヅブ六に酔ひ乍ら......にお寅は喉の調子が直つたとみえ頭を擡げ、守宮別の側にゐるのを見て、百万の味方を得た如き......味方を得た如き気分になり、『皆さま此方は守宮別といひまして、日の出の島切つての聖人で厶......り、トンクはお寅をかたげ、テク、ツーロは守宮別をかたげて、ヨイシヨヨイシヨと囃し立て乍... | 11 |
12 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第1篇 復活転活 | 第2章 逆襲〔1808〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/守宮別=4 | ...に済んだが、同じ日出島から出て来たお寅や守宮別が、乱暴極まるアラブに掻攫はれ行衛不明と......から、イヤモウ、その凄い腕前には、いかな守宮別さまだつて舌をまいてゐられますわい。オホ......も沢山あるぢやありませぬか。それに何ぞや守宮別さまとエルサレム三界迄手に手をとつてお越......人はそれだから困ると云ふのだ。お寅さまと守宮別さまは切るに切られぬ神界の御因縁があつて... | 12 |
13 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第1篇 復活転活 | 第3章 草居谷底〔1809〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 10 件/守宮別=10 | ...ち運び、手荒く二人を土の上に投げつけた。守宮別はこの間に殆ど酔も醒め、丸い目をギヨロづ......何者に頼まれたかその訳を聞かう。これこれ守宮別さま確りせぬかいなア。何の為めの強力だい......トンクを呼び生けようとする。其隙を考へて守宮別はテクの足をグイと引張り俯向にドンと倒す......やばたりと其処に倒れて仕舞つた。『サア、守宮別さま、其処の藤蔓をもつて動かないやうに、......の神の生宮だけあつて偉いものだらう。これ守宮別さま、日の出の神の生宮には感心したらうな......つた所で仕方がありませぬから』『これこれ守宮別さま、何んぢやいな、気楽さうに煙草ばかり......円宛をそつと懐中に入れ、どうかお寅さまと守宮別さまを担いで此場を逃げて呉れ。さうせぬと......お呉れ。これも時の災難だからな。これこれ守宮別さま、話が分つた以上は、テク、ツーロの縛... | 13 |
14 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第1篇 復活転活 | 第4章 誤霊城〔1810〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 3 件/守宮別=3 | ...ず、未だに一人の信徒も出来ぬ矢先、お寅、守宮別の在所が分らなくなつたので、太い吐息を洩......れば可いのに、フンゾ喰ひの、ドブ酒飲みの守宮別を連れて、アトラスの様な面をして、徳利を......目にかかりませう、お寅婆アさま左様なら、守宮別と精々意茶つきなさい。私は私の考へを以て... | 14 |
15 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第1篇 復活転活 | 第5章 横恋慕〔1811〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 15 件/守宮別=15 | ...小路をかけ廻ることとなつた。後にはお花、守宮別の両人が丸い卓を囲んで籐椅子に尻をかけ乍......、ヤヽ縛し無言の儘、顔を見合して居た。 守宮別は大欠伸をし乍ら、『お花さま』と云ふ。『......ンと云へば大抵きまつてるでせう』『いつも守宮別さまが、アーアンと云つて空むいて欠伸をさ......、ソンナ白々しい事が、仰有られますわい。守宮別さまも余程の苦労人だな。○○の道にかけて......てゐても第一、膚が違ひますからな』『これ守宮別さま、そんな冗談を云はれますと、お寅さま......サレム署へ訴へてやりますからね』『本当に守宮別さま、いやになつたのですか、嘘でせう』『......て置きましたから旅費には困りますまい』 守宮別は、お花が一万両持つてゐるのを聞いて、猫......あつたか知れませぬわい』『ホヽヽヽ、あの守宮別さまのお上手なこと、流石の女殺、うまい事... | 15 |
16 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第2篇 鬼薊の花 | 第6章 金酒結婚〔1812〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 14 件/守宮別=14 | ... 守宮別はお花と共に、お寅の霊城を逃げ出し七八町......去つた。お花の顔には暗雲が漂ふた。『これ守宮別さま、一本だけ呑んで此処を立ち去りませう......用が厶いましたら何卒手を拍つて下さい』 守宮別はこの女の何処とも無しに色白く、目許涼し......花、何条見逃すべき、女の立ち去るを待つて守宮別の胸倉をグツと取り、三つ四つ揺すり、『こ......なら約束をせなかつたら宜かつたになア』 守宮別は自暴自棄糞になり一万両の金を放る積りで......る以上は取り消し度いと云ふお考へでせう。守宮別もお花さまに海洋万里の空で見棄てられ愛憎......遠慮は要りませぬからなア』『これ気の早い守宮別さま、誰が縁を切ると云ひましたか、今とな......さるでせうなあ、本当に憎い程可愛いわ』と守宮別の肩にぶら下る。『これや無茶をすな、お酒... | 16 |
17 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第2篇 鬼薊の花 | 第7章 虎角〔1813〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 18 件/守宮別=18 | ... 守宮別お花の二人は奥の一間で、酒汲みかはし乍ら......に直接の関係はありますまいが、ここに厶る守宮別さまには深い深い関係があるのです。……こ......い深い関係があるのです。……これはこれは守宮別様、大変お楽みの所を、不粋な黒ん坊が二人......ますよ』『何、口薬が欲しいと云ふのかい、守宮別さまの暗い影でも掴んだといふのかい』『ハ......な、安いものでせう』 お花は之を聞いて、守宮別がお寅以外に女でも拵へて居るのではあるま......なア。……と稍嫉妬心が起り出し、『これ、守宮別さま、お前さまは又しても又しても箸まめな......、トンクさま、遠慮はいりませぬ、とつとと守宮別さまのローマンスをスツパリと、此場でさら......して貰ふと困るからな』『ハイ宜しあす、此守宮別さまは、お寅さまと何時も師匠と弟子のやう... | 17 |
18 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第2篇 鬼薊の花 | 第8章 擬侠心〔1814〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 5 件/守宮別=5 | ...せ善後策について協議をやつてゐる。そこへ守宮別、お花の両人がホロ酔機嫌で現はれ来たり、......ッキー『イヤ、お前さまが噂に高い日出島の守宮別さまだな、そして、そこにゐるのは有名なお......者が代人となり括られませう』お花『これ、守宮別さま、何と云ふ事を、お前さまは仰有るのだ......』お花『それも、さうで厶いませうが、これ守宮別さま、お前さまが、そんな処へ行つた後は、......とき凱歌をあげ何処ともなく消えて了つた。守宮別お花は得意になり、鼻歌を歌ひ乍ら橄欖山上... | 18 |
19 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第2篇 鬼薊の花 | 第9章 狂怪戦〔1815〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/守宮別=6 | ...万里の此国で 何とも思ふて居なかつた 守宮別さまが恋しうなり 足許さへも見えぬ迄 ...... 御霊幸倍ましませよ。ホヽヽヽヽヽ、これ守宮別の旦那さま、私の思ひを汲み取つて下さつた......傍にごろついて居たものだから、日の出島の守宮別と云ふ男は義侠心に富んだ男だ、彼れこそ真......まア人は見かけによらぬものだ事、夢か現の守宮別さまと播陽さまでさへ云つて居られた位だか......ヽヽヽ。油断も隙もならない主人だわ。一つ守宮別さま、否旦那さま貴方の得意な鈴虫のやうな......方ですな』と早や悋気の角を生して居る。 守宮別は小声で、『あゝ女子と小人は養ひ難しとは... | 19 |
20 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第2篇 鬼薊の花 | 第10章 拘淫〔1816〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 13 件/守宮別=13 | ...に声を揃へてゲラゲラと笑つてゐる。そこへ守宮別、お花の両人は何だか意茶つき乍ら坂路を上......からやつて来たといふ、フンゾ喰ひの泥酔の守宮別といふ奴だ。そしてあの婆は石灰ガマの鼬の......だ、一つ相手になつてみよう』と云ひ乍ら、守宮別の前にツカツカと進み寄り、『エ、一寸物を......ね申ますが、日出島からお越になつてゐる、守宮別さまといふ立派な宣伝使様は貴方ぢや厶いま......使様は貴方ぢや厶いませぬか』『ウン、俺は守宮別だ。何ぞ用かな』『ハイ、別に用といふては......ヨシ来た。之からが俺の本舞台だ。モシモシ守宮別さま、此御婦人はお寅さまでせうね。最前も......物がないワイ』『ホヽヽヽ、もしもし皆様、守宮別さまの命は皆このお花が頂戴したのですよ』......がソンナ事を聞いてゐるかい。サ、汝の命と守宮別の命と、二つ乍ら一緒に貰はう、サ覚悟せい... | 20 |
21 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第3篇 開花落花 | 第11章 狂擬怪〔1817〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 12 件/守宮別=12 | ... 守宮別、お花の両人は漸くにして橄欖山上に登り、......方へ向つてボツボツ歩み出す紳士があつた。守宮別は一目見るより、『ヤア、お花、あれが有名......木蔭に佇み、のび上り乍ら様子を見てゐる。守宮別はタゴールの後から坂を下つて行く。二人の......ハイ、私は日出島から宗教視察に参りました守宮別と云ふ海軍軍人で厶います。シオン大学も仲......めのお花は実否を探らむものと差足、抜足、守宮別とタゴールの問答を聞かむものとやつて来た......耳に入れ、やつと安心しホクホクしてゐる。守宮別は、『サア、之から、うまくお花をちよろま......の木の茂みからお花がニユツと顔を出した。守宮別は……サア失敗た……、とサツと顔色が変つ......『ハイ、全部は聞きませなかつたが、流石は守宮別さま、偉いお腕前、お花も感心致しました、... | 21 |
22 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第3篇 開花落花 | 第12章 開狂式〔1818〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/守宮別=6 | ... 守宮別、お花、ヤクの三人は、僧院ホテルの立派な......づ祭典も無事に済み、直会の酒宴に移つた。守宮別は新宗教創立を祝する為め、酒に酔つ払つた......君があればこそ ヤクの奴が居ればこそ 守宮別の太柱 添ふて居りやこそ今日のよな 誠......これも全く神さまの 水も漏さぬ御仕組 守宮別も二三十年 若返りたる心地する あゝ有......、遉はヤクさまは目が高いわい。それでこそ守宮別さまの添へ柱、確り頼みますぞや』 直会の......、新宗教独立の運動をして来ると云ひ残し、守宮別は漂然としてホテルを立ち出で、タゴールの... | 22 |
23 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第3篇 開花落花 | 第13章 漆別〔1819〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 9 件/守宮別=9 | ...者の入込まない様と、警戒網を張つてゐる。守宮別は新調の洋服を着け乍ら、駅の棟が仄かに見......待つて下さい。身体検査を致しますから』 守宮別は警官よりも何よりも恐ろしいのは、疑深い......て、首尾よく取つ捉まれたるなりき。『私は守宮別です。警官に調べられる理由はありませぬ。......署へ持帰り署長の前で中を検める事とした。守宮別は確にポケツトの中に蟇口と共に三千円入つ......て見ておいた、色白の十七八の美人である。守宮別は俄に口のはたの泡を拭いたり目ヤニを取つ......と酒汲み交はし、下らぬ話に時を費したり。守宮別も綾子も無敵の上戸連で瞬く間に七八十本の......、お膳を据ゑるといふ、したたか者である。守宮別は益々笑壺に入り、『アヽア、一万円の金が......へても、お寅さまと一緒に歩いて居られた、守宮別さまのやうに思へて仕方がありませぬワ』『... | 23 |
24 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第3篇 開花落花 | 第14章 花曇〔1820〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 15 件/守宮別=15 | ... お花はヤクと共に、次の間に端坐し乍ら、守宮別の帰館を、今やおそしと待ち構へ居たり。『......イの案内につれてエルサレム署の警官が、『守宮別さまは居られますか』と尋ね来たりぬ。お花......ね来たりぬ。お花は警官の姿を見て、『ハハ守宮別の運動によつて教会の独立が許可になるのだ......娘に間違ひありませぬぞや。これ、ヤク殿、守宮別が不在だによつて、そなた代つて、警官殿の......は、一昨日の夕方、停車場街道で此方の主人守宮別殿に出会ひ、挙動不審と認めて、警戒の巡査......見ると、僧院ホテル第一号、二号、三号室、守宮別と書いた名刺が這入つてゐましたので、篤と......警官さま、よう、マアおいで下さいました。守宮別さまとした事が、大枚三千円の金を落し、言......はヤクをつかまへて積んだり、くづしたり、守宮別の身の上を案じてゐると、そこへ守宮別はブ... | 24 |
25 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第3篇 開花落花 | 第15章 騒淫ホテル〔1821〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 14 件/守宮別=14 | ... 守宮別はお花の形勢如何と、息を殺して考へて居た...... ヤクは……ウツカリ吾子の事を喋り、若し守宮別との関係があらうものなら、板挟みになつて......よ。サアサアほんとに云つて下さい。決して守宮別さまに不足は云はない、お前の迷惑になるや......い、お前の迷惑になるやうな事はせぬから。守宮別さまのひいきばかりせずに、お花のひいきも......く事実を云つて下さいな。グヅグヅしとると守宮別さまが起きて来るぢやないか』『ハイ、それ......は安いものだよ。サアこれから三百円がとこ守宮別をとつ締めてやらねばなるまい』と云ひ乍ら......ばなるまい』と云ひ乍ら他愛もなく寝て居る守宮別のポケットに手を入れて探つて見ると小さい......い。もう何時だと思ふていらつしやるの』 守宮別は綾子の艶しい声が耳に入つたと見えてムク... | 25 |
26 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第16章 誤辛折〔1822〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 6 件/守宮別=6 | ...耽つて居る。『コレ、トンクさま、一体あの守宮別さまとあやめのお花は、どこへ行つたのか、......きませぬがな。併し噂に聞けば、お花さまは守宮別さまと、夫婦約束をしられたとかいふ話です......貴方が、何でせう。二人よつて、何でせう。守宮別とお花さまと手を曳いてやつて来る所を、ペ......なつて了やしまいかな』『サ、さうだから、守宮別、お花の事はいふないふなと俺が注意するの......厶います。実の所は、お寅さまと、お花さま守宮別さまが大喧嘩をせられまして、終局の果にや......まが大喧嘩をせられまして、終局の果にや、守宮別さまはお花さまと一緒に結婚とか何とか云つ... | 26 |
27 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第17章 茶粕〔1823〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 2 件/守宮別=2 | ...聞かぬのつて、大変な事が起つて居ります。守宮別の大広木さまはお花さまと結婚式を挙げ、新......と、本当に末頼もしい。ドーレ、それでは、守宮別さまの御見舞に行かねばなるまい。所在が分... | 27 |
28 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第18章 誠と偽〔1824〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 20 件/守宮別=20 | ... 僧院ホテルの第二号室には、守宮別と綾子の二人が、喋々喃々と何事かしきりに......ですわ。貴方は本当に罪な方ですね。本当は守宮別さまで在り乍ら、私に漆別だなぞと、よう胡......となつて忠実に勤めさせて頂きますから』 守宮別は綾子の言葉の意外なるに驚歎しまじまじと......致しましたが、どうか暫くでよろしいから、守宮別様に御面会が願ひとう厶います』と三号室に......』と三号室に立ちはだかつて呶鳴つて居る。守宮別は此声を聞いて肝を潰し、夜具を頭から引つ......綾子と云ふ芸者で厶います。ふとした事から守宮別さまの御贔屓に預かり、お世話になつて居り......。見れば見る程お綺麗なお子ですこと。成程守宮別さまが首つ丈はまつて、呆けられるのも無理......死力を尽して、あの悪魔を排除して下さい。守宮別さまの御身の為だからなア』『お寅さま、承... | 28 |
29 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第19章 笑拙種〔1825〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 9 件/守宮別=9 | ...『大いに厶いますよ。日出島から来てゐる、守宮別さまとの関係に付いて面白いローマンスがあ......に付いて面白いローマンスがあるさうです。守宮別といふ男、女にかけたら仕方のない人物で、......、何卒々々三人の女が心の底から解合うて、守宮別さまを保護致しますやう、さうして妾はどこ......を保護致しますやう、さうして妾はどこ迄も守宮別に見捨てられぬやう願ひます。そして父のヤ......の様な目にお会ひになつたので厶います。又守宮別さまの心を迷はしたのも妾の罪で厶います。......うと思つて……図太い女だ。さ、どうぢや、守宮別を思ひ切るか、返答を致せ』 綾子はビツク......やる。お前の手で判然りと書け。立派に……守宮別さまとは関係致しませぬ……といふ事を書き......身で居乍ら呆けてゐるのだないか。此お花が守宮別を夫に持つたつて、何がそれ程不思議なのだ... | 29 |
30 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第20章 猫鞍干〔1826〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 3 件/守宮別=3 | ... お寅は守宮別、トンク、テク、ツーロと共に自動車に乗り......担うて現はれ来た者は 日出神の生宮と 守宮別より外にない あゝ惟神々々 御霊の恩頼......叉の如き勢で、あやめのお花が走つて来る。守宮別は自動車をヒラリと飛びおり、お花の後を逐... | 30 |
31 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第21章 不意の官命〔1827〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 12 件/守宮別=12 | ...生物と云つては、来たものは厶いませぬ』『守宮別さまは、どこへ行つたのだい』 『ヘー』と......段をトントンと響かせ乍ら、帰つて来たのは守宮別である。お花は一目見るより武者振りつきグ......歌の文句は覚えてゐるよ』『何分記憶のよい守宮別さまだから、覚えてゐらつしやるのでせう。......目の宣伝歌を謡つて見せる。『打てよ懲せよ守宮別を、 打てよ懲せよ、あやめのお花 彼奴......ますね、サアその次を聞かして下さいな』『守宮別の大広木 偽乙姫のお花奴が 大きな山子......いか』『お寅が撒いたのぢやありませぬよ。守宮別と云ふガラクタが撒いたのですよ。サアこれ......、その積りで居つて下さい、ホヽヽヽヽ』 守宮別は言句も出ず、当惑してゐると、そこへ自動......師の看護によつて忽ち全快し、又もやお花が守宮別を捉へて、脂下つてゐないかと、取る物もと... | 31 |
32 | 霊界物語 第64巻下 山河草木 卯の巻下 | 第4篇 清風一過 | 第22章 帰国と鬼哭〔1828〕 | 出口王仁三郎 | 1925刊 | DB・ RMN |
全 4 件/守宮別=4 | ...笑ひを買つたのみが収穫であつた。加ふるに守宮別、お寅、お花との三角関係が祟つて、遂には......きます。本国へお帰りになり、お寅さまや、守宮別さまや、魔我彦さまやお花さまなどが私と貴......が、駅前の有明家の綾子と云ふ芸者は、一旦守宮別と妙な関係が結ばれたと云ふ事で厶います。......と妙な関係が結ばれたと云ふ事で厶います。守宮別が帰国の事となれば、嘸悲観の淵に沈み、女... | 32 |