番号 | 文献名1 | 文献名2 | 文献名3 | 著者 | 発表年 | 詳細 | 本文内のヒット件数 | プレビュー(最大 8 件まで表示) | 番号 |
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1 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第1章 常世城門〔431〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 8 件/蟹彦=8 | ...門を開けよ』 折から荒ぶ木枯の風。門番の蟹彦、赤熊の両人は、『ハイ』と答へて表門をサ......に煽られて、馬上裕に門番を睥睨し、『ヤア蟹彦、赤熊の両人、一時も早く常世神王に、吾等......柄を奏聞せよ』と云ひ捨て中門に進み入る。蟹彦はその名の如く横歩きをしながら大股に中門......何を愚図々々、横さの道を歩むに妙を得たる蟹彦の門番、何彼につけて邪魔をひろぐか、平家......この中門を開くこと罷りならぬ』と渋々顔。蟹彦はその間に松代姫の輿を一寸覗いて、大地に......に、こんな女神があらうとは、思ひがけない蟹彦の、泡吹き廻つてヘタばつた。ヤイヤイ、赤......ア、まア、まア……』 剛直律儀の赤熊は、蟹彦のこの体を見て苦笑ひ、『常世城の鉄門を守......つて怒るものぢやない。この蟹面の六かしき蟹彦の顔の紐でもサラリと解いた天女の姿、堅い... | 1 |
2 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第2章 天地暗澹〔432〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 4 件/蟹彦=4 | ...小舟、取り着く島もなき顔の、横さの道行く蟹彦は、拍子抜かして泡を吹き、『ヤアヤア、も......、俺も身体を傾けたワイ』赤熊『オイオイ、蟹彦の奴、みつともないぞ。女に心を蕩かす奴が......ら縛り、面白くもない生活を送るより、この蟹彦のやうに天真爛漫、少しの飾りもなく淡泊に......に散らさむばかりの光景とはなりぬ。赤熊、蟹彦は耳を抑へ目を閉ぢ、大地に平蜘蛛か蟹のや... | 2 |
3 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第4章 鬼鼻団子〔434〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 12 件/蟹彦=12 | ...立つる遠山別の抗弁いと怪し。この時門番の蟹彦は、畏る畏る此の場に現はれ、『鷹取別の司......と倶に寝殿指して悠々と進み入る。鷹取別は蟹彦に向ひ、『汝は別殿に於て、美山別、国玉姫......て謝罪ります。何卒カニして下さいませ』と蟹彦は馬鹿口を叩きながら、この場を立出で独言......斯かる処へ現はれ出でたる固虎は、『オイ、蟹彦、今貴様は何を言つて居つたか、天に口あり......様に言ふなら言つてもいい。その代りにこの蟹彦も堪忍ならぬ。貴様は最前、中門の傍で、三......だと言つてゐたであらうがな。チヤンとこの蟹彦が聞いてゐるのだ』『オイ、もうこんな事は......肩肘怒らし、横に歩いて別殿に進み入つた。蟹彦、固虎の両人は恐る恐る別殿に進み入り、右......手を振り、怪しき歩み恰好の可笑しさ。殊に蟹彦は腰を曲げ、尻を一歩々々、プリンプリンと... | 3 |
4 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第5章 狐々怪々〔435〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 4 件/蟹彦=4 | ...、門番、中依別なるぞ。速かにこの門開け』蟹彦『ヤ、ナンヂヤ、又妙な奴がやつて来たので......た。 中依別は馬に跨りながら、『アイヤ、蟹彦、夜中に開門大儀であつた。この駕籠が通つ......かけた。ゆつくり廐へ行つて休んでくれ』 蟹彦は腰から上の横に曲つた、細長き身体を揺り......ハヽヽヽヽヽヽ』 かかる折しも、横歩きの蟹彦は、庭先の樹間潜つてこの場に現はれ、『御... | 4 |
5 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第6章 額の裏〔436〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 11 件/蟹彦=11 | ...、カヽヽヽ神も堪へ袋が切れるぞよ。固虎や蟹彦の不具人足の構へて居る常世城の表門、体主......後は気を附けたが宜からう。ウー』 固虎、蟹彦は広き庭前に蛙突這となつて、蛙に煙草の汁......やうか。ウヽヽ迂濶々々して居ると、カヽヽ蟹彦よ、キヽヽ狂者になるぞよ』......蟹彦『何だ、貴様は化物の真似をしよつて、クヽ......』 照山彦は大声にて、『馬鹿ツ』 固虎、蟹彦、両手を拡げ立上り、『アー』固虎『オイ蟹......』固虎『オイ蟹公、貴様は何を言うたのだ』蟹彦『固公、貴様は何言うたのだい。俺は何も言......同は立ち上り、何事ならむと聞耳立つるを、蟹彦は矢庭に横しなげになりて、表門に駆け付く......ひ帰つた手柄者、一時も早く此門を開けよ』蟹彦『何と合点のゆかぬ事だワイ。現に今夜出立... | 5 |
6 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第7章 思はぬ光栄〔437〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 15 件/蟹彦=15 | ...山別 立帰つたるその後に 中依別は門番の蟹彦、赤熊を庭前に呼出し、『ヤア、......蟹彦、赤熊、その方は門番として今日の不体裁、......監督の任に当らるる貴下中依別にあらずや。蟹彦、赤熊が如き門番に当り散らさるるは、吾々......良心あらば責任をもつて自ら退職せられよ』蟹彦『イヤア、偉いえらい、流石は竹山彦の御大......水上に立ち、人を治むる寛仁大度の御仁徳、蟹彦実に恐れ入る。ヤアヤア中依別、良心あらば......責任を以て退職せられよ』竹山彦『コラコラ蟹彦、門番の分際として声名高き中依別の上役に......き中依別の上役に向つて無礼であろうぞよ』蟹彦『これはこれは竹山彦の御大将様、中依別は......傲慢不遜なる中依別が退職となりしは、この蟹彦一人ではござらぬ、城内一同の下役共は一人... | 6 |
7 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第8章 善悪不可解〔438〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 9 件/蟹彦=9 | ...、門番早く此門開放せよ』と呼ばはりゐる。蟹彦『エー、矢釜しいワイ。奥から一寸来て呉れ......只今より中依別と申すお歴々の役人様、ヤア蟹彦、その方に門番を申し付くる』『何を吐しよ......ヒホ、ハカフマヂヤナイカ、ハガレオロー』蟹彦『ヤアヤア、中依別が申付くる。鼻ベチヤの......番に昇級させる。有難く思へ』照山彦『オイ蟹彦、赤熊、その方は気が違うたのか。血迷うた......は気が違うたのか。血迷うたか。確り致せ』蟹彦『ワツハツハヽヽヽ、血迷ひもせぬ。呆けも......しき功名手柄を顕はして帰城致せしものぞ』蟹彦『ヤア、遠山別か、大儀』『何ぢや、その方......ヤア、遠山別か、大儀』『何ぢや、その方は蟹彦、門番の身として、畏くも奥殿に入り居るさ......るばかりなりけりだ』赤熊『また、照彦か』蟹彦『照るの照らぬのと、イヤもう偉い照りで御... | 7 |
8 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第13章 蟹の将軍〔443〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 5 件/蟹彦=5 | ...向はしめ、城門に入らむとする時、ピタリと蟹彦に出会せり。......蟹彦『オー固虎、数多の軍勢を引率れて、『目』......には深い仔細がある。その秘密の鍵を握つた蟹彦は、常世神王の内々の頼みに依つて、今まで......蟹のやうな泡を飛ばして進み行く。 固虎は蟹彦の偽らざる此の物語を聴いて胸を躍らせなが......る森林の中に両人は姿を隠し時を待ちゐる。蟹彦の竹島彦が一隊を引率し、威風凛々として四... | 8 |
9 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第18章 常世馬場〔448〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 4 件/蟹彦=4 | ...、怪体な事があつたものだ。横歩きの上手な蟹彦奴が、豪さうに竹島彦と名乗つて、沢山の軍......が諾と云つたら最後、あの横歩きの糞垂腰の蟹彦でも上役になつたぢやないか。どうだ分つた......イオイ、さう心易く開いちや価値がないぞ。蟹彦のやうに出世をしようと思へば、力一ぱい、......入つて来ただろう。その時の騒動のお蔭で、蟹彦の奴、今は立派な三軍の将となりよつたのだ... | 9 |
10 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第1篇 千軍万馬 | 第19章 替玉〔449〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/蟹彦=1 | ...が生えて王さまの頭へとまつたと云はうか、蟹彦が将軍になつたやうなものだ。矢張り常世城... | 10 |