番号 | 文献名1 | 文献名2 | 文献名3 | 著者 | 発表年 | 詳細 | 本文内のヒット件数 | プレビュー(最大 8 件まで表示) | 番号 |
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1 | 霊界物語 第7巻 霊主体従 午の巻 | 第4篇 鬼門より竜宮へ | 第20章 副守飛出〔320〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/時公=1 | ...、悄然として恐る恐る追従する。芳彦『オイ時公、貴様あまり頑張るものだから、たうとうこ... | 1 |
2 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第3篇 邪神征服 | 第33章 鰤公〔463〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 3 件/時公=3 | ...公声を張上げ、『ヤア、さう言ふ声は門番の時公ではないか。俺は三年前に宇智川の向岸に渡......も知らぬが、酋長の家の一大事とは何だい』時公『何だも糞もあつたものか、蛇掴の曲神さま......』『マア何は兎もあれ、開けて見ようか』と時公はやや不安にかられながら、白木の門をガラ... | 2 |
3 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第3篇 邪神征服 | 第34章 唐櫃〔464〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 4 件/時公=4 | ...入り来る、心も堅き石凝姥の宣伝使は、門番時公の案内につれ、五人の土人と共に、玄関先に......と共に、玄関先に立ち現はれたるを見るや、時公は慌しく奥の間に駆入り、『申し上げます、......は、村人の口々に囁く声悲しげに聞え居る。時公は、『モシモシ、三五教の宣伝使が見えまし......く閉ぢて一歩も入れる事は罷りならぬぞ』 時公は、『ハイ』と云つたきり、頭をがしがし掻... | 3 |
4 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第3篇 邪神征服 | 第35章 アルタイ窟〔465〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 19 件/時公=19 | ...、梅ケ香姫を唐櫃の中に納めて、石凝姥神と時公の門番は唐櫃を舁ぎ、数百人の老若男女に送......つ輾びつ闇の山路を下り行く。 石凝姥神、時公の二人は、間近の茂みの中に身を横たへて、......石凝姥神はこの態を見て腕を組み、『オイ、時公、今の火を見たか、随分立派なものだのう。......ば、コンナ立派な火を見る事は出来ないぞ』時公『ハイ、ドウも恐ろしい事で御座いました。......こに隠れて居れ』と云つて立上らむとするを時公は、『モシモシ、私も一緒に連れて行つて下......矢庭に声する方に向つて迫り来る其権幕に、時公はキヤツと叫びてその場に倒れ伏す。『ホー......躓きバタリとその場に倒れたるが、あたかも時公の倒れたる一尺ばかり傍なりしかば、......時公は又もやキヤツと声立て、『ヘヽ蛇掴様、ワ... | 4 |
5 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第3篇 邪神征服 | 第36章 意想外〔466〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 20 件/時公=20 | ...去りし 後に二人の宣伝使 胸ドキドキと時公の 供を引連れ帰り来る 鉄谷村の鉄彦が......れば 今の今まで悄気返り 弱り入つたる時公は 肩を怒らし肘を張り 俺の武勇は此通......腕前をよつく見よ 御代は安らか平かに 時公さまが治め行く 「ドツコイシヨウノドツコ......天地の神様に通じたので御座いませう。オー時公、お前は何だか偉う元気張つて唄つて居たな......つて居たなア。早く様子を聴かして呉れよ』時公『只今の......時公は、昨日迄の......時公とは、ヘン一寸違ひますよ。其積りで聴いて......の川流れ、頭が上らぬといふ理屈はない。此時公の手柄話、よつく承はりなさい……オイオイ... | 5 |
6 | 霊界物語 第10巻 霊主体従 酉の巻 | 第3篇 邪神征服 | 第37章 祝宴〔467〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 18 件/時公=18 | ...山現はれ来り、其中より四五の若者は門番の時公を取り巻き、甲『オイ......時公、貴様は随分えらい勢で帰つて来て、途法途......ぢやないか。何でソンナ空威張をするのだ』時公『吠面かわくつて当然だ。ところで吠えぬ犬......やないか。法螺を吹くのも吠面かわくのも、時公にとつての愛嬌だよ』『また洒落よるナ。貴......を表してツハモノと言ふのか。イザこれより時公がアルタイ山の曲神退治の梗概を物語るから......に進み行く者は、虎狼か山犬か、但しは熊か時公さまか……』甲『オイオイ、初めから吹くな......び散るばかりの凄じさ。それを物とも致さず時公さまは、三五教の宣伝使石凝姥を従へて、梅......逃げ去つたり、と思つたのは彼が計略、忽ち時公さまの身体に神憑りいたし「ヤア、吾こそは... | 6 |
7 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第1篇 長駆進撃 | 第1章 クス野ケ原〔468〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 15 件/時公=15 | ...小相撲の一つもとつた近所界隈に名の通つた時公さんだぞ。何だツ、最前も一つ目の化物とな......掴みの子分だらう。親分の蛇掴みでさへも、時公さまの御威勢に恐れ、青白い光となつてザマ......さまとやら、我々は化物ではありませぬ』 時公は一寸舌を出し、頤をしやくつて、『ヤア、......、中途で起され、眠たくて目の工合が……』時公『オツト……御免だ。目の話は止めた止めた......は一体何といふ名だ』『我は東彦と申す者』時公『ザマ見やがれ。白状しよつた。アクマ彦奴......は笠をもつて、その棒を右に左に避け乍ら、時公の足をさらへた。......時公はズデンドーと仰向けに倒れた。東彦は、『......。東彦は、『ウン』と一声霊縛をかけたるに時公は、『オイ、目の玉、アクマ彦、何うしよる... | 7 |
8 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第1篇 長駆進撃 | 第2章 一目お化〔469〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 13 件/時公=13 | ... 東彦の神の宣伝使は時公を伴ひ、果てしもなきクス野ケ原を進みつつ......道奥までも恙なく 進み行くこそ楽しけれ』時公『宣伝使様の御蔭で、人の通つた事のない様......休みにならぬのだから、休むのは勿体ない』時公『一息々々アーメニヤに近づくのは結構だが......くのだ。吾々の目的は墓場を越えるのだよ』時公『墓へ近づくなぞと、ハカない浮世か、ハカ......前の御本体は何万年前から生れて居るのだ』時公『一寸待つて下さい』と云ひながら道ばたの......の上にドツカと腰を下し、眉毛に唾をつけ、時公『オイオイ化さま、御交際に一服せぬか。化......お前また遽に汚なげにものを云ひ出したな』時公『定つた事だ。化物のアクマ彦に叮嚀なこと......を現はしやがつた』東彦『アハヽヽヽヽ』 時公は、『分らぬ奴だな』と首を傾けてゐる。『... | 8 |
9 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第1篇 長駆進撃 | 第3章 死生観〔470〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 20 件/時公=20 | ...楽の声、馥郁たる花の香りに包まれて、忽ち時公は精神恍惚とし、天を仰いで声する方を眺め......だが、一寸良い方の化物ですなア。是丈では時公もトント合点が行きませぬが、最前貴方のお......ふが、人間の本体としては何ともない事だ』時公『さうすれば、私は何万年前から生て居つた......なア」ナント云つて互に笑ふ事があるのだ』時公『アヽそンなものですか。そんなら私の様に......神が御許しなければ死ぬ事は出来ぬものだ』時公『一つ尋ねますが、私が子供の時は、西も東......た上の事だ。それ迄は少し宛生れ替るのだ』時公『さうすると人間の本尊は十月も腹に居つて......間に、一つでも善い事をせなくてはならぬ』時公『大分に分りました。一遍に教へて貰うと、......ア、行かう、夜の旅は却つて面白いものだ』時公『エー、終日荒野を歩いて、夜迄も歩くとは... | 9 |
10 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第1篇 長駆進撃 | 第4章 梅の花〔471〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 17 件/時公=17 | ... 東彦、時公の二人は草疲れ果てて、前後も知らず暖かき......の眠る横側を雲を霞と走り行くのであつた。時公は東彦の耳に口寄せ、『モシモシ、宣伝使様......返して来る時分だ。早う宣伝歌を宣り直せ』時公『そんな事云つて恐嚇たつて、この時さんは......たのだ。キツト此次は太い奴だ。用心せよ』時公『太い奴つて、大蛇ですか』東彦『さうだ、......さまが御座る間は大丈夫だ。マア安心せい』時公『あなた、矢張化物だな。悪魔彦だとか云つ......しだ。一つ宣伝歌でも聞かしてやらうかい』時公『さうですなア。宣伝万歌(千変万化)の言......どうして斯んな所へ来やしやんしたのだい』時公『ヤ、出やがつたなア。ヤイ大蛇、綺麗な別......、掴んで喰てやらうか』高彦『アハヽヽヽ』時公『コレコレ、高さん、何が可笑しい、千騎一... | 10 |
11 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第1篇 長駆進撃 | 第5章 大風呂敷〔472〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 21 件/時公=21 | ...の梅ケ香や 鉄谷村の鉄彦が 鉄門を守る時公と 声も涼しき宣伝歌 謡ひ謡ひて進み行......りませう。まづ先陣は強力無双の英雄豪傑、時公さまに願ふ事にしよう。我々と梅ケ香姫は本......角形に敵の本営に向つて進撃するのですな』時公『モシモシ、力の強い者が先へ行つて、万々......旗鼓堂々と敵の牙城に進む事にしませうか』時公『ヤア、一寸皆さん待つて下さい。私は旦那......様、貴方直ぐ帰つて下さい』鉄彦『なンだ』時公『何ンでもよろしいが、帰つてさへ下されば......事が出来るものか、ハツキリと云はぬかい』時公『エヽ、実は申上げ悪い事で御座いますが、......して、其の場にバタリ、スワ一大事と門番の時公までが、雨蛙の様に、胸をトキトキさせなが......、貴方がこんな事におなりなされては、この時公はどうして旦那様に顔が合されませう、と涙... | 11 |
12 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第1篇 長駆進撃 | 第6章 奇の都〔473〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 15 件/時公=15 | ...此音響に天震い地割るるかと許り疑はれた。時公、肩を怒らし肱を張り、......時公『ヤア岩公が吐き出したぞ。コラ岩公、貴様......が許してやるから何なりと吐け』 不思議や時公の言葉終ると共に、さしもの大音響はピタリ......共に、さしもの大音響はピタリと止まつた。時公、得意になり鼻をツンとさせながら、......時公『ヤア、皆の方々、イヤ宣伝使様、時さんの......に首を傾けて三人の女の舞を凝視めて居た。時公『ヤア大蛇の奴、うまい事をやりやがる。斯......それお前の足許に大蛇の尾が見えて居る』 時公は、『エツ』と言ひつつ足許を見て何処に何......にと探してゐる。三人の姿はパツと消えた。時公は岩上に再び目を注ぐと三人の姿は影も形も... | 12 |
13 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第2篇 意気揚々 | 第9章 虎猫〔476〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 10 件/時公=10 | ...に三方より攻めかけられ稍困りゐる、其処へ時公が現はれて勝公を懲して呉れたのでヤツト胸......たつて聞く耳のない蛸の様な方ですからな』時公『あゝ左様で御座いませう。北の森の人間は......貴方、クス野ケ原の開墾は何うなさつたの』時公『ヤア、開墾も開墾ですが、御主人が……何......すか、これからこの勝さまを何うなさるの』時公『まだ腹案がありませぬ、何うなとする積で......姫『ホヽヽヽ、まあ勝さまの頓智の好い事』時公『エイ仕様がない、反対に逆襲しやがつてよ......神酒はいくらあがつても差支ありますまい』時公『オイオイ勝さま、何うやらお前が宣伝使の......さい』勝公『ハイ、大神のまけのまにまに』時公『洒落ない、この寒いのに洒落どころか』勝......が負惜みばかり強い男だから可笑しいワイ』時公『オイ勝公どつこい勝さま、お前さまは今ま... | 13 |
14 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第2篇 意気揚々 | 第10章 立聞〔477〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 12 件/時公=12 | ... 梅ケ香姫は時公に送られて、寒風荒ぶ荒野ケ原を勇んで進み......れて一人も帰つて来る者がないと云ふ事だ』時公『ヤアそれは本当か、孔雀姫といふからには......孔雀姫にかかつたら皆喰はれると云ふ事だ』時公『そいつは面白い、綺麗な顔をしやがつて人......やうか。何が化けて居るのか知れやせぬぜ』時公『お前は雪隠の端の猿食はずと云ふ柿の様な......』勝公『コレコレ時さま、宣り直しなさい』時公『また琵琶の湖へ行つて、綺麗な船に乗り直......レ又大蛇の先生がノコノコとやつて来るぞ』時公『大蛇姫でも明志丸でも何でも構はん、ノロ......は何だ、宣り直せ。人をノロはば穴二つだ』時公『二つも一つも穴があつて堪らうか、あな有......居るのですから満雪途上黒一点だからねえ』時公『アハヽヽヽ笑はしやがる。万緑叢中紅一点... | 14 |
15 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第2篇 意気揚々 | 第11章 表教〔478〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 11 件/時公=11 | ...きをし乍ら早くも門内に姿を隠したりける。時公『ヤア孔雀姫とか聞くからには、別嬪だらう......さま、お前も腰が変になつたか、俺も変だ』時公『貴様の腰は抜けたのだ、生憎鯡も無し、困......も、斯う腰が抜けては動けたものぢやない』時公『俺たちは悠然と孔雀姫に御対面遊ばして結......をオチヨボ口にしたつて振ひ付きはせぬぞ』時公『マア八釜しう言ふない。孔雀姫さまの代り......面白い』と肩臂を怒らして門内に進み入る。時公『アハヽヽヽヽ現金な奴だ。これだから貴様......やる。魔でも何でもない、結構な神さまだ』時公『ヤア、一寸孔雀姫さまとやらにお尋ねしま......でウラル教は、面白く無いと思つて居た処』時公『ハヽヽヽヽ現金な奴だな』勝公『心機一転......ら葉つから訳が分らぬ様になつて仕舞つた』時公『モシモシ梅ケ香さま、貴女は何処ともなし... | 15 |
16 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第2篇 意気揚々 | 第12章 松と梅〔479〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 10 件/時公=10 | ...むで食ふと吐かしたが、本当かも知れぬぞ』時公『サア勝公、どうだ。貴様の刹那心を聞かう......道連の誼で一つ御断りを申上げてくれぬか』時公『断りは断りだが、そんな事は時さまの方か......岩を噛む様であんまり美味はありませぬぜ』時公『ハヽヽヽアハヽヽヽ』梅ケ香姫『オホヽヽ......とか、本当においしさうな御名の方ですな』時公『噛んで食ふ様に云うてあげて下さりませ。......蛇か、我身に来る災難を祓ひ給へ清め給へ』時公『ウハハヽヽヽ、モシモシ孔雀姫様、貴方と......のだな。もう斯うなる上は死物狂ひだ。サア時公、時の間も猶予はならぬぞ。此奴はアルタイ......り、此方から反対にかもうかい。のー鴨公』時公『馬鹿だなあ、みんな嘘だよ。なんでも最前......つた。オイオイ八公、鴨公、もう大丈夫だ』時公『肝玉がひつくり覆つたのぢや無かろう、貴... | 16 |
17 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第2篇 意気揚々 | 第13章 転腹〔480〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 19 件/時公=19 | ...は竹さまが拳骨をお見舞申すぞ』 門内にて時公は此声を聞き、......時公『何だ、失敬な奴だ。松代姫さまを松公だの......やめて下さい。人が鼻摘みして厭がります』時公『鼻摘みしたつてあんな事言はして置いて男......んだやうな乱暴な事をしてはいけませぬぜ』時公『ハイハイ、承知致しました。摘み上げてや......へ』と云ひながら肩を揺つて門口に向つた。時公『サア、梅ケ香様のお許しだ。摘み上げるな......門に鳩が豆鉄砲をくつたやうな面構へして、時公の巨大な姿を凝視めて居る。......時公『ヤイヤイ、古今独歩、天下無類、絶世の美......ウラル教の捕手の役人だ。尋常に手を廻せ』時公『この方は、アルタイ山の蛇掴みの親分、大... | 17 |
18 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第2篇 意気揚々 | 第14章 鏡丸〔481〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 15 件/時公=15 | ... 松代姫、梅ケ香姫は時公等を引伴れ、一望千里の雪野原を、日数を重......ではコーカス山は、随分積んで居りませう』時公『イヤ、御心配には及びませぬ。貴方のやう......これが世の中の事が鏡に映つて居るのだ』 時公はこの話を耳を澄して興味がつて聴いてゐた......身を起し、三人の前にバタリと胡床をかき、時公『ヤア、最前から御話を承はれば、珍しさう......、名を名乗りなさい。行儀を知らぬ人だな』時公『アー、これは失礼しました、私の名は時々......失礼しました、私の名は時々脱線すると云ふ時公と申します』乙『あまり大きな男がやつて来......話なら私が本家本元だ。聴いて貰ひませう』時公『アヽ、それは有難う』乙『その大気津姫は......限り帰つて来ませぬと云ふ専らの評判です』時公『それは何といふ方です』乙『サア、何とい... | 18 |
19 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第4篇 満目荒寥 | 第18章 琵琶の湖〔485〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 16 件/時公=16 | ...で鑿や鉋や槌などの大工道具を持つて居る。時公は四五人の男の車座となつて、何事か雑談に......、何事か雑談に耽つて居る前に胡床をかき、時公『一寸お尋ね致します。この船のお客さんは......工だが、これからコーカス山に引越すのだ』時公『コーカス山には、それ程沢山の大工が行つ......山に集まつて大きな都が開けて居るのだよ』時公『ヤツコス、ヒツコス、クスの神とはソラ何......、チンと坐つて、御叮嚀にお辞儀せぬかい』時公『アヽ仕様ないなア。マア辛抱して聞いてや......、今ではアババのバアぢや。アツハヽヽヽ』時公『随分前置きが長いなア』甲『モシモシ貴方......面をしやがつて、牛の尻もあつたものかい』時公『ヤ、モウモウ牛さまの話で馬鹿を見ました......の山だ。ヒツコスはヒツコスで引込んどれ』時公『ヤ、其ヤツコスとかヒツコスとか云ふのが... | 19 |
20 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第4篇 満目荒寥 | 第19章 汐干丸〔486〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 3 件/時公=3 | ...猫になつて見よう、ニヤーンと妙案だらう』時公『オイオイ牛、馬、鹿、虎、俺が最前から狸......これから何もかも気を付けるが宜からうぞ』時公『アハヽヽヽヽ』 ......時公はすつくと立つて、宣伝歌を歌ひ始めた。『... | 20 |
21 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第4篇 満目荒寥 | 第20章 醜の窟〔487〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 18 件/時公=18 | ...め 進めよ進めいざ進め』と歌ひ了りぬ。時公『八さま鴨さまどうだ。最前から随分噪いで......の八さまにはどんな奴でも尾を捲くのだぞ』時公『八はやつだが、負惜みの強い奴、悪い奴、......ない四つだ、八が四ツより無いぢやないか』時公『八つ、四つと貴様の身魂が四つ足だからそ......トラれてばつかり居やがる、揚げ足と油を』時公『時にとつての御愛嬌だ』 かく雑談に耽る......るのだから、そこ迄無理に行く事にしよう』時公『ヤア、待て待て、其処まで行つたら最早敵......がある。其処で一夜を明す事にしませうか』時公『どうです松代姫さま』松代姫『ハイ、宜敷......たが最後、底なき穴へ落込んで仕舞ふのだ』時公『そんな穴が七つもあるのか』牛公『さうで......たり、ウラル教の目付役をしとるものかい』時公『牛さん随分現金な男だなア』牛公『長い物... | 21 |
22 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第4篇 満目荒寥 | 第21章 俄改心〔488〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 10 件/時公=10 | ...し乍ら風の如くに通り越した。油断ならじと時公は中より岩戸をシツカと閉め、牛公の息を吹......、牛公の息を吹き返させ四人を前に据ゑて、時公『愈貴様達は怪しい奴だ。真実に猫を被つて......も登られないと厳しく見張つて居る山です』時公『さうだらう、さうすると貴様は大工に化け......だ、貴様だ。貴様は真実に仕方の無い奴だ』時公『その淤縢山津見は其後如何なつたのだ。サ......てみると中でコツンコツンと音がして居る』時公『もう、穴へ放り込まれたと言ふのは二人丈......の穴に、あな恐ろしや、放り込まれよつた』時公『それは誰が押し込むだのだ』馬公『ヘイ、......アマアマア、ヘイ……何でも夫れは………』時公『何だ、頭計り掻きやがつて、貴様が計略で......らう』虎公『お察しの通り馬公の仕事です』時公『貴様等四人は同じ穴の狐だ。サア之から俺... | 22 |
23 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第4篇 満目荒寥 | 第22章 征矢の雨〔489〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 12 件/時公=12 | ... 岩窟の中には二人の宣伝使を始め、時公外六人は、足音が岩戸の前にピタリと止りし......り、頭を傾け思案に暮れ居たり。暫くありて時公は、『今外に立ち止つて中の様子を窺つて居......姫『心配は入りませぬ、開けて下さいませ』時公『承知致しました』と、ガラリと岩室の戸を......転げ込んだ。見れば石凝姥の宣伝使である。時公『ヤア、貴方は東彦様、エライ失礼をしまし......お方の仰有る事は根つから当になりませぬ』時公『ヤア、喧しい奴だな。小供は小供らしう寝......られませうか。竹野姫さまを救ひ出すまで』時公『それもさうだ。併し心配して心を痛めて体......外には、ワイワイと数多の人声聞えて来た。時公『ヤア、来た来た。ヤア、一緒にこんな岩窟......ならぬ、何時裏返るか知れぬ』と云ひながら時公は飛び出した。 白壁に沢山の蠅が止まつた... | 23 |
24 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第5篇 乾坤清明 | 第29章 千秋楽〔496〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 11 件/時公=11 | ...座に就きぬ。 時置師神と現れたる鉄谷村の時公は、又もや立つて祝ひの歌を詠み始めたり。......中に 東雲別の東彦 石凝姥の宣伝使 時公さまや八彦や 鴨彦さまの顔の色 峠の下...... 石凝姥の石の如 堅く誓ひて離れざれ 時公八公鴨公の 真心籠めて神の前 偏に祈り......こみ寿ぎまつる』と歌つて元の座に就きぬ。時公『サアサア、芽出度く婚姻の式も済み、三夫......り歌つたり』八公『時さま、何でもええか』時公『芽出度い事を歌つたがよかろう』八公『笑......カミの厄介に なつて喜ぶ時も来る オイ時公よ鴨公よ 俺の胸先トキトキと 何ぢや知......が八公の願なり これが八公の願なり』 時公は大口を開けて、『アハヽヽヽヽ』と、又も......、又もや笑ひ転けて腹を抱へる。八公『オイ時公、何で笑ふか、人をあまり馬鹿にしよまいぞ... | 24 |
25 | 霊界物語 第26巻 海洋万里 丑の巻 | 第2篇 蓮華台上 | 第8章 虎の嘯〔773〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/時公=1 | ...イ嶺の山麓に 人子の司鉄彦が 僕の神の時公と 姿を窶し石凝姥の 伊都の命の宣伝使... | 25 |