番号 | 文献名1 | 文献名2 | 文献名3 | 著者 | 発表年 | 詳細 | 本文内のヒット件数 | プレビュー(最大 8 件まで表示) | 番号 |
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1 | 霊界物語 第6巻 霊主体従 巳の巻 | 第8篇 五伴緒神 | 第44章 俄百姓〔294〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 2 件/虎公=2 | ...かけるに及ばぬ、降参した奴は許せゆるせ』虎公『杢兵衛の知つたことかい。貴様俯向いて蛙......方はお疲れでせうから暫くお休みください』虎公『どこの何者か。百姓のやうなえらい仕事は... | 1 |
2 | 霊界物語 第6巻 霊主体従 巳の巻 | 第8篇 五伴緒神 | 第45章 大歳神〔295〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 7 件/虎公=7 | ...鼓を打つて歌ふ。 このとき丑寅と自称した虎公は、一座の中でも図抜けた大きい男である。......きながら、牛や虎の吼える様な声を出して、虎公『飲めよ騒げよ一寸先や闇よ、闇の後には月......いふ、言ひ直せ歌ひ直せ』と口々に云つた。虎公は一切かまはず又も、『飲めよ騒げよ一寸先......直せ、諾かぬと此村を除ねられてしまふぞ』虎公『除ねるなら除ねるがえー、俺もまた飛ねる......いて非常に喜び、又もや立つて踊り狂うた。虎公も、田吾作も、杢兵衛も、熊公も、一同は酒......の教理を説き、茲に大歳神となりにける。 虎公は膂力衆に勝れ醜悪なる面相に似ず、いたつ......をはじめ、その他世界の宣伝に努めた。この虎公はおひおひ宣伝使に感化されて心魂ますます... | 2 |
3 | 霊界物語 第7巻 霊主体従 午の巻 | 第7篇 日出神 | 第38章 雲天焼〔338〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/虎公=1 | ... 荒ぶる神や曲津神 曲つた心の八公や 虎公のやうな奴が居る』八公『ヤイ何を言ふのだ... | 3 |
4 | 霊界物語 第8巻 霊主体従 未の巻 | 第4篇 巴留の国 | 第20章 張子の虎〔370〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/虎公=1 | ...して居る。蚊々虎はこの場に現れて、『おい虎公、酒喰ひ、何を愚図々々云ふか、俺の腕を見... | 4 |
5 | 霊界物語 第8巻 霊主体従 未の巻 | 第4篇 巴留の国 | 第21章 滝の村〔371〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/虎公=6 | ...り又もや一人の泥酔者現はれきたり、『おい虎公、そんな手緩い事であくかい。俺が手伝うて......芳公は矢庭に棒千切を以て、虎の頭を打つ。虎公はますます怒つて、芳公の髪を掴んで引摺り......ア待つた待つた。喧嘩は止めた止めた。オイ虎公、芳公、貴様らが喧嘩してるのではない。酒......だと思つて喧嘩して居つたのに、俺の友達の虎公だつたのかい、此奴あ、的が外れた。......虎公勘忍せ。是からこの宣伝使に掛るのだ』 芳......せ。是からこの宣伝使に掛るのだ』 芳公と虎公は両方より、蚊々虎に向つて、頭にポカポカ... | 5 |
6 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第18章 初陣〔411〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 9 件/虎公=9 | ...、あちらこちらと雑談始まる。熊公『オイ、虎公、貴様は何時やら筑紫の国から帰つて来る時......様も悪い事にかけたら抜目のない奴だなア』虎公『ここは人中だ、人中で恥を振撒きよるのか......あんな話をやつて呉れないかなア』『オイ、虎公、柳の下に何遍も鰌は居らぬよ。お前のやう......るの港まで 進み行くこそ楽しけれ あゝ虎公よ......虎公よ われは御教の宣伝使 奪られた金は惜...... ただ惜しむべきものがある 神に貰うた虎公の 清き身魂を枉津見の 神に心を曇らさ......返せ 返す返すも悲しきは 魂を抜かれし虎公の おん身の上ぞ行く末ぞ あゝ......虎公よ、とら公よ 一日も早く片時も 誠の道... | 6 |
7 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第19章 悔悟の涙〔412〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 8 件/虎公=8 | ...如く、誰彼の顔も明瞭に見え来る。珍山彦は虎公の話相手なる熊公に向つて霊をかけたれば、......口を切つて、『此方は大蛇彦命である。いま虎公に申渡すべき事あれば、耳を澄まして確と聴......子一枚先の見えぬ人間、天地の神を畏れよ。虎公ばかりでないぞ、長い間に重ねた罪はわが身......短い生命、太う短う暮すが得だと日夜吐いた虎公のその吠え面は何のざま、誠の道を踏み外し......のも自業自得だ。八十の曲津よ、僻み根性の虎公よ。夢にも知らぬ三人の娘の前で、偉さうに......しい心を立替へよ。鬼も大蛇も追ひ出せよ。虎公、今が改心のよいしどきだ。天国に救はれる......一つの境の場所だ。ヤア船中の人々よ。必ず虎公のこととのみ思はれな。めいめい罪の大小軽......だ』と言葉終つて神憑りは元に復したり。 虎公は船底に畏縮して涙に暮れながら、この教訓... | 7 |
8 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第20章 心の鏡〔413〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/虎公=6 | ...へかし 心の浪も治まりて 罪を悔いたる虎公の 心の空は真寸鏡 光りも清き月照彦の......がしたよ』乙『さうだな、俺らも同じ事だ。虎公とか言ふ悪人ばかりぢやない。胸に手を置い......ヤ、誰しも蓋をあけたらチヨボチヨボだよ。虎公のやうに露骨に悪をやるか、やらぬかだけの......される人間に真実の善人があるものだ。あの虎公と言ふ奴は随分名高い悪人だが、真実の彼奴......神様の御蔭だよ』乙『それは結構だが、あの虎公は如何なつたであらうか。今三人の綺麗な宣......五つ時にアタルの港へ安着した。波止場には虎公、熊公が立つてこの船を待ち迎へて居る。(... | 8 |
9 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第21章 志芸山祇〔414〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/虎公=6 | ...正に月照十三夜、海中に身を投げたる熊公、虎公の二人は埠頭に立ち、松代姫の一行を嬉しげ......アヤア、ヨウヨウ』と驚きの声を放つにぞ、虎公は船客一同に向ひ、『皆さま、私は罪の深い......『皆さま、私は罪の深い、この高砂島に鬼の虎公と綽名を取つた悪人でございます。天網恢々......、私の首筋を掴んで亀の背中に捻伏せ「こら虎公、汝はすでに救はれた、汝の刹那の祈りは真......明に感応した。今の汝は今までの悪逆無道の虎公でない、この世を清むる明礬の様なものだ。......述べ、かつ改心の尊き事を告げ終るや否や、虎公の身体は霊縛を解かれて再び自由の身となり... | 9 |
10 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第22章 晩夏の風〔415〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/虎公=6 | ...に立ち、群集に向つて宣伝歌を歌ふ。熊公、虎公も後に整列して共に歌ふ。六人の歌ふ声は、......、青芝の上に腰打ち掛けて息を休めて居る。虎公、熊公の二人は恐る恐るこの場に現はれ、大......く、満面に溢るるばかり笑を湛へて、『アヽ虎公様とやら、ようまあ改心して下さいました。......し嬉し泣きに泣く。珍山彦『オー感心々々、虎公さま、貴方は最早悪人ではありませぬ。悔い......ひ、黄泉比良坂の御神業に奉仕して下さい』虎公『私は改心致してから未だ時日が経ちませぬ......に宣伝歌を歌ひながら北へ北へと進み行く。虎公、熊公二人はその影の隠るるまで両手を合は... | 10 |
11 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第23章 高照山〔416〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 13 件/虎公=13 | ...境、高照山の山口の、芝生に残されし熊公、虎公の二人は、松代姫一行の姿を影の隠るるまで......代姫一行の姿を影の隠るるまで見送りながら虎公は、『あゝ三五教の宣伝使一行は、吾々にお......の罪が恨めしい』と声を放つて泣き入る。『虎公よ。決して決してさうではないよ。俺たちを......ながら坂路を下り来る。一人の男は、熊公、虎公の顔を見て、『オー、貴様はこの高砂島でも......ー、貴様はこの高砂島でも音に名高い熊公、虎公ぢやないか。貴様の名を聞くと泣く子も泣き......様なんだい、ベソベソと吠面かわいて……』虎公『ヨーこれは鹿公か。俺はな、すつかり改心......、三五教の教を聞いて、善人になつて呉れ。虎公が改心の門口、宣伝の初陣だ。貴様が改心し......ものはない。貴様もそんなことを言はずに、虎公のやうに改心して、神様を祈る気にならぬか... | 11 |
12 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第24章 玉川の滝〔417〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/虎公=1 | ...。二人は互に顔見合せ、腕を組んで思案顔。虎公『オイ、熊公ツ、この巌窟の神は善とも悪と... | 12 |
13 | 霊界物語 第9巻 霊主体従 申の巻 | 第4篇 千山万水 | 第25章 窟の宿替〔418〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 3 件/虎公=3 | ...どうだつた。随分叱られただらう。さうして虎公はどうしたのだ』『オー、鹿公か、虎の奴、......ア鹿公か、よくも出て来た。この巌窟は昨日虎公がやつて来て汚しよつたによつて、唯今より......吹いて、物を言ふやうな事を言ひよる。大方虎公の奴、俺を一杯かけやうと思つて、熊公と申... | 13 |
14 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第4篇 満目荒寥 | 第18章 琵琶の湖〔485〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 4 件/虎公=4 | ...ある。それはそれは酒池肉林だ』馬公『コラ虎公、なんぼウメイ物があつても、話丈では根つ......スとかヒツコスとか云ふのが聞きたいのだ』虎公『八王といふのは、世界中の贅沢な奴が沢山......を称して即ち八王といふ。ヘン』馬公『コラ虎公、何をヘンなんて空嘯きやがつて、馬鹿にす......やがつて、馬鹿にするない。ヒツコス奴が』虎公『貴様もヒツコスぢやないか、甲斐性なし奴... | 14 |
15 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第4篇 満目荒寥 | 第19章 汐干丸〔486〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 6 件/虎公=6 | ...底そんな野心を起しても駄目かも知れぬぞ』虎公『しかりしかり、而うして聊か以て手強い奴......の真中か、コーカス山の中のお宮の御住ひ』虎公『とらマア結構な事だなア』牛公『洒落やが......云ふ事だ。うまい話も沢山あるぢやないか』虎公『虎でも、獅子でも、狼でも、熊でも、狐で......儲け話、馬公の甘い算段、鹿公の狡猾目的、虎公の猫被り、トラ猫のコーカス野郎、大気津姫......公『鹿つめらしい顔してしかつて下さるな』虎公『お前さま等にとらまへられぬ先に尾を捲き......叱り散らすは易けれど とらまへ処のない虎公 直日に見直し聞直し 宣り直し行く船の... | 15 |
16 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第4篇 満目荒寥 | 第20章 醜の窟〔487〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 1 件/虎公=1 | ...がれ』鹿公『シカられ通しにして居やがる』虎公『トラれてばつかり居やがる、揚げ足と油を... | 16 |
17 | 霊界物語 第11巻 霊主体従 戌の巻 | 第4篇 満目荒寥 | 第21章 俄改心〔488〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 2 件/虎公=2 | ...居ましたが、その時此処に居る馬公、鹿公、虎公が今日の様に巧く計略を以て岩屋へ引つ張込......がつて、貴様が計略で押し込んだのだらう』虎公『お察しの通り馬公の仕事です』時公『貴様... | 17 |
18 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第3篇 天岩戸開(三) | 第19章 呉の海原〔515〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 7 件/虎公=7 | ...ふ事が出来るかい、手品師でもあるまいし』虎公『出来いでかい、そこが以心伝心だ。目は口......ふない、是には秘密があるのだ。手廻しだ』虎公『手廻して何だい』馬公『牛公の様に着物を......ル教の目附の馬、鹿、虎の三人ぢやないか』虎公『トラ違ひます、シカと見て下さいませ、決......りした目附役、捕手の役には持つて来いだ』虎公『モシモシ時様、鹿公は最前から随分云うて......……と云うて御賞め申して居つたのですよ』虎公『コラ鹿公、ユフユフ云ふない。モシモシ宣......俺にも考へがある。モシモシ宣伝使様、この虎公と云ふ奴、コーカス山の八王から沢山の手当......んで居るまいが、どうでも好いぢやないか』虎公『モシモシ宣伝使様、私を能く了解して下さ... | 18 |
19 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第3篇 天岩戸開(三) | 第20章 救ひ舟〔516〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 11 件/虎公=11 | ...び越えると云ふのですから、竜宮行は馬公か虎公が適任でせう。鹿と云ふ奴は山の奥に居る奴......い、しかたがないなア、それなら思ひ切つて虎公かな』......虎公『モシモシ、私は不適任です。虎穴に入らず......居、どうぞ許して下さいませ』時置師『遉は虎公だ。名詮自称、とらまへどころのない事を云......してやらう。其代りに俺について来るのだ』虎公『ハイハイ、竜宮行さへ止めさせて下されば......さかの時になつて首を横に振りはせぬかな』虎公『トラ御心配下さいますな、決して違背は致......棲居をして居る事は聞いて居るだらうなア』虎公『トラもう昔の昔のトラ昔から聞いて居りま......師『トラ昔と云ふ事があるか、去昔だらう』虎公『十二の干支の寅の裏は申、丑のうらは未だ... | 19 |
20 | 霊界物語 第12巻 霊主体従 亥の巻 | 第3篇 天岩戸開(三) | 第22章 一島攻撃〔518〕 | 出口王仁三郎 | 1922刊 | DB・ RMN |
全 2 件/虎公=2 | ...なア』丁『俺か、俺は元は百姓だ。御年村の虎公と云ふ男だよ』甲『ヤア、お前があの名高い......の金神だな、道理で大きな男だと思つたよ』虎公『アア、確に夫とは分らぬが、何だか館は騒... | 20 |
21 | 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 | 第3篇 至誠通神 | 第11章 変態動物〔656〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 7 件/虎公=7 | ...お喜び下さいませ』松姫『オヽお前は熊公と虎公さま、エライ血相をして慌だしく何事ですか......と云ひましたか、これ熊公、真実にお前達、虎公の云ふやうな事をしたのかい』熊彦『ヘエヘ......すか、余り業腹が立つので尻をひん捲くり、虎公と二人、両人の臀部をエヽこの柔道百段の腕......、俯むいて何事か考へて居る。お節『熊公、虎公、今承はれば三五教の馬公に鹿公が見えたや......ヽヽヽ女の睾丸とは今が聞き初めだ、そりや虎公貴様肝玉の間違ひだないか』虎彦『ちつと位......云うたぢやないか、アハヽヽヽ』松姫『コレ虎公熊公、馬公鹿公とやらによくお詫をして私の......ゴタ云はずに早く謝罪つて来い』熊彦『オイ虎公、仕方がないなア』と不承無精に潜り門を開... | 21 |
22 | 霊界物語 第19巻 如意宝珠 午の巻 | 第3篇 至誠通神 | 第12章 言照姫〔657〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 2 件/虎公=2 | ...、熊彦『ウン ウーン』と一声唸る。続いて虎公は、『ウワー ウワアー』と一生懸命に唸り......通りだ』と手を合す。お節『コレコレ熊公、虎公、どうぞ思ひ止まつて下さい。お節がこの通... | 22 |
23 | 霊界物語 第21巻 如意宝珠 申の巻 | 第1篇 千辛万苦 | 第1章 高春山〔675〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/虎公=1 | ...よく知つて居ると云ふ事だ。此間帰つて来た虎公の報告では黒姫さへ手に入れてうまく白状さ... | 23 |
24 | 霊界物語 第33巻 海洋万里 申の巻 | 第4篇 理智と愛情 | 第19章 報告祭〔934〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 10 件/虎公=10 | ...て、そろそろ雑談が始まつて来る。甲『オイ虎公、時節は待たねばならぬものだなア。高姫の......たのは黒姫だ。本当に甘い事しよつたネー』虎公『オイ、小さい声で言はぬか。あれ見よ、高......も一つ是から玉さがしに往つて来うかなア』虎公『貴様捜しに往かなくても、宅に沢山あるぢ......がどこにあるか。よつ程よい馬鹿者だなア』虎公『トラ何を吐す。丑と云ふ奴は庭のすみつこ......さずと、此猫寅に貸して貰つたら如何だい』虎公『オイ竹公、猫虎とは余りぢやないか』竹公......代物とは、チツト種が違ふのだからなア』 虎公は酒にヅブ六に酔うて居る竹公の話を聞いて......うて居る竹公の話を聞いて、何と思うたか、虎公『オイ竹公、貴様の言草は中々面白い。今ま......あるぞよと、神さまが仰有るのだからなア』虎公『オイ両人、余りな事を言つちや可けないぞ... | 24 |
25 | 霊界物語 第33巻 海洋万里 申の巻 | 第4篇 理智と愛情 | 第21章 峯の雲〔936〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/虎公=1 | ...頂上となりし時 傍に五人の荒男 玉公、虎公面々の 人の噂を聞きつれば 熊襲の国の... | 25 |
26 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第9章 玉の黒点〔950〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 6 件/虎公=6 | ...を尋ねて、お前は何とする考へだ』丙『オイ虎公、余りぞんざいな物言ひをしちやならぬよ。......山彦様のお母アさまかも知れないからなア』虎公『モシモシ貴女は御子息の所在を尋ねて、は......山彦さまは御無事でゐらつしやいますかな』虎公『御無事も御無事、夫は夫は大変な勢ひだ。......があるとは、嘘ぢや御座いますまいかなア』虎公『決して嘘は言ひませぬ。一言でも嘘を言は......に照らし、合点の行かぬ節が沢山あるのだ』虎公『モシ黒姫さま、最前お前さまは一人の子を......今更の如く涙をハラハラと流し憂ひに沈む。虎公『建野ケ原の神館の建能姫様の御養子に見え... | 26 |
27 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第12章 漆山〔953〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 21 件/虎公=21 | ...ぞ、余り軽蔑してくれない。之でも武野村の虎公と云つて、チツとは名を売つた男だ。お前の......どうぞ御遠慮なく代価を御取り下さいませ』虎公『他人らしい水臭い事を言ふな。俺は三五教......詫をしようぢやないか、なア芳公』 芳公は虎公に向ひ丁寧に会釈をし乍ら、『見ず知らずの......き返つたやうな、私迄が思ひを致します』と虎公の親切にほだされて、涙ぐみつつ礼を云ふ。......の親切にほだされて、涙ぐみつつ礼を云ふ。虎公『エヽそんな涙つぽい事を言うてくれな、兄......如何する積りだ。訳の分らぬ馬鹿者だなア』虎公『オツトお出でたな、天狗の孫どん……草鞋......鞋が切れて吠面かはきやがつた位だのに、此虎公は真跣足で此坂を下るのだから、天狗の孫よ......家来にしてやらう。チツと其代りに辛いぞ』虎公『何が辛い、俺達は神様の生宮だ。此世に辛... | 27 |
28 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第13章 行進歌〔954〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 12 件/虎公=12 | ... 房公、芳公の二人は虎公外三人を伴ひ、建日の館をさして、道々無駄......て 威してやらむと思ふ間 思ひもかけぬ虎公が 草鞋をやらうと吐す故 いやいやなが......らす真人となさしめよ』と謡ひ乍ら、房公は虎公の後に随いて往く。......虎公は此歌に引出されてか又もや謡ひ出したり。......てば黒姫が 登つて来るに違ひない オイ虎公よ俺のため 嶮しい坂ではあるけれど ど......と 初めの勢ひどこへやら 勇みきつたる虎公も 忽ち猫と早変り こらまア何と云ふ事......芳二人の伴の奴 後から来るに違ひない 虎公さまよお前達 此処に待ち受け両人を 否......い顔して云ふた故 ウンと呑み込み男達 虎公さまもドツコイシヨ 一度人に頼まれて ... | 28 |
29 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第14章 落胆〔955〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 38 件/虎公=38 | ...コクリコクリと居眠つて居る。 門の外から虎公の声、......虎公『頼まう頼まう』 此声に玉公は目を醒まし......けた声を出しやがるのだ』と呶鳴り返した。虎公『オイ、幾の門番、誰でも無い、......虎公だ。摩利支天でも突き倒すと云ふ漆山と云ふ......つて這入つてやらうか』玉公『其声は侠客の虎公だないか。チツと静にせぬかい。漆山なんて......の方が開けなくても此方から開けてやらア』虎公『さう言ふ声は玉公ぢや無いか』玉公『俺は......ら、まア暫く其処に立つて待つて居らうよ』虎公『黒姫さまのお伴の奴を、たつた二匹連れて......、待つと云ふ訳にはゆかぬわい』房公『オイ虎公、二匹とはチツとひどいぢやないか。あまり... | 29 |
30 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第2篇 有情無情 | 第15章 手長猿〔956〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 3 件/虎公=3 | ...がある 草鞋を切つては堪らない ま一人虎公が居つたなら 草鞋を出して呉れようが ......つたなら 草鞋を出して呉れようが 生憎虎公は酒の席 あゝ是からは黒姫が 火の国都......ヽそれは済まないことでしたなア。さうして虎公さまや、玉公は如何して御座るかなア』芳公... | 30 |
31 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第17章 向日峠〔958〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 14 件/虎公=14 | ...ふ威勢の高い、白浪男だ。何程お前さまが、虎公さまに操立てをした所で、あんな気の弱い三......お愛『イエイエ何と言つて下さつても、一旦虎公さまと約束を結んだ以上は、そんな事が如何......『ハテさて悪い御了見だ。お前の大切に思ふ虎公は、建日の村の玉公とやらに連れられて、無......三公親分の手下が五六十人、後追つかけて、虎公の生命を取ると云つて往つたのだから、モウ......ぢやないか。人は諦めが大切だ。男は決して虎公計りぢやない。お前の身の出世になることだ......のだ』お愛『エヽ何と、三公の乾児共があの虎公さまを殺しに行つたとは、ソラ本当で御座い......か彼とか云つて、此方をチヨロまかし、到頭虎公の野郎が所へ嫁入をしやがつた。憎き代物だ......き代物だ。モウ斯うならば俺も男だ。貴様が虎公の奴へ行つてから、最早三年にもなるだらう... | 31 |
32 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第18章 三人塚〔959〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 10 件/虎公=10 | ...いませ。仮令乾児は尠うても、武野村の侠客虎公さまと云つたら、界隈に名の響いた、善を勧......強きを挫く侠客だ。此お愛は痩てもこけても虎公さまの女房だ……否やと云ふのにお前は諄い......せましたが、あれや俺が云つたのぢやない、虎公の生霊奴がフイと憑りやがつて、俺の口を借......ついたか。アヽ結構々々。確りせないと又、虎公の霊に憑かれるぞ。なア親分さま、兼公の縄......かな。何と機敏いやつだなア。彼奴が此事を虎公にでも報告しようものなら夫こそ大変だ。オ......親分さま、明朝悠くり探す事にしませうか。虎公の野郎も、六があれだけの手下を連れて行つ......るのは鏡にかけて見るやうなものでげせう。虎公なんぞに気遣はいりますまい』三公『いやい......云はれると、小癪に触つてならないのだよ。虎公さまがいつもいつも可愛い女だと、連発的に... | 32 |
33 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第20章 玉卜〔961〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 20 件/虎公=20 | ...います、妾も安心致しました』 斯かる所へ虎公、玉公の両人は三人の乾児と共に、恐る恐る......と共に、恐る恐る現はれ来り、襖の外より、虎公『御主人様、大先生様、突然参りまして、偉......婦共御壮健に御暮し下さいませ』と云ふのは虎公の声であつた。 建能姫は襖を静かに開き、......うぞ御遠慮なしに此方へ御通り下さいませ』虎公『イヤどうも偉い御馳走になりました、余り......すから、此処で御免を蒙りませう』建国別『虎公さま、どうぞゆつくりして下さい。今日は私......まして、面白い話でも聞かせて下さいませ』虎公『ハイ、御親切は有難う御座いますが、今こ......おきますから、安心して御帰り下さいませ』虎公『ハイ有難う御座います』と涙を流し乍ら、......に此場を立去り、イソイソと出でて行く。 虎公の一行は表門迄やつて来た。門番の幾公は祝... | 33 |
34 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第21章 神護〔962〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 19 件/虎公=19 | ... 虎公は、玉公、新公、久公、八公の一行と共に火......公は数十人の手下を引き連れ、樫の木の下に虎公の行方を求めつつ待つて居た。 ......虎公は道々歌を謡ひながら何気なくここ迄来て見......なるのが好いか、二つに一つの返答をしろ』虎公『烏のおどしのやうな態をしやがつて、身の......つにしてやらア、覚悟せい』玉公『これこれ虎公さま、大事の前の小事だから、今怒つてはい......なさい。だんだん水晶玉が曇つて来ました』虎公『ヤアもう斯うなつては破れかぶれだ。男の......も共にどつかへ逃げて了へ』と云ひながら、虎公は其処に落ちてあつた一間許りの節だらけの......散々ばらばらとなつて逃げ失せて仕舞つた。虎公『アハヽヽヽ、何と弱い奴計り寄つたものだ... | 34 |
35 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第22章 蛙の口〔963〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 5 件/虎公=5 | ...。此徳公はな、遠国から来たものだからまだ虎公やお愛に顔を見られて居らないのだ。それを......とお愛の奴、優しい目をしやがつて……妾は虎公と云ふ男の女房で御座いますが、大蛇の三公......、何卒妾を何時迄も可愛がつて下さいませ、虎公が何程偉いと云つても、女房がこれ丈け偉い......妾を何れの山奥なりと連れて往つて下さい。虎公や大蛇の三公にでも見付けられたら大変だか......愛、天下無双の英雄豪傑、此徳公が居る間は虎公の千匹や万匹、又大蛇の三公がどんなに不足... | 35 |
36 | 霊界物語 第34巻 海洋万里 酉の巻 | 第3篇 峠の達引 | 第23章 動静〔964〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 8 件/虎公=8 | ...ますワ。吾々一同が高山峠へ行つてみると、虎公の奴、吾々の匂ひを嗅いで、雲を霞と逃げ去......やうになつて了ひました』与三『オイ六公、虎公は逃げたのぢやあるまい。居らなかつたのぢ......のだ』六公『俺は、大親分の命令に依つて、虎公一統の所在を探ねむと、夜を日に継いで、筑......てからあの位壮快な目に会つた事はねえワ。虎公の野郎、此烈風に吹かれて、どつかの谷底へ......と駆降り、樫の木の森蔭に一同集まり、大方虎公の奴、三五教の信者だから、建日の館へ行き......る胸をグツと押へ、手具脛曳いて待つ所へ、虎公の奴、神ならぬ身の知る由もなく、ヌツクリ......『ナニ、分らぬ所で、勝を得たと云ふのか。虎公は如何なつたのだ』六公『トラ一寸分りかね......の哥兄、タヽヽ大変だ大変だ。お愛の幽霊と虎公の幽霊が、沢山の亡者を連れて押寄せて来よ... | 36 |
37 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 前付 | 序文 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/虎公=1 | ...、屋方村の男達大蛇の三公の乾児の徳公と、虎公実は虎若彦の部下の久公を引連れ、火の国の... | 37 |
38 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第2章 出陣〔966〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 3 件/虎公=3 | ...武野村 義侠をもつて聞えたる 白波男の虎公が 妹と聞いて立ち留まり お梅を労り何...... 草踏みわけてかへり来る 時しもあれや虎公は 新、久、八の三人を 伴ひ此処に来か......て進み行くお愛の姿の雄々しさ。黒姫を初め虎公、孫公、お梅は何となく心勇みて進み行く。... | 38 |
39 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第3章 進隊詩〔967〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 5 件/虎公=5 | ... 虎公は谷道を辿り乍ら足拍子をとり、チヨコチヨ......イシヨ」 仰々しくも待つてゐる 流石の虎公も面喰ひ 心に神を祈りつつ 悪胴据ゑて......かお梅か孫さまか 大蛇の乾児の兼公か 虎公の身内の新公か さては久公か八公か 不......き処を助けられ 無事に帰つた嬉しさに 虎公さまも雀躍し 尊き清き三五の 神の光を......道を 足を痛めて進み来る 時しもあれや虎公が 建日の宮の神司 建国別は捨児ぞと ... | 39 |
40 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第4章 村の入口〔968〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 3 件/虎公=3 | ...没され九死一生の所を黒姫に救はれて、今や虎公一行と共に火の国都へ至る途中を繰合せ、屋......上つて居つた代物だ 人情知らぬ三公が 虎公さまの不在の家に 数多の乾児をさし向けて...... 「ウントコドツコイ ドツコイシヨ」 虎公さまやお愛さま さぞやお前は「ドツコイシ... | 40 |
41 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第5章 案外〔969〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 10 件/虎公=10 | ...三人の男女を初め、名を聞いても恐れて居た虎公が、乾児を引きつれ宣伝使までも伴うてやつ......顔をし、両手を合せて慄つて居る可笑しさ。虎公は吹き出し、『アハヽヽヽ、オイ与三、徳の......かつちけねえ。まあ悠りと気を落ちつけて、虎公の仰しやる事を聞かつしやい』『これはこれ......ました。……睾丸の奴、気が利いて居らあ。虎公さまに引張られては、同じ年に生れた親まで......み入つたる御挨拶、仰せの通りで御座らう。虎公は大蛇を憎んで三公を憎まず、マアマア御安......ごまごして居るのだ。サア早く上りなさい。虎公さまの乾児共、お前も一緒に上るんだよ……......ませ』と云ひながら黒姫はズツと奥に通る。虎公外一同も黒姫の後に従ひ、奥の間に蹄鉄形に......は募る恋の暗 黒白も分かずなり果てて 虎公さまの留守宅を 狙ひすまして押し囲み ... | 41 |
42 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第6章 歌の徳〔970〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 5 件/虎公=5 | ...山の奥まで鳴り渡る 実にも尊き神の道 虎公さまを初めとし 大蛇の三公と聞えたる ......行くこそ人の身の 此世に生れし務なり 虎公さまは最愛の お愛の方や妹の お梅を無......色 此奴ア大事アあるまいと 高を括つて虎公に 腰をば揉んで下さいと 抜けても居な...... 瀬踏みの為めに突き出せば 怨みを忘れた虎公は 困つた奴ぢやと言ひながら 私の後に......分御守護神 嘸や嘸々御満足 お愛の方も虎公も 御一同様も御満足 序に私も御満足 ... | 42 |
43 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第7章 乱舞〔971〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 2 件/虎公=2 | ...しく 捩鉢巻で待つてゐた さすがに偉い虎公は 皆の奴をば追つ払ひ お愛の方の遭難......出度き酒宴であるから、黒姫も別に咎めず、虎公、三公も、お愛の方も、今日ばかりは治外法... | 43 |
44 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第8章 心の綱〔972〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 10 件/虎公=10 | ... 一しきり酒宴はすんだ。大蛇の三公は虎公、お愛、お梅、孫公、黒姫、兼公を美はしき......極めて無事である。 六公、徳公、高公及び虎公の乾児なる新、久、八の六人は酒に酔ひつぶ......だから、お愛さまも余り小言を仰有らぬが、虎公の親分さまが不在になると、ソロソロサボリ......礼の上、新公の言ふことを謹聴せい……抑も虎公親分の最愛の妻、お愛の方の素性と言つぱ、......うしてそんな尊い身分で居乍ら、侠客風情の虎公の女房になつたのだらうか、チツと合点がい......乱暴狼籍に及ばうとしてゐた所、俺所の親分虎公さまが、此新公を伴れて、一杯機嫌でヒヨロ......で一つに集めて親分に渡さうとする。親分の虎公は喜んで飛付くかと思つてゐたら、猫に小判......まらしいワイ。大きな声を出しよつた奴は、虎公だつたのだなア。世間は広いやうなものの狭... | 44 |
45 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第1篇 向日山嵐 | 第9章 分担〔973〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 12 件/虎公=12 | ...だ。実のとかア、彼奴も拾ひ子だよ。うちの虎公が表向妹だと云つてるのだが、其実ア、フサ......をして了つて、舌も碌にまはりやしねえわ』虎公『オイ三人の奴、最前から聞いて居れば、貴......らぬ事を囀つて居つたではねえか』『ヘエ、虎公の親分さま済みませぬ。新公が自慢顔をして......へ酔醒ましに行つて了つた。 あとには例の虎公、黒姫、孫公、兼公、お愛、お梅に、主人側......『今窓外にて三人の話を聞けば、お愛さまや虎公さま、お梅さまの身の上話、実際あの通りで......に酔うた時は比較的正直なものですからなア虎公さま』『合うたとこもあれば、合はない所も......有つて下さいました』と涙を流し泣き入る。虎公もお愛も黒姫も手を組み首を垂れ、太き息を......さまの事は三公今始めて承はりました。ヤア虎公さま、あなたは本当に親切な方ですなア。ヤ... | 45 |
46 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第10章 夢の誡〔974〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 3 件/虎公=3 | ...其勢の荒男 武野の村の男達 誉を四方に虎公が お愛の方と諸共に 孫公伴ひ鼈の 湖......で一つ一宿を願つて行く事に致しませうか』虎公『どうでこんな急坂だから夜の途は危ない。......一日も早く宣り直せ 汝が姿も見直して 虎公三公両侠の 清き御魂に神習ひ お愛の方... | 46 |
47 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第11章 野宿〔975〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 9 件/虎公=9 | ...由にして下さい』『ホヽヽヽこれ孫公さま、虎公さまが居られますよ。あんまりの事は云はな......除けて下さいませ、偏にお願ひ致します』 虎公は此話にフツと目を覚まし、『お愛お前其処......よ』『孫公さま、早くお寝みなさらぬか』と虎公がきめつける。『何だか知りませぬが、お愛......から、チツとも寝られないのですよ。チツと虎公さま、女房に説諭をして置いて貰はぬと、色......達やモ一寝入りしたいからな』『オホヽヽヽ虎公さま、そんな事云つて下さると困りますわ。......御承知ですならお傍へ寄せて頂きませう』『虎公さまは随分辛抱のいい男だと見えるなア。こ......張意茶つかれるのが気分が好いのかなア』『虎公さまなら一度だつて抓るの、齧りつくの、そ......にまに進み行く 大蛇退治の身こそ尊き』虎公『小夜更けて砧の声もとどまりぬ 早く寝... | 47 |
48 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第12章 自称神司〔976〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 13 件/虎公=13 | ...人あると、大変都合が好いのだけれどなア』虎公『孫公さま、宣伝使ぢやなかつたのか』『宣......名実相叶ふ所の大活動をやりますから……』虎公『名は実の主だから、如何しても名がなくて......無記名投票ですから、其御考へで願ひます』虎公『生憎用紙もなければ、投票函もありませぬ......頭でも宜しい、早く選挙の開始を願ひます』虎公『一票に幾ら出しますか。百円位は安いもの......な。簡単で物事が埒よう運びますから……』虎公『投票を省くなんて、トヘウもない事を仰有......トヘウもない事を仰有いますなア。そんなら虎公が宣伝使の立候補の宣言致しますから、どう......。若しさうなつた時にはどうするのですか』虎公『年長者を当選者ときめませうかい』孫公『......選者ときめませうかい』孫公『さうすると、虎公さまは幾つですか』虎公『あなたよりも二三... | 48 |
49 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第13章 山颪〔977〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 2 件/虎公=2 | ...はひましませよ』と歌ひながら下り行く。 虎公は又もや歌ひ出す。『「ウントコドツコイ ......獅子狼や虎熊や 鬼や大蛇も恐れない 此虎公も「ドツコイシヨ」 此坂道にや耐らない... | 49 |
50 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第14章 空気焔〔978〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 5 件/虎公=5 | ...別の宣伝使様の御神徳で御座いませう。ねー虎公さま、三公さま、宣伝使の御神徳と云ふもの......ふものは随分えらいもので御座いますなア』虎公『大蛇の奴、今三番叟を始めよつた処だ。之......は一寸面喰ふ様な……男では…ありませぬ』虎公『ハヽヽヽヽ孫公別様さへ此処に控へて御座......。さあさあ意茶つかさずにやつて下さい……虎公さま、お愛さま、さう願つたら如何でせうか......人の喧嘩を見て御座る 武野の村の侠客 虎公さまを初めとし 弁才天も恥らふて 逃げ... | 50 |
51 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第2篇 ナイルの水源 | 第15章 救の玉〔979〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 4 件/虎公=4 | ...も容易に全滅するには到らざりければ、茲に虎公は捩鉢巻をしながら、厳の雄健びふみたけび......前非を悔いて詫をせよ 武野の村の男達 虎公さまとはおれの事 虎狼や獅子熊も おれ......り来し 孫公別を始めとし 三公、お愛や虎公の 四魂の身魂が今此処に 現はれ来り言......と面白い芸当を見せてくれたでせう』『私は虎公でごわす。あなたは夜前の光景を御存じで御... | 51 |
52 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第3篇 火の国都 | 第17章 霧の海〔981〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 1 件/虎公=1 | ...るものですなア。本当に仕方のない奴です。虎公親分も斯んな代物を飼つて居るのは随分大抵... | 52 |
53 | 霊界物語 第35巻 海洋万里 戌の巻 | 第3篇 火の国都 | 第18章 山下り〔982〕 | 出口王仁三郎 | 1923刊 | DB・ RMN |
全 2 件/虎公=2 | ...と唱ふれど 静かな風が吹き渡るなり。 虎公のわが親分は今いづこ 頼りも白山峠越ゆ......き坂に肝虎れ居まさむ。 三公の親分よりも虎公は 勝りて足のまめな強者。 今頃は三公... | 53 |
54 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第1篇 忍ケ丘 | 第3章 復活〔2007〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 11 件/虎公=11 | ...も俺の計略に かかりて身亡せし熊公と 虎公の餓鬼にあらざるや 清水ケ丘の森林に ......の餓鬼どもと 無性矢鱈に罵れば 熊公、虎公の精霊は 烈火の如く憤り 鬼の蕨(拳)......惨状に 婆アはまたまた笑ひつつ 熊公、虎公の盲ども 俺の体は此処にある 貴様は尖......幽冥界に居れるかと 口汚なくも罵りぬ 虎公、熊公怒り立ち 婆の両手を左右より 力......水上の山に仕へたる わが家臣の熊公と 虎公二人がにこやかに わが顔前に跪き 若君......汝こそは水上の山に仕へたる 家臣熊公、虎公ならずや』熊公『忍ケ丘笑ひ婆アに謀られて......に謀られて 生命亡せにし熊公なりける』虎公『われもまた笑ひの婆に謀られ 毒茶を飲......た笑ひの婆に謀られ 毒茶を飲みて亡せし虎公よ。 若君の精霊危く見えしより 笑ひ婆... | 54 |
55 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第1篇 忍ケ丘 | 第4章 姉妹婆〔2008〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 3 件/虎公=3 | ...立ちて、様子をうかがひ居たる冬男、熊公、虎公の三つの精霊は、時こそよしと進み寄れば、......ならず しばしの間をやすむのみなる』 虎公は、『執念の深き婆かも今となりて へら......と出し、冷汗をかきながら尚もしぶとく、『虎公よ馬鹿をほざくなこの婆は 斬つても斬れ... | 55 |
56 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第1篇 忍ケ丘 | 第5章 三つ盃〔2009〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 2 件/虎公=2 | ...ば、冬男は乙女の山を、熊公は乙女の川を、虎公は乙女の海を妻と定め、盛大なる幽界の結婚......になけむ 二人の婆のかげはかくれて』 虎公は歌ふ。『幾年の艱みを忍ケ丘の辺に 妹... | 56 |
57 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第3篇 天地変遷 | 第16章 火の湖〔2020〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 4 件/虎公=4 | ...はれし精霊なる国津神の末子冬男は、熊公、虎公及び山、川、海の三女の精霊も共に、恐る恐......に仕へたる 下僕なれども現身はなし。 虎公もこの三人の乙女等も みな精霊よあはれ......の謀計に みたまとなりし川は吾なり。 虎公の精霊が妻と吾なりて 忍ケ丘に年をふり......しに 精霊吾は蘇りたり』 海は歌ふ。『虎公が精霊の妻吾は海 尊き神の前に立つかな... | 57 |
58 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第3篇 天地変遷 | 第17章 水火垣〔2021〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 3 件/虎公=3 | ...る物凄さ、名状すべからず。 冬男、熊公、虎公、山、川、海の精霊は、忍ケ丘のわが住処に......長き日を 清水ケ丘にひそみたりける。 虎公と二人淋しく潜みたる 清水ケ丘を思へば......影もなく 清め澄まさむ神なるわれは』 虎公は歌ふ。『ありがたし貴の御神の御言葉 ... | 58 |
59 | 霊界物語 第80巻 天祥地瑞 未の巻 | 第3篇 天地変遷 | 第20章 復命〔2024〕 | 出口王仁三郎 | 1934刊 | DB・ RMN |
全 2 件/虎公=2 | ...し、精霊界に入れる秋男が弟冬男及び熊公、虎公、山、川、海の精霊一行及び水上山の聖場よ......守る事とはなりぬ。又冬男は忍ケ丘に熊公、虎公及び山、川、海の精霊と共に永久に鎮まり、... | 59 |