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番号	文献名1	文献名2	文献名3	著者	発表年	詳細	本文内のヒット件数	プレビュー（最大 8 件まで表示）	番号
101	霊界物語第26巻海洋万里丑の巻	第1篇伊都宝珠	第2章真心の花（一）〔767〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 8 件/高姫=8	...の鍵を預りし　　秋山彦の表口　黄金の鍵を高姫に　　まんまと盗み出されて　一同心を焦ち......　漸く島に馳せついて　危き所を発見し　　高姫さまを伴ひて　吾館に帰り来る折　　忽ち腹......くばり　送らせ給へよ人々よ　　朝な夕なに高姫が　玉に心を抜かれつつ　　隙ゆく駒の隙あ......　　開かむ為の御経綸　深き心を白浪の　　高姫司や黒姫が　玉の在処を探らむと　　現界幽......れ　　玉治別や玉能姫　神の司と諸共に　　高姫さまを気遣ひて　荒浪猛る海原を　　見えつ......へ奉りし嬉しさを　　吾等一人の物とせず　高姫司や黒姫の　　神の使の御前に　此喜びをか......諸共に　　浪路を分けて来ります　神の柱の高姫が　　地恩の城に来りまし　高山彦や黒姫を......汲み取りて　三五教に仕へたる　　神の司の高姫や　高山彦や黒姫や　　竜国別や鷹依姫の　...	101
102	霊界物語第26巻海洋万里丑の巻	第1篇伊都宝珠	第3章真心の花（二）〔768〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 7 件/高姫=7	...依姫の割拠せる　　岩窟の中に立ち入りて　高姫、黒姫両人を　　救ひ出して鷹依の　姫の命......壊の如意宝珠　紫色の宝玉の　　在処探ねて高姫が　又もや神都を後にして　　海の内外の区......し小舟に身を任せ　遠き浪路を打ち渡り　　高姫一行の危難をば　救ひ守りつ竜宮島　　到り......難をば　救ひ守りつ竜宮島　　到りて見れば高姫は　高山彦や黒姫と　　暗に紛れて逸早く　......　あゝ惟神々々　御霊幸はへましまして　　高姫一行が執着の　心の雲を晴らせかし　　一日......致の神業を　　開いて国を守る折　三五教の高姫と　　共に来ませし蜈蚣姫　母の命に廻り会......の御玉を妾のみ　　私なさず三五の　教司の高姫や　　高山彦や黒姫の　神の司も諸共に　　...	102
103	霊界物語第26巻海洋万里丑の巻	第1篇伊都宝珠	第4章真心の花（三）〔769〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 7 件/高姫=7	...南　　生田の森の神館　謹み守る折柄に　　高姫さまの玉探し　瀬戸の荒浪打ち渡り　　家島......大島越えてアンボイナ　　南洋一の竜宮に　高姫さまや蜈蚣姫　　その他の人々救ひつつ　波......大海中に漂へる　　魔島に近く漕ぎ寄せて　高姫一行救ひ上げ　　夜を日に次いで限りなき　......る山の上　思ひがけなき三五の　　神の司の高姫や　友彦其他に廻り会ひ　　小糸の姫の行末......の境に浮沈して　数多の島を横ぎりつつ　　高姫一行と諸共に　一つ島なる地恩城　　黄竜姫......潔め　教の道を歩む折　　三五教の宣伝使　高姫さまや貫州の　　教司の出でまして　神の大......めて罵りし　己が心の恥しさ　　蜈蚣の姫や高姫の　後に従ひ瀬戸の海　　国城山を後に見て...	103
104	霊界物語第26巻海洋万里丑の巻	第1篇伊都宝珠	第5章真心の花（四）〔770〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...て見れば　思ひがけなき蜈蚣姫　　三五教の高姫や　明石の里の久助に　　出会つた時の苦し......撫で下し　清、鶴、武の三人と　　船を操り高姫が　危き身の上守らむと　　南洋大小の島嶼...	104
105	霊界物語第26巻海洋万里丑の巻	第3篇神都の秋	第10章船歌〔775〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 10 件/高姫=10	...　　姫の命の岩窟に　一同漸く廻り会ひ　　高姫さまや黒姫を　救ひ出して鷹依の　　姫の命......に心を奪られたる　　日の出神と自称せる　高姫さまを始めとし　　高山彦や黒姫の　神の司......来訪されて奥の間に　秋彦諸共忍び居る　　高姫、駒彦門口の　戸を隔てたる押問答　　婆さ......　　婆さまの声や娘声　言葉巧に操れば　　高姫さまも一時は　迷はされたる可笑しさよ　　......奥の一間に煙草吸ふ　　煙管の音に心付き　高姫さまは忽ちに　　襖押開け進み入る　南無三......再度山の鼻高と　　早速の頓智が仇となり　高姫さまや黒姫に　　真の天狗と誤られ　玉の在......せ　　聖地に帰る楽しさよ　さはさりながら高姫や　　高山彦や黒姫の　三つの身魂は嘸やさ......だらう　どうせ聖地へ帰りなば　　国依別は高姫に　胸倉とられ一叱言　　聞かして貰ふ事だ...	105
106	霊界物語第26巻海洋万里丑の巻	第3篇神都の秋	第11章言の波〔776〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 20 件/高姫=20	...玉を索めて南洋の　　竜宮島まで彷徨ひし　高姫さまの一行が　　訪問されて国さまや　駒彦......されありと出放題　其虚言を真に受けて　　高姫さまを始めとし　高山彦や黒姫は　　時を移......姫の御前を　　寿ぎ奉る信徒の　沢ある中に高姫や　　高山彦や黒姫が　妬みの焔消えやらず......の司の御許に　納まり給ふと聞くならば　　高姫如何に村肝の　心なやます事ならむ　　今か......三十万年未来まで　　○○○にして置かう　高姫さまや黒姫が　　心を焦ちて遠近と　三つの......故　いろいろ様々理を分けて　　申上ぐれど高姫は　日の出神を楯にとり　　続いて黒姫竜宮......　佐田彦言はぬと申すなら　言はでも宜しい高姫が　　日の出神の神力で　探して見せうと雄......ぬ　あゝ惟神々々　　又もや神の御仕組で　高姫さまの居らぬ間に　　竜宮島の麻邇宝珠　綾...	106
107	霊界物語第26巻海洋万里丑の巻	第4篇波瀾重畳	第13章三つ巴〔778〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 20 件/高姫=20	...的滅法に尖らせて　松雲閣の中の間で　　鼻高姫や黒姫が　御玉探しの大騒ぎ　　神素盞嗚大......肉の宮　嘘か真か知らねども　　天狗の鼻の高姫が　尊き御魂を持ちながら　　肝腎要の神業......現はれて　　黄竜姫に玉抜かれ　流石剛気の高姫も　　胸轟かし黒姫や　高山彦を伴ひて　　......果は竹生島　憑依もしない天狗の口に　　鼻高姫は勇み立ち　今度は願望成就と　　館の裏口......幾多の船の其中に　殊更堅固な船を選り　　高姫艪をば操りて　心は後に沖の島　　波を辷つ......の位置を保つて行儀よく配列されてあつた。高姫は先ず竹の島の市杵島姫を祀りたる社を指し......上ぐる　暗に確とは分らねど　　皺嗄れ声は高姫か　執着心に搦まれて　　当所も知らぬ玉探......入り　　様子如何にと窺へば　神ならぬ身の高姫は　　社の中に人ありと　知らぬが仏一心に...	107
108	霊界物語第26巻海洋万里丑の巻	第4篇波瀾重畳	第14章大変歌〔779〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 18 件/高姫=18	...ぬ意地に絡まれて　探しに来る愚さよ　　鼻高姫や村肝の　心の暗の黒姫や　　頭の光る福禄......に　懺悔さらして仕へ行け　　先に来たのは高姫ぢや　次に出て来た黒姫が　　言依別の遣は......神ぞや　三つの玉は神界の　　御経綸なれば高姫が　何程日の出神ぢやとて　　現はれ来る筈......こに居つては堪らない　　ウントコドツコイ高姫さま　ヤツトコドツコイ黒姫さま　　高山彦......の　真最中に亀彦が　　俄に女神の作り声　高姫、黒姫、高山彦の　　福禄寿頭の三人と　図......彦の　　福禄寿頭の三人と　図星を指されて高姫は　　ハツと驚き立上り　よくよく見れば黒......や口惜しや　　国依別の極道奴　日の出神や高姫や　　竜宮さまの生宮を　マンマとよくも騙......れたお節等に　　馬鹿にしられて堪らうか　高姫ぢやとて骨がある　　お前のやうなグニヤグ...	108
109	霊界物語第26巻海洋万里丑の巻	第4篇波瀾重畳	第15章諭詩の歌〔780〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 19 件/高姫=19	...　高姫、黒姫両人は　　高山彦と諸共に　神の社を......木高知りて鎮まれる　我は木花姫神　　汝は高姫、黒姫か　高山彦よよつく聞け　　神が表に......海原乗りきりて　　彷徨ひ廻る憐れさよ　汝高姫、黒姫よ　　高山彦よ今よりは　生れ赤子の......し御教も　　執着心の雲深く　容易に晴れぬ高姫は　　木花姫が何偉い　日の出神や竜宮の　......な　矛盾だらけの宣言を　　他人は知らねど高姫は　如何して之が聞かれうか　　馬鹿になさ......葉を　　今に至つて聞く様な　優しい身魂の高姫と　　思召すかや情ない　変性男子の系統ぢ......何処迄も　金輪奈落の底深く　　信じ奉つた高姫は　そんなヘドロイ霊でない　　金剛不壊の......天晴れ表になる迄は　　私の側を離れなよ　高姫司のへらず口　　聞き度うないかは知らねど...	109
110	霊界物語第26巻海洋万里丑の巻	第4篇波瀾重畳	第17章帰り路〔782〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 22 件/高姫=22	...と再度の　　山の天狗の囈言に　心を焦ちて高姫が　　黒姫、高山彦を伴れ　思ひ思ひに竹生......路傍に立てる柿の木に　　渋い顔して村鴉　高姫一行を頭上より　　瞰下しながら声限り　ア......がら声限り　アホーアホーと鳴き立てる　　高姫小癪にさへながら　空ふり向いて独り言　　......して　扣へて居るに違ひない　　一寸立寄り高姫が　日の出神と現はれて　　三千世界の御仕......へば黒姫肯いて　実に尤もぢや尤もぢや　　高姫さまのお言葉に　迎合盲従致します　　高山......よ。　　　　○　梅照彦の神館　　門に佇み高姫は　もしもし此処を開けとくれ　　日の出神......人か　トツトと帰つて下さんせ　　聞くより高姫声をかけ　お前は此家の門番か　　梅照彦は......　　勇み進んで行かれたぞ　それに就いても高姫や　　黒姫さまや高山彦の　長い福禄寿の神...	110
111	霊界物語第26巻海洋万里丑の巻	後付	跋	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...を砕きつつ　日の出神の生宮と　自称自認の高姫が　執着心の雲深く　迷うて進む竹生島　元...	111
112	霊界物語第27巻海洋万里寅の巻	第1篇聖地の秋	第1章高姫館〔783〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 80 件/高姫=80	...建てる館は四間造り　奥の離れの一棟は　　高姫さまが書斎の間　萩の小柴を編み立てて　　......いと丁寧に腰屈め　　敬意を表せば黒姫は　高姫様は在宅か　　高山彦の夫婦連れ　参りまし......　暫くありて勝公は　　二人の前に腰屈め　高姫さまの仰せには　　待兼山の時鳥　お二人共......廊下を伝ひつつ　　奥の間さして忍び入る　高姫は別棟の書斎から廊下伝ひに袴も着けず、板......、煎餅の様な薄い座蒲団の上に四角張つて、高姫『コレハコレハ高山彦さまに黒姫さま、お仲......さまに黒姫さま、お仲の良いこと。独身者の高姫の前にそんなお目出度いとこを展開して貰ひ......』黒姫『エー気の利かぬ……瓢六爺だなア。高姫さまが最前の御言葉、貴方は何と聞きました......ヽヽ、いやもう恐れ入りました。此高山彦も高姫様の御精神に、大賛成です』　黒姫目に角を...	112
113	霊界物語第27巻海洋万里寅の巻	第1篇聖地の秋	第2章清潔法〔784〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 48 件/高姫=48	...れしごと　　何時の間にやら門の口　此処は高姫御館　　奥には幽かな人の声　何処の客かは......の友彦が　久方振にお館へ　　帰り来ませる高姫に　敬意を表して御挨拶　　申さんものと取......折角乍ら友彦よ　　お前は意地久根悪い故　高姫さまの気に合はぬ　　今も今とて国さまや　......なら　　些とは考へなされませ　奥の一間に高姫や　　高山彦や黒姫が　夏彦、常彦前に置き......をして御座る　秘密は何処迄秘密ぢやと　　高姫さまの常套語　今日は風向悪い故　　去んだ......し堂々と　　捲土重来するがよい　七尺男が高姫や　　黒姫さまに凹まされ　泡を吹くのも見......の雨も　　さまで恐れぬ豪傑の　安公さまも高姫の　　その鼻息にや耐らない　男一匹助ける......る　口が悪いと腹立てて　　怒つて呉れなよ高姫が　今日も今日とて云うて居た　　俺が云う...	113
114	霊界物語第27巻海洋万里寅の巻	第1篇聖地の秋	第3章魚水心〔785〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 34 件/高姫=34	...　高姫、黒姫、高山彦、夏彦、常彦の五人は、四方......て月を拝し乍ら、ヒソヒソ話に耽つてゐる。高姫『夏彦、常彦さま、お前さまは言依別の教主......て行けば、何事も円満に行くのですがなア』高姫『何ツ、黄竜姫や蜈蚣姫、彼の友彦にテール......つて御仕組をして置かれたのだ。それも此の高姫が神様の御都合で、黒姫さまを聖地から追出......様の御蔭で授かつたのだと云つて居ますで』高姫『それは定つて居るぢやないか。併し日の出......らぬものだから、待つてゐられるのですよ』高姫『言依別も大分此頃は改心が出来たと見えま......御気の毒だと云つて控へて御座るのですよ』高姫『そんな御心配は要りませぬわ。日の出神や......早四足身魂は退散して居るに違ひないから、高姫、黒姫が待ちかねてゐるから一遍御出でなさ...	114
115	霊界物語第27巻海洋万里寅の巻	第2篇千差万別	第4章教主殿〔786〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 37 件/高姫=37	...一目見るより慇懃に　笑顔を作り腰屈め　　高姫さまか黒姫か　高山彦の神司　　ようこそお......う御待兼ね　　サアサア御通りなさいませ　高姫軽く会釈して　　それは皆さまお待兼ね　奥......々あとに従うて　　奥の間さして進み入る。高姫『ヤア是は是は言依別様を始め、英子姫様其......様其他のお歴々様方の御前も憚らず、賤しき高姫、恐れ気もなく御伺ひ致しまして、さぞ御居......は一時に手をついて、礼を施した。言依別『高姫様、そこは端近、ここにあなた方お三人様の......います。どうぞこちらへお坐り下さいませ』高姫『何分にも身魂の研けぬ、偽日の出神の生宮......うぞ左様な御心配は下さいますな』玉能姫『高姫様、さういふ御遠慮には及びますまい。教主......、どうぞお三人様共快くお坐り下さいませ』高姫『コレお節、御歴々様の中も憚らず、何をツ...	115
116	霊界物語第27巻海洋万里寅の巻	第2篇千差万別	第5章玉調べ〔787〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 55 件/高姫=55	...べて居た。群集を分けて意気揚々と登り来る高姫、黒姫、高山彦の三人は、今日玉調べの神務......も角御主管なされて居られましたが、今日、高姫、黒姫のお取調を願ひ、信者一同に拝観をさ......個の柳筥は、段上に行儀好く据ゑられた。　高姫は段上にスツクと立ち、一同を見廻し乍ら、......は段上にスツクと立ち、一同を見廻し乍ら、高姫『皆さま、今日は誠に結構なお日柄で御座い......ンスターの憑依するものでありますから、此高姫等は三つのお宝を探す様に見せて、其方に総......になり、夫を受取り且つ調べるお役は特に此高姫、黒姫両人が致すべきもので御座います。依......にお扣へなされ』　『ハイ』と答へて両人は高姫の傍に立寄る。......高姫は口をへの字に結び、柳筥の桂馬結びの紐を...	116
117	霊界物語第27巻海洋万里寅の巻	第2篇千差万別	第6章玉乱〔788〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 37 件/高姫=37	...捧持して二神司の前に奉らむとする時しも、高姫は、......高姫『一寸待つて下さい。又紛失すると大変だか......巡するに及びませぬ。早く献上なさいませ』高姫『エー又しても又しても、邪魔計り致す男だ......日只今より、国治立命、国依別の口を通し、高姫を除名する。ウンウンウン』......高姫『ヘン、おいて貰ひませうかい。何程国依別......　玉照姫、高座より声しとやかに、玉照姫『高姫、国依別両人共、お控へめされ』国依別『ハ......依別『ハハー』と畏縮して其場に平伏する。高姫、......高姫『エーエ、日の出神の生宮さへあれば良いの...	117
118	霊界物語第27巻海洋万里寅の巻	第2篇千差万別	第7章猫の恋〔789〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...彦の別れに臨みお前に与ふる大切な餞別だ。高姫さまにも何卒よく言うて置いて下さい。必ず......、旁宣伝の為めに出張さるる事となつた。　高姫は言依別命の後を追ひ四個の玉を取り返さん...	118
119	霊界物語第27巻海洋万里寅の巻	第4篇竜神昇天	第15章情意投合〔797〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 45 件/高姫=45	...、西南指して行かれたりと云ふ消息を、例の高姫が聞きつけ、春彦、常彦の一行三人、言依別......、取る物も取敢ず、一隻の軽舟に身を任せ、高姫が教主に対し、如何なる妨害を加ふるやも計......る妨害を加ふるやも計り難しと、一生懸命に高姫の後を探ねて漕ぎ出し、児島半島の沿岸に差......をきめて居たのであつた。　当の目的物たる高姫一行を、海上にて見失ひたれ共、照子姫、清......窟ケ原の黒姫が館には一回も足をむけず、又高姫などにも会はなかつた。只黒姫の言葉を反駁......之を聞付け、清彦『ヤアあの声はどうやら、高姫の声らしいぞ。一寸査べて来るから、三人仲......い』と早くも洞穴の入口に立つた。　外には高姫、春彦、常彦と共に怖相に洞穴を覗いて居る......かりに三人の顔はハツキリと見えた。されど高姫の方からは、清彦の姿は少しも見えない。清...	119
120	霊界物語第27巻海洋万里寅の巻	第5篇清泉霊沼	第16章琉球の神〔798〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 6 件/高姫=6	...　高姫一行が立去つた後の洞穴は、水入らずの男女......てゐませんでした。教主様の後をつけ狙つて高姫一行が参つたと聞き、心も心ならず、御後を......たか。それは大いに心配を掛けたなア。併し高姫さまは執拗にも斯様なところまで、吾々の後......で、吾々の後を追つて来たのかなア』清彦『高姫さまは仮令高砂島の果までも貴方の御後を尋......』言依別『何処までも玉にかけたら執念深い高姫だなア。アヽ仕方が無い』と双手を組んで思......を組んで思案に暮れる。言依別『さうすれば高姫さまは、又我々の渡る高砂島へも行くに違ひ...	120
121	霊界物語第28巻海洋万里卯の巻	第4篇南米探険	第19章高島丸〔819〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 33 件/高姫=33	...　唯一の武器とふりかざし　我意を立て貫く高姫は　　神素盞嗚大神の　公平無私の御心に　......　何処の誰が何時の間に　　摺変へたるかと高姫は　口を尖らし目をみはり　　呆れ居る折言......別と諸共に　　高砂島に渡りしと　聞くより高姫気をいらち　　又もや聖地を立出でて　乗る......砂島に渡らむと　進み行くこそ健気なれ。　高姫は常彦、春彦に舟を操らせ、夜を日に継いで......ち波に包まれ、生命を失ふ危険があつた。　高姫一行は船を破り、已むを得ず、尻をからげて......は焼きつく如く照り出した。流石大胆不敵の高姫も、到底此儘にては、高砂島に渡ることは出......を限りに天津祝詞を奏上し天の数歌を唱へ、高姫『国治立大神様、神素盞嗚大神様、玉照彦様......別様、どうぞ、此危難をお助け下さいませ。高姫も只今限り我を折りまして、あなた方の教通...	121
122	霊界物語第28巻海洋万里卯の巻	第4篇南米探険	第20章鉈理屈〔820〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 42 件/高姫=42	...　常彦、春彦は驚いて、高姫の縛を解き、抱起し、常彦『先生、どうも御......して居て下さいませ。両人が御願致します』高姫『お前達はそれだから腰抜といふのだよ。三......、束になつて来た所で、指一本さへさす様な高姫ぢやありませぬぞえ』春彦『それでも貴女、......まにして吊り上げられたぢやありませぬか』高姫『何とマア、身魂の曇つた者は、御神徳の頂......たを吊りおろして、どつかへ隠れましたよ』高姫『サアさうだから、......高姫は神の生宮と云ふのだ。船頭の奴、帆柱の上......やぎなりと、法螺吹くなりと、如何なつと、高姫さまの勝手になさつてもよいが、こんな所で......船長に憎まれたら大変だぞ。コりや茲で一つ高姫様にお願申して、師弟の縁を切つて貰ひ、ア...	122
123	霊界物語第28巻海洋万里卯の巻	第4篇南米探険	第21章喰へぬ女〔821〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 35 件/高姫=35	...を戦はして居た。船長『只今三五教の宣伝使高姫と申す者、甲板上にて、取りとめもなき事を......たよ。あなたも良い加減に実を吐いて、あの高姫を安心さしておやりになつたら如何でせう』......たものでありまして、吾々としては其一切を高姫に対し、明示することは出来ない事になつて......することは出来ない事になつて居ります。又高姫は吾々の申すことは決して信ずる者ではあり......言依別『到底物になりませぬ。国依別は随分高姫に対し、幾回となくからかひ、且つ玉の所在......冠島、沓島に大切に隠してあります。それを高姫が、吾々が持逃したものと思ひ、私の後を追......も御持ちになつて居られませぬ。一層の事、高姫に直接御会ひになつて、これ此通り、吾々は......ます』言依『吾々両人が何程誠を申しても、高姫に限つて信用してくれませぬから、あなた、...	123
124	霊界物語第28巻海洋万里卯の巻	第4篇南米探険	第22章高砂上陸〔822〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 45 件/高姫=45	...　高姫は大勢の船客の中に只一人、面をふくらして......手をつないで、歌を歌ひ踊り狂うて居る。　高姫は目に角を立て、大きな声で、『コレ常公、......法界面白いものですよ。アハヽヽヽ』春彦『高姫さま、そんな六かしい顔をせずに、長い海の......な手つきし乍ら、ステテコ踊を始め出した。高姫は目に角を立て足ふみならし、『コレ常公、......、春公、誰が勘当すると云ひました。決して高姫は申しませぬよ。あれはお前に憑依してゐた......家になつたらかもてんか　ウントコドツコイ高姫さま　　ヤツトコドツコイ常彦さま　ゴテゴ......に真青な顔をして、キリキリと狂ひ廻つた。高姫は、『コレ常彦、何程キリキリ舞を致しても......り乍ら、『モウチツと小声で言つて下さい。高姫さまの耳に這入ると困るから………サア春彦...	124
125	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	前付	総説	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...　黒姫が保管せし黄金の神宝紛失の為、高姫に放逐されて、鷹依姫、竜国別、テーリスタ......ン河を遡り、玉の森林に迷ひ込みし物語と、高姫が言依別命、国依別の後を追ひて高砂島に、...	125
126	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第1篇玉石混来	第1章アリナの滝〔823〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 6 件/高姫=6	...時もあれ　日の出神の生宮と　　自ら名乗る高姫や　黒姫達の心意気　　甚だ怪しくなりけれ......治立の御前に　　請ひのみまつり伺へば　『高姫、黒姫両人の　　心の空は定まらず　又もや......と厳かに宣り玉ふ。　　言依別は意を決し　高姫、黒姫両人が　　生命の綱と朝夕に　頼みて......難題を浴びせられ　　困り入つたる折柄に　高姫司の耳に入り　　竜国別や鷹依姫の　神の司......見えて、随分ヤクザ玉ばかり集つたものだ。高姫玉や黒姫玉、高山玉に杓子のお玉、狸の睾丸......玉を手に入れるが最後、俺達は聖地へ帰り、高姫の頑固者に頭を下げさせ、アツと云はして、...	126
127	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第1篇玉石混来	第4章野辺の訓戒〔826〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...ツと覗いて見ましたら、恐ろしや恐ろしや、高姫さまと黒姫さまが、如意宝珠や紫の玉に取囲......主となり、再転して三五教の宣伝使と変り、高姫に無実の難題を吹きかけられて、遥々と高砂...	127
128	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第2篇石心放告	第5章引懸戻し〔827〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 36 件/高姫=36	...や国依別の　神の司の後を追ひ　　心も驕る高姫が　如意の宝珠や紫の　　珍の宝を始めとし......に安着し　数多の船客押分けて　　先頭一の高姫は　雲を霞と細くなり　　体を斜に山路を　......勢込んで進み行く。　　常彦、春彦両人は　高姫司の後を追ひ　　グヅグヅして居て......高姫を　見失うなと言ひ乍ら　　老木茂る山路を......数多渡りて暗間山　其山口に追ひ付きぬ。　高姫は暗間山の山口の雑草茂る松原に横たはり、......つて御座るワイ。余りに智慧が出るので、此高姫も吾と吾が手に感心を致しますワイ。それだ......後から走つて来て、灌木の茂みに姿を隠し、高姫の独言を一口も残らず聞取つて了ひ、互に顔......まるくし、舌を出し、ニヤリと笑つて居る。高姫は少しも気が付かず、『サア是れからが性念...	128
129	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第2篇石心放告	第6章玉の行衛〔828〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 47 件/高姫=47	...　高姫は言葉を軟らげ、『コレコレ常彦さま、ヤツ......方だと思うて連れて来たが、……ヤツパリ此高姫の目は違ひませぬワイ。ようマア目敏くも、......す可からずだ。大きな声で云ふない。そこに高姫さまが聞いて御座るぢやないか。......高姫さまの御座らぬ所で、トツクリとお前丈に一......大きな声でウツカリ喋つて了つた。……モシ高姫さま、今私が何を言うたか聞えましたか。余......慎むべきは言葉なりけりぢや、アハヽヽヽ』高姫『コレ常彦さま、お前、そんなにイチヤつか......ぬぞえ。トツトと有体に仰有い。そしたら此高姫は云ふに及ばず、錦の宮の教主となり、お前......ンナ者になり、春彦は立派な人間になつて、高姫さまでも何人でも、到底カナンと云ふ立派な...	129
130	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第2篇石心放告	第7章牛童丸〔829〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 29 件/高姫=29	...　高姫は長途の旅を思ひ切つて駆け出し、喉は渇き......変に足も草疲れてゐる様だから……。そして高姫はこれから十丁計り南へ行くと、小川がある......小川を左にとつて十間計りのぼると、そこに高姫が休んで居るから、此牛に乗つて、川をバサ......られたのだから、余程貴様も光栄だ。これが高姫にでも撲られたのだつたら、それこそ腹が立......児の教へた細谷川を左に取り、川を溯りて、高姫の休んでゐる二三間側まで進み、『オウオウ......と山もはぢける様な声を出して唸り立てる。高姫はウツラウツラ夢路を辿つてゐたが、此声に......両側に常彦、春彦二人の立つてゐるを見て、高姫『お前は常、春の二人ぢやないか。何だ、そ......根性は直らぬと見えるワイ。さうぢやから此高姫がお前の様な者を連れて歩くと、神徳がおち...	130
131	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第2篇石心放告	第8章高姫慴伏〔830〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 48 件/高姫=48	...　高姫一行は漸くにしてアリナの滝に着いた。四五......る瀑布の音に聞き取ることは出来なかつた。高姫一行は身を浄め、それより、瀑布の右側を攀......、木の香香ばしく、あたりに漂ひゐたり。　高姫は鏡の池に向ひ、拍手し乍ら、うづ高くつま......、小さき意地と欲とに絡まれて、ド迷ひ来る高姫のデモ宣伝使。エヽヽ、遠慮会釈もなく人の......みか、万劫末代の恥を曬さねばならぬぞよ』高姫『あゝゝ、何れの水神さまか知りませぬが、......の生宮、水神さま位に御意見を受けるやうな高姫とは一寸違ひますワイ。いゝゝ、意見がまし......ぞや。えゝゝ、得体の知れぬ神の云ふ事は、高姫の耳には這入りませぬぞや。おゝゝ、鬼でも......でも、誠一つの生粋の大和魂で改心させる此高姫で厶いますぞ。余り見違をして下さるなや。...	131
132	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第2篇石心放告	第9章俄狂言〔831〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 22 件/高姫=22	...く折柄に　玉に心を奪られたる　　三五教の高姫が　自転倒嶋を後にして　　太平洋を打渡り......乗らせ玉ひて五十韻　珍の言霊並べつつ　　高姫一同を訓戒し　身魂を救ひ助けむと　　計り......助けむと　　計り玉ひし尊さよ　自負心強き高姫は　　持つて生れた能弁に　負ず劣らず五十......くなり　　大地の震動恐ろしく　流石頑固の高姫も　　色青ざめて慴伏し　歯をかみしめて黒......めて、教を伝へつつありしが、茲に三五教の高姫が鏡の池に現はれて、堆く供へ奉れる諸々の......に急報し、教主夫婦と諸共に此場に現はれ、高姫一行に向ひ、来意を尋ぬる折しも、傲慢不遜......行に向ひ、来意を尋ぬる折しも、傲慢不遜の高姫は、鏡の池の神霊が威力に打たれて打倒れ、......八九十の神示の反魂歌を奏上し、漸くにして高姫は正気に復り、稍安心の胸を撫で下ろしたり...	132
133	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第2篇石心放告	第10章国治の国〔832〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 34 件/高姫=34	...　高姫は一同の不思議さうな顔をして......高姫を見つめ居るに、何となく気分面白からず、......ず、又もやソロソロ憎まれ口を叩き出した。高姫『あのマア折角言依別や国依別と腹を合せ、......殿を造りて、三千世界のお宝を隠し、よもや高姫はこんな所迄、後追ひかけて来る筈はないと......だきなさい。何程われ程偉い者はない、甘く高姫を瞞してやつた、ここに納めておけば、堅城......決して決して左様な玉は一個もありませぬ』高姫『何、竜国別が黄金の玉を持つて帰つたとは......います。アハヽヽヽ』と円滑な辞令を以て、高姫を罵倒して居る。......高姫『ヘン、あなたのお目は偉いものですな。悪...	133
134	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第3篇神鬼一転	第11章日出姫〔833〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 32 件/高姫=32	...　高姫は矢庭に神前に駆け上り、扉に手をかけた。......た脇立の狭依彦神、煙の如く朦朧と現はれ、高姫の首筋をグツと握つて壇上より、蛇を大地に......地に投げつけた様に、ポイと撥ね飛ばした。高姫は暫く虫の息にてそこに打倒れ、何事か切り......朦朧として御神体が現はれ、こらしめの為に高姫を取つて投げられたのですから、余り......高姫を構うと、又へらず口を叩き慢心を致します......改心する所迄放つといてやつて下さいませ。高姫の身の為ですから……一人前の誠の宣伝使に......やらうと思召さば、十分に苦ましておく方が高姫に対する慈悲になりまする』と真心から語り......ら語り出したるを、一同は常彦の言に従ひ、高姫が自然正気に復る迄、そこに放任しておき、...	134
135	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第3篇神鬼一転	第12章悔悟の幕〔834〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 29 件/高姫=29	...人と共に、アリナの高山を漸く登り、到底、高姫に追付く可らざるを断念し、高山の頂きにて......しり喰ひ、宣伝歌を歌ひ乍ら、足に任せて、高姫の所在を探らむと下り行く。　漸くにして日......行く。　漸くにして日の暮るる頃、櫟ケ原の高姫が端坐せる白楊樹の下に辿り着いた。......高姫は心魂開け、真如の日月心の空に輝き、天眼......る月照彦の　神の命の戒めに　　天狗の鼻の高姫は　高い鼻をばめしやがれて　　忽ち身体震......をつかし別館に　早々姿を隠しける　　後に高姫傲然と　御殿に近く仕へたる　　国、玉、竜......ぬるを　四十八文字で世の中の　　一切万事高姫が　解決すると法螺を吹き　　金剛不壊の如......三千世界の神宝を　　隠してゐるに違ない　高姫ここへ来た上は　　最早逃れぬ百年目　綺麗...	135
136	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第3篇神鬼一転	第13章愛流川〔835〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 41 件/高姫=41	...　高姫は常彦、春彦と共にアルゼンチンの大原野、......の小さき草葺の家に身を隠した。常彦『モシ高姫さま、あの婆アは何でせうなア。あの松の木......あれ一寸立寄つて見やうではありませぬか』高姫『あゝあ、玉公、竜公に別れてから、今日が......さうだろな』春彦『ウン、私もその通りだ。高姫さま、サア参りませう』　三人は漸くにして......、お聞き下さる訳には参りますまいかなア』高姫『ハイ妾達の力に叶ふことならば、如何様な......障るか存じませぬが、一寸申上げました』　高姫暫く差し俯むいて腕を組み、考へて居たが、......暫く差し俯むいて腕を組み、考へて居たが、高姫『あゝ宜しい宜しい、どんな膿でも汁でも、......二間作りの小さき家であつた。常彦、春彦も高姫と共に奥の間に従いて行く。見れば金色の蠅...	136
137	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第3篇神鬼一転	第14章カーリン丸〔836〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 31 件/高姫=31	...り附けてあつた。常彦は此文面を読み上げて高姫に聞かした。......高姫は驚いて、......高姫『あゝ矢張鷹依姫さまも竜国別さまも、テー......あるにあられぬ苦労をなさつたであらう。此高姫が無慈悲にも、黒姫さまが黄金の玉を紛失し......依姫様、竜国別様、テー、カーの両人さま、高姫のあなた方に加へた残虐無道の罪、どうぞ許......国へ来て種々雑多と苦労をなさるのも、皆此高姫に憑依してゐた、金毛九尾の悪狐の為せし業......其上に祀ることとなつた濫觴である。　さて高姫は石像を背に負ひ、エチエチし乍ら草野を分......を東へ東へと二人の同行と共に進み行く。　高姫は玉の湖畔を進み乍ら、湖中に溌溂として泳...	137
138	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第3篇神鬼一転	第15章ヨブの入信〔837〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 27 件/高姫=27	...　高姫の偽らざる告白に船客の一人は、今迄の憤怒......憤怒の情は何処へやら消え失せ、今度は全く高姫に対する同情者となつて了つた。丙は......高姫に向ひ、丙『私はカーリン島（今のフオーク......憐れを催し、能く探つて見れば、自転倒島の高姫さまから追ひ出されて、ここまで遥々やつて......やつて来た憐れな人だと聞いてから、おのれ高姫見つけ次第素首抜かずにおくものかと、親の......怒の情に堪へ兼ねてゐましたが、今御本人の高姫さまに出会ひ、聞くと見るとは大変な違ひ、......ば一方計り聞いては分らぬものです。どうぞ高姫さま、不思議な御縁で此船の中でお目にかか......居りますから、どうぞお供にお願致します』高姫『それは誠に結構な思召しで御座いますが、...	138
139	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第3篇神鬼一転	第16章波の響〔838〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 37 件/高姫=37	...る　カーリン島の神の御子　　ヨブは今より高姫が　清き心を諾なひて　　仮令野の末山の奥......綾の聖地を後にして　　変性男子の御系統　高姫さまに従ひて　　瀬戸内海を打渡り　南洋諸......助けられ　　漸くテルの港まで　到着するや高姫は　　数多の船客かきわけて　先頭一に上陸......しが　綾の聖地に現れませる　　杢助さまに高姫の　監督役を命ぜられ　　居乍ら　のめのめ......　暗間の山の麓迄　　来りて様子を窺へば　高姫さまの独言　　常彦、春彦両人の　半鐘泥棒......の立つままに　　ガサガサガサと飛出せば　高姫さまの曰くには　　油断のならぬ世の中ぢや......長話を始むれば　猫が松魚節見た如うに　　高姫さまが飛びついて　もうしもうし旅の人　　......系統で　　日の出神の生宮と　世に謳はれた高姫ぢや　　お前も中々偉い人　私の話を聞きな...	139
140	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第4篇海から山へ	第17章途上の邂逅〔839〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 36 件/高姫=36	...　高姫一行は、海上波も静かに神徳著しく、漸くに......とて相当に人家も稠密であつた。老若男女は高姫一同の宣伝使姿を見て、物珍らしげに目送し......艱難苦労をしてると云ふ事だ。其又追出した高姫とか云ふ奴、聞いても憎らしいよな婆アだな......だなア。人の事でも腹が立つ。彼奴は大方其高姫と云ふ奴ぢやなからうかなア』乙『さうかも......らうかなア』乙『さうかも知れぬな。何でも高姫は鷹依姫より十歳計り年が若いと聞いてゐた......』と聞えよがしに、大きな声で喋つてゐる。高姫はこれを聞くより、二人の男の側に、ツカツ......り、二人の男の側に、ツカツカと進み寄り、高姫『モシモシ今あなたの御話を耳にしますれば......ますか』乙『本当だとも、本島には三五教の高姫の様な出鱈目を云つたり、都合が悪ければ嘘...	140
141	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第4篇海から山へ	第18章天祥山〔840〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 7 件/高姫=7	...し一年目　　命の親の恩人を　虐げまつりし高姫を　　ここに待受け鷹依姫の　教の司の仇を......現はし呉れむと待ちゐたる　　時しもあれや高姫は　常彦、春彦始めとし　　ヨブを引きつれ......マール、ボールの両人は　　これこそ的切り高姫と　九寸五分をば振翳し　　右と左に突きつ......をば振翳し　　右と左に突きつける　流石の高姫身をかはし　　飛鳥の如く飛び退けば　カー......　うまらにつばらに説きあかし　　鷹依姫や高姫の　雪より清き胸の内　　輝き渡るぞ尊けれ......ひましませよ。　マール、ボールの両人は、高姫、ヨブの訓戒に依り、釈然として吾考への誤......此祭典を賑々しく御手伝ひ下さいませぬか』高姫『それは何より好都合です』と云ひ乍ら早く...	141
142	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第4篇海から山へ	第19章生霊の頼〔841〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/高姫=9	...の前に一行六人は、霧雨を冒して進み寄り、高姫は背の石像をおろし、滝の傍に木の葉や笹で......神主となし、美はしき小砂の上に坐せしめ、高姫は自ら審神者の役を奉仕した。　ブラジル国......天祥山より落ちかかる　　幾千丈の白滝に　高姫一行六人は　　心を清め身を浄め　禊払へば......辺に薫る心地して　幽斎修業を始めける　　高姫司を審神者とし　マールを砂庭に端坐させ　......団栗眼を剥き乍ら　歯並の悪い口あけて　　高姫さまがする審神　マールの体は中天に　　高......　言向け和し神界の　誠の道を諭さむと　　高姫司の側に立ち　双手を組んで鎮魂の　　姿勢......ヽヽ黒姫が　　黄金の玉を紛失し　タヽヽヽ高姫に　　メヽヽヽ目を剥かれ　スヽヽヽ住み慣......りて奥深く　今は迷ひの最中ぞ　　タヽヽヽ高姫よ　一時も早く玉の森　　現はれまして吾々...	142
143	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	第4篇海から山へ	第20章道すがら〔842〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/高姫=3	...月が　　（杉原佐久）　三五教の宣伝使　　高姫、常彦、春彦が　高島丸に助けられ　　テル......ン丸に身を托し　やうやうゼムの港まで　　高姫一行ヨブ一人　天祥山に詣でむと　　ゼムの......ンドの巣ぐひたる　　玉の森林指して行く　高姫冒険物語　　八岐の大蛇も影隠し　世は太平...	143
144	霊界物語第29巻海洋万里辰の巻	余白歌	余白歌	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 8 件/高姫=8	...捨てて入るな大空の月〈第4章（初）〉鼻高高姫司も池の神の　　　　雄猛びに会ひて慄ひ戦......　手折るは瑞の御魂のみなり〈第10章（三）高姫は懸橋御殿に侵入し　　　　支離滅裂の狂偽......日の出姫の神現れまして狂盲なる　　　　鼻高姫をいましめ給ひし〈第11章（三）〉......高姫の改心なるもの中々に　　　　あてにならね......き山を打ちこえて　　　　神の御為と巡ぐる高姫〈第12章（三）〉鷹依姫竜国別が遭難の　　......（三）〉鷹依姫竜国別が遭難の　　　　話に高姫至誠を現はす〈第14章（三）〉吾は深山のほ......神に在り〈第16章（再）〉改心の記念のため高姫は　　　　天祥山の滝に打たれし〈第16章（......）〉改心しまた慢神を繰りかへす　　　　鼻高姫の面白きかな〈第16章（三）〉名に高き地名...	144
145	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	前付	総説	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...森の邪神を言向け和せ、鷹依姫の一行を始め高姫一行を救ふ策源地と定めたる所まで口述せる...	145
146	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第3篇千里万行	第14章樹下の宿〔880〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...思はず知らず迷ひ込み　鷹依姫の一行や　　高姫一行に巡り会ひ　モールバンドの怪獣を　　...	146
147	霊界物語第31巻海洋万里午の巻	第4篇言霊将軍	第25章会合〔891〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...　時雨の森に迷ひたる　　鷹依姫の一行や　高姫、常彦、春彦の　　危難を救ひ森林に　蟠ま...	147
148	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	前付	総説	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...女なる末子姫と結婚の約成立したる際、例の高姫が清濁二本の霊魂上の見地より、極力妨害運...	148
149	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第1篇森林の都	第1章万物同言〔892〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...紛失し　　日の出神と自称する　系統の身魂高姫に　　追放されて黒姫は　竜宮洲なるオセア......れなれ　アルプス教を開きたる　　鷹依姫も高姫の　嫌疑を受けて止むを得ず　　竜国別を伴...	149
150	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第7章試金玉〔898〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 27 件/高姫=27	...の宝玉や　黄金の玉を紛失し　　心いらちて高姫が　鷹依姫や黒姫は　　言ふも更なり傍人に......頭を擡げつつ　　吾物顔に荒び居る　流石の高姫仰天し　　アマゾン河の北岸に　命からがら......あゝ惟神々々　　御霊幸はひましませよ。　高姫は常彦、春彦、ヨブと共に漸くアマゾン河の......、南北四百里位の際限もなき大森林なり。　高姫は此森林に鷹依姫の一行が迷ひ居るものと深......得も言はれぬ美はしき一人の女、悠々として高姫一行が前に進み来る訝かしさ。四人は顔を見......の近寄るを待ち居たる。　女は声しとやかに高姫の前に来り、お辞儀しながら、少しく顔を赤......ますが、あなたは三五教の宣伝使、玉捜しの高姫様一行では御座いませぬか？　玉が御入用な......存じ奉ります』　一旦玉の執着をはなれたる高姫は、又もや此言葉を聞いて持病再発したるも...	150
151	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第8章三人娘〔899〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 28 件/高姫=28	...　高姫は、以前の美人が二人の侍女を伴ひ悠々とし......ラさせ乍らやつて来るぢやありませぬか……高姫さま、あれでも御信用になりますかなア』　......さま、あれでも御信用になりますかなア』　高姫は最早玉と聞いて、再び心を曇らしてゐる。......此処に近寄り来り、叮嚀に会釈しながら、『高姫様、永らく御待たせ致しました。私はあなた......な！』と拍子をつけて、小声で囁いてゐる。高姫は春彦をグツと睨めつけながら、俄に顔色を......『何と言つても、海千山千河千の経験を経た高姫さまですから、大丈夫ですよ、アハヽヽヽ。......夫ですよ、アハヽヽヽ。其三千年の劫を経た高姫さまをチヨロまかす娘さまは、ドテライ偉い......眉毛に唾をつけ、おけつの毛に気をつけて、高姫さまの後から従いて参りませうかい』　高姫...	151
152	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第9章岩窟女〔900〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 22 件/高姫=22	...　三人の娘の後から高姫は期する所あるものの如く、体をゆすり、ど......現はれた　　魔性の女にだまされて　欲の熊高姫さまが　　又も持病を再発し　金剛不壊の如......らない　　月日の姿も目につかぬ　高倉暗の高姫が　　ドツコイ一杯喰はされて　又も吠え面......わくだらう　　あゝ惟神々々　なぜにこれ程高姫の　　心がグラグラするのだらう　勢込んで......ち　狐の穴につれ込まれ　　コレコレまうし高姫さま　如意の宝珠はこれですと　　さらけ出......けれど　　玉にかけたら魂を　奪はれ切つた高姫は　　口角泡をば飛ばしつつ　神の仕組は人......の迷惑思ひやる　そばに見てゐる俺達も　　高姫さまの吹く粟を　黍がよいとは思やせぬ　　......が　　私に話してをつたぞや　お気の毒なは高姫ぢや　　モウよい加減に諦めて　玉の執着捨...	152
153	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第10章暗黒殿〔901〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 31 件/高姫=31	...ます。どうぞ御遠慮なく御上り下さいませ』高姫『ハイ有難う。何とマア綺麗な青畳を敷きつ......処は五里夢中郷といふ暗黒世界の中心地点、高姫村の黒姫御殿と名が付いて居る怪体な処です......、聞かして下さい。返答次第に依つては、此高姫にも一つ了見がありますぞや。化物なんかに......なんかに化されて、おめおめして居るやうな高姫とは違ひますぞや！』と大声に呶鳴り立てた......思へば、玉の声聞きや、すぐ慢心する困つた高姫婆アさま、オホヽヽヽ、オソロしい負惜みの......だから、しぶといのも無理はないわいのう』高姫『如意宝珠の玉を見せると云つたぢやありま......おどろかされも致しませぬよ。サアこれから高姫が岩窟退治の幕開きだ。……オイ常彦、ヨブ......騎の此場合、チツト気を付けなされ』常彦『高姫さま、此草つ原で貴女何を一人、喋くつて居...	153
154	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第11章人の裘〔902〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 34 件/高姫=34	...こへ動もすれば執着心を盛返し、心動き易き高姫を主として一行四人、鷹依姫を助けむと出で......高倉、月日、旭の眷族を遣はし、先づ第一に高姫の執着心を根底より除き、我を折らしめ、完......探険を了へしめむと企画されたるが、果して高姫は玉と聞くや、執着心の雲忽ち心天を蔽ひ、......の試みに遇ひたるぞ浅ましき。　　　　○　高姫は泥田圃の葦の中にアフンとして、夢から醒......ぬかれた様な、ド拍子の抜けた面をさげて、高姫の体を不思議さうに、頭の先から足の先まで......の間にやら、身体自由になつて居た。春彦『高姫さま、私の云つた事は如何でした。違ひまし......云つた事は如何でした。違ひましたかなア』高姫『違はぬ事もない、違ふと云つたら、マア違......そんなこた、チヤンと知つてゐる者計りだ。高姫はそんな事は百も千も承知の上の事だから、...	154
155	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第12章鰐の橋〔903〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 22 件/高姫=22	...　春彦はヨブと共に高姫の危難を救はむと、大声に叫びながら密林の......始めたり。春彦『吾等の師匠と頼みたる　　高姫さまが又しても　金剛不壊の如意宝珠　　其......罷り立つたる其前に　　暫く息を休めつつ　高姫さまの噂のみ　　為せる折しも石地蔵　ソロ......可笑しさよ　化けた地蔵の言ふことにや　　高姫さまや常彦は　モールバンドに取巻かれ　　......控へ居る　　進退茲に谷まりて　流石剛毅の高姫も　　常彦諸共抱き合ひ　アヽアヽどうせう......ない　　あゝ惟神々々　皇大神の御光に　　高姫さまの在処をば　てらして吾に見せ給へ　　......さまの在処をば　てらして吾に見せ給へ　　高姫さまも是からは　心の底より改良し　　三五......し行く。　春彦、ヨブの二人は漸くにして、高姫の避難せる大樹の間近に辿りつけば、石地蔵...	155
156	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第13章平等愛〔904〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 5 件/高姫=5	...　高姫外七人は鰐の橋を渡り、南の森林に数多の兎......、普く獣の霊の済度に全力を尽してゐる。　高姫は久し振りに鷹依姫に面会し、固く手を握り......しさに涙を両頬より垂らしてゐる。ここに愈高姫一行八人と、鷹依姫の一行四人を加へ十二の......き者にあらず、実に安泰なものであつた。　高姫、鷹依姫、竜国別は、茲に猛獣に対し、神に......大なる哉、言霊の妙用！　　　　○　是より高姫、鷹依姫、竜国別、外九人は月の大神の御前...	156
157	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第2篇北の森林	第14章山上の祝〔905〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/高姫=3	...　はるばる探ね来りたる　三五教の神司　　高姫、常彦、春彦が　神の伊吹に服従ひて　　茲......ぬ。　一行四人は大森林を右に左に駆巡り、高姫一行の在処を捜し求むれども、音に聞えし数......蔵の傍に惟神的に引寄せられ、石地蔵より、高姫、鷹依姫以下十人、アマゾン河の魔神を言向...	157
158	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第15章万歳楽〔906〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...ひたる神司　　国依別を始めとし　鷹依姫や高姫が　　言霊戦を助けむと　正純彦の神司　　......利　雲の上迄立て給ふ　　其言霊の尊さに　高姫一行其外の　　数多の司は勇み立ち　帽子ケ...	158
159	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第16章回顧の歌〔907〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...乗り切り高砂の　島の手前に来て見れば　　高姫一行暗礁に　船を乗上げ浪の上　　渡りて進......はしめ　テルの港に来て見れば　　先頭一に高姫は　常彦、春彦伴ひて　　姿を早く隠しける...	159
160	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第17章悔悟の歌〔908〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 6 件/高姫=6	...　　斎きまつれる折柄に　三五教の神司　　高姫、黒姫両人が　天の鳥船空高く　　轟かせつ......はず玉を紛失し　　ヤツサモツサの最中に　高姫司が現はれて　　思ひもよらぬ御難題　黒姫......柄に　アマゾン河を打渡り　　探ね来ませる高姫が　一行八人と諸共に　　不思議の再会祝ふ......、一同に向つて、叮嚀に挨拶をする。　次に高姫は金扇を開いて、自ら歌ひ自ら舞ふ。其歌、......開いて、自ら歌ひ自ら舞ふ。其歌、『われは高姫神司　　フサの国なる北山の　隠れし里に神......あゝ惟神々々　　神の恵を蒙りて　心曇りし高姫も　　真如の月日に照されて　身魂も清き増...	160
161	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第18章竜国別〔909〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 6 件/高姫=6	...。其歌、『われは竜国別司　　ウラナイ教の高姫が　教を尊み畏みて　　心の駒を立直し　高......　　教の司と諸共に　高春山に捉はれし　　高姫、黒姫両人を　救ひ出さむと立向ひ　　杢助......司　　鷹依姫を言向けて　紫色の宝玉や　　高姫、黒姫両人を　此方に受取り鷹依姫の　　神......も知らず消え失せぬ　黒姫さまに疑はれ　　高姫さまに追ひ出され　親子は悲しきさすらひの......すらひの　　旅に上りて宝玉の　在処を捜し高姫の　　疑念をはらし清めむと　棚無し船に身......の御前に　感謝祈願をなせる折　　三五教の高姫が　数多の司を従へて　　波立ち狂ふ激流を...	161
162	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第19章軽石車〔910〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...を藉り　アマゾン河の森林に　　立向ひたる高姫や　鷹依姫の応援に　　早く向へと宣り給ふ......し霊光に　　照らさせ給ふ有難さ　鷹依姫や高姫の　　神の司と諸共に　帽子ケ岳に相会し　...	162
163	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第20章瑞の言霊〔911〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...此処に来て見れば　言依別の神司　国依別や高姫や　鷹依姫や竜国別の　神の司の相並び　ア...	163
164	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第3篇瑞雲靉靆	第21章奉答歌〔912〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...子の姫や捨子姫　　言依別の神司　国依別や高姫や　　鷹依姫や竜国別の　教司は神恩の　　...	164
165	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第4篇天祥地瑞	第22章橋架〔913〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...　国依別、高姫、鷹依姫、竜国別其他の宣伝使は各休息室を......で石の魚を釣つてフンゾクラヒだと云つて、高姫さまに贈つた事があります。随分固い魚でし...	165
166	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第4篇天祥地瑞	第23章老婆心切〔914〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 24 件/高姫=24	...飛脚の口から喧伝されて了つた。之を聞いた高姫はムツクと立上り、言依別命の居間を訪ねた......いろいろと独り心を働かせて居た所である。高姫は襖をソツと引開け、叮嚀に頭を下げ、『言......ませ』と気乗りのせぬ様な言葉附きである。高姫はツカツカと言依別の前に進み、行儀よく膝......が若しもゴテゴテ云ふならば、及ばずながら高姫が物の道理を説き諭し、納得させて見せませ......子姫様が如何してもお聞きにならなければ、高姫の老婆心と言はれるか知りませぬが、此道に......せぬが、此道にかけたら千軍万馬の功を経た高姫、三寸の舌鋒を以て、どちらも得心の行く様......い者は困ると云ふのだ。何程憎まれても、此高姫が構はねば三五教はサツパリ駄目だ。アーア......、一分たりとて動かす事は出来ませぬ。……高姫様、どうぞ貴女もゆつくり御考へ下さいませ...	166
167	霊界物語第32巻海洋万里未の巻	第4篇天祥地瑞	第24章冷氷〔915〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 14 件/高姫=14	...　高姫は国依別の室を立出で、応援を求めて此目的......ねばならぬことが突発して来ました』竜国『高姫さま、ソリヤ大方国依別さまのお目出度い話......た。本当に人の出世は分らぬものですな……高姫さま、あなたは国依別さまの結婚について御......から鼻まで、目から口までつきぬけるやうな高姫さまが御座るのだから、メツタに仰有る事に......ら、メツタに仰有る事に抜目はありませぬ。高姫さまの御意見に御任せしなさい』『ハイ』『......をしよるのに、頭から冷かすのかいなア』『高姫さま、今冷さうと云つて来たぢやないか。さ......ますか！』『コレコレ竜国別……勿体ない、高姫さまに向つて、さうツベコベと口答するもの......と口答するものぢやありませぬぞえ……なア高姫さま、若い者と云ふものは、実に側に聞いて...	167
168	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第1篇誠心誠意	第1章高論濁拙〔916〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 24 件/高姫=24	...若彦が館を叩き、慌ただしく入り来るは例の高姫さまであつた。......高姫は門口より尖つた声で、......高姫『御免なさいませ……私は皆さまに憎まれ者......は皆さまに憎まれ者の名を取つた身魂の悪い高姫で御座います。急々お目にかかつて申上げた......に表へ駆出で、カール『これはこれは、貴き高姫さまで御座いましたか。よくマア御入来、何......末子姫様が御待ちかねで御座いませうぞえ』高姫『コレコレ、カール殿、お前に話さうと思つ......はすとはチト脱線ぢやありますまいか。又此高姫に対し、早く御殿へ上り、御手伝ひをせよと......る。エヽそこ退つしやれ』カール『コレコレ高姫さま、貴方は強行的家宅侵入をするのですか...	168
169	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第1篇誠心誠意	第2章灰猫婆〔917〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 32 件/高姫=32	...　カールは高姫の無遠慮にも奥の間にかけこみしを怒り乍ら......の間に到つて見れば、豈計らむや、松若彦、高姫の姿が見えない。ふと開け放つた窓より外を......さまですか。一寸御尋ね致しますが、ウチの高姫さまは御越しにはなりませぬか』カール『ハ......ヽヽヽ』常彦『それはさうと、私方の大将、高姫さまは如何なりましたか』カール『どうも斯......、大賛成です。併し乍ら夜前も、夜中時分に高姫さまに叩き起され……お前の感想はどうだ…......エライ権幕で大変な不機嫌でした。それから高姫さまは夜の明ける迄一目も寝ず、奥の間でブ......てからグツと寝て了ひ、目をあけて見れば、高姫さまのお姿が見えない、コリヤ大方、松若彦......けてはたまらないから、何とか吾々両人が、高姫さまに出会つて、御意見を申したいとの一心...	169
170	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第1篇誠心誠意	第3章言霊停止〔918〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 16 件/高姫=16	...れ騒動を一目見て、顔をしかめ乍ら、『モシ高姫さま、言依別で御座います。コリヤまあ如何......が、大変な喧嘩をしたと見えますな。………高姫さま、コリヤ一体如何して斯んな事が突発し......差支なくば其理由を拝聴したいものですな』高姫『あのマア言さまの白々しい事ワイの。甘く......…』言依別『コレハ　コレハ、思ひがけなき高姫様のお言葉……』......高姫『思ひがけないでせう、それだけ死際の悪い......『思ひがけないでせう、それだけ死際の悪い高姫とは、いかなお前でも思ひがけなかつたでせ......所、諸行無常の世の中、月に叢雲、花に嵐の高姫婆風が、情なくも吹きすさみ、半開の莟を散......先は何をするのだ。疑心暗鬼の張本人奴が』高姫『改心慢心の後は感心だよ。お前達のどこ迄...	170
171	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第1篇誠心誠意	第4章楽茶苦〔919〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 34 件/高姫=34	...以てお目出たう存じます。さて只今私の館へ高姫さまが御出でになり大変な権幕で御座いまし......、末子姫様に対し、申訳がない。弁舌の巧な高姫さまに対して議論をして居つても、追つ付か......ら逃げて参りました。あと振り返り見れば、高姫さまは髪ふり乱し、夜叉の様な勢ひで、私の......て来ます。私は幸ひ、一本橋を落しておいて高姫さまの進路を遮り、漸く此処まで駆けつけま......ぬ様な固い御決心で御座いますから、たとへ高姫さまが何と云はう共、最早ビクとも動きませ......致し、いろいろと御意見を承はりましたが、高姫さまの混つ返しについて、少し許り、うるさ......し申上げます』言依別『時に松若彦さま……高姫さまの事ですが、俄に病気が起り、一旦は人......ないのでせうが、此事計りは如何あつても、高姫さまの御意見ばかり用ゐる事は出来ませぬか...	171
172	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第5章神寿言〔920〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/高姫=3	...　末子姫、国依別の結婚問題も、高姫の不同意的了解を得て、漸く執行はるる事と......らせて　アマゾン河に向ひたる　　鷹依姫や高姫の　危難を救ひ言霊の　　御稜威に百の曲神......せば　　神の御稜威は目のあたり　鷹依姫や高姫も　　光を慕ひて屏風山　帽子ケ岳に集まり...	172
173	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第6章皮肉歌〔921〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 12 件/高姫=12	...　高姫は立上り、祝歌を歌ひ始めた。其歌、『天の......し果報者　　国依別の宣伝使　玉かこつけに高姫を　　瑞の御霊の現れませる　竹生の島迄は......誠に感じ奉る　　あゝ惟神々々　神に任せて高姫は　　モウ此上は何事も　此縁談に関しては......ませぬ　　国依別の神さまよ　憎いことをば高姫が　　吐すと思うたら違ふぞえ　モウ是から......おきなされ　　中々油断がなりませぬ　これ高姫が老婆心　　お道を思ひ国思ひ　お前を大事......盞嗚大神の　　貴の御前憚らず　申上げたる高姫の　　苦き言葉を神直日　心も広き大直日　......捨子の姫の侍女さま　松若彦の司さま　　此高姫が云うたこと　キツト忘れちやなりませぬ　......晴れの場で　　こんな不都合があつたなら　高姫承知をしませぬぞ　　皆さま奇妙な顔付で　...	173
174	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第7章心の色〔922〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 3 件/高姫=3	...ひて　詰めよせたまふ恐ろしさ　　此事忽ち高姫の　耳に聞えて親と子は　　黄金の玉の捜索......上り、銀扇を開いて、自ら歌ひ自ら舞ふ。『高姫さまや黒姫の　　鋭き眼に睨まれて　思はぬ......な神懸　アマゾン河に向ひたる　　鷹依姫や高姫の　司を救ひて逸早く　　珍の都に帰れよと...	174
175	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第8章春駒〔923〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 17 件/高姫=17	...彦も立上り、祝意を表し、歌ひ始めたり。『高姫さまのお伴して　　秋津の島を春彦が　いと......ば船出して　艪櫂を漕ぎつつ渡り来る　　浪高姫の御剣幕　荒き汐路を打ち渡り　　船を暗礁......久に　　妹背の道を結びます　其事きまりて高姫は　　身魂が濁つた濁らぬと　自ら心を濁し......がたちまちに　　有合ふ火鉢を手にささげ　高姫目がけて投げつける　　覚悟した時カールさ......は忽ち墜落し　そこらあたりが灰まぶれ　　高姫さまは知らぬ間に　灰猫婆さまとなりました......り　　いろいろ雑多と言わけて　諭し玉へど高姫は　　俄に唖の真似をして　プリンプリンと......　　後追つかけて往て見れば　フルナの弁の高姫も　　言依別や捨子姫　二人の御方の言霊に......ぬ　実に呆れたお婆アさま　　皆さま定めて高姫の　あの歌聞いたら腹が立たう　　何程腹が...	175
176	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第9章言霊結〔924〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 19 件/高姫=19	...を契ります　其神業ぞ尊けれ　　此御慶事を高姫が　イントレランスな事を言ひ　　四方八方......背戸口あけてトントンと　　かけ出し玉へば高姫は　阿修羅の如く荒れ狂ひ　　髪ふりみだし......館迄　　息せき切つて逃げて行く　勢余つて高姫は　　高い土手から墜落し　大の字描く川の......川の底　　後追つかけし両人が　うち驚いて高姫を　　息をふかせて助けやり　コレコレもう......　　息をふかせて助けやり　コレコレもうし高姫さま　　危ないことで御座つたと　いと親切......とで御座つたと　いと親切におとなへば　　高姫さまは喜ぶと　思ひの外の逆理屈　　こんな......なすつた其為に　　喧嘩は漸くをさまつた　高姫さまは腹を立て　　物をも言はず一散に　捨......れば　　初めの勢ひどこへやら　竜頭蛇尾の高姫が　　手持無沙汰の御顔付　時の勢ひやむを...	176
177	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第10章神歌〔925〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...五教の神司　言依別命を初めとし　松若彦や高姫や　鷹依姫や竜国別　其外百の神司　信徒達......る　其真心の麗しさ　心の色はまちまちに　高姫のごと変れども　神の大道と世の為に　尽す...	177
178	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第11章波静〔926〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 7 件/高姫=7	...　高姫は再び立つて、尊の御歌に感じ、懺悔的の歌......歌、『変性男子の腹をかり　　生れ出でたる高姫は　知らず識らずに高ぶりて　　八岐大蛇の......霊　　深き仁慈を目のあたり　拝みまつりて高姫も　　心の駒を立直し　初めて開く胸の暗　......神々々　神の心に宣り直し　　見直しまして高姫が　心の罪を赦せかし　　言依別の神司　松......前に　謹み敬ひわびまつる　　かくも悟りし高姫は　いよいよ今日より慎みて　　我情我慢を......御柱と　　成りて仕へむ人々よ　心さかしき高姫と　　さげすみまさず手を引いて　神の御為......と　三五教の神司　　信徒たちは言ふも更　高姫司の御恵に　　今日は嬉しき此宴会　天津神...	178
179	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第2篇鶴亀躍動	第12章袂別〔927〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 8 件/高姫=8	...国別の神司　　母諸共に自凝島へ行かむ』　高姫の歌、『高砂の千歳の松に今しばし　　別れ......はなりぬる。　惟神神の光に照らされて　　高姫胸も晴れわたりける。　素盞嗚神尊のいます......ウヅの館に永遠に仕へよ。　惟神神の御国を高姫が　　別れ惜みて神言を宣る』　鷹依姫も亦......て　　身もカールガールと御空行くかな。　高姫も漸く心和らぎて　　久方振りに笑ひ顔見る......大神は　　われを見すてて帰りましけり。　高姫の司と共に海原を　　渡ると思へば涙含まる......共に海原を　　渡ると思へば涙含まるる。　高姫よ心の駒を立直し　　波太平洋を渡りましま......せ。　カーリンスこれが一生の御願ぞ　　波高姫よ心鎮めよ。　村肝の心の海に荒波の　　竜......よ暫し鎮まれ』と口から出放題の歌を並べ、高姫、鷹依姫、竜国別、テーリスタン、カーリン...	179
180	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第3篇時節到来	第13章帰途〔928〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 14 件/高姫=14	...ンの神の国　　都を後に竜国別や　鷹依姫や高姫や　　テーリスタンやカーリンス　常彦一行......て、後世に伝えなくてはなりますまい。一つ高姫さま、貴女が此一行中の棟梁株だから、何と......ら、何とか歌つて聞かして下さいませぬか』高姫『仰せ迄もなく、何か歌を歌つて見ようと思......　火も亦涼しうなるだらう　　さはさり乍ら高姫は　どうしてこれ程暑いだろ　　国依別の若......せばウヅの空　　羨望の念にかられます　此高姫もモウ少し　　年若ければどうかして　残り......神々々　結びの神の御恵に　　老さらばひし高姫が　心の友となる人を　　授け玉へよ天津神......　謹み敬ひ願ぎまつる』常彦『アハヽヽヽ、高姫さま、チツト暑さが酷いので、逆上してます......が卸しませぬワイ』鷹依姫『オツホヽヽヽ』高姫『ヘン、常彦、馬鹿にしなさるな。如何に高...	180
181	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第3篇時節到来	第14章魂の洗濯〔929〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 25 件/高姫=25	...　神の化身と諸共に　　歌ひ玉ひし旧跡地　高姫さまが言霊を　　ウヅの館に差向けて　法界......百まで牡鳥を　忘れないとは能く言うた　　高姫さまも是からは　心が和らぎ来たならば　　......だろ　　ウントコドツコイ　ドツコイシヨ　高姫さまよ如何なさる　　石でもヤツパリ丸けれ......司とならしやつた　私は身魂が悪いので　　高姫さまと同じよに　折角出て来た此島で　　一......そこに石ころだ　辷つて転んで泡吹いて　　高姫さまの御厄介　ならない様にしておくれ　　......あゝ惟神々々　　神の御前に願ぎまつる』　高姫一行はテル山峠を西へ西へと下りつつ、瀑布......たるテル山峠の中腹に下り着いた。これより高姫一行は乾の瀑布をさして、御禊を修すべく、......が只一人、一心不乱に滝にかかつてゐる。　高姫は委細構はず、薄衣を脱ぎすて、滝壺目がけ...	181
182	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第3篇時節到来	第15章婆論議〔930〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 26 件/高姫=26	...　高姫一行六人はタルチール、清子姫、照子姫の三......を言向和すことが出来たのである。さうして高姫に従ひ来りし春彦は、タルチールと共に常世......語は後日更めて述ぶることに致しませう。　高姫一行はハラの港より又もや都合よく高島丸に......も、こちらの隅にも雑談が始まつて居る。　高姫一行は静かに諸人の雑談をゆかしげに聞いて......静かに諸人の雑談をゆかしげに聞いて居た。高姫の傍に座を占めた三人連れの男、チビリチビ......合せ、救ひ上げた事がある。其時に何でも、高姫とか云ふ名だと記憶して居るが、舟の上から......中には妙な婆アもあるものぢやないか』乙『高姫に限らず、どこの婆アでも中々意地の悪いも......先づ尊敬を払はねばなるまい、が、俺の云ふ高姫婆と云ふ奴ア、又特別製の代物でそんなヘド...	182
183	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第3篇時節到来	第16章暗夜の歌〔931〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 23 件/高姫=23	...女の声として一種の歌が聞えて来た。其歌、高姫『思ひまはせば去年の夏　　金剛不壊の如意......如意宝珠　麻邇の宝に村肝の　　心を曇らせ高姫は　言依別の後を追ひ　　瀬戸の海をば船出......　　国依別や松若の　彦の司の内命で　　此高姫が行動を　監視遊ばすけなげさよ　　乾の滝......遊ばすけなげさよ　　乾の滝に研きたる　此高姫の神身魂　　月日の如く輝きて　塵も芥も雲......は沈むとも　三五教の神の道　　清く悟りし高姫は　いかで心の変らむや　　研きすました此......数多の神司　教の御子を初めとし　　心汚き高姫が　今まで作りし罪科を　　神の御前や人の......松若彦の家の子と　　仕へまつれる松彦が　高姫さまの歌を聞き　　感謝の余り今ここに　委......言依別の神様の　仰せられたるお言葉に　　高姫さまは何うしても　玉に執着強くして　　到...	183
184	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第3篇時節到来	第17章感謝の涙〔932〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 18 件/高姫=18	...とを互に戒めて許さなかつたものである。　高姫一行は漸くにして、月日を重ね自転倒島の由......山彦は錦の宮の玉照彦、玉照姫の命に依り、高姫一行が由良の港に帰り来ることを前知し、数......つつあつた。　此処へ竹島丸は波を蹴つて、高姫一行を乗せて帰り来るのであつた。......高姫一行は、台湾のキルの港より竹島丸に乗り替......キルの港より竹島丸に乗り替へたのである。高姫一行六人外に松彦、鶴公の二人を加へて八人......は、其夜は一睡もせず、秋山彦夫婦と共に、高姫の身の上に関する事、及び麻邇宝珠の御用の......聖地よりは東助を初め、加米彦其他の面々が高姫一行を迎ふべく、由良川を下つて此処にやつ......、馳走の用意に差かかつて居る。　秋山彦は高姫、鷹依姫、竜国別の三人を一間に招き、松彦...	184
185	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第3篇時節到来	第18章神風清〔933〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 16 件/高姫=16	...に現はれ、『皆様、御苦労で御座いました。高姫様初め黒姫、鷹依姫、竜国別の御一行は漸く......した大事件の根源たる麻邇の宝珠の所在が、高姫様以下御一同の熱誠に依つて、判明致しまし......彦の案に相違の言葉に驚き且つ怪しみ乍ら、高姫以下の此場より何処ともなく消えたるに拍子......をつかへ、東助『由良の港の秋山彦の館へ、高姫一行を迎への為参りました所、竹島丸に乗込......の帰国を祝して居る際、黒姫もお帰りになり高姫一行四人の方々は麻邇の宝珠の所在が分つた......、『只今三柱の大神司より承はりますれば、高姫様は明日四人連れにてお帰りのはずで御座い......と此場をさがり、歓迎の準備に全力を尽し、高姫の帰るを今や遅しと待ちつつあつた。　明く......しと待ちつつあつた。　明くれば九月八日、高姫、鷹依姫、黒姫、竜国別の四人は嬉々として...	185
186	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第19章報告祭〔934〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 5 件/高姫=5	...追ひ払うた様な気分が漂うてゐる。　東助、高姫を初め、秋彦、友彦、テールス姫、夏彦、佐......服厳めしく、報告祭を勤行するのであつた。高姫が久振りにて高砂島より帰り、又黒姫、玉治......イ虎公、時節は待たねばならぬものだなア。高姫の大将や、黒姫婆アさまが、寝ても醒めても......公『オイ、小さい声で言はぬか。あれ見よ、高姫さまや黒姫さまが正座に構へて御座るぞ』甲......此聖地で偉さうにやつて居る東助総務でも、高姫でも、げほうさまでも、若い時に如何な事を...	186
187	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第20章昔語〔935〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/高姫=4	...、主人側の黒姫を初めとし、高山彦、東助、高姫、秋彦、友彦、テールス姫、夏彦、佐田彦、......静に酒汲み交はし、色々の話に耽つて居る。高姫『黒姫様、長らく筑紫の島へ御苦労で御座い......ふ心の執着は　未だ晴れやらぬ苦しさに　　高姫さまの立て給ふ　ウラナイ教に身を寄せて　......て　　由良の港に来て見れば　思ひも寄らぬ高姫さまが　　高砂島より帰りまし　互に無事を...	187
188	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第21章峯の雲〔936〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 16 件/高姫=16	...高姫『今承はれば、実に黒姫さまも奇妙な運命を......涙にかき暮れる様、実に割なく見えて居る。高姫『黒姫さま、目出度い事が重なれば重なるも......甘い話で御座いますなア。それにつけても此高姫はまだ神様のお許しがないと見えまして、心......な気丈なお方でも矢張り気にかかりますか』高姫『親子の情といふものは誰しも同じ事です。......確信あるものの如くニツコリと笑ひ乍ら、『高姫さま、あまり迂濶して居つて貴女のお話を十......入れになつたぢや御座いませぬでしたかな』高姫『ナニ、黒姫さま、そんな詳しい事を私は申......東助の顔の色が之を聞くよりサツと変つた。高姫の顔も亦俄に変り、目は円くなり口先が尖つ......変り、目は円くなり口先が尖つて来出した。高姫『何とまあ、詳しい事を御存じで御座います...	188
189	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第22章高宮姫〔937〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/高姫=9	...　高姫は、心の底より悔悟の色を現はし、一切の秘......すのは　辛いと云つてあわて出し　　コリヤ高姫よ......高姫よ　聞けばお前はウラル教　　大気津姫の御......ふ憐れさを　救はせ玉へ惟神　　神の御前に高姫が　慎み敬ひ願ぎまつる　　あゝ惟神々々　......黒姫は少しく笑を含み、いそいそとして、『高姫さま、あなたの素性を承はりました。何とマ......つた筈、何時やら言依別神さまが私に向ひ、高姫さまは決して厳の身魂の系統ではない、あれ......き御心を知らなんだか、エヽ残念な、定めて高姫ははしたない女だと、心の奥で笑うてゐられ......秋彦は思はず吹き出し、秋彦『ウツフヽヽヽ高姫さま、改心の掛値といふのはどんな事ですか...	189
190	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第23章鉄鎚〔938〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 12 件/高姫=12	...英子の姫に従ひて　　教司となりましぬ　今高姫が物語　　黒姫さまが筑紫島　土産話に聞き......の艶姿　変れば変るものだなア　　今迄幾度高姫と　顔をば合はせし事あるも　　三十五年の......くとも　　もはや詮術なきものと　諦め玉へ高姫よ　　若き心の血にもえて　思はず知らず罪......　　あゝ惟神々々　御霊幸倍ましまして　　高姫司はいふも更　建国別の吾伜　　千代万代も......つる』と歌ひ終り悠然として座に就きぬ。　高姫は初めて、東助の三十五年前の恋男たりし事......迂濶とこんな昔話を申上げて、其時の女は此高姫であつたかと、さげすまれるかと思へば、あ......突きのけはねのけ威儀を正し、言葉も荘重に高姫に向ひ、『......高姫さま、ちとお慎みなさいませ。昔は昔、今は...	190
191	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第24章春秋〔939〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 9 件/高姫=9	...　○　東助の聖地を去りし事を夢にも知らぬ高姫は、夏彦の使によつて教主英子姫の館に出頭......彦の使によつて教主英子姫の館に出頭した。高姫『お早う御座います。今朝は夏彦さまを以て......淡路島の方面も守つて頂かねばなりませぬ』高姫『ハイ、畏まりまして御座います。御命令と......『ハイ、昨日の夕方此処を立たれました』　高姫はサツと顔の色を変へた。されど素知らぬ顔......あせつても成る様にほか成りませぬからな』高姫『生田の森には玉能姫、国玉別、駒彦が居ら......さねばならないので御座います。此御守護は高姫様にお願ひ致さねばならないのですから、御......待ち受けて居る事になつて居ますから……』高姫『願うてもなき有難き御命令、謹んでお受け......と俄に欣々とし袖を羽ばたきし乍ら立上り、高姫『サア、佐田彦、お前も結構だよ、早く準備...	191
192	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第25章琉の玉〔940〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 22 件/高姫=22	...れ過まで帰つて来なかつた。　其日の暮頃、高姫は佐田彦と共に慌ただしくやつて来た。......高姫『モシモシ国玉別さま、私は......高姫で御座います。神様の御命令に依つて、生田......だしく表に飛び出し、玉能姫『これはこれは高姫様、能うこそいらせられました。サアお這入......、どうぞ御遠慮なく奥へお通り下さいませ』高姫『ハイ有難う』と云ひ乍ら、何となくそはそ......み遊ばし、明日更めてお出でになるでせう』高姫『ヤアそりや大変だ。如何しても斯うしても......すのですな。何か深い事情が御座いますか』高姫『事情がなうて何としよう。私の恋しい恋し......ど、閾もまたげずに行かれたとこを思へば、高姫さまが後からお出になるのを知つて、うるさ...	192
193	霊界物語第33巻海洋万里申の巻	第4篇理智と愛情	第26章若の浦〔941〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...　貴の命の御言もて　生田の森の館をば　　高姫司に相渡し　琉の玉をば残しおき　　球の神...	193
194	霊界物語第34巻海洋万里酉の巻	第1篇筑紫の不知火	第1章筑紫上陸〔942〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...、夫婦となり、手に手を取つて聖地に帰り、高姫其他の面々に、自分の意地は此通りと見せて...	194
195	霊界物語第34巻海洋万里酉の巻	第1篇筑紫の不知火	第2章孫甦〔943〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/高姫=4	...どと思ふ事はなりませぬぞえ』房公『まるで高姫のやうな事を云ふ婆アさまだなア。......高姫と云ふ奴は人に命を助けて貰つて置き乍ら、......姫にお礼を云はせたと云ふ筆法だな。矢張り高姫仕込だけあつて、負惜みの強い事は天下一品......鳥に離れると矢張り根性が拗けると見える。高姫だつて適当なハズバンドさへあれば、あんな...	195
196	霊界物語第34巻海洋万里酉の巻	第1篇筑紫の不知火	第4章歌垣〔954〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 2 件/高姫=2	...　　玉も取らずに帰る憐れさ。　かしましき高姫司に従ひて　　竹生の島に玉をさがしつ。　......い。　何事もおのれの我では行かぬもの　　高姫司の改心を見よ。　西東北や南と駆まはり　...	196
197	霊界物語第34巻海洋万里酉の巻	第1篇筑紫の不知火	第5章対歌〔946〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...つなり。　如意宝珠玉の所在を探ねたる　　高姫司は今やいづくぞ。　黄金の玉の所在を探ね...	197
198	霊界物語第34巻海洋万里酉の巻	第2篇有情無情	第11章富士咲〔952〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 4 件/高姫=4	...して御返事を致しませう』　黒姫は或機会に高姫の昔の述懐談を聞いて居た。　その言葉の端......にした……といふ様な事を聞いた様に思ふ。高姫さまは今迄十の字の印をつけて御座つたさう......入つてから十曜の神紋に変へられた。よもや高姫様の子ではあるまいか、いやいや、うつかり......した事を口走つて迷惑を掛けてはならない、高姫さまは今は何処に御座るやら、根から消息は...	198
199	霊界物語第35巻海洋万里戌の巻	第1篇向日山嵐	第1章言の架橋〔965〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 0 件/高姫=0		199
200	霊界物語第35巻海洋万里戌の巻	第1篇向日山嵐	第4章村の入口〔968〕	出口王仁三郎	1923刊	ＤＢ・ＲＭＮ	全 1 件/高姫=1	...やすまないぞ　　こんな事をば云うたなら　高姫もどきと云ふだろが　　決してさうではない...	200

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