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文献名1座談会
文献名2
文献名3出口王仁三郎聖師と出口日出麿師を囲む座談会 第一夜 第三回 国家の将来
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タグ データ凡例 データ最終更新日2016-12-02 16:49:34
OBC B108500c03
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【高見】 『皆さん青年の使命、国家の将来についてどう思われますか……岡村さん、さっきから黙っているが、一つ意見を吐いたらどうです』
【岡村】 『俺には何にも判らんがのー』(一同笑う)
【中井】 『結局青年が先頭に立って、どんどんやらなげればいかんね。棺桶に片足つっ込んでいるような者じゃ駄目だ。それに大本にしても、青年の指導者は聖師様で、聖師様をおいて他に絶対に青年の指導者はない。これは当然過ぎる事なんだ。が、しかしこの当然の事が今は当然として行われていない。従ってだ、俺は大本の前途を心配するね』
【高見】 『それはそうだが一概に言われん……圧えれば圧えるほど反動力というものが出て来る』
【中井】 『そうだ。良い方へ反動するといいんだが、手も足も出んようにしては芽の生えようがない。また圧へられると反動力すら失ってぺコペコ頭ばかり下げる犬のような奴ばかりで実にいやだ』
【林】 『左傾分子でもだね。凄い弾圧力を持っている。ところでその法の網をくぐって行こうとしても真っ直に行かれない。行げば必ずやられるに決まっている……それからエーと、国家の将来はどうなるんやったかいな』(笑声)
【聖師】 『国家の将来なんてチャンと御筆先に書いてあるじゃないか。読んだら判るわい』
【林】 『読んで分かるようだといいんですが、それがどうもハッキリ判りかねまして……』
【聖師】 『御筆先にちゃんとみな出ている。あの筆先というものは実に尖端なハイカラのものや、解釈の仕様によっては、左傾かしらと思われる様な事もある。「桝かけ引きならす」とか「世界にある事はみな神が表に出る足場」だとも書いてある。神様というお方は時に反間苦肉の策をやられる。神様も決して正直ばかりではない。世の中を救おうと思われると種々の策をやられる。反宗教運動等も、そのために神さんがさしているのだとも見られる。何もそう心配するな。「神の道の取次はつらくなるぞよ」とあるが、今からは余程しっかりせんならん。「艮に神が出てやる」とも書いてある。大本の青年は神さんが天晴れ世に出られるまでの御用や。艮に神が出て来るまでの、つまりいうたら保護するところの青年は垣じゃ。それになったら良いと思う』
 (中略)─この間速記不明─
【中井】 『大本の事は世間へ写り世間の事は大本に写るとありますが、今の大本もそれと同じ事が言えますなア』
【聖師】 『うん。昔は大分そうやった。今も多少は写っているが、今頃写るのは総て後れているのや』
【林】 『大体大本の人は聖師様が「尖端」を切れと言っても少しも切っていないのですなア』
【聖師】 『つまらん奴に尖端を切らしたら阿呆どもが何をやるか判らんやないか(笑声)ろくでなしが尖端を切ったら、どこへ連れて行くやら判らん。めくらが杖をついているようなものだから、そんな者に尖端を切らしておいたら溝ヘドサンと落とされてしまう』
   ─ 一同腹をかかえて笑う。─
【林】 『年老りは大体臆病ですなア』
【聖師】 『年寄りはいつも後に手を回して「マアマア」という考えでいるから自然に臆病になるのや。俺は臆病にはならんが、大抵年が寄ると臆病になるもんや』
【林】 『年寄りってそんなもんですかなア』
【聖師】 『深う考えたら臆病になる。けれど考えぬという訳にはいかぬ。そこは中庸をいかなければいかん』
【中井】 『つまり老人は賢すぎるんですなア』
【聖師】 『賢いんじゃない、引っ込み思案なんだ。だから余計尖端などは中々切れないのや……この頃、断然々々という言葉があるが、あれは筆先のトコトンという言葉と同じやね。あの鳥羽の戦いの時に「宮さん宮さんおん馬の前にヒラヒラするのはなんじゃいな あーれは朝敵征伐せよとの錦の御旗じゃ知らないかトコトンヤレトンヤレナ」という軍歌が流行ったが、あの「トコトンヤレトンヤレナ」という言葉は、あれは「トコトンやれ、とことんやれ」という事で「断然やれ」という事なんやゼ』
【林】 『明治維新の志士は実際よくやりましたねえ、今の世の中にはとてもあんな熱のある偉大な青年達はありませんなア』
【聖師】 『明治維新のあの大業でも五十人くらいでやったんだが本当にやった人間はタッタ二十人ほどしかなかったのだ。あれは全く団結がよく出来ていたからなんだ。その二十人の力が徳川三百年の礎を破ったのだから……。
 西郷南洲が二十人の者を一つにしたためや。
 あの四十七士と、この二十人だけが歴史にのこっているもので、団結のために仕事をやり通したのみで他には一つもそんなのはないのやでよ……ある人が俺にこういう事を言った。「大本の人は皆あんたに生命を投げ出してついている、全国に何百万いるか知れない。あんたの命令は善かれ悪しかれとても大きな結果を生む……」と言っていた。団結の力は大きいからなア。
 お前、ロシアの革命でも二十人は居らなかったのやでよ。本当にやった者は二、三人しかあらへん。その二、三人の人の団結の力で今のソヴエートロシアが出来たのやからそれは見方によっては大本の力はどんなにあるか判らんからのう。
 三人世の元というが、どんな仕事でも本当の者は三人でよいのや、教祖はんは「一人この事を知った者が出て来たら」……とその一人を待って居なさった。その一人が出て来たらこの事は成就すると言っていられたのだ』
 (一座、寂として声なし)
【林】 『有難う御座いました。ではちょっと一プクさしていただきませう』

   十六ミリと神劇

【林】 『聖師様、この大本に、十六ミリ(映写機)くらい無いというのはいけないと思います。文書や普通写真も一つの記録にはなりますが、生きた記録を後世に残すにはやはり活動写真以外にはないと思います。御作品展の後で映写しても層一層の効果があると思いますし、旅行されたりした時の記録はシネマをおいて他にないと言ってもいいだろうと思います。いかがですか、一つ設備して頂いて記録映画としてのこされるようにされたら……皆の意見はどうだい』
【一同】 『大賛成だね』
【中井】 『それは大いに必要があると思う』
【林】 『千円あれば大体一通りはととのいます。それに十六ミリでしたら、天然色もある程度まで自由ですし、経済的にもスタンダードの四分の一ですみますし、これが一番いいかと思います。はじめのうちは日活の人にたのんで技術的方面を教えてもらいながら、こちらで覚えたらいいのですし、方法はいくらでもありますから……』
【聖師】 『ヨシ考えといてやろう』
【一同】 『よろしく御願いします』
【林】 『それから大祥殿で芝居さして頂きたいんですが……』
【聖師】 『大本はな、お筆先に「神様の芝居以外出来ぬ」と書いてある。それで物語を書いといたのや。世の中の芝居をみな神様の芝居にさせねばならないのや。そのうちに毎日大本で常設芝居をやるようになるのや。で、大祥殿であちらの邪魔にならぬ様にやったらいつでもやってもよいがな』
【一同】 『結構です』
【林】 『もう浄瑠璃も始まりますし、これで第一夜を終了さしていただきます。どうもいろいろ有難う存じました』

後記 本月号をもって聖師様、日出麿様との座談会は終わりました。八月号には改めて、聖師様と寿賀麿様を囲んでの座談会の記事が続いて連載される事になっております。(林)
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