王仁DBβ版 出口王仁三郎と霊界物語の総合検索サイト 文献検索 画像検索 単語検索 メニュー開く
サイトの全面改修に伴いサブスク化します。詳しくはこちらをどうぞ。(2023/12/19)

文献名1暁の烏
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3(七)病気鎮魂について。よみ(新仮名遣い)
著者井上留五郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日----
ページ197 目次メモ
OBC B116500c117
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数1111
その他の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい 霊界物語ネット
本文  病気鎮魂は許されているのであるから、左の注意の下に行うことを説示されたのであります。

一、取次(審神者)の心得
イ、同情の真心をもって先ず神様に祈願し、さて病人に対しては出来得る限り自己を離れただご神力をお取次する一個の媒介者と心得べきこと。
ロ、病人を見るため可哀相と思う念が起こっても神格の内流を妨げるから、かくの如き際には瞑想しておっても差し支えなきこと。
ハ、病気鎮魂には、神歌は必ず「ひと、ふた、み、よ、いつ、むゆ、なな、や、ここの、たり、ふるべゆらゆら」の祝福の言霊を用い「ももちよろづ」を唱えざること。
 右の次第であるから、鎮魂の際、求めて声を出したり、力味たりすることもよくないとのことであります。もしかくすれば神霊の流通は減弱し或いは遮断し、代わって自己の霊のみが注がるることとなるからであります。
 御手代(お杓子)を用いて鎮魂する時も右同様であって、先ず瑞の御魂の大神を念じ患部と全身を撫でるのであります。この際、御手代を汚さぬよう白紙に包むことが必要であります。なお一つ心得べきことは、人々の守護神は神格をいただく方法が種々であるから、鎮魂の形式を一定にすることは良くないのであります。ただ大体において右の心得の下に奉仕すれば、他の細き点は各自の勝手であります。
 御神諭ことに霊界物語を読み聞かせることは、病人にとっては誠に結構であり、かつ安全であります。なぜなれば神格が言霊によって病人に流入するからであって、この神格の内流が鎮魂の目的であり御神徳であります。ただし読む箇所と時間とは容態の如何により斟酌はもちろんであります。従って鎮魂の前に先ず神書を読み聞かせることや、お道を宣伝することが極めて必要であります。この際、快くまた熱心にそれを聞く病人であれば、お蔭は最も顕著であります。

一、病人の心得
 病人は取次者について、決して人選びをしてはなりませぬ。ただ一意神恩を感謝、讃美祈願し、身の過ちをお詫びしておればよいのであります。
 聖師様お造りの楽焼をもって、お神酒なりお水をいただかせ病気の治癒ったためしは、随所にたくさんあります。
 さて病気鎮魂については、霊界物語の各所にその実例が説示してあるから、精読考慮すべきであります。たとえば真善美愛卯の巻(五十二巻)黄泉帰の章下におけるイク、サールの真心の如き、三十一巻主一無適の章における国依別の訓示の如きは、審神者及び病人の心得として主要なることであります。
 またいわゆる病気直し専門にならぬよう注意することが肝要であります。ウッカリすると変な霊に乗ぜられ、五十二巻の総説にある薬師院快実の如きことがあっては、神様の御名を瀆すこととなるのであります。
霊界物語ネットで読む 霊界物語ネット
オニド関係の更新情報は「オニド関係全サイトの更新情報」を見れば全て分かります!
王仁DB (王仁三郎データベース)は飯塚弘明が運営しています。 /出口王仁三郎の著作物を始め、当サイト内にあるデータは基本的にすべて、著作権保護期間が過ぎていますので、どうぞご自由にお使いください。また保護期間内にあるものは、著作権法に触れない範囲で使用しています。それに関しては自己責任でお使いください。/出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別用語と見なされる言葉もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。/ 本サイトのデータは「霊界物語ネット」掲載のデータと同じものです。著作権凡例 /データに誤り等を発見したら教えてくれると嬉しいです。
連絡先:【メールアドレス(飯塚弘明)
プライバシーポリシー/0/
(C) 2016-2024 Iizuka Hiroaki