文献名1道之大本
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3第29章よみ(新仮名遣い)
著者出口瑞月
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OBC B117100c29
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本文
一、我神洲は天神天祖の広き厚き限りなき御稜威によりて造り固めなし給ひし美はしき御国にして、畏くも我天皇は、天照大御神の珍の御子に坐しまして、御代々々の天皇は天徳を継ぎ天道を行はせ給ひて、天神の御言のまにまに天下を家となし四方の蒼生を子とし給ひ、三種の神宝を神の御心としてもつて国家を守らせ給ふが故に、一度も天位の動きたる事なき美はしき国体なり。
二、蘇我入鹿、平将門、弓削道鏡などの乱臣賊士現はれて 天津日嗣を窺はんとしたる事ありしかども、天誅たちまち到りて滅されたるは、これ神国の神国たる所以なりとす。
三、誠に宇佐の八幡宮の「我国家開闢以来君臣分定以臣為君未有之也」と詔り給ひし神語の著しき事日月の如く、実に尊さの限りなりといふべし。
四、かくの如く我国には君臣の大義名分明かなる国体なれども外国の国体は然らず。即ち天下は天下の天下なりと唱へて居るのである。ゆゑに禅譲あり放伐あり共治あり合衆あり、勢力強き者は君となり、勢を失へば即ち臣となる国柄であるから君と臣との位地をかへる事幾度も限りなき未開の国にして、未だ始めより、我日本の国の如く天地と共に極まりなき天津日嗣の皇の道がない国である。
五、かかる未開の国より持つて来た所の邪の教をこの上もなく貴みて我神洲の皇道を軽んずるは、自ら滅の淵へ飛び込む様なものである。