文献名1道之大本
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3第30章よみ(新仮名遣い)
著者出口瑞月
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ページ111
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OBC B117100c30
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本文
一、王仁天津神の御使瑞の霊の大神の御言畏みて教の種を播かんとし、傘一本持たず着換一枚携へず僅に二三冊の書を木綿の風呂敷に包みて、ここに明治三十八年の三月二十八日の朝綾の高天を立出でたり。
二、四方の王智、村上の王愛出でて道まで送り来れり。折伏村上の穿ける下駄の向緒きれて転ばんとしてようやく転ぶを免れぬ。
三、世のいはゆる御幣かつぎの迷信家なりせば門出の不吉となして心悪く思ふならんに至真至理の本教学者の事なれば、何れも念頭に掛けし者なかりき。
四、下駄の緒は固より鉄にあらざれば用ひ古びなば切れるは当然なり、真理なり、されど例の高村などこれを見なば必ず「王仁は神の戒めに逢へるなり」とて恐るるなるべし。されど本教はかかる迷信者を救ふの道なればたとへ穿物切れ、足躓きて血流れ出づるとも、鼬の道切りするあるとも、蛇の遮るを見るとも心を痛めて可ならんや。活る真の神は人々に附き添ひて守り給へり。