文献名1民謡 月の都
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3神島詣でよみ(新仮名遣い)
著者月の家和歌麿(出口王仁三郎)
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データ最終更新日2018-04-08 02:51:48
ページ9
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本文
ここは播州の舞子の浜か松は笛吹く波皷
雨の降る夜は舞子の浜も聞いてつまらぬ波の音
播州高砂荒浪渡り雨の神島宮遷し
松は笛吹く波高砂の沖の神島舟をどる
京都駅出て夜中の汽車で帰る花明山菊が待つ
京都島原出口の柳雨の露持つしなのよさ
花も嵐の山風寒く峰の紅葉を散らす雨
法の林の花園駅を出入してゐる墨衣
雨の降る夜の嵯峨駅みればあたり淋しい風の音
急行列車も私やもどかしい庭にお菊が待つてゐる
舟はどんどん港に進む後に心を沖の島
駅に出迎ふ美人の声に雨の汽車窓あけてみる
花の盃さしたる人のあつい心を菊の宴
勅語下りし満四十年の今日の生日に島詣で
九月九日舟三艘で神島詣での二百人
天気予報もあてにはならぬ沖の神島雨が降る
若い夫婦は磯辺の舟よひ日毎日濡れてゐる
川といふ字の流るるまでも乗せておくれや渡し舟
主と舟出すりやこの霖雨よ露と涙の袖絞る
水に映りし嵐峡館の夜の灯かげが目にをどる
暗いトンネル七八つぬけりや明い花明山目路は映ゆる