王仁DBβ版 出口王仁三郎と霊界物語の総合検索サイト 文献検索 画像検索 単語検索 メニュー開く
サイトの全面改修に伴いサブスク化します。詳しくはこちらをどうぞ。(2023/12/19)

文献名1故山の夢
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3下僕よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2024-10-30 20:57:00
ページ34 目次メモ
OBC B119300c010
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数655
その他の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい 霊界物語ネット
本文       十五六歳の頃
凍柱たつ麦の田に霜ふみて肥料をやれば手足こごれり
肥料一荷麦の田にかけ帰るさに昇る旭のあたたかみかも
白々と霜おく野辺もかつぎたる肥料の重さに汗にじむ肌
     ○
藁をきざみ糠にまぶして牛にやる朝したしきうまやのおもて戸
閂をはづして牛を牽きいだし夕べの小川に追ひ入るる夏
朝夕にこきつかはるる百姓の下僕のわれの牛に似しかな
ものいはぬ牛とかたりて夕暮の山路淋しく柴刈りてかへる
     ○
霜柱たてる朝に柴を刈る農家の下僕はくるしかりけり
山焼けの跡の枯木を刈りとりて村の男の子にどなられしかも
独り立つ身分ならねば百姓の下僕の業にいそしむ朝夕
垣一重へだてて父母はありながら訪ふひまもなき下僕なりける
     ○
近眼のおやぢが田芋とあやまりて梅干皿にもり食ふをかしさ
まけをしみ強きおやぢは梅干が大好物と顔しかめ食ひぬ
一皿の梅干を食ひて喉かわきやたらに水をがぶがぶのめる
このおやぢ丹波与作と名乗りつつ力自慢で角力とりたがる
近眼のおやぢを幸ひ掌に墨ぬりつけて顔にとびつきし
日の暮か何だか顔がうつとしいなどと近眼が墨顔なでる
手を拍つて笑へばおやぢ感づきてコン畜生奴と追ひかけまはる
逃げながら縄ひきをけば足にかかり近眼のおやぢどんとこけたり
コン畜生もう量見はならぬぞと血を出しながら地団駄を踏む
生活に苦しき若き身ながらもいたづらのみは忘れざりけり
     ○
氏神の祭の太皷をかつぎだし厠の中に打ちてしからる
人魂が出ると村中ふれまはし藪にひそみて灯をともしたり
瓦斯燈に青紙はりてつき出せば石なげられて吾顔傷つく
霊界物語ネットで読む 霊界物語ネット
オニド関係の更新情報は「オニド関係全サイトの更新情報」を見れば全て分かります!
王仁DB (王仁三郎データベース)は飯塚弘明が運営しています。 /出口王仁三郎の著作物を始め、当サイト内にあるデータは基本的にすべて、著作権保護期間が過ぎていますので、どうぞご自由にお使いください。また保護期間内にあるものは、著作権法に触れない範囲で使用しています。それに関しては自己責任でお使いください。/出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別用語と見なされる言葉もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。/ 本サイトのデータは「霊界物語ネット」掲載のデータと同じものです。著作権凡例 /データに誤り等を発見したら教えてくれると嬉しいです。
連絡先:【メールアドレス(飯塚弘明)
プライバシーポリシー/0/
(C) 2016-2024 Iizuka Hiroaki