王仁DBβ版 出口王仁三郎と霊界物語の総合検索サイト 文献検索 画像検索 単語検索 メニュー開く
サイトの全面改修に伴いサブスク化します。詳しくはこちらをどうぞ。(2023/12/19)

文献名1故山の夢
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3獣医よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ データ凡例 データ最終更新日2024-10-30 20:57:00
ページ176 目次メモ
OBC B119300c042
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数530
その他の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい 霊界物語ネット
本文       二十三四歳の頃
あさまだき篭をかつぎて学校の堤に生える露草を刈れり
露草を腰もたわわに刈りつめて日出づる前に牧場に帰る
牧場に入りて牛乳搾り取り絹布に濾して町にくばりゆく
文助は牛に餌をやり徳はまた園部以外の村むらまはる
     ○
牛乳の売余りをば持ちかへり犬に食はせつわれも呑みつつ
牛乳の茶漬こしらへ日に二升ばかり毎日飲みたらひけり
野良犬に乳をねぶらせ連れかへり叩き殺して解剖をなす
骨一つのこらず肉をこそげおとし犬の骸骨床に置きみる
犬の肉砂糖と醤油にて熟煮して附近の子供と共に食ひたり
牛肉といへばよろこび小供等はわれともろとも舌鼓うつ
犬も猫も鼬も鼠もことごとくわが解剖刀にたほれぬ
四つ足で食はないものは炬燵ばかりと得意になつて鼻うごめかす
     ○
年明けて明治の二十七年となり日清戦争はじまりにける
井上は従軍獣医に呼びだされ吾は船井郡仮獣医となりぬ
井上の古い洋服ばさばさとまとひて屠牛検査に出で行く
警官をともなひ木崎の屠牛場にいたりて打診聴診をなす
この牛は無病といへば牛肉屋屠者に命じてたたき殺しぬ
皮を剥ぎ料理をすれば二貫目程肉腐りをり捨てさせにけり
二貫目の肉の代償してくれと俄獣医に牛肉商がいふ
このやうな大きな物を打ち殺す獣医はいやだとふとおもひけり
霊界物語ネットで読む 霊界物語ネット
オニド関係の更新情報は「オニド関係全サイトの更新情報」を見れば全て分かります!
王仁DB (王仁三郎データベース)は飯塚弘明が運営しています。 /出口王仁三郎の著作物を始め、当サイト内にあるデータは基本的にすべて、著作権保護期間が過ぎていますので、どうぞご自由にお使いください。また保護期間内にあるものは、著作権法に触れない範囲で使用しています。それに関しては自己責任でお使いください。/出口王仁三郎の著作物は明治~昭和初期に書かれたものです。現代においては差別用語と見なされる言葉もありますが、当時の時代背景を鑑みてそのままにしてあります。/ 本サイトのデータは「霊界物語ネット」掲載のデータと同じものです。著作権凡例 /データに誤り等を発見したら教えてくれると嬉しいです。
連絡先:【メールアドレス(飯塚弘明)
プライバシーポリシー/0/
(C) 2016-2024 Iizuka Hiroaki