文献名1故山の夢
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3開業よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
概要
備考
タグ
データ凡例
データ最終更新日2024-10-30 20:57:00
ページ207
目次メモ
OBC B119300c048
本文のヒット件数全 0 件
本文の文字数445
その他の情報は霊界物語ネットの「インフォメーション」欄を見て下さい
霊界物語ネット
本文
二十五歳の頃
ラムネをば製造販売せんとして園水社なる会社をおこせり
酒石酸単舎利別や硫酸やその他の薬でラムネをつくる
薬学を研究の結果飲料水ラムネ製造の技術をさとりぬ
硫酸を単舎利別とまちがへてぐつと呑みほし喉を焼きたる
すぐさまに単舎利別をがぶがぶと呑みて硫酸の害をまぬがる
単舎利を沢山のみて喉かわき水二三升をたちまちに呑む
そのために少しく喉と舌あれて六十の今に声かすむなり
ひと夏はラムネ製造販売にくれて大なる欠損をなす
算盤のうへでは利益ありながら呑みたほされて約り損失
働いて損をするよなラムネなら売らんがましと機械まで売る
二百円出した機械を見たほされ三十五円で人に売りたり
○
霧の庄の上仲儀太郎氏と相ともにあらたに牧場建築を為す
また別に穴太で上田正定氏村上氏等と牧場をひらけり
このときは明治二十九年の一月一日の開業なりける
霧の庄の牧場開始も同じ日にあたりて五里の道をはせゆく
一ときに二つの牧舎はつとまらず上仲一人にまかせおきたり
雨の夕ベ雪の朝もいとひなく乳をしぼりて近村に売る