文献名1故山の夢
文献名2よみ(新仮名遣い)
文献名3帰路よみ(新仮名遣い)
著者出口王仁三郎
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データ最終更新日2024-10-30 20:57:00
ページ464
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OBC B119300c105
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本文
二十八歳の春
師の君もわが神業の進展をよろこび給ひて人に説かせり
為朝の笠と印とをおさめたる月見里神社の由緒ふかきも
祭神は天の宇受売の神はじめ外四柱にましましにけり
猿田彦宇賀の御魂や久那戸神速佐須良姫の神もまつれる
千早振神代の岩戸ひらきたる宇受売の神は幽斎の元祖
幽斎はいふもさらなり俳優の道を創めし宇受売の神はや
七昼夜わが師の君の薫陶をうけていよいよ帰り路につく
帰るべきあしたなりとて何となく名残惜しまる師の君の館
麦の畑桑畑匂ふ野の道をたどりて江尻の駅に着きたり
神号幅重たきまでにいただきて帰る春野の旅のたのしさ
○
黄金の鯱鉾見んと三屋とともに名古屋の駅に初めて下車せり
駅前の広場に鼻声の蓄音器はじめて聴きぬ二銭はらひて
耳に管あてて聴きゐる蓄音器三勝半七めづらしみけり
○
あこがれのわが故郷に帰り見れば彼女わが家に道を説きをり
西塔をはじめ修行者一同は笑顔つくりてわが袖に生る